2023年第71回GⅢ中京記念 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年中京記念の注目馬を分析!

中京記念の特徴

2023年のGⅢ中京記念は第3回中京開催8日目に行われる3歳以上芝1600mのハンデキャップ戦です。

中京記念は国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は2頭まで登録できます。

サマーマイルシリーズの第2戦に位置付けられ、1着馬には10P、2着5P、3着4P、4着3P、5着2P、6着以下に1Pが加算されます。

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2023年中京記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ヴァリアメンテ ドゥラメンテ 牡5 西村淳也 白老ファーム
中内田充 (栗東) Dynaformer 55kg G1レーシング
1 2 シュリ ハーツクライ 牡7 荻野極 ノースヒルズ
池江泰寿 (栗東) Giant’s Causeway 57kg 前田幸貴
2 3 アドマイヤビルゴ ディープインパクト 牡6 岩田望来 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Elusive City 57.5kg 近藤旬子
2 4 メイショウシンタケ ワールドエース 牡5 藤岡康太 辻牧場
千田輝彦 (栗東) アドマイヤコジーン 57kg 松本好雄
3 5 ワールドウインズ ルーラーシップ 騙6 幸英明 藤原牧場
武幸四郎 (栗東) フジキセキ 56kg 川勝裕之
3 6 セルバーグ エピファネイア 牡4 松山弘平 前谷武志
鈴木孝志 (栗東) キンシャサノキセキ 55kg 桑畑夏美
4 7 アナゴサン ミッキーアイル 牡5 国分恭介 松浦牧場
牧田和弥 (栗東) キングカメハメハ 55kg 内田 玄祥
4 8 サブライムアンセム ロードカナロア 牝4 三浦皇成 ノーザンファーム
藤原英昭 (栗東) シンボリクリスエス 55kg サンデーレーシング
5 9 ホウオウアマゾン キングカメハメハ 牡5 坂井瑠星 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) アグネスタキオン 58kg 小笹芳央
5 10 ウイングレイテスト スクリーンヒーロー 牡6 松岡正海 コスモヴューファーム
畠山吉宏 (美浦) サクラユタカオー 56kg ウイン
6 11 ディヴィーナ モーリス 牝4 M.デムーロ ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) ディープインパクト 54kg 佐々木主浩
6 12 ダノンスコーピオン ロードカナロア 牡4 横山和生 ケイアイファーム
安田隆行 (栗東) Sligo Bay 59kg ダノックス
7 13 ベジャール   モーリス 牡4 菅原明良 辻牧場
田中博康 (美浦) アフリート 55kg シンシアリー
7 14 カイザーミノル  ロードカナロア 牡7 横山典弘 フジワラファーム
北出成人 (栗東) Smart Strike 56kg 吉岡實
8 15 ミッキーブリランテ ディープブリランテ 牡7 和田竜二 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) Dansili 57kg 野田みづき
8 16 ルージュスティリア ディープインパクト 牝4 川田将雅 社台牧場
藤原英昭 (栗東) Storm Cat 53kg 東京ホースレーシング

勝ち馬予想に役立つ!中京記念の注目馬分析

ダノンスコーピオン

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
レキシールー Sligo Bay Sadler’s Wells
Angelic Song
Oneexcessivenite In Excess
Favored One

ダノンスコーピオンは昨年のNHKマイルカップの優勝馬で、これまで11戦4勝3着2回重賞は他にアーリントンカップ勝ちがあります。昨年古馬初対戦の富士S3着後は精彩を欠き、前走安田記念では14番人気で13着、優勝馬ソングラインから1秒離され惨敗。

ダノンスコーピオンの父はロードカナロアカナダ産の母レキシールーは海外重賞3勝を含む10勝馬。母の父スライゴーベイは米芝中距離GⅠ馬。母系にサドラーズウェルズの血が入っているので、ロードカナロア産駒でもスタミナ勝負の展開に有利な血統です。

安田記念後にCBC賞に出走登録するも回避して適距離の中京記念へ。GⅠ馬がサマースプリントシリーズへ出走は、昨年にそれまで不調だったダノンザキッドが関屋記念に出走し3着後に調子を取り戻した例がありますが、基本的にまれ。不調はかなり深刻か。

また今回の斤量は前走より1k増の59kgでトップハンデ。ヴィクトリアマイルで56kgを背負い1分32秒4で走破したディヴィーナは今回2kg減の54kg。安田記念で同じ時計で走破したダノンスコーピオンは1kg増なので、単純計算で0.6秒差を付けられます。見送り。

ルージュスティリア

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
ドライヴンスノー Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Wandesta Nashwan
De Stael

ルージュスティリアはこれまで8戦4勝前走ヴィクトリアマイルに出走し、9番人気で10着。優勝馬ソングラインから0.7秒離され良いところなく終了。

ルージュスティリアの父はディープインパクト。母ドライヴンスノーは米国産の1勝馬。祖母ワンデスタは米国芝中距離GⅠ3勝。母の父はディープインパクトとニックスのストームキャットで、ノーザンダンサーの5×4×5の濃いクロスを持っています。

これまで8戦中7戦が芝マイル戦で、中京芝1600mは2戦2勝と得意。ただし牝馬限定重賞で4戦し2度1番人気に推されていても掲示板は無し。今回は重賞常連の強力牡馬相手なので相手関係が厳しくなります。

また前走で本レースに出走登録しているディヴィーナと前走ヴィクトリアマイルで対戦しており、着差は0.5秒差。今回のハンデは1kg差しかないため、計算上は逆転できません。見送り。

ディヴィーナ

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
ヴィルシーナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ハルーワスウィート  Machiavellian 
ハルーワソング 

ディヴィーナはこれまで14戦4勝2着1回3着2回。昨年の春から重賞路線に挑戦し、重賞を5戦するも馬券にならず。ただし、前走ヴィクトリアマイルで15番人気ながら4着に好走。優勝馬ソングラインとは0.2秒差で、しかも上りはメンバー中最速

ディヴィーナの父はモーリスディープインパクト産駒の母ヴェルシーナはヴィクトリアマイルを連覇。ディヴァーナの半兄にキングカメハメハ産駒のブラヴァスが新潟記念を優勝。近親にジャパンカップ馬のシュヴァルグラン、秋華賞馬のヴィブロスがいる良血。

またディヴィーナは血統内にサンデーサイレンスの4×3、ヘイローの5×4×5のクロスを持ちます。

中京マイルは4戦3勝、OP戦でも4着しており得意2年連続ヴィクトリアマイルに出走し、共に1分32秒台で走破しており時計勝負向き。また前走GⅠ4着も、いまだオープン勝ちすらないため、前走に比べハンデ2kg減は有利です。勝ち負け。

ホウオウアマゾン

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
ヒカルアマランサス アグネステキオン サンデーサイレンス
アグネスフローラ
スターミー A.P. Indy
Caerlina

ホウオウアマゾンは2021年のアーリントンカップの優勝馬。これまで8戦3勝2着4回3着2回。アーリントンカップ勝ちから2年以上勝ち星から見放せていますが、重賞15戦して1勝2着3回3着3回と惜しい競馬はしており、2走前の阪急杯でも3着。

ホウオウアマゾンの父はキングカメハメハアグネスタキオン産駒の母ヒカルアラマンサスは京都牝馬ステークス勝ちでヴィクトリアマイルでも2着の実績。母の半弟に金鯱賞勝ちで宝塚記念、天皇賞春で2着しているカレンミロティック。距離適性馬は母から。

前走は豪州芝1400mGⅠに出走して7着敗退。今回は3か月の休養明け。芝マイル戦は昨年のマイラーズカップ2着以降馬券になっておらず、3走前に根岸Sに出走していることからも、年齢的にスピードが衰えている可能性があります。

またGⅢ1勝にもかかわらず、実績が考慮され今回のハンデは58kg。GⅠ馬のダノンスコーピオンが59kgなのでやや見込まれた印象。またマイルの持ち時計も2歳時にマークした1分32秒4が最高なので、時計勝負になった時は不利。抑えまで。

サブライムアンセム

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
パストフォリア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
ハッピーパス サンデーサイレンス
ハッピートレイルズ

サブライムアンセムは昨年のフィリーズレビューの優勝馬。これまで13戦2勝2着4回。今年は牝馬限定重賞を3戦し、2走前の阪神牝馬Sで10番人気ながら優勝馬サウンドビバーチェから0.2秒差2着しています。

サブライムアンセムの父はロードカナロア。シンボリクリスエス産駒の母バストフォリアはマイルの4勝馬。祖母ハッピーパスは京都牝馬S勝ち。母の半弟は2歳重賞2勝のコディーノ、半妹にフローラS勝ちでオークス2着のチェッキーノがいます。

前走ヴィクトリアマイルは11番人気で13着。ただし上りはメンバー中3番目の脚を使っています。今回の半で55kgも、前走で先着を許したディヴィーナが54kgなので不利は否めません。また基本的に好不調が激しく、馬券的にあまりあてにできません。抑えまで。

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