【2023年度版】愛知杯入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る愛知杯の入賞馬

愛知杯の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2022 1 1 ルビーカサブランカ 牝5 52kg 2.01.0 キングカメハメハ ダンスインザダーク
2 2 マリアエレーナ 牝4 53kg 2.01.0 クロフネ ディープインパクト
3 6 デゼル 牝5 55.5kg 2.01.0 ディープインパクト Le Havre
2021 1 8 マジックキャッスル 牝4 54kg 1.58.7 ディープインパクト シンボリクリスエス
2 7 ランブリングアレー 牝5 54kg 1.58.7 ディープインパクト シンボリクリスエス
3 2 ウラヌスチャーム 牝6 54kg 1.59.2 ルーラーシップ ジキセキ
2020 1 3 デンコウアンジュ 牝7 56kg 2.01.1 メイショウサムソン マリエンバード
2 3 アルメリアブルーム 牝6 53kg 2.01.1 ドリームジャーニー ネオユニヴァース
3 2 レイホーロマンス 牝7 52kg 2.01.2 ハービンジャー サンデーサイレンス
2019 1 4 ワンブレスアウェイ 牝6 54kg 2.00.0 ステイゴールド Storm Cat
2 7 ノームコア 牝4 55kg 2.00.1 ハービンジャー クロフネ
3 5 ランドネ 牝4 53kg 2.00.1 Blame A.P. Indy
2018 1 5 エテルナミノル 牝5 54kg 2.00.1 エンパイアメーカー フジキセキ
2 4 レイホーロマンス 牝5 51kg 2.00.2 ハービンジャー サンデーサイレンス
3 4 マキスマムドパリ 牝6 56kg 2.00.4 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2017 1 6 マキスマムドパリ 牝5 53kg 2.01.4 稍重 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2 3 サンソヴール 牝6 52kg 2.01.6 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 1 クインズミラーグロ 牝5 53kg 2.01.8 マンハッタンカフェ In Excess
2016 1 2 バウンスシャッセ 牝5 55.5kg 1.58.8 ゼンノロブロイ Halling
2 7 リーサルウエポン 牝5 50kg 1.59.0 ディープインパクト Gold Legend
3 4 サースライズ 牝4 53kg 1.59.0 マンハッタンカフェ Cape Cross
2015 1 開催無
2
3
2014 1 7 ディアドラマドレ 牝4 56kg 2.04.4 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2 1 キャトルフィーユ 牝5 56kg 2.04.6 ディープインパクト Tejano Run
3 8 スイートサルサ 牝4 54kg 2.04.7 デュランダル Grand Lodge
2013 1 3 フーラブライド 牝4 50kg 2.02.1 ゴールドアリュール メジロマックイーン
2 8 キャトルフィーユ 牝4 51kg 2.02.2 ディープインパクト Tejano Run
3 8 コシモネモシン 牝6 55kg 2.02.3 ゼンノロブロイ シングスピール

愛知杯入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2022 1 7 ルビーカサブランカ 3勝クラス 4 1
2 3 マリアエレーナ OP 1 1
3 6 デゼル エリザベス女王杯 8 8
2021 1 2 マジックキャッスル 秋華賞 10 2
2 6 ランブリングアレー ターコイズS 2 7
3 8 ウラヌスチャーム エリザベス女王杯 11 13
2020 1 9 デンコウアンジュ ターコイズS 11 6
2 5 アルメリアブルーム エリザベス女王杯 13 8
3 11 レイホーロマンス OP 10 4
2019 1 8 ワンブレスアウェイ エリザベス女王杯 13 11
2 1 ノームコア エリザベス女王杯 2 5
3 4 ランドネ 1600万下 2 1
2018 1 6 エテルナミノル ターコイズS 4 5
2 11 レイホーロマンス 1000万下 1 1
3 1 マキスマムドパリ 中日新聞杯 4 5
2017 1 1 マキスマムドパリ 1600万下 3 2
2 10 サンソヴール ターコイズS 13 10
3 6 クインズミラーグロ 1600万下 10 1
2016 1 8 バウンスシャッセ マーメイドS 5 15
2 5 リーサルウエポン 1000万下 3 1
3 4 サースライズ 1600万下 4 3
2015 1 開催無
2
3
2014 1 1 ディアドラマドレ エリザベス女王杯 6 3
2 2 キャトルフィーユ 1600万下 4 3
3 10 スイートサルサ 1600万下 2 1
2013 1 12 フーラブライド 1000万下 2 1
2 14 キャトルフィーユ エリザベス女王杯 2 2
3 13 コシモネモシン OP 8 9

愛知杯と馬券の傾向

過去10年の集計より、2015年は開催されず、2020年は小倉で開催。また2014年以前は12月開催で、3歳馬も出走可能でした。

人気と馬券

1番人気 2勝2着1回3着0回、連対率33.3%、複勝率33.3%

2番人気 1勝2着0回3着1回、連対率11.1%、複勝率22.2%

3番人気 0勝2着1回3着2回、連対率11.1%、複勝率33.3%

上位人気が信頼できないレース。1番に気の連対率は33.3%、2・3番人気は11.1%と不振。1~3番人気の複勝率も2〜3割なのでかなり低調。過去9年で6回も馬連で8番人気以下が馬券に絡み、しかも内3回が2桁人気となかり荒れます。

春開催で中距離を主戦とする古馬の牝馬限定重賞は少なく、有力牝馬はこの間休養に当てています。また牝馬は冬に脂肪がつきやすく、体調管理も困難。

さらに後述しますが、中距離レースなのでエリザベス女王杯からの出走馬が多く、同レース大敗馬が出走すると実力以上に人気を落とします。そのため手薄なメンバーの愛知杯で好走する確率が高まり、結果として大穴が出ます。人気より過去の実績や当日の馬の調子を重視するレースです。

前走と馬券

牝馬限定GⅠ   3勝2着3回3着2回、占有率29.6%

ターコイズS   2勝2着2回3着0回、占有率14.8%

その他重賞    1勝2着0回3着1回、占有率7.4%

OP・Lクラス   0勝2着1回3着2回、占有率11.1%

3勝・2勝クラス 3勝2着3回3着4回、占有率37.1%

ハンデキャップ戦なので条件戦からの格上挑戦組が全体の40%近くを占めるレース。ただし馬券として絞りやすいのは牝馬限定GⅠからの転戦組前走で厳しいレースを経験しているため、2ランク下のGⅢの流れは楽。そのため前走大敗していても、愛知杯では上位に食い込んできます。

また前走2000m超えGⅠ組で馬券に絡んだ馬はほぼ中~中長距離向きの血統背景を持っています。同様に勝ち鞍が多い牝馬限定マイル戦ターコイズSの転戦馬も、血統は中距離向きの配合です。

一方、馬券の多くを占める条件クラスからの格上挑戦組は、馬券に絡んだ10頭中8頭が前走で4番人気以内、7頭が掲示板に載っています。そのため格上挑戦組は調子の善し悪しがレースの結果として現れます。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   13頭

ノーザンダンサー系    6頭

ミスタープロスペクター系 5頭

ロベルト系        1頭

牝馬のレースの中では走破距離が長いため、体を効率よく使える馬体のサンデーサイレンス系種牡馬を父に持つ馬が27頭13頭、全体の約5割を占めます。ただし近5年に限ると5頭しか馬券に絡んでおらず、どの種牡馬の長距離適性の高い馬。

一方近5年で見るとミスタープロスペクター系は6頭、ノーザンダンサー系が5頭と健闘。ミスタープロスペクター系はキングカメハメハ系、ノーザンダンサー系は現役時代に2400mで実績のある馬。パワーとスタミナが必要なレースと分かります。

性齢と馬券

3歳   0勝2着1回3着0回、占有率3.8%

4歳   3勝2着3回3着3回、占有率33.3%

5歳   4勝2着3回3着2回、占有率33.3%

6歳   1勝2着2回3着3回、占有率22.2%

7歳以上 1勝2着0回3着1回、占有率7.4%

4歳馬と5歳馬が拮抗も、連対率は馬体が完成している5歳馬。4勝2着3回と連対率は38.8%と高い数値。そのため紐として4歳馬を付けるのが妥当。

6歳以上で馬券に絡んだ7頭中6頭が前走重賞からの転戦馬。馬券に絡むに高齢馬は実力と経験が必要です。

ハンデと馬券

52kg以下   2勝2着4回3着1回、占有率25.9%

53~54kg   4勝2着3回3着5回、占有率44.5%

55~56kg   3勝2着2回3着3回、占有率29.6%

57kg以上   0勝2着0回3着0回、占有率0%

勝ち鞍こそ重ハンデこそ背負っている実績馬が多いものの、52kg以下の軽ハンデ馬が2着に突っ込んでくるレース。実に9回中6回、半分以上で52kg以下の軽ハンデ馬が突っ込んできています。

やはり芝が荒れ時計が掛かるので、斤量の少ない軽ハンデ馬のスタミナロスが少なく、が突っ込んでくる条件が揃っています。そのため、人気が無くても当日調子が良さそうな軽ハンデ馬がいたら買い。

愛知杯のレース及びコースの攻略法

愛知杯はコーナーを4つ回る中京芝2000mで行われます。スタートはスタンドのゴール手前坂下から。スタートからの直線が長いため加速がつけやすく、先行争いはスムーズ。

バックストレッチ及びホームストレッチが長くスピードを出しやすいコースですが、2000mは牝馬のレースとしては距離が長いため全体的にレースは落ち着き気味。

また冬なので芝が荒れている上、コース全体の高低差は3.5mと全競馬場中第3位の落差があり、ゴール手前に中山に次ぐ勾配を誇る急坂が待ち構えているため非常にタフなコース。実際の走行距離よりスタミナが必要です。

そのため勝ち時計は遅く、中京で行われた7開催中2分を切ったのは1回のみ。過去に遅い時計で勝ち負けしている馬がいれば勝負根性ありで注意が必要。またゴール前直線が410mと非常に長く、第3、第4コーナーのカーブが緩やかなスパイラルカーブなので、基本的に差し・追い込みが有利です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました