【2023年度版】府中牝馬ステークス入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る府中牝馬ステークスの入賞馬

府中牝馬ステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2022 1 4 イズジョーノキセキ 牝5 54kg 1.44.5 エピファネイア キングカメハメハ
2 2 ソダシ 牝4 56kg 1.44.5 クロフネ キングカメハメハ
3 1 アンドヴァラナウト 牝4 54kg 1.44.7 キングカメハメハ ディープインパクト
2021 1 4 シャドウディーヴァ 牝5 54kg 1.45.6 ハーツクライ Dansili
2 2 アンドラステ 牝5 54kg 1.45.6 オルフェーヴル Dynaformer
3 7 マルターズディオサ 牝4 54kg 1.45.8 キズナ Grand Slam
2020 1 4 サラキア 牝5 54kg 1.48.5 ディープインパクト Lomitas
2 6 シャドウディーヴァ 牝4 54kg 1.49.0 ハーツクライ Dansili
3 8 サムシングジャスト 牝4 54kg 1.49.2 ヴィクトワールピサ タイキシャトル
2019 1 4 スカーレットカラー 牝4 54kg 1.44.5 稍重 ヴィクトワールピサ ウォーエンブレム
2 3 フロンティアクーン 牝6 54kg 1.44.7 メイショウサムソン サンデーサイレンス
3 8 ラッキーライラック 牝4 54kg 1.44.8 オルフェーヴル Flower Alley
2018 1 4 ディアドラ 牝4 56kg 1.44.7 ハービンジャー スペシャルウィーク
2 8 リスグラシュー 牝4 54kg 1.44.7 ハーツクライ American Post
3 2 フロンティアクーン 牝5 54kg 1.44.8 メイショウサムソン サンデーサイレンス
2017 1 7 クロコスミア 牝4 54kg 1.48.1 稍重 ステイゴールド ボストンハーバー
2 1 ヴィブロス 牝4 56kg 1.48.1 ディープインパクト Machiavellian
3 5 アドマイシャリード 牝4 56kg 1.48.3 ステイゴールド Numerous
2016 1 8 クイーンズリング 牝4 54kg 1.46.6 マンハッタンカフェ Anabaa
2 1 マジックタイム 牝5 54kg 1.46.8 ハーツクライ ブライアンズタイム
3 5 スマートレイアー 牝6 55kg 1.46.9 ディープインパクト ホワイトマズル
2015 1 8 ノボリディアーナ 牝5 54kg 1.46.3 稍重 フレンチデピュティ サンデーサイレンス
2 2 クイーンズリング 牝5 54kg 1.46.5 ディープインパクト ホワイトマズル
3 8 カフェブリリアント 牝5 55kg 1.46.5 ブライアンズタイム Caerleon
2014 1 4 ディアデラマドレ 牝4 54kg 1.45.7 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2 3 クイーンズリング 牝4 55kg 1.45.8 ディープインパクト ホワイトマズル
3 8 ホエールキャプチャ 牝6 55kg 1.45.9 クロフネ サンデーサイレンス
2013 1 7 ホエールキャプチャ 牝5 55kg 1.48.8 クロフネ サンデーサイレンス
2 8 ドナウブルー 牝5 56kg 1.48.9 ディープインパクト Bertolini
3 3 スイートサルサ 牝3 52kg 1.48.9 デュランダル Grand Lodge

府中牝馬ステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2022 1 12 イズジョーノキセキ 3勝クラス 3 1
2 1 ソダシ 札幌記念 1 5
3 3 アンドヴァラナウト ヴィクトリアマイル 7 11
2021 1 4 シャドウディーヴァ 関屋記念 2 7
2 5 アンドラステ 関屋記念 3 8
3 8 マルターズディオサ 京成杯オータムH 4 8
2020 1 7 サラキア OP 3 1
2 6 シャドウディーヴァ クイーンS 9 4
3 8 サムシングジャスト 3勝クラス 2 1
2019 1 4 スカーレットカラー クイーンS 4 1
2 9 フロンティアクーン クイーンS 2 7
3 2 ラッキーライラック ヴィクトリアマイル 1 4
2018 1 1 ディアドラ クイーンS 1 1
2 2 リスグラシュー 安田記念 6 8
3 7 フロンティアクーン クイーンS 4 2
2017 1 5 クロコスミア 1600万下 1 1
2 1 ヴィブロス ドバイターフ 5 1
3 2 アドマイシャリード クイーンS 1 6
2016 1 3 クイーンズリング OP 1 2
2 2 マジックタイム 関屋記念 1 3
3 1 スマートレイアー ヴィクトリアマイル 3 4
2015 1 11 ノボリディアーナ OP 4 2
2 1 クイーンズリング OP 1 1
3 5 カフェブリリアント 関屋記念 1 7
2014 1 4 ディアデラマドレ クイーンS 3 5
2 1 クイーンズリング クイーンS 1 3
3 2 ホエールキャプチャ 札幌記念 7 3
2013 1 4 ホエールキャプチャ 札幌記念 9 14
2 5 ドナウブルー 関屋記念 2 4
3 7 スイートサルサ 1600万下 3 1

府中牝馬ステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 1勝2着4回3着1回、連対率5割、複勝率6割

2番人気 0勝2着2回3着3回、連対率2割、複勝率5割

3番人気 1勝2着0回3着1回、連対率1割、複勝率2割

春のGⅠ出走の有力牝馬が、夏の休養を挟み叩き台で出走するため、これらのレースの好走馬が上位人気。ただし、次走のGⅠへの叩き台で余裕残し。優勝するのは稀で、2、3着が多い傾向。1番人気は1勝、連対率5割・複勝率は6割なので連下扱いが正解3番人気に至ってはほぼ馬券になりません。

一方である程度能力があり、GⅠ出走のため賞金を加算したい4、5番人気の成績が良いのが特徴。

4番人気 4勝2着1回3着0回 連対率5割、複勝率5割

5番人気 1勝2着2回3着1回 連対率3割、複勝率4割

これらの馬は前走GⅢや条件クラスで好走した例が多く、夏の勢いをそのまま残して出走してくる馬に妙味。また2桁人気が馬券に絡んだのは2回で、2回とも優勝。ただしその際連対している馬は5番人気以内。

過去10年で馬連は5番人気以下同士で決まった年は1回だけ。基本的に1~5番人気以内の馬が連軸。馬連は10回中6回が5番人気以内同士、3連複も4回1~5番人気以内で決まっており、牝馬同士のレースの割にさほど荒れません。

前走と馬券

春のGⅠ出走馬が多数出走してきますが、前走GⅠ出走で馬券になった馬は3頭のみで優勝は無く、ほとんど馬券になりません。強いのは夏の重賞を叩いてきた馬です。

マイルGⅠ  0勝2着2回3着3回、占有率16.7%

クイーンS  3勝2着3回3着2回、占有率30.0%

関屋記念   1勝2着3回3着1回、占有率16.7%

その他重賞  2勝2着1回3着3回、占有率20.0%

OP・L    3勝2着1回3着0回、占有率13.3%

条件戦クラス 2勝2着0回3着2回、占有率13.3%

ローテーション的にクイーンS組の成績が良いのが明らか。クイーンS組で馬券に絡んでいる馬は前走の着順に関わらず、1頭を除き前走5番人気以内。また前走夏の重賞を使った馬の中、前走の走破距離が2000m以外の馬は前走5番人気以内で1桁着順だったのは注目。

また前走OP・条件クラスからの出走なら、前走5番人気以内で勝ち負けしていることが条件。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   19頭

ノーザンダンサー系     7頭

ミスタープロスペクター系  2頭

その他           2頭

開幕から2週目で芝の状態が良いため、スピード能力に秀でたサンデーサイレンス系種牡馬を父持つ馬が30頭中19頭、全体の2/3を占めます。

サンデーサイレンス系種牡馬の中複数頭馬券になっているのはディープインパクト系8頭がトップ。他はハーツクライ4頭、ステイゴールド系4頭なので、ヴィクトワールピサ2頭。マイル戦ですが父は中長距離で活躍した種牡馬が並びます。

次いでノーザンダンサー系が7頭瞬発力やスピードは劣りますが、一度スピードに乗ってしまえば持続力と粘りがあります。なおノーザンダンサー系を父に持つ馬7頭中6頭は母の父がサンデーサイレンス系種牡馬。

一方で、日本の主流血統の1つになりつつあるミスタープロスペクター系は2頭と振るわずまだ前が止まらない馬場なのでパワーと瞬発力が売りのミスタープロスペクター系には分が悪いレース。

性齢と馬券

3歳   0勝2着0回3着1回、占有率3.3%

4歳   4勝2着5回3着4回、占有率50.0%

5歳   6勝2着5回3着3回、占有率36.7%

6歳   0勝2着1回3着2回、占有率10.0%

7歳以上 0勝2着0回3着0回、占有率0%

中心は馬券の約半数を占める4歳馬。その次に5歳馬で、この2世代で、全体のほぼ9割。7歳以上は馬券に絡んでいません。6歳馬で馬券に絡んでいる馬は過去に重賞勝ちがあるか、複数連対実績のある馬です。

府中牝馬ステークスのレース及びコースの攻略法

府中牝馬ステークスはコーナーを3つ回る東京競馬場芝1800mのAコースを使用。スタートはスタンド向こう側、芝1800m専用の引き込み線から。スタートから最初のコーナーまでの156mと極端に短く、ポジション争いは熾烈。テンから早い展開になります。

また最初のコーナーまでの距離が短かく、内枠に入ると行き脚が付かない馬は外から被せられて不利。過去10年で1、2枠に優勝は無く4枠が6勝と結果は極端です。

第3オーナーまでのバックストレッチは542mと非常に長く、スライド走法の馬はスピードが出しやすいコース。第3コーナー手前で高低差1.5mの坂を上りますがさほど気にする必要はありません。この坂を上ると第4コーナーを過ぎるまで長い下り坂で加速が付けやすい構造。

第4コーナーを回ると最後の直線は525mと長く、差し・追い込みが有利。ただし第4コーナーを過ぎた直後に高低差2.1mの上り坂が待ち構えているので、勝負は坂を上り切った残り2ハロン。ここからゴールまでの約400mは平坦。そのため騎手同士が互いに牽制し、追い出しが遅くなる傾向があります。

また開幕から2週目で芝の状態が良く、前がなかなか止まりません。実際に過去10年で逃げ切り勝ちが2度。さらに稍重でも先行馬の上りは33秒台。勝ち馬は全て上がり33秒台をマークしているので、早い上がりを出せない馬はほぼ馬券になりません。

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