過去10年のデータから見るファンタジーステークスの入賞馬

ファンタジーステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬（父、母の父）一覧

ファンタジーステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

ファンタジーステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気　2勝2着2回3着3回、連対率4割、複勝率7割

2番人気　1勝2着0回3着1回、連対率1割、複勝率2割

3番人気　0勝2着1回3着2回、連対率1割、複勝率3割

1番人気は連対率4割、複勝率7割。馬連ではあまり信用できませんが、馬券には入れる必要があります。一方、2、3番気は連対率1割、複勝率も2、3割なのでほとんど信用できません。ただし、3着までで1～7番人気以内に集中しており、1番人気以外は馬券になる確率はどんぐりの背比べ。

過去10年で2桁人気が馬券になのは4回。優勝1回、2着1回、3着2回。12～15番人気が絡んできています。ちなみに2桁人気で馬券に絡んだ4頭は父が短距離馬を多く出す種牡馬です。

前走と馬券

既に多くの2歳戦が消化していますが、G3なので重賞経験馬はもとより未勝利戦からでも十分馬券になるのが特徴。

函館2歳ステークス　　　1勝2着0回3着2回　占有率10.0％

新潟2歳ステークス　　　0勝2着3回3着1回　占有率13.3％

小倉2歳ステークス　　　2勝2着0回3着0回　占有率6.6％

デイリー杯2歳ステーク　1勝2着1回2着0回　占有率6.6％

OP･1勝クラス　　　　　0勝2着4回3着3回　占有率23.3％

新馬　  　　　　　　　　3勝2着2回3着0回　占有率16.6％

未勝利       　　　　　　　3勝2着1回3着4回　占有率26.6％

新馬や未勝利からの挑戦が共に3勝ずつ、馬券になる確率も未勝利から挑戦した馬が全体の1/4を占めます。このことからも分かるように、必ずしも前走重賞で好成績を収めたからと言って、今回も馬券委なるとは限りません。

また同じ重賞経験馬でも1200mとそれ以上と見比べると1200m戦の速い流れを経験している馬の勝率が高いことも分かりますこのことからも、ファンタジーステークスは調子が良くスプリンター向きの馬が活躍することが分かります。

※ただし2020年は阪神1400mで、こちらはマイラー向きが活躍します。

血統と馬券

ディープインパクト　2勝2着3回3着1回　占有率30.0％

クロフネ　　　　　　1勝2着1回3着2回　占有率13.3％

ダイワメジャー　　　1勝2着1回3着1回　占有率10.0％

キンシャノキセキ　　1勝2着0回2着1回　占有率6.7％

ディープインパクト産駒は基礎能力が高いため占有率30％と高いのですが、それ以外の種牡馬はほとんど短距離系の種牡馬。他はアドマイヤムーンやスウェプトオーヴァーボードなど。馬券に絡んだディープインパクト産駒中半分の母の父が短距離～マイラーを多く出す種牡馬です。

ファンタジーステークスのレース及びコースの攻略法

本来であれば京都芝内回り1400mが使用されますが、本年度は阪神芝内回り1400mAコースを使用。スタートはスタンド向こう側の引き込み線から。スタートから最初のコーナーまで458ｍでほぼ平坦。テンはさほど早くなりませんが加速が付けやすい構造。

第3コーナーを過ぎると第4コーナー過ぎまで長い下り坂。最後の直線は356mと短く、さらゴール直前1ハロンの場所に高低差2mの急坂が待ち構えます。開幕週なので芝が速く、基本的に逃げ・先行馬が有利。

ただし、本来ファンタジーステークスが行われる京都芝1400mが短距離志向の馬向きなのに対し、阪神1400mは最後急坂が待ち構えているのでスタミナとパワーが必要でマイラー志向の向きのコースです。例年のデータが通じない可能性があるので注意が必要です。

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