2025年第59回GⅡ京都大賞典予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年京都大賞典の注目馬を分析!

京都大賞典の特徴

2024年のGⅡ京都大賞典は第2回京都開催2日目に3歳以上芝2400mの別定戦で行われます。負担重量は3歳牡・騙馬54kg、同牝馬52kg、4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。過去の重賞勝利実績で負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・1年以内のGⅠ勝利馬2kg増、

1kg増・・・1年以内牝馬GⅠ及び牝馬限定を除くGⅡ勝利馬。1年以上前のGⅠ勝利馬。(2歳時G1を除く)。

京都大賞典は国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

JRA所属馬の場合、天皇賞秋のステップレースに指定され、優勝馬には同レースへの優先出走権が与えられます。

また地方所属馬には天皇賞秋、およびエリザベス女王杯へのステップレースに指定され、天皇賞秋は出走候補馬2頭まで、エリザベス女王杯は同3頭まで優先出走権が与えられ、京都大賞典で2着以内に入ればそれぞれのレースへの優先出走権が与えられます。

別定戦で過去のGⅠ勝利馬は負担重量が少なくて済むため、天皇賞秋、およびジャパンカップを目指す有力馬が多数出走するレース。過去の優勝馬もGⅠ馬が多数を占めます。

↓過去10年の京都大賞典入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年京都大賞典出走登録馬一覧表

出走馬 馬齢 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
アドマイヤテラ レイデオロ 牡4 ノーザンファーム
友道康夫(栗東) ハーツクライ 58kg 近藤旬子
アルナシーム モーリス 牡6 ノーザンファーム
橋口慎介 (栗東) ディープインパクト 57kg ライオンレースホース
ヴェルテンベルク キタサンブラック 牡5 社台ファーム
宮本博(栗東) フレンチデピュティ 57kg 吉田照哉
ヴェルミセル ゴールドシップ 牝5 岡田スタッド
吉村圭司(栗東) コンデュイット 55kg ノルマンディーTR
カネフラ グランデッツァ 牡5 社台ファーム
高橋康之(栗東) キングカメハメハ 57kg 社台レースホース
サブマリーナ スワーヴリチャード 牡4 飛渡牧場
庄野靖志(栗東) Bernardini 57kg NICKS
サンライズアース レイデオロ 牡4 ノーザンファーム
石坂公一(栗東) マンハッタンカフェ 58kg ライフハウス
サンライズソレイユ キズナ 牡4 社台ファーム
矢作芳人(栗東) Scat Daddy 57kg ライフハウス
ジューンテイク キズナ 牡4 ヒダカファーム
武英智(栗東) シンボリクリスエス 57kg 吉川潤
ショウナンラプンタ キズナ 牡4 社台ファーム
高野友和(栗東) Zensational 57kg 国本哲秀
ディープモンスター ディープインパクト 牡7 矢野牧場
池江泰寿 (栗東) Bellamy Road 57kg DMMドリームクラブ
ドゥレッツァ ドゥラメンテ 牡5 ノーザンファーム
尾関知人(美浦) More Than Ready 58kg キャロットファーム
ニシノレヴナント ネロ 騙5 タツヤファーム
上原博之 (美浦) コンデュイット 57kg 西山茂行
プラダリア ディープインパクト 牡6 オリエント牧場
池添学(栗東) クロフネ 57kg 名古屋友豊
ブレイヴロッカー ドゥラメンテ 牡5 社台ファーム
本田優(栗東) Elusive City 57kg 吉田照哉
ボルドグフーシュ スクリーンヒーロー 牡6 社台ファーム
宮本博 (栗東) Layman 57kg 社台レースホース
ミクソロジー オルフェーヴル 牡6 タバタファーム
辻野泰之 (栗東) アフリート 57kg 江馬由将
メイショウブレゲ ゴールドシップ 牡6 三嶋牧場
本田優(栗東) パイロ 57kg 松本好雄
ワープスピード ドレフォン 牡7 ノーザンファーム
高木登(美浦) ディープインパクト 57kg 山田弘

ドゥレッツァ

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
モアザンセイクリッド More Than Ready  サザンヘイロー
Woodman’s Girl
Danalaga デインヒル
Tamarino

ドゥレッツァは2023年に5連勝で菊花賞を制覇。これまで12戦5勝2着2回3着2回菊花賞後は優勝がありませんが24年金鯱賞とジャパンカップで2着今年はドバイシーマCで3着し、宝塚記念では4番人気も、優勝馬メイショウタバルから1.3秒差9着敗退

ドゥレッツァの父は牡馬春クラシック2冠のドゥラメンテ。豪州産の母モアザンセイクリッドはGⅠニュージーランドオークス他重賞3勝を含む5勝馬。血統内にヘイローの4×4の濃いクロスを持ちます。

菊花賞馬ですが血統的には中長距離馬GⅠ馬なので58kgで出走も、金鯱賞で59kgを背負って2着なので斤量は問題ありません。目標は昨年同様ジャパンカップと思われますが、勝利から遠ざかっているので、メンバーが手薄なここは勝って弾みを付けたいところ。勝ち負け。

アドマイヤテラ

レイデオロ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
ラドラーダ シンボリクリスエス
レディブロンド
アドマイヤミヤビ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
レディスキッパー クロフネ
ライクザウインド

アドマイヤテラは前走目黒記念で重賞初制覇。これまで9戦5勝2着1回3着1回。重賞は他に京都新聞杯4着、菊花賞3着これまで掲示板を外していません

アドマイヤテラの父はダービー・天皇賞秋を制したレイデオロ。ハーツクライ産駒の母アドマイヤミヤビはクイーンC勝ち、オークス3着の3勝馬。アドマイヤテラは血統内にウインドインハーヘアの4×4の濃いクロスを持ちます。

前走は重賞未勝利馬ながらトップハンデのマテンロレオに次ぐ57.5kgを背負い1番人気。抜け出した同世代の牝馬ホーリーエイトをメンバー中2番目の脚を使いゴール前でキッチリ差し切り3着馬には3馬身差を付けているので、出走メンバーからも1枚上手。

前走GⅡ勝ちで、今回58kgを背負いますが、馬体重は490kg超え、前走より0.5kg増程度なら能力落ちの心配は無しか。走破距離からもジャパンカップか有馬記念出走を狙うのであれば、ここは勝負の公算が大。勝ち負け。

サンライズアース

レイデオロ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
ラドラーダ シンボリクリスエス
レディブロンド
シャンドランジュ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
ハルーワソング Nureyev 
Morn of Song

サンライズアースは今年の阪神大賞典の優勝馬で、前走天皇賞秋で4着。これまで8戦3勝2着1回。重賞は他に15番人気のダービーで4着と掲示板を確保。

サンライズアースの父はダービー・天皇賞秋を勝ったレイデオロ。マンハッタンカフェ産駒の母シャンドランジュは未勝利馬。サンライズアースの一つ上にヘニーヒューズ産駒のセラフィックコールがダイオライト記念を連覇し重賞3勝。

また母の半兄にラジオNIKKEI賞勝ちのフレールジャック、中距離GⅢ2勝のマーティンボロ。さらに母系らヴィクトリアマイル連覇のヴィルシーナ、ジャパンカップ勝のシュヴァルグラン、秋華賞・ドバイターフ勝ちのヴィブロスなど活躍馬多数。

サンライズアースはヌレイエフの5×3のクロスを持ちます。阪神大賞典勝利後に「スタミナは心配ない」という厩舎側のコメントからも、距離適性は母の父からで先行してバテないのが強み。ただし切れる脚は無く天皇賞春では優勝馬ヘデントールから0.8秒も離されています。

GⅡ勝ちがあるため58kgで出走の上、今回はある程度決めて手が必要な芝2400m戦。この距離で決め手がある有力馬も参戦しているため、早め抜け出しを測っても早い脚の無いサンライズアースではゴールまで差される公算が大。見送り。

ショウナンプランタ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ゴーマギーゴー Ghostzapper Awesome Again
Baby Zip
Magibel Tale of the Cat
Marquetry Road

ショウナンプランタはこれまで12戦2勝2着2回3着2回重賞勝ちはありませんが、昨年の青葉賞2着、神戸新聞杯3着、菊花賞4着。今年は日経新春杯2着、阪神大賞典で1番人気サンライズソレイユから1.1秒差4着大敗。天皇賞春では逆転して3着入賞。

ショウナンプランタの父はキズナアルゼンチン産の母フリアアステカは同国GⅠ勝ちのある4勝馬。ショウナンラプンタは血統内にストームキャットの3×4の濃いクロスがあります。

前走宝塚記念では11番人気の低評価も、4着好走優勝馬メイショウタバルから0.7秒離されたとはいえ、2着馬のベラジオオペラとは0.2秒差。本レース出走のドレッツァには0.6秒差を付けています。

2200~3000mまで距離に融通が利き、切れないものの長くいい脚が使え最後まであきらめずに伸びるのが持ち味。重賞勝ちが無いため斤量は57kgで、天皇賞春で雪辱を晴らしたサンライズソレイユが58kgなので、同馬より上の着順に来られる公算が大。抑えで。

サブマリーナ

スワーヴリチャード ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ピラミマ Unbridled’s Song
キャリアコレクション
ヒシサブリナ Bernardini A.P. Indy
Cara Rafaela
ヒシカツバラード Saint Ballado
Twice the Vice

サブナリーナはこれまで8戦4勝2着1回3着1回重賞勝ちはありませんが、2走前に3番人気だった新潟大賞典で2着。前走チャレンジカップでは4着と、これまで掲示板を外していません

サブマリーナの父は大阪杯・JC勝ちのスワーヴリチャード。米国産の母ヒシサブリナは地方の短距離路線で8勝。祖祖母は米でGⅠ5勝、全12勝を挙げたトゥワイスザヴォイス。サブマリーナは血統内にヘイローの4×4の濃いクロスを持ちます。

母系は短距離系統も、2000m前後で安定した成績から父の影響が大。

前走より距離が400m伸びますが、血統的にも距離不安は無しか。また、これまで8戦して常にあがりはメンバー中3番手以内と末脚は安定し、京都は5戦3勝3着1回と得意。ゴール前直線の長い京都外回りなら自慢の末脚も活せ、叩き2戦目で決め手勝負になれば出番も。連下で。

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