2023年第6回GⅢ葵ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年葵ステークスの注目馬を分析!

葵ステークスの特徴

2023年のGⅢ葵ステークスは第1回中京開催11日目に3歳限定芝1200mの別定戦で行われます。負担重量は牡馬56kg、牝馬54kg。獲得本賞金1800万円以上で負担重量が1kg増。

クラシックがメインの春の3歳戦で活躍の馬が少ないスプリンターの競走馬のために、2018年にそれまでOP特別だった葵賞が重賞に昇格。本年度よりGⅢ戦に格付けされます。

3歳馬はダービー終了後に能力差が有る古馬との対戦となり、まだ同世代で力量差の少ない本レースに出走する馬が多数。生粋のスプリンターもいる反面、気性難からスプリント路線を走っている馬も出走するため能力比較が難しいレースです。

↓過去10年の葵ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2023年葵ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ルガル ドゥラメンテ 牡3 団野大成 江馬由将
杉山晴紀 (栗東) New Approach 56kg 三嶋牧場
1 2 ビッグシーザー ビッグアーサー 牡3 幸英明 バンブー牧場
西園正都 (栗東) Tale of Ekati 57kg 幅田昌伸
2 3 メイショウピース リオンディーズ 牝3 秋山真一郎 三嶋牧場
高橋亮(栗東) Hurricane Run 554kg 松本好隆
2 4 トールキン ダイワメジャー 牡3 吉田隼人 ノーザンファーム
西園正都 (栗東) キングカメハメハ 56kg 吉田 勝己
3 5 ペースセッティング Showcasing 牡3 横山和生 Northern Farm
安田隆行 (栗東) Fast Company 56kg シルクレーシング
3 6 ヤクシマ Havana Grey 牡3 池添謙一 Whitsbury Manor Stud
寺島良 (栗東) Compton Place 56kg ゴドルフィン
4 7 アームズレイン コパノリッキー 牡3 北村友一 杉山忠国
上村洋行 (栗東) コロナドズクエスト 56kg 明治牧場
4 8 アンビバレント ディスクリートキャット 牡3 斎藤新 碧雲牧場
青木孝文(美浦) アドマイヤマックス 56kg ルマンディーTR
5 9 コーパスクリスティ エピファネイア 牡3 西村淳也 ノーザンファーム
中内田充 (栗東) キングカメハメハ 56kg 吉田勝己
5 10 カンチェンジュンガ ビッグアーサー 牡3 藤岡康太 サンバマウンテンF
庄野靖志(栗東) ノヴェリスト 56kg 幅田昌伸
6 11 テラステラ モーリス 牡3 岩田康誠 木村秀則
矢作芳人 (栗東) スペシャルウィーク 56kg 広尾レース
6 12 エレガントムーン カレンブラックヒル 牝3 鮫島克駿 ノーザンファーム
牧浦充徳(栗東) エリシオ 54kg サンデーレーシング
7 13 タツダイヤモンド サトノダイヤモンド 牡3 菱田裕二 ニッコウファーム
鮫島一歩(栗東) サクラプレジデント 56kg 鈴木髙幸
7 14 トラベログ グレーターロンドン 牝3 富田暁 下河辺牧場
岩戸孝樹 (美浦) アフリート 54kg 下河辺牧場
7 15 モズメイメイ リアルインパクト 牝3 武豊 社台ファーム
音無秀孝 (栗東) Frankel 55kg キャピタル・システム
8 16 コスモイグローク ジョーカプチーノ 牡3 丹内祐次 タツヤファーム
宗形竹見 (大井)  キングヘイロー 56kg ビッグレッドファーム
8 17 ブーケファロス ビッグアーサー 牡3 松山弘平 クラウン日高牧場
清水英克 (美浦) ダンディコマンド 56kg 矢野まり子
8 18 タマモブラックタイ デクラレーションオブウォー 牡3 角田大和 タマモ
角田晃一 (栗東) ブラックタイド 57kg 対馬正

勝ち馬予想に役立つ!葵ステークスの注目馬分析

ビッグシーザー

ビッグアーサー サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
シヤボナ Kingmambo
Relish
アンナペレンナ Tale of Ekati  Tale of Ekati
サイレンスビューティ
Maria’s Storm Maria’s Mon
バイユーストーム

ビッグシーザーはこれまで6戦4勝2着1回3着1回全て芝1200m戦で1番人気未勝利戦脱出まで3戦を要しましたが、その後はOP・Lクラスを3連勝

ビッグシーザーの父は高松宮記念馬のビッグアーサー。米国産のアンナペレンナはダートマイルの3勝馬でビッグシーザーが初仔。近親にこれといった活躍馬はいません。ビッグーザーは血統内にストームキャットの4×4の濃いクロスを持ちます。

目下4連勝中で、持ち時計は1分7秒9。連勝中は全てのレースで2着に0.3秒差以上を付けています。また前走は他馬より1kg負担重量が重いにも関わらず、単勝1.3倍の圧倒的な人気を背負って2着に0.4秒差。先行してもメンバー中上がり2番目の末脚を使っています。勝ち負け。

モズメイメイ

リアルインパクト ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
トキオリアリティー Meadowlake 
What a Reality 
インラグジュアリー Frankel Galileo
Kind
インランジェリー エンパイアメーカー
Cat Chat

モズメイメイはチューリップ賞の優勝馬で、これまで5戦3勝3着1回前走桜花賞では7番人気。チューリップ賞同様に逃げを打つも、優勝馬リバティアイランドに1.1秒差を付けられ13着に惨敗しています。

モズメイメイの父はディープインパクト系で安田記念他GⅠ2勝のリアルインパクト。米国産の母インランジェリーは米ダート中距離GⅠ勝ちがある4勝馬。母の半妹からデイリー杯2歳Sを制したディープインパクト産駒のレッドベルジュール、レッドベルーブが出ています。

3勝はいずれも1600m戦。1400m戦は1勝クラスで0.1秒差3着。父は短めのマイラーも、スプリンターではないので、スピードが必要な京都1200mに対応できるかは甚だ疑問。見送り。

タマモブラックタイ

デクラレーションオブウォー War Front Danzig
Starry Dreamer
Tempo West Rahy
Tempo
タマモイヤリング ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
タマモピアス ミルジョージ
タマモコトブキ

タマモブラックタイはファルコンSの優勝馬。これまで8戦3勝2着1回。前走NHKマイルカップでは12番人気で10着。過去の1600m以上3戦では掲示板に載ったことが無いのでやはり距離が長かったか。

タマモブラックタイの父は欧州芝中距離GⅠ2勝のデクラレーションオブウォー。ブラックタイド産駒のタマモイヤリングは芝短距離の2勝馬。祖母タマモピアスの半兄でクロフネ産駒のアースソニックが京成杯勝ち、計5勝を挙げています。

1200m戦は3戦2勝2着1回で短距離志向は明確。ただし3戦共渋った馬場で、持ち時計は1分8秒8血統的にもパワータイプなので、時計決着になりやすい京都1200mに対応できるかは疑問。抑えまで。

アールリングビュー

イスラボニータ フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
イスラコジーン Cozzene
Isla Mujeres
アルーリングライフ フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
アルーリングアクト エンドスウィープ
チャーミングファピアノ

アールリングビューはこれまで4戦2勝3.着1回。年末の阪神芝1600m新馬戦を1番人気で勝ち上がり、芝1400m、1600mLクラスを2戦して勝ち切れず前走京都芝1400m1勝クラスを1分20秒8で優勝しています。

アールリングビューの父は皐月賞馬のイスラボニータ。フレンチジュピティ産駒の母アールリングライフは芝短距離の4勝馬。母の全姉は短距離重賞2勝のアールリングボイスで、祖母アールリングアクトも短距離重賞勝ちと母系は短距離傾向。

1200m戦は初も、母系が強く出ていれば距離短縮は歓迎の口。父は軽い芝向きで、前走京都経験済みはアドバンテージ。ただし、OPクラスで勝ち切れず、母系は早熟傾向なので能力的に上積みは疑問。抑えまで。

ルガル

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
アタブ New Approach Galileo
Park Express
Moon’s Whisper Storm Cat
East of the Moon

ルガルはこれまで6戦2勝2着2回未勝利戦脱出までダートを4戦。1勝クラスから芝に転向し、4月京都芝1400m1勝クラスでタイム差無し2着。連闘で臨んだ京都芝1400Lクラスでは2着に0.8秒差を付けて圧勝しています。

ルガルの父は牡馬春のクラシック2冠のドゥラメンテ。アイルランド産の母アタブは海外で1勝。祖祖母イーストオブザムーンは仏国の最優秀3歳牝馬で、遠縁にドバイターフ勝ちのリアルスィール、オークス他海外GⅠ3勝のラヴィズオンリーユーがいます。

血統的には距離はもっと伸びた方が良く、前走の京都芝1400mLは不良馬場でスタミナが生きた格好。スピードが出やすい京都1200m戦で同じ競馬ができるかは疑問。見送り。

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