2023年第136回GⅡ目黒記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年目黒記念の注目馬を分析!

目黒記念の特徴

GⅡ目黒記念は第2回東京開催12日目、日本ダービー終了後に行われる4歳以上芝2500mのハンデキャップ戦です。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで出走可能です。また地方所属馬は認定馬のみ2頭まで出走登録できます。

優勝馬にはオーストラリア芝2400mのハンデキャップGⅠコーフィールドカップの優先出走権が与えられます。

現在の東京競馬場の前身・目黒競馬場を記念して設けられたレースで、現在JRAで開催される重賞で最も古い歴史を持つレースです。開催時期が何度か変わっていますが、2006年より日本ダービーと同日開催が続いています。

目黒記念以降2400m超の重賞が秋競馬まで組まれないので、ステイヤーにとっては春の最終戦です。

↓過去10年の目黒記念入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2023年目黒記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ゼッフィーロ ディープインパクト 牡4 川田将雅 社台ファーム
池江泰寿 (栗東) Danehill Dancer 56kg 社台レースホース
1 2 バーデンヴァイラー ドゥラメンテ 牡5 坂井瑠星 ノーザンファーム
斉藤崇史 (栗東) フレンチデピュティ 58kg キャロットファーム
2 3 カントル ディープインパクト 牡7 横山和生 ノーザンファーム
藤原英昭 (栗東) キングカメハメハ 56kg 金子真人H
2 4 ライラック オルフェーヴル 牝4 M.デムーロ 杵臼牧場
相沢郁 (美浦) キングカメハメハ 56kg 芹澤精一
3 5 ユーキャンスマイル  キングカメハメハ 牡7 石橋脩 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) ダンスインザダーク 58kg 金子真人H
3 6 プラダリア ディープインパクト 牡4 池添謙一 オリエント牧場
池添学 (栗東) クロフネ 57kg 名古屋友豊
4 7 ディアスティマ ディープインパクト 牡6 北村友一 ノーザンファーム
高野友和 (栗東) ストリートセンス 57kg サンデーレーシング
4 8 フォワードアゲン ローズキングダム 騙6 柴田善臣 信田牧場
中野栄治 (美浦) グラスワンダー 54kg 浅川皓司
5 9 ダンディズム マンハッタンカフェ 騙7 浜中俊 三嶋牧場
野中賢二 (栗東) シングスピール 56kg ナカヤマH
5 10 ヒートオンビート キングカメハメハ 牡6 D.レーン 社台ファーム
友道康夫 (栗東) ディープインパクト 58kg 社台レースホース
6 11 アーティット ディープインパクト 牡4 岩田望来 社台ファーム
友道康夫 (美浦) Galileo 57kg 金子真人H
6 12 プリマヴィスタ ハーツクライ 牡5 丸山元気 白老ファーム
矢作芳人 (栗東) クロフネ 54kg 加藤裕司
7 13 セファーラジエル キズナ 牡5 吉田隼人 ノーザンファーム
高柳大輔 (栗東) Out of Place 56kg サンデーレーシング
7 14 バラジ ヴァンセンヌ 牡4 三浦皇成 増本牧場
鹿戸雄一 (美浦) アラジ 56kg 岡田牧雄
7 15 アリストテレス エピファネイア 牡6 戸崎圭太 ノーザンファーム
音無秀孝 (栗東) ディープインパクト 58kg 近藤英子
8 16 サリエラ ディープインパクト 牝4 C.ルメール ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) Lomitas 55.5kg シルクレーシング
8 17 コトブキテティス ハービンジャー 牝6 永野猛蔵 斉藤スタッド
田島俊明 (美浦) キングカメハメハ 51kg 尾上松壽
8 18 ラストドラフト ノヴェリスト 牡6 松岡正海 社台ファーム
戸田博文 (美浦) ディープインパクト 57kg 社台レースホース

勝ち馬予想に役立つ!目黒記念の注目馬分析

サリエラ

ディープインパクト ディープインパクト Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
サロミナ Lomitas Niniski 
La Colorada 
Saldentigerin  タイガーヒル 
Salde 

サリエラは昨年のローズSの優勝馬で、これまで4戦3勝2着1回ローズS後は秋華賞へは向かわず休養。前走1月東京芝2000mLクラスを1番人気で優勝勝ち時計1分58秒5、2着に0.2秒差を付けています。

サリエラの父はディープインパクト母サロミナは独オークスの優勝馬という良血。サリエラの半兄でハーツクライ産駒のサリオスは朝日フューチュリティーSの優勝馬。全姉のサラキアは府中牝馬S勝ち、エリザベス女王杯・有馬記念で2着した活躍馬。

馬体が420kg程度しかなく上りは4戦全て33秒台でメンバー中最速。父ディープインパクトの影響を強く受けています。全姉のサリエラが有馬記念2着しているように、血統的に距離延長は問題ありません。

今回のハンデは55.5kgで、前走より1.5kg増。牡馬なら57.5kgの評価。古馬は牝馬限定GⅠで56kgを背負うので、ある意味恵まれたと言えなくもありません。凱旋門賞に登録されていることからも、ここは負けられない一戦か。勝ち負け。

ポッケリーニ

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
ポップコーンジャズ ダンスインザダーク サンデーサイレンス
ダンシングキィ
グレイスルーマー トニービン
ディスクジョッキー

ポッケリーニは昨年の目黒記念の優勝馬。これまで22戦6勝2着8回3着2回前走日経賞では優勝馬タイトルホルダーから1.3秒も離されました2着を確保2400~2500m重賞で6戦1勝2着3回と抜群の安定感があります。

ポッケリーニの父はキングカメハメハ。母ポップコーンジャズはダンスインザダーク産駒の1勝馬。ポッケリーニの全兄は宝塚記念と天皇賞秋を勝ち、JRA最優秀4歳以上牡馬に輝いたラブリーディ。

今回はトップハンデの59.5kgで、前走より1.5kg増。昨年よりも2kgも斤量が増えます。次点の馬とは1.5kgも斤量差。日経賞で57kgを背負いポッケリーニとは0.1秒差3着だったディアアステマが同じ57kgなので、今回は0.2秒先着される計算です。

得意な距離で安定感はあるものの、勝ち切るのはかなり難しい条件。抑えまで。

ライラック

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
ヴィーヴァブーケ キングカメハメハ Kingmambo 
マンファス 
ブルーリッジリバー フジキセキ
スカーレットブルー

ライラックは昨年のフェアリーSの優勝馬で、同年のエリザベス女王杯で2着。これまで9戦2勝2着1回3着1回。前走日経賞では3番人気で4着。優勝馬タイトルホルダーから1.5秒離されましたが、2着のポッケリーニとは0.2秒差。

ライラックの父はオルフェーヴル。キングカメハメハ産駒の母ヴィーヴァブーケは1勝馬。ライラクの半兄にゴールドシップ産駒のブラックホールが札幌2歳Sを優勝しています。

父はスタミナとパワーがある産駒が多くやや晩成型。ライラックも牝馬の割に距離がもち、エリザベス女王杯は重、日経賞は不良馬場にも関わらず後方からメンバー中上り2番目の脚で追い上げてきています。

今回のハンデは56kgで前走より2kg増。先着を許したポッケリーニが前走より1.5kg増なので、さらに引き離される計算。また同世代の牝馬でGⅡ勝ちがあるサリエラが55.5kgなので、少々見込まれた印象です。抑えまで。

ブリタリア

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
シャッセロール クロフネ フレンチデピュティ
ブルーアヴェニュー
ポポラス フォーティナイナー
リトルオードリー

ブリタリアは昨年の青葉賞の優勝馬。これまで9戦2勝2着2回3着2回クラシックはダービーと菊花賞に参戦して5着、7着と今一歩。今年は日経新春杯と京都記念を2戦しいずれも3着

プラダリアの父はディープインパクト。クロフネ産駒のシャッセロールは短距離の3勝馬。祖祖母は3歳牝馬限定GⅡ勝ち、オークス3着のリトルオードリー。5代先までクロスが無いアウトブリードですが、近親に活躍馬はいません。

前走京都記念で3着も、優勝馬ドウデュースとは0.6秒差、しかも相手の斤量は1kg重く、一級線との力差は明白。今回は4ヵ月の休養明けで、ハンデは57kgと前走から据え置き。前走に比べればメンバーは手薄でGⅡで3回馬券になっているので、能力的には足ります。連下で。

アーティット

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
アブソリュートレディ Galileo Sadler’s Wells
Urban Sea
Lil’s Jessy Kris
Lobmille

アーティットはこれまで11戦4勝2着1回3着2回重賞経験はありませんが、ここ4戦で1勝クラスからOPまで勝ち上がり、前走阪神芝2600mOPハンデ戦で優勝。2着に0.2秒差を付けています。

アーティットの父はディープインパクト。アイルランド産の母アブソリュートレディは未勝利馬。アーティットの半姉のファクレソニエールが仏国牝馬クラシック2冠で計8勝を挙げています。またアーティットは血統内にハイクレアの4×4の濃いクロスを持ちます。

母の父は欧州芝2400mGⅠ3勝でサドラーズウェルズ系のガリレオなので2500m戦は適鞍。今回のハンデは57kgで前走より2kg増。同期GⅡ勝ちがあるプラダリアが同じ57kgなので少し見込まれた印象。さらに初重賞で東京も初と不利な条件が重なります。

昇り調子は魅力も、重賞まで一気に突破までは信用が置けません。見送り。

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