過去10年のデータから見る共同通信杯の入賞馬
共同通信杯の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧
年 | 着 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 馬場 | 父 | 母の父 |
2020 | 1 | 6 | ダーリントンホール | 牡3 | 56kg | 1.49.6 | 良 | New Approach | Pivotal |
2 | 2 | ビターエンダー | 牡3 | 56kg | 1.49.6 | オルフェーヴル | Afleet Alex | ||
3 | 7 | フィリオアレグロ | 牡3 | 56kg | 1.50.3 | ディープインパクト | Rossini | ||
2019 | 1 | 1 | ダノンキングリー | 牡3 | 56kg | 1.46.8 | 良 | ディープインパクト | Storm Cat |
2 | 4 | アドマイヤマーズ | 牡3 | 57kg | 1.47.0 | ダイワメジャー | Medicean | ||
3 | 6 | クラージュゲリエ | 牡3 | 57kg | 1.47.6 | キングカメハメハ | タニノギムレット | ||
2018 | 1 | 5 | オウケンムーン | 牡3 | 56kg | 1.47.4 | 良 | オーケンブルースリ | エリシオ |
2 | 1 | サトノソルタス | 牡3 | 56kg | 1.47.5 | ディープインパクト | Petionville | ||
3 | 4 | エイムアンドエンド | 牡3 | 56kg | 1.47.7 | エイシンフラッシュ | サンデーサイレンス | ||
2017 | 1 | 1 | スワーヴリチャード | 牡3 | 56kg | 1.47.5 | 良 | ハーツクライ | Unbridled’s Song |
2 | 7 | エトルディーニュ | 牡3 | 56kg | 1.47.9 | エイシンサンディ | オペラハウス | ||
3 | 4 | ムーヴザワールド | 牡3 | 56kg | 1.47.9 | ディープインパクト | Sadler’s Wells | ||
2016 | 1 | 4 | ディーマジェスティ | 牡3 | 56kg | 1.47.4 | 良 | ディープインパクト | ブライアンズタイム |
2 | 8 | イモータル | 牡3 | 56kg | 1.47.6 | マンハッタンカフェ | Acatenango | ||
3 | 6 | メートルダール | 牡3 | 56kg | 1.47.7 | ゼンノロブロイ | Silver Hawk | ||
2015 | 1 | 1 | リアルスティール | 牡3 | 56kg | 1.47.1 | 良 | ディープインパクト | Storm Cat |
2 | 6 | ドゥラメンテ | 牡3 | 56kg | 1.47.2 | キングカメハメハ | サンデーサイレンス | ||
3 | 7 | アンビシャス | 牡3 | 56kg | 1.47.4 | ディープインパクト | エルコンドルパサー | ||
2014 | 1 | 5 | イスラボニータ | 牡3 | 57kg | 1.48.1 | 良 | フジキセキ | Cozzene |
2 | 2 | ベルキャニオン | 牡3 | 56kg | 1.48.3 | ディープインパクト | フレンチデピュティ | ||
3 | 4 | サトノアラジン | 牡3 | 56kg | 1.48.6 | ディープインパクト | Storm Cat | ||
2013 | 1 | 7 | メイケイベガスター | 牡3 | 56kg | 1.46.0 | 良 | フジキセキ | ブライアンズタイム |
2 | 7 | ゴットフリート | 牡3 | 56kg | 1.46.2 | ローエングリン | サンデーサイレンス | ||
3 | 4 | マイネルストラーノ | 牡3 | 56kg | 1.46.3 | ディープインパクト | ブライアンズタイム | ||
2012 | 1 | 3 | ゴールドシップ | 牡3 | 57kg | 1.48.3 | 良 | ステイゴールド | メジロマックイーン |
2 | 2 | ディープブリランテ | 牡3 | 57kg | 1.48.3 | ディープインパクト | Loup Sauvage | ||
3 | 7 | スピルバーグ | 牡3 | 56kg | 1.48.6 | ディープインパクト | Lycius | ||
2011 | 1 | 2 | ナカヤマナイト | 牡3 | 56kg | 1.48.5 | 良 | ステイゴールド | カコイーシーズ |
2 | 5 | ユニバーサルバンク | 牡3 | 56kg | 1.48.5 | ネオユニヴァース | ドクターデヴィアス | ||
3 | 8 | ディープウサウンド | 牡3 | 56kg | 1.48.7 | ディープインパクト | デインヒル |
共同通信杯入賞馬と前走の人気・着順一覧
年 | 着 | 人気 | 馬名 | 前走 | 人気 | 着 |
2020 | 1 | 3 | ダーリントンホール | OP | 1 | 3 |
2 | 4 | ビターエンダー | 京成杯 | 4 | 4 | |
3 | 2 | フィリオアレグロ | 新馬(中4カ月) | 1 | 1 | |
2019 | 1 | 3 | ダノンキングリー | 500万下 | 2 | 1 |
2 | 1 | アドマイヤマーズ | 朝日杯フューチュリティS | 1 | 1 | |
3 | 4 | クラージュゲリエ | ラジオNIKKEI杯京都2歳S | 1 | 1 | |
2018 | 1 | 6 | オウケンムーン | 500万下 | 1 | 1 |
2 | 3 | サトノソルタス | 新馬(中3カ月) | 1 | 1 | |
3 | 10 | エイムアンドエンド | 京成杯 | 5 | 10 | |
2017 | 1 | 2 | スワーヴリチャード | 東京スポーツ杯2歳S | 4 | 2 |
2 | 6 | エトルディーニュ | 500万下 | 7 | 2 | |
3 | 1 | ムーヴザワールド | 東京スポーツ杯2歳S | 1 | 3 | |
2016 | 1 | 6 | ディーマジェスティ | ホープフルS | 取 | |
2 | 5 | イモータル | 朝日杯フューチュリティS | 5 | 9 | |
3 | 3 | メートルダール | 京成杯 | 2 | 3 | |
2015 | 1 | 3 | リアルスティール | 新馬(中7週) | 1 | 1 |
2 | 1 | ドゥラメンテ | 500万下 | 1 | 1 | |
3 | 4 | アンビシャス | 500万下 | 1 | 1 | |
2014 | 1 | 1 | イスラボニータ | 東京スポーツ杯2歳S | 2 | 1 |
2 | 3 | ベルキャニオン | ホープフルS | 1 | 2 | |
3 | 2 | サトノアラジン | ラジオNIKKEI杯 | 1 | 3 | |
2013 | 1 | 4 | メイケイベガスター | OP | 4 | 3 |
2 | 2 | ゴットフリート | 朝日杯フューチュリティS | 3 | 3 | |
3 | 9 | マイネルストラーノ | 京成杯 | 6 | 8 | |
2012 | 1 | 2 | ゴールドシップ | ラジオNIKKEI杯 | 3 | 2 |
2 | 1 | ディープブリランテ | 東京スポーツ杯2歳S | 1 | 1 | |
3 | 3 | スピルバーグ | 500万下 | 4 | 2 | |
2011 | 1 | 3 | ナカヤマナイト | ホープフルS | 2 | 2 |
2 | 6 | ユニバーサルバンク | OP | 3 | 2 | |
3 | 5 | ディープウサウンド | ホープフルS | 1 | 10 |
共同通信杯予想と馬券の傾向
過去10年の集計より
人気と馬券
1番人気 1勝2着3回3着1回、連対率4割、複勝率5割
2番人気 2勝2着1回3着2回、連対率3割、複勝率5割
3番人気 4勝2着2回3着2回、連対率6割、複勝率8割
1番人気、2番人気は人気に割に馬連に絡むことが少なく、複勝率は共に5割。一方で3番人気は4勝、連対率6割、複勝率8割と抜群の成績。
過去10年で2桁人気が馬券に絡んだのは1回だけで、10番人気が3着。馬連に関しては全て6番人気以内同士、3着に至っても10回中8回は6番人気以内で決まっているので馬券は相対的に堅め。
1、2番人気に押される馬はまだメンバーが手薄な2歳重賞で好走した馬が多く、実力以上に人気が出ている様子。一方で、3番人気に押される馬は前走オープンや1勝クラスからの格上挑戦組が多く、ここを勝って本賞金を加算し皐月賞・ダービーの出走を確実にしたいという思惑が働いています。
そのため素質馬として評判が高く、確実に調教で仕上がっているようなら買い。
前走と馬券
朝日杯フューチュリティS 0勝2着3回3着0回、占有率10.0%
ホープフルS 2勝2着1回3着1回 占有率13.4.%
東京スポーツ2歳S 2勝2着1回3着1回 占有率13.3.%
ラジオNIKKEI杯京都2歳S 1勝2着0回3着2回 占有率10.0%
京成杯 0勝2着1回3着3回 占有率13.3%
OP・L・1勝クラス 4勝2着3回3着2回 占有率30.0%
新馬・未勝利 1勝2着1回3着1回 占有率10.0%
前走重賞組では同じコースを経験している東京スポーツ2歳ステークス組と、関東で行われる2歳G1ホープフルステークス組の成績が良いことが分かります。一方で関西で行われる朝日杯ヒューチュリティステークス組とラジオNIKKEI杯ステークス組は馬券の占有率は同じでも成績は一段落ちます。
また。前走オープンや条件クラス組が馬券全体の30%を占めます。前走重賞で好走したらといって人気になっても、これらの馬に足元をすくわれる可能性が非常に高いと言えます。
馬券になった30頭中28頭が前走5番人気以内。前走掲示板に載っていなかったとしても、前走が重賞であれば巻き返してきます。オープンや1勝クラスからの格上挑戦組は前走3着以内が必須。これ以下の成績で馬券に絡んだ馬はいません。
血統と馬券
サンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ馬が圧倒的に強いレースで、馬券全体の80%を占めます。その中でもディープインパクト産駒の強さが目立ち30頭中13頭、実に43.3%という他の重賞と比べても抜群の数字。サンデーサイレンス系であれば現役時代2000m以上の距離で活躍した種牡馬が大多数を占めます。
ミスタープロスペクター系はたったの3頭。3頭共キングマンボの血を持っています。
性齢と馬券
牡馬クラッシク3冠路線を狙う実力馬が出走するので、牝馬の出る幕無し。過去10年で牝馬は1頭も馬券に絡んでいません。
共同通信杯のレース及びコースの攻略法
共同通信杯はコーナーを3つ回る東京競馬場芝1800mCコースを使用。スタートはスタンド向こう側、芝1800m専用の引き込み線から。スタートから最初のコーナーまでの156mと極端に短く、ポジション争いは熾烈。テンから早い展開になります。そのため外から被せられる1枠は基本的に不利。
第3コーナーまでのバックストレッチは542mと非常に長く、跳びが大きな馬はスピードが出しやすいコース。第3コーナー手前で高低差1.5mの坂を上りますがあまり気にする必要はありません。この坂を上ると第4コーナーを過ぎるまで長い下り坂で加速がしやすい構造。
第4コーナーを回ると最後の直線は525mと長く、差し・追い込みが有利。ただし第4コーナーを過ぎた直後に高低差2.1mの上り坂が待ち構えており、勝負は坂を上り切った残り2ハロン。ここからゴールまでの約400mは平坦です。坂を上り切るまで牽制が続くため1800m戦の割に時計は遅め。
逆に最後の2ハロンの瞬発力勝負になるので上がり時計は極端に早く、優勝するには33~34秒前半の末脚が必要。そのため追い込み一辺倒の馬では届きません。
意外ですが過去10年で馬券に絡んだ30頭中21頭、実に70%が4コーナーを回った時点で5番手以内。さらに1番手だった馬は0-3-1-6なのでそれなりに先行力が必要。差し馬ではなく先行馬を狙うべきレースです。
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