過去10年のデータから見るシリウスステークスの入賞馬

シリウスステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬（父、母の父）一覧

シリウスステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

シリウスステークスと馬券の傾向

人気と馬券

1番人気　3勝2着1回3着1回、連対率4割、複勝率5割

2番人気　2勝2着1回3着2回、連対率3割、複勝率5割

3番人気　1勝2着3回3着2回、連対率4割、複勝率6割

ハンデキャップ競争らしく1～3番人気の連対率、複勝率はさほど変わりません。ただし、過去10年で1～3番人気が馬連で絡まなかったのは3回のみ。1～3番人気が馬連になった7回中6回が1～5番人気以内で決まっています。

また2桁人気が馬券に絡んだ年は1回のみで優勝していますが、全体的に馬券は堅め。ダートの長距離のスペシャリストが集まるので、ハンデキャップ競争でもさほど荒れません。

前走と馬券

ハンデキャップ戦なので前走オープン・3勝クラス（旧1600万下）の格上挑戦組と、重賞組で半々。格上挑戦組なら前走1着か、1番人気で負けても掲示板に載った馬。重賞からでも半数以上の馬が前走掲示板に載っています。実績より調子重視の印象です。

血統と馬券

基本的に非サンデーサイレンス系の種牡馬が強いレース。その中でも過去10年で馬券委絡んだ30頭中キングカメハメハが5頭と最多。次いでネオユニヴァース3頭、アイルハヴァナイザー、ゼンノロブロイ、ウォーエンブレム、マンハッタンカフェ、アグネスデデジタル、ハーツクライが2頭ずつと続きます。

基本的にスタミナが豊富で長くいい脚を使えるタイプの種牡馬が台頭します。

性齢と馬券

3歳　　　　　2勝2着1回3着0回、占有率10.0％

4歳　　　　　2勝2着1回3着5回、占有率26.7％

5歳　　　　　4勝2着3回3着1回、占有率26.7％

6歳　　　　　2勝2着3回3着4回、占有率30.0％

7歳以上　　　0勝2着2回3着0回、占有率6.6％

4～6歳馬が満遍なく馬券に絡んでいますが、勝率・連対率では5歳、3着は4、6歳馬と傾向がはっきりしています。なお、過去10年で牝馬は1頭しか絡んでおらず、地方のダート重賞で優勝してシリウスステークスに臨んできているので、相当力がないと相手になりません。

ハンデと馬券

52kg以下　 　0勝2着0回3着1回、占有率3.3％

53～54kg台　 3勝2着1回3着1回、占有率16.7％

55～56kg台　 6勝2着4回3着2回、占有率40.0％

57kg以上　 　1勝2着5回3着6回、占有率40.0％

ハンデは55～56kg台が6勝2着4回と、軸馬にしたい馬この斤量なら信用できます。一方、実力が認められ57kg以上を背負うと勝ち切れなくなり連下扱いになってしまいます。

シリウスステークスのレース及びコースの攻略法

2020年のシリウスステークスはコーナーを4つ回る中京ダート1900mで行われます。スタートはスタンド正面の第4コーナーを過ぎの坂下から。スタート直後から高低差2mの坂を上ることになり、さらに最初のコーナーまで391mと長いのでポジション争いはスムーズ。テンは早くなりません。

バックストレッチも400mと長く、さらに第3コーナー手前から第4コーナー付近まで長い下り坂が続きます。第4コーナーにはスパイラルカーブが設けられ、ここでスピードを上げ過ぎると遠心力で外に振られコースロスが生じます。

また第4コーナーを過ぎるとすぐに高低差2mの急坂が待ち構えています。ゴールまでの直線は410mと長く差し、追い込み有利。坂を2度駆け上がるので、実際の距離を走るよりスタミナとパワーが必要です。

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