【2020年度版】阪神カップ入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る阪神カップの入賞馬

阪神カップの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2019 1 3 グランアレグリア 牝3 54kg 1.19.4 ディープインパクト Tapit
2 5 フィアーノロマーノ 牡5 57kg 1.20.2 Fastnet Rock Lion Heart
3 3 メイショウショウブ 牝3 54kg 1.20.2 ダイワメジャー キングカメハメハ
2018 1 2 ダイアナヘイロー 牝5 55kg 1.21.1 稍重 キングヘイロー グラスワンダー
2 1 ミスターメロディ 牡5 56kg 1.21.2 Scat Daddy Deputy Minister
3 3 スターオブペルシャ 騙5 57kg 1.21.5 ダイワメジャー Big Shuffle
2017 1 1 イスラボニータ 牡6 57kg 1.19.5 フジキセキ Cozzene
2 6 ダンスディレクター 牡7 57kg 1.19.5 アルテバランⅡ サンデーサイレンス
3 5 サングレーザー 牡3 56kg 1.19.7 ディープインパクト Deputy Minister
2016 1 1 シュウジ 牡3 56kg 1.21.9 稍重 キンシャサノキセキ Kingmambo
2 3 イスラボニータ 牡5 57kg 1.21.9 フジキセキ Cozzene
3 8 フェエロ 牡7 57kg 1.21.9 ディープインパクト デインヒル
2015 1 7 ロサギガンティア 牡4 57kg 1.21.4 稍重 フジキセキ Big Shuffle
2 8 ダンスディレクター 牡5 57kg 1.21.4 アルテバランⅡ サンデーサイレンス
3 1 ブッグアーサー 牡4 57kg 1.21.6 サクラバクシンオー Kingmambo
2014 1 4 リアルインパクト 牡6 57kg 1.20.7 ディープインパクト Meadowlake
2 8 コパノリチャード 牡4 57kg 1.20.7 ダイワメジャー トニービン
3 2 ダイワマッジョーレ 牡5 57kg 1.20.7 ダイワメジャー Law Society
2013 1 5 リアルインパクト 牡5 57kg 1.21.4 ディープインパクト Meadowlake
2 7 ガルボ 牡6 57kg 1.21.4 マンハッタンカフェ ジェネラス
3 4 クラレント 牡4 57kg 1.21.5 ダンスインザダーク ダンシングブレーヴ
2012 1 7 サンカルロ 牡6 57kg 1.21.0 シンボリクリスエス Crafty Prospector
2 5 ガンボ 牡5 57kg 1.21.2 マンハッタンカフェ ジェネラス
3 7 ライナルフォーム 牡3 56kg 1.21.2 ディープインパクト O’Reilly
2011 1 7 サンカルロ 牡5 57kg 1.20.5 シンボリクリスエス Crafty Prospector
2 8 グランプリボス 牡3 56kg 1.20.5 サクラバクシンオー サンデーサイレンス
3 4 フラガラッハ 牡4 57kg 1.20.8 デュランダル トニービン
2010 1 7 キンシャサノキセキ 牡7 57kg 1.20.3 フジキセキ Pleasant Colony
2 7 レッドスパーダ 牡4 57kg 1.20.3 タイキサシャトル Storm Cat
3 2 マイネルフォーグ 牡6 57kg 1.20.5 スターオブコジーン Be My Guest

阪神カップ入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2019 1 1 グランアレグリア NHKマイルC 1 5(降)
2 3 フィアーノロマーノ マイルCS 14 13
3 10 メイショウショウブ ローズS 8 5
2018 1 11 ダイアナヘイロー 京阪杯 11 3
2 2 ミスターメロディ OP 1 5
3 12 スターオブペルシャ OP 2 3
2017 1 2 イスラボニータ マイルCS 1 5
2 7 ダンスディレクター スプリンターズステークス 9 8
3 3 サングレーザー マイルCS 7 3
2016 1 7 シュウジ スプリンターズステークス 5 4
2 2 イスラボニータ マイルCS 2 2
3 5 フェエロ マイルCS 5 6
2015 1 3 ロサギガンティア OP 2 1
2 5 ダンスディレクター CBC賞 1 2
3 1 ブッグアーサー 京阪杯 1 2
2014 1 8 リアルインパクト OP 13 10
2 3 コパノリチャード JCBスプリント 3 16
3 5 ダイワマッジョーレ チャレンジC 7 5
2013 1 8 リアルインパクト マイルCS 13 10
2 10 ガルボ マイルCS 17 14
3 7 クラレント マイルCS 4 11
2012 1 3 サンカルロ マイルCS 17 7
2 14 ガンボ マイルCS 12 16
3 2 ライナルフォーム マイルCS 3 12
2011 1 4 サンカルロ スワンS 5 4
2 5 グランプリボス マイルCS 5 2
3 13 フラガラッハ スワンS 7 10
2010 1 2 キンシャサノキセキ マイルCS 3 13
2 5 レッドスパーダ フェブラリーS 3 12
3 15 マイネルフォーグ OP 12 12

阪神カップと馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 1勝2着0回3着1回、連対率1割、複勝率1割

2番人気 2勝2着2回3着1回、連対率4割、複勝率5割

3番人気 2勝2着2回3着1回、連対率4割、複勝率5割

1番人気が過去10年で1勝3着1回、複勝率2割と恐ろしく信頼度が低いレース。一方で2、3番人気は共に連対率4割、複勝率5割とそこそこ人気通りに活躍します。過去10年で2桁人気が馬券に絡んだのは6回、そのうち3回が馬連でのものなのでかなり波乱含み。

後述しますが、多くの馬が前走G1や重賞を走っています。これらの馬は翌年の高松宮記念や安田記念を目指すことになりますが、まだ間隔がありすぎます。人気馬は本気で仕上げてこない可能性があり、ここで賞金が欲しい人気薄の馬に足元をすくわれる可能性が高いレースと言えます。

前走と馬券

スプリンターズステークス 1勝2着2回3着0回

マイルチャンピオンシップ 4勝2着5回3着4回

その他G1         1勝2着2回3着0回

スワンステークス     1勝2着0回3着1回

京阪杯          1勝2着0回3着1回

CBC賞          0勝2着1回3着0回

その他重賞        0勝2着0回3着2回

OP            2勝2着1回3着2回

基本的に前走G1競争を走った馬が強く、6勝を挙げています。その中でもマイルチャンピオンシップ組が圧倒的に強く、過去10年で馬券に絡んだ30頭中13頭、実に4割以上を占めます。他のG1を含めると全体の2/3を占めるので、はやり格が重要。

前走G1であれば、その際の人気や着順はほとんど関係ありません。G1に出走していた他の有力馬はほとんど休養に入っているので、阪神カップをいかに本気で仕上げて参戦しているかが重要と考えられます。

血統と馬券

ディープインパクト 3勝2着0回3着3回

フジキセキ     2勝2着1回3着0回

ダイワメジャー   0勝2着1回3着3回

短距離からマイルまでの産駒を多く出すサンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ競走馬が強いレース。過去10年で馬券に絡んだ30頭中、サンデーサイレンス系が全体の60%を占めます。

一方で日本の主流血統になりつつあるミスタープロスペクター系の種牡馬を父に持つ馬が馬券に絡んだのは1頭だけという極端に悪い結果。他の系統の短距離馬がコンスタントに馬券に絡んでいるのとは対照的です。

性齢と馬券

3歳     2勝2着1回3着3回、占有率20.0%

4歳     1勝2着2回3着3回、占有率20.0%

5歳     3勝2着5回3着2回、占有率33.3%

6歳     3勝2着1回3着1回、占有率16.7%

7歳以上   1勝2着1回3着1回、占有率10.0%

馬券の中心は5歳馬3歳馬で馬券に絡んだ6頭中5頭が前走G1だったので、狙いやすいと言えます。また3歳馬でG1以外のレースを使い阪神カップに臨んだ馬は、斤量差がなくそれなりに実力馬がそろう阪神カップではではまだ実績が足りないと言えます。

なお短距離は牝馬の比率が高くなりますが、阪神カップに限り10%しかありません。寒くなると牝馬は脂肪がつきやすいので、牝馬特有の切れ味が発揮できないと考えられます。

阪神カップのレース及びコースの攻略法

阪神カップはコーナーを2つ回る阪神芝内回り1400mのコースを使用。スタートはスタンド向こう側の引き込み線から。スタートから最初のコーナーまで458mありポジション争いはスムーズ。また直線が長く平坦なのでスタートダッシュが付けやすいコースです。

阪神内回りは第3コーナー少し手前から長く緩やかな下り坂が続き、テンからスピードが出しやすく前半の時計も比較的早め。ただし、第4コーナーはほぼ直角に近いため、スピードを出し過ぎると外に振られコースロスが生じます。

最後の直線は359mとやや短め。さらにゴール手前1ハロンに高低差1.9mの急坂が待ち受けます。とはいえ、直前まで下り坂が続いているのでペース次第では勢いで上り切れてしまいます。基本的に逃げ、先行馬が有利なコースで、過去10年で逃げ馬が3頭も馬連に絡んでいます。

2020年阪神カップの注目馬分析はこちら

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