2025年第1回GⅢ小倉牝馬ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年小倉牝馬ステークスの注目馬を分析!

小倉牝馬ステークスの特徴

GⅢ小倉牝馬ステークスは第1回小倉開催初日に行われる4歳以牝馬限定芝2000mのハンデキャップ戦です。同時期に中京競馬場で行われていた愛知杯が小倉に移動したため名称を変更。なお愛知杯は距離を変更し3月に中京競馬場で開催されます。

出走資格は未勝利馬以外で過去1年以内に1回以上レースに出走歴がある牝馬。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走にも指定され、地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録できます。

↓過去10年の小倉牝馬ステークス(旧愛知杯)入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年小倉牝馬ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 エンパイアウエスト ドゥラメンテ 牝6 丸山元気 ノーザンファーム
黒岩陽一(美浦) Sadler’s Wells 53kg 吉田勝己
1 2 ベリーヴィーナス キズナ 牝6 藤懸貴志 浦河日成牧場
鈴木孝志(栗東) New Approach 52kg ライオンホースレース
2 3 フェアエールング ゴールドシップ 牝5 丹内祐次 ビッグレッドファーム
和田正一 (美浦) スペシャルウィーク 53kg TC・ラフィアン
2 4 グランスラムアスク ディープインパクト 牝6 荻野極 下河辺牧場
矢作芳人(栗東) Storm Cat 52kg 廣崎利洋HD
3 5 ワレハウミノコ キタサンブラック 牝5 永島まなみ 社台ファーム
武英智 (栗東) Pure Prize 50kg 谷掛龍夫
3 6 キミノナハマリア ハービンジャー 牝5 鮫島克駿 社台ファーム
千田輝彦 (栗東) ヴィクトワールピサ 54kg 浦野和由
4 7 シンティレーション ロードカナロア 牝6 杉原誠人 ノーザンファーム
池上昌和 (美浦) アグネスタキオン 55kg シルクレーシング
4 8 エミュー ハービンジャー 牝5 佐々木大輔 ノースヒルズ
和田正一 (美浦) スペシャルウィーク 53kg ノースヒルズ
5 9 クイーンズウォーク キズナ 牝4 川田将雅 ノーザンファーム
中内田充正(栗東) Harlington 55.5kg サンデーレーシング
5 10 アスコルティアーモ キタサンブラック 牝5 津村明秀 ノーザンファーム
林徹(美浦) Danehill Dancer 54kg サンデーレーシング
6 11 エリカヴィータ キングカメハメハ 牝6 池添謙一 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) フジキセキ 53kg 三木正浩
6 12 オーロラエックス サトノダイヤモンド 牝3 松山弘平 下川辺牧場
杉山晴紀(栗東) Galileo 51kg 草間庸文
7 13 セントカメリア ドゥラメンテ 牝6 北村友一 ノーザンファーム
高野友和 (栗東) エリシオ 53kg シルクレーシング
7 14 コガネノソラ ゴールドシップ 牝4 横山武史 ビッグレッドファーム
菊沢隆徳(美浦) ロージズインメイ 55kg ビッグレッドファーム
7 15 コンクシェル キズナ 牝5 岩田望来 ノースヒルズ
清水久詞 (栗東) Galileo 55kg 前田晋二
8 16 コスタボニータ イスラボニータ 牝6 藤岡佑介 社台ファーム
杉山佳明 (栗東) Kendor 56kg 谷掛龍夫
8 17 アリスヴェリテ キズナ 牝5 柴田裕一郎 ノースヒルズ
中竹和也 (栗東) Cozzene 53kg 加藤誠
8 18 ゴールドエクリプス ドゥラメンテ 牝6 田口貫太 北勝ファーム
大久保龍志(栗東) ハービンジャー 52kg 居城寿与

勝ち馬予想に役立つ!小倉牝馬ステークスの注目馬分析

クイーンズウォーク

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ウェイヴェルアベニュー Harlington Unbridled
Serena’s Song
Lucas Street Silver Deputy
Ruby Park

クイーンズウォークは昨年のクイーンCとローズSの優勝馬。これまで7戦3勝2着1回。前走秋華賞では3番人気に推されるものの、優勝馬チェルヴィニアから2.5秒差の殿負け。

クイーンズウォークの父はキズナカナダ産の母ウェイヴェルアベニューは米GⅠBCフィリー&メアスプリントの優勝馬で全7勝の活躍馬。クイーンズウォークの半兄でフランケル産駒のグレナディアガーズが朝日杯フューチュリティSと阪神Cを優勝しています。

母系はマイラーも、オークス4着、ローズS勝ちの成績を考えれば血の影響はキズナから。

秋華賞ではスタートで躓き出遅れ。道中リカバーのために早め仕掛けをしてゴール前直線で息切れして失速。優勝馬のチェルヴィニアが後方待機、2着のボンドガール、3着のステレンボッシュも4コーナー過ぎまで10番手以下の位置取りなので完全に騎乗ミス。

重賞2勝なので、今回のハンデは55.5kgで前走より1kg増。明け4歳馬は2月まで1600~2000mのレースで馬齢重量から1kgのアドバンテージがあるため、実質トップハンデ。ただし、牝馬ながら520kgもある大型馬。0.5kg程度なら能力落ちは無いと思われます。中京2000mは経験済み。勝ち負け。

オーロラエックス

サトノダイヤモンド ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
マルペンサ Orpen
Marsella
ガリレオズソング Galileo Sadler’s Well
Urban Sea
Song to Remember Storm Cat
Wedding Reception

オーロラエックスはこれまで4戦3勝。かなり間隔を空けて使っており、新馬、1勝クラスを連勝して臨んだ2走前のローズSでは3番人気も9着惨敗。昨年1月京都芝2200m2勝クラスを1番人気で優勝。2着馬に0.3秒差を付けています。

オーロラエックスの父はディープインパクト産駒で菊花賞・有馬記念勝ちのサトノダイヤモンド。愛国産の母ガリレオズソングは海外の2勝馬。母の半兄に米芝1800mGⅠ勝ちのマグニフフィセントソングがいます。

父、母の父共に中長距離馬。ローズSでは前半不利を受けているので基準外。前走で牡馬の古馬相手に2200m戦を先行押し切り勝ち上りも33秒7を繰り出しているように距離が持つタイプ。また2勝クラスを脱出したばかりなので、今回のハンデは51kgで前走より3kgも減。

同世代でローズS優勝馬のクイーンズウォークは55.5kg。ローズSでの着差は0.9秒で、斤量差4.5kgなら計算上は横一線。さらに当時の敗因は不利なので、スムーズなら逆転可能。勝ち負け。

アリスヴェリテ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ルミエールヴェリテ Cozzene Caro
Ride the Trails
Play School Honor Grades
Pantufla

アリスヴェリテは昨年のマーメイドSの優勝馬。これまで21戦4勝2着7回3着4回前走は米ダート1800mGⅠBCディスタフに果敢に挑戦し、7頭立て5番人気の4着に健闘しています。

アリスヴェリテの父はキズナ。米国産の母ルミエールヴェリテはダーの未勝利馬。アリスヴェリテの全姉は北海道2歳優駿勝ちのキメラヴェリテ。ダートGⅠの成績からもアリスヴェリテは父キズナの血が濃い印象。

前走はダートも、本来は芝1800~2000mが中心昨年のマーメイドSまで条件戦を7戦連続で連対しているように安定感が抜群。また中京は3戦2着2回で掲示板を外しいません。ただし、マーメイドS勝ちは50kgに軽ハンデ、重賞勝ちと前走GⅠの成績から今回は53kgを背負います。

53kgは条件戦で背負い慣れており、56kgを背負っても2着しているように斤量負けの心配はありません。ただし、最近は逃げの競馬に徹しており、ゴール前直線の長い中京では目標にされやすく、また早い上りが無いため切れ味のある馬に交わされる可能性が大抑えまで。

コスラボニータ

イスラボニータ フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
イスラコジーン Cozzene
Rising Eagle
レディイン Rising Eagle Kenmare
Belle Mecene
Super Vite Septieme Ciel
Erin On Your Toes

コスラボニータは2024年の福島牝馬Sの優勝馬。これまで21戦5勝2着4回3着3回。重賞は他に2023年阪神牝馬SとクイーンSで3着、昨年の愛知杯3着、小倉記念2着の実績。

コスタボニータの父は皐月賞馬のイスラボニータ。フランス産の母レディインは海外で3勝。コスタボニータの半姉でゼンノロブロイ産駒のイチオクノホシが阪神牝馬SとクイーンCで2着。そのため血統的に母の影響力が大。

昨秋は府中牝馬S11着、エリザベス女王杯9着、共に優勝馬から0.8秒惨敗。芝2000mの愛知杯と小倉記念で馬券に絡んでいますが、勝ち鞍は1800mまでで、2000mは若干距離が長い印象。また重賞勝ちがあるため今回のハンデは56kgで、額面上はトップハンデ

56kgは昨年中京芝2000mで開催し小倉記念2着で経験済み。しかも1分56秒6という早い時計決着で、優勝馬とは0.1秒差。さらに芝2000mは1分58秒台を2度マークで時計勝負は得意。牝馬限定重賞なら実績上位。連下で。

コガネノソラ

ゴールドシップ ステイゴールド サンデーサイレンス 
ゴールデンサッシュ 
ポイントフラッグ メジロマックイーン 
パストラリズム 
マイネテレジア ロージズインメイ Devil His Due
Tell a Secret
コスモチェーロ Fusaichi Pegasus
Shorwon

コガネノソラは昨年のクイーンSの優勝馬。これまで10戦4勝2着1回3着1回。昨秋は秋華賞9番人気で9着、チャレンジC8番人気8着と下馬評通りの成績。共に優勝馬から1秒近く離されています。

コガネノソラの父はゴールドシップ。ロージズインメイ産駒の母マイネヒメルは芝1800m戦を4勝。母の半弟にラジオNIKKEI賞勝ちのウインマーレライ、香港ヴァーズを勝ちJRA中距離重賞3勝、オークスとエリザベス女王杯2着のウインマリリンがいます。

また母の孫はコガネノソラと同世代で京王杯2歳S勝ちのコラソンビート。ゴールドシップ×ロージズインメイの組み合わせはオークス馬ユーバーレーベンと同じで、血統的に芝2000mに問題は無いものの、馬券に絡んでいるのは1800mまで

前走チャレンジカップは道中内ラチ側に入れるものの、第4コーナーで前が開かず追い出しが遅れる展開。コガネノソラ自体はゴールまでしっかり脚を伸ばしています。今回のハンデは55kgで、前走に比べ2kg増。Lクラスで55kgを背負い優勝歴があり斤量は問題無し。やはり問題は距離か。見送り。

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