過去10年のデータから見るセントウルステークスの入賞馬

セントウルステークスの枠番・走破時計・馬場・種牡馬（父、母の父）一覧

セントウルステークス入賞馬と前走の人気・着順一覧

セントウルステークスと馬券の傾向

過去10年の集計より。2020、2021年は中京開催。

人気と馬券

1番人気　5勝2着4回3着0回、連対率9割、複勝率9割

2番人気　1勝2着4回3着1回、連対率5割、複勝率6割

3番人気　0勝2着0回3着2回、連対率0割、複勝率2割

1番人気は連対率・複勝率共に9割とハイアベレージで信用でき、連軸。また2番人気も連対率5割、複勝率6割とこちらも高い水準。一方で3番人気の連対は無く、複勝率も2割と信用できません。

セントウルステークスは有力馬がスプリンターズステークスの叩き台として使うため、1、2番人気は大抵過去のG1馬やスプリント重賞で常に勝ち負けしている馬。馬連は過去1年で必ず1番人気か2番人気が絡んでおり、内9回が7番人気以内の決着。

また2桁人気が馬券に絡んだのは3回で、馬連で2回。2桁人気が馬券に絡んでも、残り3頭は6番人気以内なので、全体的に見ても実力通りに決着。非常に堅いレースです。

前走と馬券

サマースプリントシリーズ最終戦なので同シリーズに指定されているレースからの出走組が多いのが特徴。またスプリンターズステークスを目指す実績馬が、休養明け初戦として登録してきます。

CBC賞　　　　　　0勝2着2回3着0回、占有率6.7％

函館スプリントS　 0勝2着1回3着1回、占有率6.7％

北九州記念　　　　3勝2着2回3着4回、占有率30.0％

アイビスサマーD　 1勝2着2回3着0回、占有率10.0％

キーランドC　　　 1勝2着0回3着0回、占有率3.3％

高松宮記念　　　　1勝2着1回3着0回、占有率6.7％

春マイルG1　　　  3勝2着1回3着2回、占有率20.0％

その他重賞　　　　1勝2着1回3着1回、占有率10.0％

OP・L・条件クラス　　0勝2着0回3着2回、占有率6.7％

単独重賞では前走北九州記念出走組が3勝、馬券全体の1/3を占め、他のレースと比べても特出して高い数字。馬券に絡んだ9頭中8頭が前走で2P以上のポイントを獲得し、優勝でサマースプリントシリーズチャンピオンの条件が満たされるので本気度が違います。

前走GⅠからの挑戦馬はポテンシャルが高い実績馬が多く、叩き台とはいえかなり仕上げてきています。GⅡで加算重量も少なく人気薄でも馬券に絡んできます。サマーシリーズやGⅠから以外の重賞や条件クラスからはほとんど馬券に絡まず、馬券全体でも20％未満なので軽視。

血統と馬券

ミスタープロスペクター系　12頭

サンデーサイレンス系　　　  5頭

ノーザンダンサー系　　　     4頭

サクラバクシンオー系　　     3頭

ロベルト系　　　                 2頭

その他　　　　　　　　　     3頭

他の芝スプリント重賞に比べても、サンデーサイレンス系種牡馬を父に持つ馬が非常に弱いレース。ここ5年ではダイワメジャー産駒が1頭優勝したのみ。

一方で、瞬発力とスピードに秀でたミスタープロスペクター系種牡馬が30頭中12頭、全体の40％と最多。その中複数頭馬券に絡んだ種牡馬は、ロードカナロア3頭。アドマイヤムーン3頭とミスタープロスペクター系でも短距離系統の種牡馬が多数を占めます。

またサクラバクシンオー系が3頭馬券になっているように開幕週でスピード能力が生かしやすく、一本調子でもダッシュ力に優れた馬が馬券になります。

性齢と馬券

3歳　　　　　2勝2着3回3着1回、占有率20.0％

4歳　　　　　4勝2着1回3着0回、占有率16.7％

5歳　　　　　4勝2着4回3着4回、占有率40.0％

6歳　　　　　0勝2着1回3着4回、占有率16.7％

7歳以上　　　0勝2着1回3着1回、占有率6.7％

勝ち鞍は4～5歳馬で分け合っていますが、連軸は2着5回の5歳馬中心。全体でも4割を占めます。スピードと瞬発力は5歳頃がピークなので、特にスピードが落ちてくる6歳馬以降は優勝が無く、3着が5回と、6歳の有力馬は3着付けが正解か。

牡・騙馬　7勝2着7回3着5回　63.3％

牝馬　　　3勝2着3回3着5回　36.7％

牡・騙馬と牝馬の出走割合からしても、だいたい拮抗していると言える水準。牝馬が3着に絡みやすい傾向が見えるので、馬券は3着付けが妥当か。

セントウルステークスのレース及びコースの攻略法

2022年のセントウルステークスはコーナーを2つ回る中京芝1200mを使用。スタートはスタンド向こう側、バックストレッチの中盤付近。スタートから最初のコーナーまで315mと大回りのコースにしては短め。ダッシュ力がないとポジション争いは厳しい設定。

ホームストレッチ途中から第4コーナーを過ぎるまで高低差3.5mの下り坂が続き加速しやすいものの、第4コーナーにスパイラルカーブが設けられており加速しすぎると遠心力で外に振られてしまいます。

最後の直線は412.5ｍと長く、さらにラスト1ハロン前に高低差2mの急坂が設けられており、途中の下り坂で飛ばし過ぎるとここでバテます。本来なら差し、追い込み有利ですが、今回は開幕週で行われるため芝の状態が良く、スピードの絶対値が勝負の分かれ目です。

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【注目出走馬分析】2022年重賞レース一覧

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2021.12.18