過去10年のデータから見るフェアリーステークスの入賞馬
フェアリーステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧
年 | 着 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 馬場 | 父 | 母の父 |
2022 | 1 | 4 | ライラック | 牝3 | 54kg | 1.35.2 | 良 | オルフェーヴル | キングカメハメハ |
2 | 2 | スターズオンアース | 牝3 | 54kg | 1.35.3 | ドゥラメンテ | Smart Strike | ||
3 | 1 | ビジュノワール | 牝3 | 54kg | 1.35.5 | キタサンブラック | ホワイトマズル | ||
2021 | 1 | 5 | ファインルージュ | 牝3 | 54kg | 1.34.4 | 良 | キズナ | ボストンハーバー |
2 | 8 | ホウオウイクセル | 牝3 | 54kg | 1.34.8 | ルーラーシップ | スペシャルウィーク | ||
3 | 1 | ベッラノーヴァ | 牝3 | 54kg | 1.34.9 | エピファネイア | ネオユニヴァース | ||
2020 | 1 | 1 | スマイルカナ | 牝3 | 54kg | 1.34.0 | 良 | ディープインパクト | Distorted Humor |
2 | 4 | チューンオブラブ | 牝3 | 54kg | 1.34.4 | ハーツクライ | Street Cry | ||
3 | 3 | ボレンティア | 牝3 | 54kg | 1.34..6 | ハーツクライ | Orpen | ||
2019 | 1 | 1 | フィリアプーラ | 牝3 | 54kg | 1.36.0 | 良 | ハービンジャー | サンデーサイレンス |
2 | 4 | ホウオウカトリーヌ | 牝3 | 54kg | 1.36.0 | マツリダゴッホ | Henrythenavigator | ||
3 | 7 | グレイスアン | 牝3 | 54kg | 1.36.1 | ディープブリランテ | ファルブラヴ | ||
2018 | 1 | 1 | プリモシーン | 牝3 | 54kg | 1.34.6 | 良 | ディープインパクト | Fastnet Rock |
2 | 4 | スカーレットカラー | 牝3 | 54kg | 1.34.8 | ヴィクトワールピサ | ウォーエンブレム | ||
3 | 7 | レッドベルローズ | 牝3 | 54kg | 1.34.8 | ディープインパクト | Unbridled’s Song | ||
2017 | 1 | 8 | ライジングリーズン | 牝3 | 54kg | 1.34.7 | 良 | ブラックタイド | キングカメハメハ |
2 | 2 | アエロリット | 牝3 | 54kg | 1.34.8 | クロフネ | ネオユニヴァース | ||
3 | 4 | モリトシラユリ | 牝3 | 54kg | 1.34.9 | クロフネ | サンデーサイレンス | ||
2016 | 1 | 3 | ビービーバーレル | 牝3 | 54kg | 1.34.3 | 良 | パイロ | Silver Hawk |
2 | 2 | ダイワドレッサー | 牝3 | 54kg | 1.34.6 | ネオユニヴァース | スウェプトオーヴァーボード | ||
3 | 3 | ダイワダッチェス | 牝3 | 54kg | 1.34.7 | ワークフォース | フレンチデピュティ | ||
2015 | 1 | 2 | ノットフォーマル | 牝3 | 54kg | 1.35.2 | 良 | ヴァーミリアン | マンハッタンカフェ |
2 | 8 | ローデッド | 牝3 | 54kg | 1.35.3 | ディープインパクト | リンドシェーバー | ||
3 | 1 | テンダリーヴォイス | 牝3 | 54kg | 1.35.4 | ディープインパクト | キングカメハメハ | ||
2014 | 1 | 4 | オメガハートロック | 牝3 | 54kg | 1.36.3 | 良 | ネオユニヴァース | エルコンドルパサー |
2 | 8 | ニシノアカツキ | 牝3 | 54kg | 1.36.3 | オペラハウス | アグネスタキオン | ||
3 | 2 | リラヴァティ | 牝3 | 54kg | 1.36.4 | ゼンノロブロイ | シングスピール | ||
2013 | 1 | 4 | クラウンロゼ | 牝3 | 54kg | 1.34.7 | 良 | ロサード | ヒシアケボノ |
2 | 6 | ウキヨノカゼ | 牝3 | 54kg | 1.34.7 | オンファイア | フサイチコンコルド | ||
3 | 7 | サンブルエミューズ | 牝3 | 54kg | 1.34.7 | ダイワメジャー | フレンチデピュティ |
フェアリーステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧
年 | 着 | 人気 | 馬名 | 前走 | 人気 | 着 |
2022 | 1 | 5 | ライラック | ラジオN杯京都2歳S | 4 | 8 |
2 | 1 | スターズオンアース | 1勝クラス | 1 | 3 | |
3 | 7 | ビジュノワール | 新馬(中4ヵ月) | 1 | 1 | |
2021 | 1 | 3 | ファインルージュ | 未勝利 | 1 | 1 |
2 | 8 | ホウオウイクセル | 未勝利 | 2 | 1 | |
3 | 6 | ベッラノーヴァ | 新馬 | 4 | 1 | |
2020 | 1 | 3 | スマイルカナ | 1勝クラス | 6 | 1 |
2 | 7 | チューンオブラブ | 1勝クラス | 6 | 4 | |
3 | 5 | ボレンティア | 新馬(中5カ月) | 2 | 1 | |
2019 | 1 | 3 | フィリアプーラ | 未勝利(中3週) | 1 | 1 |
2 | 4 | ホウオウカトリーヌ | 500万下 | 1 | 1 | |
3 | 5 | グレイスアン | 新馬(中3週) | 1 | 1 | |
2018 | 1 | 2 | プリモシーン | 未勝利(中3か月) | 1 | 1 |
2 | 6 | スカーレットカラー | 500万下 | 6 | 2 | |
3 | 7 | レッドベルローズ | 新馬(中7週) | 3 | 1 | |
2017 | 1 | 10 | ライジングリーズン | アルテミスS | 12 | 13 |
2 | 1 | アエロリット | 500万下 | 1 | 2 | |
3 | 7 | モリトシラユリ | 未勝利(中4週) | 1 | 1 | |
2016 | 1 | 3 | ビービーバーレル | 500万下 | 4 | 3 |
2 | 10 | ダイワドレッサー | 500万下 | 12 | 9 | |
3 | 7 | ダイワダッチェス | 未勝利(中8週) | 1 | 1 | |
2015 | 1 | 11 | ノットフォーマル | 500万下 | 6 | 8 |
2 | 8 | ローデッド | 未勝利(中4週) | 4 | 1 | |
3 | 3 | テンダリーヴォイス | 500万下 | 3 | 2 | |
2014 | 1 | 1 | オメガハートロック | 新馬(中10週) | 1 | 1 |
2 | 10 | ニシノアカツキ | 500万下 | 10 | 11 | |
3 | 4 | リラヴァティ | 未勝利(中6週) | 3 | 1 | |
2013 | 1 | 10 | クラウンロゼ | 新馬(中7週) | 10 | 1 |
2 | 5 | ウキヨノカゼ | 新馬(中10週) | 10 | 1 | |
3 | 2 | サンブルエミューズ | 阪神ジュベナイルF | 2 | 8 |
フェアリーステークスと馬券の傾向
過去10年の集計より
人気と馬券
1番人気 1勝2着2回3着0回、連対率3割、複勝率3割
2番人気 1勝2着0回3着1回、連対率1割、複勝率3割
3番人気 4勝2着0回3着0回、連対率4割、複勝率4割
上位人気馬が信頼できないレース。1番人気は連対率・複勝率共に3割、2番人気に至っては連対率が1割しかありません。一方で3番人気は4勝と他を圧倒。ただし、2、3着がありません。
2桁人気が馬券に絡んだ年は5回で、その内4回が馬連でのもの。優勝も2回あるのでかなり荒れます。
上位人気の馬は前走重賞やOPクラスで好走していまが、この頃の牝馬は調整が難しい上、2歳重賞好走馬は早熟傾向が少なくありません。また中山芝1600mは特殊なコースで1、2戦したけの若駒では実力評価が難しく、人気や新聞の印を鵜呑みにできません。
牝馬クラッシックを目指す馬は年明けからが本番で、メンバーがまだ手薄なこのレースを新馬戦勝ちや1勝クラスの素質馬が本賞金加算のために出走してきます。そのため前走の走破時計や血統で馬券を判断した方が賢明です。
前走と馬券
阪神JF 0勝2着0回.3着1回、占有率3.3%
2歳重賞 2勝2着0回3着0回、占有率6.7%
OP・Lクラス 0勝2着0回3着0回、占有率0%
1勝クラス 3勝2着7回3着1回、占有率36.7%
新馬・未勝利 5勝2着3回3着8回、占有率53.3%
前走重賞組より1勝クラスや新馬、未勝利戦からの出走組が好成績を収めるレース。
本来格上の阪神ジュベナイルF組は勝利無し。2歳重賞で勝ち負けした馬は、この時期春のクラッシックに備え休養。2歳重賞から転戦して来た馬は早熟と考えられ、手薄なメンバーのうちに賞金を獲得したい思惑あります。
ただしフェアリーSあたりからクラシックを狙う素質馬が始動し始めるので、成長度で逆転されると考えられます。そのため前走の2歳重賞で人気にならなかった馬や勝ち負けできなかった転戦馬は、フェアリーSで人気になっても無視が賢明です。
血統と馬券
サンデーサイレンス系 20頭
ミスタープロスペクター系 4頭
ノーザンダンサー系 4頭
ロベルト系 1頭
その他 1頭
ディープインパクトをはじめとしたサンデーサイレンス系種牡馬を父に持つ競走馬が強いレース。全30頭中20頭、2/3が父サンデーサイレンス系種牡馬。母の父まで含めると96.7%が父か母の父にサンデーサイレンスの血を持っています。
サンデーサイレンス系の半分がディープインパクト系で他を圧倒。その他ではハーツクライ産駒とネオユニヴァース産駒が各2頭ずつなのでマイル戦の割にスタミナ豊富な種牡馬が台頭。
ミスタープロスペクター系も同様で現役時代2000m以上で活躍した馬。ノーザンダンサー系もクロフネ、ハービンジャー、オペラハウスなのでパワー系です。
フェアリーステークスのレース及びコースの攻略法
フェアリーSはコーナーを3つ回る中山芝外回り1600mのCコースを使用。スタートは1600m専用の引き込み線から。スタートから最初のコーナーまでの直線が212mと非常に短く先行争いは激化。さらに最初のコーナーが直角に近いため外枠が圧倒的に不利。
最初のコーナーを回ると第3コーナーまで緩やかな下り坂が続き、加速が付けやすい構造。外回りの第3コーナーは径が緩やかで加速を付けたまま回れます。第4コーナーを回るとゴール前直線は310mと短く、さらに中山名物高低差2.2mの急坂が待ち受けます。
基本的に逃げ、先行馬が有利。過去10年で逃げ馬が4勝し、馬券に絡んだ30頭中5割が4コーナーを回った時点で5番手以内。
またこの時期の中山の芝はやや荒れ気味で時計が掛かるため勝ち時計も1分34秒後半から35秒前半と、3歳マイル戦としてはやや遅め。勝ち馬の上がりも35±0.5秒なので切れ味より粘りが必要です。
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