【2024年度版】毎日王冠入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る毎日王冠の入賞馬

毎日王冠の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2023 1 5 エルトンバローズ 牡3 55kg 1.45.3 ディープブリランテ ブライアンズタイム
2 7 ソングライン 牝5 57kg 1.45.3 キズナ シンボリクエスエス
3 1 シュネルマイスター 牡5 58kg 1.45.3 Kingman Soldier Hollow 
2022 1 3 サリオス 牡5 56kg 1.44.1 ハーツクライ Lomitas
2 8 ジャスティンカフェ 牡4 56kg 1.44.2 エピファネイア ワークフォース
3 4 ダノンザキッド 牡4 56kg 1.44.3 ジャスタウェイ Dansili
2021 1 1 シュネルマイスター 牡3 56kg 1.44.8 Kingman Soldier Hollow
2 5 ダノンキングリー 牡5 58kg 1.44.8 ディープインパクト Storm Cat
3 4 ポタジェ 牡4 56kg 1.45.0 ディープインパクト Awesome Again
2020 1 7 サリオス 牡3 54kg 1.45.5 稍重 ハーツクライ Lomitas
2 5 ダイワキャグニー 騙6 56kg 1.46.0 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 6 サンレイポケット 牡5 56kg 1.46.0 ジャングルポケット ワイルドラッシュ
2019 1 8 ダノンキングリー 牡3 54kg 1.44.4 ディープインパクト Storm Cat
2 3 アエロリット 牝5 55kg 1.44.6 クロフネ ネオユニヴァース
3 4 インディチャンプ 牡4 58kg 1.44.8 ステイゴールド キングカメハメハ
2018 1 6 アエロリット 牝4 55kg 1.44.5 クロフネ ネオユニヴァース
2 4 ステルヴィオ 牡3 55kg 1.44.7 ロードカナロア ファルブラヴ
3 1 キセキ 牡4 58kg 1.44.7 ルーラーシップ ディープインパクト
2017 1 6 リアルスティール 牡5 57kg 1.45.6 ディープインパクト Storm Cat
2 8 サトノアラジン 牡6 58kg 1.45.6 ディープインパクト Storm Cat
3 6 グレーターロンドン 牡5 56kg 1.45.8 ディープインパクト ドクターデヴィアス
2016 1 7 ルージュバック 牝4 54kg 1.46.6 稍重 マンハッタンカフェ Awesome Again
2 6 アンビシャス 牡5 57kg 1.46.6 ディープインパクト エルコンドルパサー
3 1 ヒストリカル 牡7 56kg 1.47.1 ディープインパクト ノーザンテースト
2015 1 8 エイシンヒカリ 牡4 56kg 1.45.6 ディープインパクト Storm Cat
2 4 ディサイファ 牡6 57kg 1.45.8 ディープインパクト Dubai Millennium
3 5 イスラボニータ 牡4 57kg 1.45.8 フジキセキ Cozzene
2014 1 2 エアソミュール 牡5 56kg 1.45.2 ジャングルポケット サンデーサイレンス
2 4 サンレイレーザー 牡5 56kg 1.45.2 ラスカルスズカ Cozzene
3 5 スピルバーグ 牡5 56kg 1.45.2 ディープインパクト Lycius

毎日王冠入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2023 1 4 エルトンバローズ ラジオNIKKEI賞 3 1
2 1 ソングライン 安田記念 4 1
3 2 シュネルマイスター 安田記念 1 3
2022 1 1 サリオス ダービー 2 2
2 3 ジャスティンカフェ エプソムカップ 1 4
3 4 ダノンザキッド 関屋記念 2 3
2021 1 1 シュネルマイスター 安田記念 4 3
2 2 ダノンキングリー 安田記念 8 1
3 4 ポタジェ 新潟大賞典 1 2
2020 1 1 サリオス ダービー 2 2
2 4 ダイワキャグニー エプソムカップ 9 1
3 5 サンレイポケット 新潟記念 5 3
2019 1 1 ダノンキングリー ダービー 3 2
2 2 アエロリット 安田記念 3 2
3 3 インディチャンプ 安田記念 3 3
2018 1 1 アエロリット 安田記念 5 2
2 3 ステルヴィオ ダービー 6 6
3 6 キセキ 宝塚記念 2 8
2017 1 3 リアルスティール 中山記念 2 8
2 5 サトノアラジン 安田記念 5 1
3 4 グレーターロンドン 安田記念 6 4
2016 1 1 ルージュバック エプソムカップ 1 1
2 3 アンビシャス 宝塚記念 3 16
3 11 ヒストリカル エプソムカップ 8 6
2015 1 1 エイシンヒカリ エプソムカップ 2 1
2 4 ディサイファ 札幌記念 5 1
3 7 イスラボニータ 中山記念 7 3
2014 1 8 エアソミュール 札幌記念 5 5
2 11 サンレイレーザー 関屋記念 11 7
3 5 スピルバーグ OP 1 1

毎日王冠と馬券の傾向

過去10年の集計より。

人気と馬券

1番人気 7勝2着1回3着0回、連対率8割、複勝率8割

2番人気 0勝2着2回3着1回、連対率2割、複勝率3割

3番人気 1勝2着3回3着1回、連対率4割、複勝率5割

1番人気7勝、連対率・複勝率共に8割。連軸として信用できますが、馬券的な妙味は薄。2番人気は連対率2割、複勝率3割と人気の割に馬券になりません。3番人気は連対率4割、複勝率5割なので、1番人気を抑えて軸は3番人気からか。

基本的に毎日王冠の人気馬は過去GⅠ好走馬で、前走の結果が如実に反映。これらの馬は賞金的に秋のGⅠ出走条件を満たしおり、完全に仕上げ来ていません。毎日王冠で1番人気に支持された優勝馬は、過去東京1600~2000mを好走しコース適性が高い馬。コース実績が無く上位人気に推されたなら再検討。

 

一方で2桁人気が馬券に絡んだ年は過去10年で2回。馬連で1~5番人気以内で収まった年が9回、3連複まで1~5番人気で収また年が6回もあるので基本的に馬券は堅め。基礎能力が高い馬が出走するので、極端な人気が突っ込むのは稀。

狙いは4~9番人気で、過去にGⅠ出走歴があるものの秋のG1出走に賞金が足りない馬、或いは3歳クラシック路線で菊花賞に向かわず天皇賞秋やマイルチャンピオンシップを目指している馬です。

前走と馬券

夏を休養に当て毎日王冠を秋初戦にする馬が多く、毎日王冠と同じ東京で行われる安田記念とエプソムカップから出走している馬が馬券に多く絡みます。

安田記念    3勝2着4回3着3回

エプソムカップ 3勝2着2回3着1回

同じコース・距離で行われるエプソムカップ組が3勝と好相性。秋のGⅠへの出走にはエプソムカップ優勝の賞金だけでは足りず、ここも本気で仕上げてきて来ます。安田記念組で馬券に絡んでいる馬はコース適性が高く、全頭前走で掲示板に載っています。

また3歳で毎日王冠に出走し馬券に絡む馬は前走ダービーかNHKマイルCに出走かラジオNIKKEI賞優勝と、素質が必要。条件戦やOP戦からの格上挑戦は過去10年で3着が1回だけ。非常にハイレベルなGⅡです。

血統と馬券

サンデーサイレンス系     19頭

ノーザンダンサー系     5頭

ミスタープロスペクター系  3頭

トニービン系        2頭

ロベルト系         1頭

開幕週で芝が軽く、スピード能力に秀でたサンデーサイレンス系種牡馬を父に持つ馬が30頭中19頭、全体の2/3を占めます。その中でディープインパクト系が13頭と全体でも過半数近くを占めて他を圧倒。

他にサンデーサイレンス系種牡馬で複数頭馬券になっているのはハーツクライ系が3頭。ディープインパクト系もハーツクライ系も跳び飛びが大きいので、基本ワンターンに近く、ホームストレッチ、バックストレッチ共に長い東京1800mは脚質的に合っています。

他はノーザンダンサー系が共に5頭。ミスタープロスペクター系でなら全てキングマンボの血を持っています。

性齢と馬券

3歳   4勝2着1回2着0回、占有率16.7%

4歳   3勝2着1回3着5回、占有率30.0%

5歳   3勝2着5回3着4回、占有率40.0%

6歳   0勝2着3回3着0回、占有率10.0%

7歳以上 0勝2着0回3着1回、占有率3.3%

馬券の占有率は低いものの、3歳馬が4勝2着1回全体からすると出走数が少ないことから考えるとハイアベレージ。馬券になった3歳馬は前走3歳GⅠに出走か重賞を優勝しているので、この条件を満たしていれば買い。

4、5歳馬の占有率はさほど変わりませんが、連軸は5歳馬ここで賞金を加算しないとGⅠに出走できない馬が多く、本気度が違います。

一方、開幕週で芝が早いためスピード能力が落ちてくる6歳以上の馬の成績が良くありません6歳以上で馬連に絡んだ馬は、過去東京コースのGⅠで連対した馬か、東京マイル重賞を優勝。

なお、過去10年で馬券になった牝馬はアエロリットとルージュバック、ソングラインのみ。全て東京開催のGⅠで馬券に絡み、かつ東京マイル戦を優勝それ以外の牝馬は基本無視。

毎日王冠のレース及びコースの攻略法

毎日王冠はコーナーを3つ回る東京競馬場芝1800mのAコースを使用して行われます。

スタートはスタンド向こう側、芝1800m専用の引き込み線から。スタートから最初のコーナーまでの156mと極端に短く、ポジション争いは熾烈。テンから早い展開になります。そのため外から被せられる1枠は不利。過去10年で3着が3回と馬連で馬券になっていません。

第3コーナーまでのバックストレッチは542mと非常に長く、スライド走法の馬にはスピードが出しやすいコース。第3コーナー手前で高低差1.5mの坂を上りますがさほど気にする必要はありません。この坂を上ると第4コーナーを過ぎるまで長い下り坂で加速が付けやすい構造。

第4コーナーを回ると最後の直線は525mと長く、差し・追い込みが有利。ただし第4コーナーを過ぎた直後に高低差2.1mの上り坂が待ち構えているので、勝負は坂を上り切った残り2ハロン。ここからゴールまでの約400mは平坦です。

東京の最後が長いため騎手同士が互いにけん制し合い追い出しが遅くなる傾向があります。また毎日王冠は開幕週に行われるため芝の状態が絶好で、前がなかなか止まりません。実際に過去10年で逃げ馬は2勝2着2回と高確率で馬券に絡んでいます。

さらに芝が速いため、先行馬でも33秒台のあがりを繰り出します。基本的に馬場が悪化しない限り追い込み一気は難しく、差し馬ならコンスタントに33秒前半の上りを繰り出せる馬でなければ馬券になりません。

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