過去10年のデータから見る京成杯の入賞馬
京成杯の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧
年 | 着 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 馬場 | 父 | 母の父 |
2020 | 1 | 1 | クリスタルブラック | 牡3 | 56kg | 2.0.2.1 | 稍重 | キズナ | タイキシャトル |
2 | 8 | スカイグルーヴ | 牝3 | 54kg | 2.02.2 | エピファネイア | キングカメハメハ | ||
3 | 6 | ディアスティマ | 牡3 | 56kg | 2.02.6 | ディープインパクト | ストリートセンス | ||
2019 | 1 | 6 | ラストドラフト | 牡3 | 56kg | 2.01.2 | 良 | ノヴェリスト | ディープインパクト |
2 | 5 | ランフォザローゼス | 牡3 | 56kg | 2.01.4 | キングカメハメハ | ディープインパクト | ||
3 | 2 | ヒンドゥタイムズ | 牡3 | 56kg | 2.01.4 | ハービンジャー | ディープインパクト | ||
2018 | 1 | 8 | ジェネラーレウーノ | 牡3 | 56kg | 2.01.2 | 良 | スクリーンヒーロー | ロックオブジブラルタル |
2 | 3 | コズミックフォース | 牡3 | 56kg | 2.01.3 | キングカメハメハ | ネオユニヴァース | ||
3 | 1 | イェッツト | 牡3 | 56kg | 2.01.4 | カンパニー | キングカメハメハ | ||
2017 | 1 | 5 | コマノインパルス | 牡3 | 56kg | 2.02.5 | 良 | パゴ | フジキセキ |
2 | 6 | ガンサリュート | 牡3 | 56kg | 2.02.5 | ダノンシャンティ | クロフネ | ||
3 | 2 | マイネルスフェーン | 牡3 | 56kg | 2.02.6 | ステイゴールド | ジェイドロバリー | ||
2016 | 1 | 3 | ブロフェット | 牡3 | 56kg | 2.01.4 | 良 | ハービンジャー | タニノギムレット |
2 | 2 | ケルフロイデ | 牡3 | 56kg | 2.01.6 | キングカメハメハ | Monsun | ||
3 | 1 | メートルダール | 牡3 | 56kg | 2.01.6 | ゼンノロブロイ | Silver Hawk | ||
2015 | 1 | 8 | ベルーフ | 牡3 | 56kg | 2.02.3 | 良 | ハービンジャー | サンデーサイレンス |
2 | 4 | ブラックバゴ | 牡3 | 56kg | 2.02.3 | パゴ | ステイゴールド | ||
3 | 3 | クルーガー | 牡3 | 56kg | 2.02.3 | キングカメハメハ | ディクタット | ||
2014 | 1 | 6 | ブレイアンドリアル | 牡3 | 56kg | 2.01.1 | 良 | デュランダル | ディンバーカントリー |
2 | 8 | キングズオブザサン | 牡3 | 56kg | 2.01.4 | チチカステナンゴ | サンデーサイレンス | ||
3 | 6 | ラデイインザライフ | 牡3 | 56kg | 2.01.4 | ディープインパクト | サクラバクシンオー | ||
2013 | 1 | 5 | フェイゲーム | 牡3 | 56kg | 2.02.3 | 良 | ハーツクライ | アレミロード |
2 | 8 | アクションスター | 牡3 | 56kg | 2.02.3 | アグネスタキオン | Loup Solitaire | ||
3 | 6 | ケイアイチョイス | 牡3 | 56kg | 2.02.5 | ステイゴールド | シンボリクリスエス | ||
2012 | 1 | 4 | ベストディール | 牡3 | 56kg | 2.00.6 | 良 | ディープインパクト | Loup Solitaire |
2 | 8 | マイネルロブスト | 牡3 | 57kg | 2.00.7 | ゼンノエルシド | メジロライアン | ||
3 | 4 | アドマイヤブルー | 牡3 | 56kg | 2.00.9 | キングカメハメハ | フジキセキ | ||
2011 | 1 | 1 | フェイトフルウォー | 牡3 | 56kg | 2.00.9 | 良 | ステイゴールド | メジロマックイーン |
2 | 5 | デボネア | 牡3 | 56kg | 2.00.9 | アグネスタキオン | シングスピール | ||
3 | 3 | プレイ | 牡3 | 56kg | 2.01.3 | ロックオブジブラルタル | サンデーサイレンス |
京成杯入賞馬と前走の人気・着順一覧
年 | 着 | 人気 | 馬名 | 前走 | 人気 | 着 |
2020 | 1 | 7 | クリスタルブラック | 新馬(中5週) | 3 | 1 |
2 | 1 | スカイグルーヴ | 新馬(中9週) | 1 | 1 | |
3 | 4 | ディアスティマ | 1勝クラス | 2 | 3 | |
2019 | 1 | 4 | ラストドラフト | 新馬(中7週) | 1 | 1 |
2 | 2 | ランフォザローゼス | 500万下 | 1 | 2 | |
3 | 7 | ヒンドゥタイムズ | 新馬(中6週) | 3 | 1 | |
2018 | 1 | 1 | ジェネラーレウーノ | 500万下 | 4 | 1 |
2 | 2 | コズミックフォース | 未勝利(中11週) | 1 | 1 | |
3 | 6 | イェッツト | 新馬(中4週) | 6 | 1 | |
2017 | 1 | 1 | コマノインパルス | 500万下 | 9 | 2 |
2 | 7 | ガンサリュート | 未勝利(中3か月) | 1 | 1 | |
3 | 3 | マイネルスフェーン | ホープフルS | 8 | 2 | |
2016 | 1 | 5 | ブロフェット | OP | 2 | 5 |
2 | 7 | ケルフロイデ | ラジオNIKKEI京都2歳S | 4 | 5 | |
3 | 2 | メートルダール | 500万下 | 3 | 1 | |
2015 | 1 | 3 | ベルーフ | 500万下 | 2 | 1 |
2 | 1 | ブラックバゴ | ホープフルS | 9 | 3 | |
3 | 6 | クルーガー | 500万下 | 6 | 2 | |
2014 | 1 | 5 | ブレイアンドリアル | 朝日FS | 2 | 7 |
2 | 1 | キングズオブザサン | 500万下 | 3 | 1 | |
3 | 4 | ラデイインザライフ | 新馬(中3週) | 1 | 1 | |
2013 | 1 | 7 | フェイゲーム | 未勝利(中5週) | 6 | 1 |
2 | 5 | アクションスター | ラジオNIKKEI杯 | 4 | 4 | |
3 | 9 | ケイアイチョイス | 未勝利(中9週) | 6 | 1 | |
2012 | 1 | 2 | ベストディール | 500万下 | 1 | 1 |
2 | 5 | マイネルロブスト | 朝日FS | 5 | 9 | |
3 | 1 | アドマイヤブルー | ホープフルS | 5 | 1 | |
2011 | 1 | 2 | フェイトフルウォー | ホープフルS | 3 | 3 |
2 | 8 | デボネア | 未勝利(中3週) | 3 | 1 | |
3 | 7 | プレイ | ホープフルS | 5 | 5 |
京成杯と馬券の傾向
過去10年の集計より
人気と馬券
1番人気 2勝2着3回3着1回、連対率5割、複勝率6割
2番人気 2勝2着2回3着1回、連対率4割、複勝率5割
3番人気 1勝2着0回3着1回、連対率0割、複勝率2割
1番人気は連対率5割、複勝率6割と連軸として狙うにはまあまあの数字。2番人気も連対率4割ります。一方で3番人気は連対率1割、複勝率2割と信頼できません。
過去10年で馬連が1、2番人気で決まったことは1度もありません。一方で1、2番人気が共に馬連で外したことは2度しかなく、また過去10年で2桁人気が馬券に絡んだことは1度もありません。全体的に馬券は堅め。
なお5番人気の2勝2着2回で連対率が4割、7番人気が2勝2着2回3着2回、連対率4割、複勝率6割と2番人気並みの成績を残しているので、中穴狙いが妥当です。
前走と馬券
ホープフルS 1勝2着1回3着3回、占有率16.7%
朝日フューチュリティS 1勝2着1回3着0回、占有率6.7%
ラジオNIKKEI杯 0勝2着2回3着0回、占有率6.7%
OP・L 1勝2着0回3着0回、占有率3.4%
1勝クラス 4勝2着2回3着3回、占有率30.0%
新馬・未勝利 3勝2着4回3着4回、占有率36.7%
有力馬は1カ月ほど前に同じコースを使って行われえる2歳G1ホープフルステースを使っているため、1勝クラスや新馬・未勝利からの出走組が強いレース。馬券全体の7割近くを格上挑戦組が占めます。格上挑戦組は前走の成績が直結し、全ての馬が前走馬券になっています。
また1勝クラスからは前走同じ距離で行われるエリカ賞か葉牡丹賞組が好成績を上がています。
次いで同じコースで行われるホープフルステークス組が全体の16.7%。こちらは全ての馬が同レースで掲示板に載っています。一方で同じ2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス組は前走人気も惨敗した口。こちらは血統など距離延長がプラスになる馬なら買い。
血統と馬券
過去10年でサンデーサイレンス系が馬券に占める割合が43.3%、近5年で見ると33.3%と、芝の中距離レースの中ではサンデーサイレンス系が非常に弱いレース。この時期の中山の芝は荒れて時計が掛かるため、軽い芝が得意なサンデーサイレンス系の種牡馬は苦戦。
基本的にノーザンダンサー系やロベルト系、ミスタープロスペクター系はであればキングカメハメハ、異系統でもパワー型の中長距離系の種牡馬を父に持つ馬が好成績を挙げています。
性齢と馬券
昨年1番人気だった良血牝馬のスカイグルーヴが2着に入りましたが、過去10年で牝馬が馬券に絡んだのはこの1頭のみ。よほど実力が抜きん出ていない限り、牝馬は無視して良いでしょう。
京成杯のレース及びコースの攻略法
中山金杯は中山内回り芝2000mCコースで行われます。スタートはスタンド正面で第4コーナーを過ぎた地点から。スタートから最初のコーナーまで367m、Aコース使用より30m距離が短くなり先行争いはやや激しくなります。
ただし中山は小回りなのですぐにペースは落ち着きます。冬の中山連続開催の後半のため芝は荒れ時計が掛かります。またスタート後とゴール前で中山名物の急坂を2度登ることになるので、実際の走破距離よりスタミナが必要です。
ゴール前の直線は310mと短くさらに中山名物の高低差2.2mの急坂が待ち受けます。中山は先行と言われますが、こと3歳の若駒が走る京成杯ではスタミナロスを避けるため後方に控えらえる競馬をした馬が好成績を挙げています。
過去10年で逃げ切り勝ちは無く、優勝馬に限れば3、4コーナーで10番手近辺に控えていた馬が5頭、さらに馬券に絡んだ30頭中、第4コーナーで5番手以内が13頭、6番手以下が17頭なので差し有利な傾向。
また過去10年の勝ち時計で2分を切ったことはなく平均で2分01~02秒と遅め。パワーとスタミナを兼ね備えた馬なら先行馬を差し切れます。
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