2025年第65回GⅢ京成杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年京成杯の注目馬を分析!

京成杯の特徴

GⅢ京成杯は第1回中山開催6日目に行われる3歳限定芝2000mの馬齢重量戦です。負担重量は牡・騙馬57kg、牝馬55kg。未出走馬は出走不可。

国際競走に指定され外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。重賞競走で優勝歴のある外国調教馬は負担重量が1kg加算されます。また地方交流競走にも指定され、地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録可能です。

牡馬クラッシク第1弾の皐月賞と同じ舞台で本番までローテーションに余裕があるため、皐月賞を狙う馬の試走が多く重要度が増しています。

↓過去10年の京成杯入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年京成杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 タイセイリコルド ゴールドシップ 牡3 石橋脩 千代田牧場
小栗実(栗東) ヴィクトワールピサ 57kg 田中成奉
2 2 ニシノエージェント イスラボニータ 牡3 津村明秀 カミイスタット
千葉直人(美浦) ノヴェリスト 57kg 西山茂行
3 3 ミニトランザット エピファネイア 牡3 田辺裕信 社台ファーム
杉山佳明(栗東) ゼンノロブロイ 57kg 谷掛龍夫
3 4 インターポーザー エピファネイア 牡3 斎藤新 ノーザンファーム
高野友和(栗東) ルーラーシップ 57kg シルクレーシング
4 5 ガルダイア エピファネイア 牡3 杉原誠人 ノーザンファーム
国枝栄(美浦) ネオユニヴァース 57kg シルクレーシング
4 6 センツブラッド ルーラーシップ 牡3 R.キング ダーレー・ジャパンF
斉藤崇史 (栗東) ハービンジャー 57kg ゴドルフィン
5 7 コスモストーム デクラレーションオブウォー 牡3 秋山稔樹 千代田牧場
北出成人(栗東) キングカメハメハ 57kg コスモ・コスモ
5 8 ゲルチュタール ブリックスアンドモルタル 牡3 三浦皇成 ノーザンファーム
杉山晴紀(栗東) ゼンノロブロイ 57kg サンデーレーシング
6 9 キングノジョー シルバーステート 牡3 C.ルメール ノーザンファーム
田中博康(美浦) Royal Anthem 57kg TNレーシング
6 10 シマサンブラック キタサンブラック 牡3 佐々木大輔 岡田牧場
蛯名正義(美浦) ハービンジャー 57kg 嶋田賢
7 11 マテンロウムーブ リアルスティール 牡3 横山典弘 ノーザンファーム
松永幹夫(栗東) Canford Cliffs 57kg 寺田千代乃
7 12 ドラゴンブースト スクリーンヒーロー 牡3 丹内祐次 ゼットステーブル
藤野健太(栗東) エンパイアメーカー 57kg 水谷美穂
8 13 パッションリッチ ドゥラメンテ 牡3 菅原明良 社台ファーム
久保田貴(美浦) Distorted Humor 57kg 宇田豊
8 14 パーティハーン Wootton Bassett 牡3 戸崎圭太 社台ファーム
友道康夫(栗東) Green Tune 57kg 金子真人H

勝ち馬予想に役立つ!京成杯の注目馬分析

キングノジョー

シルバーステート ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シルヴァースカヤ Silver Hawk
Boubskaia
パレスルーマー Royal Anthem Theatrical
In Neon
Whisperifyoudare Red Ransom
Stellar Affair

キングノジョーは前走10月東京芝2000m新馬戦を単勝1.3倍の圧倒的な1番人気で優勝勝ち時計2分2秒4は遅いものの、上りはメンバー中最速の33秒8、2着に0.4秒差を付けています。

キングのジョーの父はディープインパクト系ノシルバーステート。米国産のパレスルーマーは海外で6勝。キングノジョーの半兄に米ダートGⅠ2勝、全7勝のパレスマリス、ステイヤーズS馬のアイアンバローズ、天皇賞春他重賞3勝のジャスティンパレスがいます。

キングノジョーは血統内にロベルトの4×4の濃いクロスを持ち、母系はステイヤー。ジャスティンパレスの父はディープインパクトですが、シルバーステートに変わったので兄に比べると適正距離は短めか。

前走は好スタートも、いったん控える競馬。スローで逃げに転じた馬が2着に粘る中、6番手から差し切っているのでセンスがあります。距離自体は問題なく、33秒台の瞬発力があれば多少後方からでもゴール前の短い中山で対応可能か。勝ち負け。

ガルダイア

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
アステリックス ネオユニヴァース サンデーサイレンス
ポインテッドパス
アイルドフランス Nureyev
ステラマドリッド

ガルダイアはこれまで2戦1勝2着1回昨年10月東京芝1800m新馬戦を1番人気で優勝。続く11月東京芝1600m1勝クラスは2番人気優勝馬から0.2秒差3着敗退。ただし、2戦共メンバー中最速の脚を使っています。

ガルダイアの父はエピファネイア。ネオユニヴァース産駒の母アステリックスは未勝利馬。ガルダイアの半姉にNHKマイルカップ他重賞3勝のアエロリット、また母の姉からマイルGⅠ2勝、現種牡馬のミッキーアイルが出ています。

ガルダイアは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスがあり、母系はマイラー。

前走優勝馬の上りは35秒、2着幅35秒5に対し、ガルダイアは34秒3、追い出しのタイミングが悪かっただけで、展開次第では差し切れた計算今回は前走に比べ400mの距離延長クロフネ産駒の姉のアエロリットは1800m以下の馬も、天皇賞秋でも3着の実績。

父がエピファネイアに変われば、母系がマイラーでも2000mまでなら持つか。ただし中山初。中山は実走距離よりスタミナが必要で、東京1800mの実績があるとはいえ若干末脚が鈍る可能性があります。抑えまで。

パーティハーン

Wootton Bassett Iffraaj Zafonic
Pastorale
Balladonia Primo Dominie
Susquehanna Days
グリーンバナナズ Green Tune Green Dancer
Soundings
Anabaa Republic Anabaa
Gigawatt

パーティハーンはこれまで2戦1勝2着1回。昨年10月京都芝1800m新馬戦では2番人気も首差2着で惜敗。前走11月京都芝2000m未勝利戦で2番人気も、果敢に逃げて2着に0.9秒差付け圧勝。勝ち時計2分1秒、あがりはメンバー中最速の34秒でまとめています。

パーティハーンの父は5連勝で仏国短距離GⅠを制したミスタープロスペクター系のウートンバセット。仏国産の母グリーンバナナズは海外で4勝。パーティハーンの全姉にBCフェリー&メアターフ他GⅠ2勝のオーダルヤがいます。

セレクトセールにて2億7戦万円で購入された高馬。父は短距離馬も、全姉は中距離GⅠを制しているのでパーティハーンも中距離馬。ただし前走圧勝も、メンバーが弱い未勝利戦でのもの。また時計が出やすい京都2000mで2分1秒だとあまり強調できません。

さらに前走は前半超スロー。後半でピッチを上げています。高低差が激しく実走距離よりスタミナが必要な中山だと、ゴール前の急坂で息切りする可能性が大。見送り。

ゲルチュタール

 

ブリックスアンドモルタル Giant’s Causeway Storm Cat
Mariah’s Storm
Beyond the Waves Ocean Crest
Excedent 
キラーアビリティ ゼンノロブロイ サンデーサイレンス
ローミンレイチェル
キラーグレイシス Congaree
Heatherdoesntbluff

ゲルチュタールはこれまで2戦1勝2着1回。昨年9月中京芝2000mを1番人気で優勝。前走11月中山芝2000m1勝クラスでは4番人気も、優勝馬とハナ差2着に好走。あがりは2戦共メンバー中2番目の脚を繰り出しています

ゲルチュタールの父はストームバード系で米芝中距離GⅠ3連勝のブリックスアンドモルタル。ゼンノロブロイ産駒の母キラービューティは芝短距離の4勝馬。母の半弟にホープフルS勝ちのキラーアビリティ。

前走は開幕週とはいえ、走破時計は1分58秒8とこの時期では破格しかも新馬戦から12kg増で臨んでおり、勝ち負けは位置取りの差。父がパワータイプのスピード馬なので多少馬場が荒れた中山でも対応できる可能性が大。勝ち負け。

ミニトランザット

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
イチオクノホシ ゼンノロブロイ サンデーサイレンス
ローミンレイチェル
レディイン Kendor
Super Vite

ミニトランザットは11月京都芝1600m新馬戦を4番人気で逃げ切り勝ち。勝ち時計1分35秒5と遅く、2着馬とは0.1秒差も、3着馬には1.1秒差を付けています。しかも、あがりはメンバー中最速なので、自分でペースを作っての勝利。

ミニトランザットの父はエピファネイア。ゼンノロブロイ産駒の母イチオクの星は牝馬限定マイル重賞2着2回の実績がある2勝馬。ミニトランザットの全姉にフェアリーS勝ちのイフェイオン、また叔母に福島牝馬S勝ちのコスタボニータがいます。

ミニトランザットとは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ち、母系はマイラー

先週のシンザン記念に登録も除外となり京成杯へ。。姉はフェアリーS優勝で、父も仕上がり早のエピファネイアでこの時期は走ると思われます。また母系はマイラーも、母の父は中長距離馬。エピファネイアの血と相乗効果が出れば血統的に距離も克服可能か。抑えで。

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