【2023年度版】宝塚記念入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る宝塚記念の入賞馬

宝塚記念の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2022 1 3 タイトルホルダー 牡4 58kg 2.09.7 ドゥラメンテ Motivator
2 5 ヒシイグアス 牡6 58kg 2.10.0 ハーツクライ Bernstein
3 4 デアリングタクト 牝4 56kg 2.10.3 エピファネイア キングカメハメハ
2021 1 5 クロノジェネシス 牝5 56kg 2.10.9 パゴ クロフネ
2 1 ユニコーンライオン 牡5 58kg 2.11.3 No Nay Never High Chaparral
3 2 レイパパレ 牝4 56kg 2.11.4 ディープインパクト クロフネ
2020 1 8 クロノジェネシス 牝4 56kg 2.13.5 稍重 パゴ クロフネ
2 7 キセキ 牡6 58kg 2.14.5 ルーラーシップ ディープインパクト
3 6 モズッペロ 牡4 58kg 2.15.3 ディープブリランテ Harlan’s Holiday
2019 1 8 リスグラシュー 牝5 56kg 2.10.8 ハーツクライ American Post
2 1 キセキ 牡5 58kg 2.11.3 ルーラシップ ディープインパクト
3 8 スワーヴリチャード 牡5 58kg 2.11.6 ハーツクライ Unbridled’s Song
2018 1 2 ミッキーロケット 牡5 58kg 2.11.6 稍重 キングカメハメハ Pivotal
2 7 ワーザー 騙7 58kg 2.11.6 Pivotal Zabeel
3 1 ノーブルマーズ 牡5 58kg 2.12.1 ジャングルポケット Silver Hawk
2017 1 8 サトノクラウン 牡5 58kg 2.11.4 稍重 Marju Rossini
2 2 ゴールドアクター 牡6 58kg 2.11.5 スクリーンヒーロー キョウワアリシバ
3 7 ミッキークイーン 牝6 56kg 2.11.7 ディープインパクト Gold Away
2016 1 8 マリアライト 牝5 56kg 2.12.8 稍重 ディープインパクト エルコンドルパサー
2 5 ドゥラメンテ 牡4 58kg 2.12.8 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 2 キタサンブラック 牡4 58kg 2.12.8 ブラクタイド サクラバクシンオー
2015 1 8 ラブリーデイ 牡5 58kg 2.14.4 キングカメハメハ ダンスインザダーク
2 3 デニムアンドルビー 牝5 56kg 2.14.4 ディープインパクト キングカメハメハ
3 1 ショウナンパンドラ 牝4 56kg 2.14.6 ディープインパクト フレンチデピュティ
2014 1 8 ゴールドシップ 牡5 58kg 2.13.9 ステイゴールド メジロマックイーン
2 5 カレンミロティック 騙6 58kg 2.14.4 ハーツクライ A.P. Indy
3 3 ヴィルシーナ 牝5 56kg 2.14.6 ディープインパクト Machiavellian
2013 1 8 ゴールドシップ 牡4 58kg 2.13.2 ステイゴールド メジロマックイーン
2 4 ダノンバラード 牡5 58kg 2.13.8 ディープインパクト Unbridled
3 8 ジェンティルドンナ 牝4 56kg 2.13.8 ディープインパクト Bertolini

宝塚記念入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2022 1 2 タイトルホルダー 天皇賞春 2 1
2 5 ヒシイグアス 大阪杯 5 4
3 4 デアリングタクト ヴィクトリアマイル 5 6
2021 1 1 クロノジェネシス ドバイシーマクラシック 1 2
2 7 ユニコーンライオン 鳴尾記念 8 1
3 2 レイパパレ 大阪杯 4 1
2020 1 2 クロノジェネシス 大阪杯 4 2
2 6 キセキ 天皇賞春 3 6
3 12 モズッペロ 天皇賞春 5 7
2019 1 3 リスグラシュー QE2世C(香港) 2 3
2 1 キセキ 大阪杯 2 2
3 2 スワーヴリチャード ドバイシーマクラシック 3 3
2018 1 7 ミッキーロケット 天皇賞(春) 9 4
2 10 ワーザー ライオンロックトロフ(香港GⅢ) 3 6
3 12 ノーブルマーズ 目黒記念 12 3
2017 1 3 サトノクラウン 大阪杯 3 6
2 5 ゴールドアクター 天皇賞(春) 5 7
3 4 ミッキークイーン ヴィクトリアマイル 1 7
2016 1 8 マリアライト 目黒記念 1 2
2 1 ドゥラメンテ ドバイシーマクラシック 3 2
3 2 キタサンブラック 天皇賞(春) 2 1
2015 1 6 ラブリーデイ 鳴尾記念 2 1
2 10 デニムアンドルビー 天皇賞(春) 9 10
3 11 ショウナンパンドラ ヴィクトリアマイル 7 8
2014 1 1 ゴールドシップ 天皇賞(春) 2 7
2 9 カレンミロティック 鳴尾記念 2 4
3 8 ヴィルシーナ ヴィクトリアマイル 11 1
2013 1 2 ゴールドシップ 天皇賞(春) 1 5
2 5 ダノンバラード 鳴尾記念 3 3
3 1 ジェンティルドンナ ドバイシーマクラシック 1 2

宝塚記念と馬券の傾向

過去10年の集計より。

人気と馬券

1番人気 2勝2着2回3着1回 連対率6割、複勝率5割

2番人気 3勝2着0回3着3回 連対率2割、複勝率6割

3番人気 2勝2着0回3着0回 連対率2割、複勝率2割

1番人気は2勝も、連対率5割と人気の割に低い数値。2番人気は3勝、連対率3割、複勝率6割なので1番人気より良い数値。3番人気は2勝しかなく、複勝率も2割とほとんど当てにできません。

2桁人気が馬券になった年は過去10年で3回、中2回が馬連でのもので、しかも複数頭2桁人気が馬券になっています。

1~3番気が共に馬連で馬券を外した年は2回。馬連で1~3番人気同士で決まった年は1回だけ。基本的に紐荒れのレースで、連軸は1~3番人気のいずれかから選びますが、対抗は手広く流すレースです。

前走と馬券

天皇賞春      4勝2着3回3着2回、占有率30.0% 

大阪杯       2勝2着2回3着1回、占有率16.7%

ヴィクトリアマイル 0勝2着0回3着4回、占有率13.3%

鳴尾記念      1勝2着3回3着0回、占有率13.3%

海外        2勝2着2回3着2回、占有率20.0%

その他重賞     1勝2着0回3着1回、占有率6.7%

前走天皇賞春からの直行組が強く、全体の30%を占めます。過去10年で天皇賞春を優勝した馬がその年の宝塚記念制したのは昨年のタイトルホルダーのみ。前走そここそ人気があれば2桁着順からでも巻き返してきます。

一方同じ阪神コースを使い、1ハロンしか距離が違わない大阪杯から直行組は2勝を挙げるものの占有率は16.7%と、直近で行わるGⅢ鳴尾記念組とさほど変わりありません。やはりローテーション的に長すぎか。

ヴィクトリアマイル組は3着が4回もあり、これらは前走距離が合わず負けた口適距離に戻って能力を発揮ですが、この時期は時計が掛かり、牝馬が得意とする切れ味勝負だと分が悪い印象。また2200mの距離も微妙に長いか。

また香港やドバイなど海外GⅠを使ってきた組の占有率が20.0%と高い数値。こちらは前走で全て1、2着なので海外の強敵相手にレースをしてきた馬はやはり実力も上位と見てよいでしょう。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   16頭

ミスタープロスペクター系  6頭

ノーザンダンサー系     3頭

ロベルト系         2頭

その他           3頭

サンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ馬が16頭、全体の約半数を占めます。サンデーサイレンス系であればディープインパクト系が10頭と半数以上を占め、以ハーツクライ3頭、ステイゴールド2頭と長距離適性が高いこの3系統で決まり。

ただし雨季や連続開催で馬場が悪化し、スピード能力を生かすサンデーサイレンス系を占める割合がここ5年低くなっており、全体の3割程度まで占有率が低下しています。

他ではミスタープロスペクター系が6頭、すべてパワーとスピードに秀でたキングマンボの血をひいています。ノーザンダンサー系であれば欧州系の洋芝適性の高い種牡馬。

良馬場であればサンデーサイレンス系、馬場が悪化すればパワーのあるミスタープロスペクター系や欧州系の種牡馬を父に持つ馬が向いていると言えます。

性齢と馬券

4歳   3勝2着1回3着6回 占有率33.3%

5歳   7勝2着4回3着3回 占有率50.0%

6歳   0勝2着4回2着1回 占有率16.7%

7歳以上 0勝2着1回3着0回 占有率3.3%

過去10年で7勝2着5回、全体の半数近くを占めている5歳馬が中心。4歳馬も3勝を挙げていますが3着6回と、馬体が完成している5歳馬に比べると能力的やや劣勢。

6歳以上は明らかに能力が低下しており、7歳馬は2着が1回あるのみ。馬券になった7歳馬は外国調教馬の騙馬なのでほぼ例外と言って良く、日本馬なら軽視。

牝馬は過去10年で4勝2着1回3着6回、占有率33.37%と出走馬の数に対してやや高め。全て過去にGⅠで馬券になっており、かつ牡馬混合重賞で勝ち負けしています。

宝塚記念のレース及びコースの攻略法

宝塚記念はコーナーを4つ回る阪神芝内回り2200mを使用。スタートはスタート正面、外回りの第4コーナーに設けられている引き込み線から。スタートから第1コーナーまで直線が530mもあり、フラットなコースが続くので先行争いはさほど厳しくありません。

途中ゴール前を通過するため急坂を登りますが、その後は基本平坦。第4コーナーから下り坂なので加速がつきやすいのですが、阪神の内回りはお結び型で第4コーナーはほぼ直角に近い形。ここでスピードを上げ過ぎると遠心力で外に振られてコースロスが生じます。

最後の直線は356.5mと短めで、さらゴール手前に高低差1.9mの急坂が待ち受けます。この頃の阪神競馬場は芝が荒れ、時計が掛かります。そのため逃げ、先行馬が圧倒的に有利。

過去10年で馬券に絡んだ馬の半数が第4コーナーを回った時点で4番手以内、勝ち馬も4番手以内から8頭いかに馬場が良い所を選び、スタミナロスを減らしてレースを進めるかがカギ。

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