【2022年度版】ダイヤモンドステークス入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見るダイヤモンドステークスの入賞馬

ダイヤモンドステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2021 1 5 グロンディオーズ 牡6 54kg 3.31.2 ルーラーシップ サンデーサイレンス
2 2 オーソリティ 牡4 56kg 3.31.2 オルフェーヴル シンボリクリスエス
3 7 ポンデザール 牝6 54kg 3.32.1 ハーツクライ Rossini
2020 1 8 ミライヘノツバサ 牡7 54kg 3.31.2 ドリームジャーニー シルバーチャーム
2 7 メイショウテンゲン 牡4 55kg 3.31.2 ディープインパクト フレンチデピュティ
3 1 オセアグレイト 牡4 54kg 3.32.0 オルフェーヴル Bahri
2019 1 8 ユーキャンスマイル 牡4 54kg 3.31.5 キングカメハメハ ダンスインザダーク
2 7 サンデームーティエ 牡5 50kg 3.31.9 タニノギムレット オペラハウス
3 2 カフェブリッツ 牡6 54kg 3.32.1 マンハッタンカフェ ストラヴィンスキー
2018 1 8 フェイゲーム 騙8 58.5kg 3.31.6 ハーツクライ アレミロード
2 1 リッジマン 牡5 52kg 3.31.8 スウェプトオーヴァーボード Caerleon
3 4 ソールインパクト 牡6 54kg 3.32.1 ディープインパクト Exchange Rate
2017 1 7 アルバート 牡6 58kg 3.35.2 アドマイヤドン ダンスインザダーク
2 3 ラブラドライト 騙8 51kg 3.35.4 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 5 カフジプリンス 牡4 54kg 3.35.6 ハーツクライ シンボリクリスエス
2016 1 5 トゥインクル 牡5 54kg 3.37.8 稍重 ステイゴールド ノーゼンテースト
2 8 フェイゲーム 牡6 58.5kg 3.38.5 ハーツクライ アレミロード
3 2 ファタモルガーナ 騙8 56kg 3.39.3 ディープインパクト エリシオ
2015 1 8 フェイゲーム 牡5 58kg 3.31.9 ハーツクライ アレミロード
2 8 ファタモルガーナ 騙7 56kg 3.32.2 ディープインパクト エリシオ
3 4 カムフィー 牡6 51kg 3.32.6 ダンスインザダーク ノーゼンテースト
2014 1 1 フェイゲーム 牡4 55kg 3.30.2 ハーツクライ アレミロード
2 4 セイクリッドバレー 牡8 56kg 3.30.4 タニノギムレット フジキセキ
3 8 タニノエポレット 牡7 55kg 3.30.5 ダンスインザダーク ジェネラス
2013 1 8 アドマイヤラクティ 牡5 56kg 3.31.9 ハーツクライ エリシオ
2 3 ジャガーメイル 牡9 58.5kg 3.32.3 ジャングルポケット サンデーサイレンス
3 8 メイショウカドマツ 牡4 54kg 3.32.3 ダイワメジャー Kris S.
2012 1 3 ケイアイドウソジン 牡6 55kg 3.36.8 キングカメハメハ Cutlass
2 8 ギュスターヴクライ 牡4 55kg 3.36.9 ハーツクライ Fabulous Dancer
3 4 スマートロビン 牡4 55kg 3.37.1 ディープインパクト Lyphard

ダイヤモンドステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2021 1 7 グロンディオーズ 中日新聞杯 3 5
2 1 オーソリティ 有馬記念 7 14
3 2 ポンデザール ステイヤーズS 1 3
2020 1 16 ミライヘノツバサ リステッドクラス 14 8
2 3 メイショウテンゲン ステイヤーズS 5 4
3 2 オセアグレイト 3勝クラス 4 1
2019 1 1 ユーキャンスマイル OP 1 2
2 8 サンデームーティエ 1000万下 6 9
3 3 カフェブリッツ OP 4 4
2018 1 1 フェイゲーム ステイヤーズS 2 2
2 5 リッジマン ステイヤーズS 2 11
3 6 ソールインパクト 日経新春杯 5 11
2017 1 1 アルバート 有馬記念 10 7
2 6 ラブラドライト OP 7 2
3 2 カフジプリンス 日経新春杯 3 5
2016 1 4 トゥインクル OP 1 5
2 2 フェイゲーム メルボルンC(G1) 1 13
3 8 ファタモルガーナ ステイヤーズS 3 7
2015 1 1 フェイゲーム AJCC 3 12
2 2 ファタモルガーナ ステイヤーズS 4 2
3 8 カムフィー 1600万下 7 4
2014 1 1 フェイゲーム AJCC 6 3
2 5 セイクリッドバレー OP 10 4
3 3 タニノエポレット OP 1 1
2013 1 1 アドマイヤラクティ AJCC 2 3
2 4 ジャガーメイル 香港ヴァース 10 2
3 6 メイショウカドマツ 1600万下 1 1
2012 1 15 ケイアイドウソジン OP 16 14
2 1 ギュスターヴクライ 1600万下 1 1
3 2 スマートロビン 日経新春杯 2 5

ダイヤモンドステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より。

人気と馬券

1番人気 6勝2着2回3着0回、連対率8割、複勝率8割

2番人気 0勝2着2回3着4回、連対率3割、複勝率6割

3番人気 0勝2着1回3着2回、連対率1割、複勝率3割

1番人気が6勝、連対率・複勝率共に8割と1番人気が信頼できるレース。2番人気は連対率3割も、複勝率6割なのでこちらも馬券に組み込んでおいた方が良いでしょう。一方で3番人気の連対率は1割しかなく、複勝率も3割と低調。

ハンデキャップ戦なので3~8番人気辺りまではどんぐりの背比べ2、3着に平均して絡んできます。また1、2番人気が共に連を外したのは一昨年のみそれでも2、3着が3番、2番人気なので相対的に馬券に絡むのは上位人気馬。

過去10年で2桁人気が馬券に絡んだのは2回で、共に優勝15番人気、16番人気とケツから数えた方が早い超人気薄が突っ込んでいます共に高齢馬でオープンクラスからの出走、3歳春のクラッシック路線で重賞を経験している素質馬という共通点がありました。

逆にこれらの条件に当てはまらない9~14番人気辺りは出番が無いので無視して良いでしょう。

前走と馬券

G1            1勝2着3回3着0回

ステイヤーズS      1勝2着3回3着2回

日経新春杯       0勝2着0回3着3回

AJCC          3勝2着0回3着0回

その他重賞       1勝2着0回3着0回

OP・リステッドクラス 4勝2着2回3着2回

3勝クラス        0勝2着2回3着3回

ハンデキャップ戦ということもあり前走オープンやリステッドクラスからの格上挑戦でも十分勝負になるレース。ただし前走重賞組も全体で5勝を挙げており、2着では格上挑戦組を上回っているので、連下を考える場合はある程度馬の格が必要。

前走重賞組では芝2200mのAJCC(アメリカンジョッキーズクラブカップ)組が3勝と、前走このレースより距離が長いステイヤーズステークスや日経新春杯組を上回っています。

例年AJCCはG1クラスの馬が出走しレベルが高く、しかも距離に比べスタミナが試されるレースなので、格下になるダイヤモンドステークスでは大将格。勝ち馬は同レースで上位人気でした。格上挑戦組で馬券になった15頭中12頭は前走掲示板を確保。こちらは馬の調子を重視。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   21頭

ミスタープロスペクター系   6頭

ロベルト系          2頭

その他            1頭

サンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ馬が非常に強いレース馬券に絡んだ30頭中21頭、全体の2/3が父サンデーサイレンス系種牡馬です。その中でもディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールドの血を持つ馬が強くこの3系統で17頭もいます。

他の系統では3000m超えの長距離重賞にもかかわらずミスタープロスペクター系が6頭で、全体の20%。しかも4勝を挙げています。6頭中4頭がキングマンボの血を持っています。他はロベルト系が2頭。父ノーザンダンサー系は1頭も馬券に絡んでいません。

また母の父はほとんどが現役時代中長距離路線で活躍した馬母系のスタミナは必須です。

性齢と馬券

4歳   2勝2着2回3着4回、占有率26.7%

5歳   3勝2着3回3着0回、占有率20.0%

6歳   3勝2着1回3着4回、占有率26.6%

7歳以上 2勝2着4回3着2回、占有率26.7%

各世代満遍なく馬券に絡みますが、分かりやすいのは4歳馬4歳馬は菊花賞出走が叶わず前走オープンや長距離重賞を叩いてきた組で、春の天皇賞を目指している馬がほとんど。

一方、高齢馬の活躍も目立ち8歳馬が4頭、9歳馬も1頭も馬券に絡んできます。もっとも9歳馬はG1にも輝いたシャガーメイルでしたが、58.5kgの酷量を背負って2着はさすが。長距離戦はスピードよりスタミナや道中の折り合いが重視されるので、経験豊富な高齢馬でも十分勝負になります

ハンデと馬券

52kg以下    0勝2着3回3着1回、占有率13.3%

53~54kg   4勝2着0回3着6回、占有率33.3%

55~56kg   3勝2着5回3着3回、占有率37.7%

57kg以上    3勝2着2回3着0回、占有率16.7%

勝ち鞍こそないものの2着に52kg以下の軽ハンデ馬が3回も突っ込んできているように軽ハンデ馬が活躍するレースです。優勝も馬齢定量より軽い53~54kgの馬が4勝、3着に6回も絡んでいます。

57kg以上が5回馬券に絡んでいますが、中4回は春の天皇賞でも2着しているフェイゲームによるもの。また前述のシャガーメイルも春の天皇賞優勝、もう一頭のアルバートはこのレースの前にステイヤーズステークス連覇という実績馬。よほどの長距離実績がない限り57kgを背負ったら馬券になりません。

長距離重賞なので斤量によるスタミナの消耗の差は大きく、軽ハンデ馬ほど有利に働くと見て良いでしょう。

ダイヤモンドステークスのレース及びコースの攻略法

G3ダイヤモンドステークスアはコーナーを6つ回る芝3400mDコースを使用。スタートはスタンド向こう側、バックストレッチ中央辺りの坂下から。スタートから最初のコーナーまで208mと非常に短めですが、スタート直後が上り坂、長距離戦なのでテンが早くなることはありません。

同じ長距離戦でも中山のステイヤーズステークスと異なり、東京コースは高低差が2.7mと中山の5.3mに比べ低く、またホームストレッチ、バックストレッチとも長いので長距離戦の割にスピードが出しやすいコース設定。特に大跳びの馬はスタミナロスが少なく済みます。

ゴール前直線は525.9mと長く、差し、追い込み有利過去10年で馬券に絡んだ馬の2/3が第4コーナーを回った時点で6番低下ただし、1~3番手に付けて前残りを狙う馬の比較的多く残っており、こちらはスタミナ重視の馬。逃げ馬は過去10年で2頭が馬連で馬券になっています。

また長距離戦なのでゴール前直線の長い東京コースの割に上りは遅く、35秒台が中心。やはり瞬発力より粘りやスタミナが問われるレースです。

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