過去10年のデータから見るセントライト記念の入賞馬
セントライト記念の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧
年 | 着 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 馬場 | 父 | 母の父 |
2021 | 1 | 2 | アサマノイタズラ | 牡3 | 56kg | 2.12.3 | 良 | ヴィクトワールピサ | キングヘイロー |
2 | 7 | ソーヴァリアント | 牡3 | 56kg | 2.12.4 | オルフェーヴル | シンボリクリスエス | ||
3 | 6 | オーソクレース | 牡3 | 56kg | 2.12.7 | エピファネイア | ディープインパクト | ||
2020 | 1 | 5 | バビット | 牡3 | 56kg | 2.15.0 | 良 | ナカヤマフェスタ | タイキシャトル |
2 | 7 | サトノフラッグ | 牡3 | 56kg | 2.15.3 | ディープインパクト | Not For Sale | ||
3 | 6 | ガリアクリーク | 牡3 | 56kg | 2.15.4 | キンシャサノキセキ | Kingmambo | ||
2019 | 1 | 4 | リオンリオン | 牡3 | 56kg | 2.11.5 | 重 | ルーラーシップ | クロフネ |
2 | 1 | サトノルークス | 牡3 | 56kg | 2.11.8 | ディープインパクト | Sadler’s Wells | ||
3 | 1 | サダル | 牡3 | 56kg | 2.11.9 | トーセンラー | Lemon Drop Kid | ||
2018 | 1 | 3 | ジェネラーレウーノ | 牡3 | 56kg | 2.12.1 | 良 | スクリーンヒーロー | ロックオブジブラルタル |
2 | 8 | レイエンダ | 牡3 | 56kg | 2.12.3 | キングカメハメハ | シンボリクリスエス | ||
3 | 2 | グレイル | 牡3 | 56kg | 2.12.5 | ハーツクライ | ロックオブジブラルタル | ||
2017 | 1 | 3 | ミッキースワロー | 牡3 | 56kg | 2.12.7 | 良 | トーセンホマレボシ | ジャングルポケット |
2 | 4 | アルアイン | 牡3 | 56kg | 2.13.0 | ディープインパクト | Essence of Dubai | ||
3 | 2 | サトノクロニクル | 牡3 | 56kg | 2.13.2 | ハーツクライ | Intikhab | ||
2016 | 1 | 4 | ディーマジェスティ | 牡3 | 56kg | 2.13.1 | 良 | ディープインパクト | ブライアンズタイム |
2 | 7 | ゼーヴィント | 牡3 | 56kg | 2.13.1 | ディープインパクト | ブライアンズタイム | ||
3 | 7 | ブロディガルサン | 牡3 | 56kg | 2.13.3 | ディープインパクト | Storm Cat | ||
2015 | 1 | 7 | キタサンブラック | 牡3 | 56kg | 2.13.8 | 良 | ブラックタイド | サクラバクシンオー |
2 | 3 | ミュゼエイリアン | 牡3 | 56kg | 2.13.9 | スクリーンヒーロー | エルコンドルパサー | ||
3 | 2 | ジュンツバサ | 牡3 | 56kg | 2.13.9 | ステイゴールド | アフリート | ||
2014 | 1 | 3 | イスラボニータ | 牡3 | 56kg | 2.11.7 | 良 | フジキセキ | Cozzene |
2 | 8 | トゥザワールド | 牡3 | 56kg | 2.11.9 | キングカメハメハ | サンデーサイレンス | ||
3 | 7 | タガノグランパ | 牡3 | 56kg | 2.11.9 | キングカメハメハ | スペシャルウィーク | ||
2013 | 1 | 2 | ユールシンキング | 牡3 | 56kg | 2.13.5 | 良 | シンボリクリスエス | スペシャルウィーク |
2 | 5 | ダービーフィズ | 牡3 | 56kg | 2.13.5 | ジャングルポケット | サンデーサイレンス | ||
3 | 5 | アドマイヤスピカ | 牡3 | 56kg | 2.13.6 | キングカメハメハ | サンデーサイレンス | ||
2012 | 1 | 6 | フェノーメノ | 牡3 | 56kg | 2.10.8 | 良 | ステイゴールド | デインヒル |
2 | 1 | スカイディグニティ | 牡3 | 56kg | 2.11.0 | ブライアンズタイム | ノーザンテースト | ||
3 | 8 | ダノンジェラート | 牡3 | 56kg | 2.11.3 | ディープインパクト | Pivotal |
セントライト記念入賞馬と前走の人気・着順一覧
年 | 着 | 人気 | 馬名 | 前走 | 人気 | 着 |
2021 | 1 | 9 | アサマノイタズラ | ラジオNIKKEI賞 | 5 | 12 |
2 | 2 | ソーヴァリアント | 2勝クラス | 1 | 1 | |
3 | 5 | オーソクレース | ホープフルステークス | 3 | 2 | |
2020 | 1 | 4 | バビット | ラジオNIKKEI賞 | 8 | 1 |
2 | 1 | サトノフラッグ | ダービー | 4 | 11 | |
3 | 2 | ガリアクリーク | ダービー | 7 | 6 | |
2019 | 1 | 1 | リオンリオン | ダービー | 6 | 15 |
2 | 8 | サトノルークス | ダービー | 8 | 17 | |
3 | 3 | サダル | プリンシパル(L) | 5 | 1 | |
2018 | 1 | 4 | ジェネラーレウーノ | ダービー | 8 | 16 |
2 | 1 | レイエンダ | 1000万下 | 1 | 1 | |
3 | 6 | グレイル | ダービー | 9 | 14 | |
2017 | 1 | 2 | ミッキースワロー | 1000万下 | 1 | 3 |
2 | 1 | アルアイン | ダービー | 4 | 5 | |
3 | 3 | サトノクロニクル | ラジオNIKKEI賞 | 1 | 6 | |
2016 | 1 | 1 | ディーマジェスティ | ダービー | 1 | 3 |
2 | 2 | ゼーヴィント | ラジオNIKKEI賞 | 1 | 1 | |
3 | 3 | ブロディガルサン | ダービー | 11 | 10 | |
2015 | 1 | 6 | キタサンブラック | ダービー | 6 | 14 |
2 | 9 | ミュゼエイリアン | ダービー | 10 | 10 | |
3 | 10 | ジュンツバサ | 500万下 | 3 | 1 | |
2014 | 1 | 1 | イスラボニータ | ダービー | 1 | 2 |
2 | 2 | トゥザワールド | ダービー | 2 | 5 | |
3 | 10 | タガノグランパ | ダービー | 16 | 4 | |
2013 | 1 | 3 | ユールシンキング | 500万下 | 1 | 1 |
2 | 5 | ダービーフィズ | 1000万下 | 4 | 4 | |
3 | 6 | アドマイヤスピカ | 青葉賞 | 5 | 7 | |
2012 | 1 | 1 | フェノーメノ | ダービー | 5 | 2 |
2 | 14 | スカイディグニティ | 1000万下 | 2 | 6 | |
3 | 4 | ダノンジェラート | 500万下 | 1 | 1 |
セントライト記念と馬券の傾向
過去10年の集計より。2014年は新潟開催。
人気と馬券
1番人気 4勝2着3回3着0回、連対率7割、複勝率7割
2番人気 1勝2着3回3着1回、連対率4割、複勝率5割
3番人気 1勝2着0回3着2回、連対率1割、複勝率3割
1番人気は連対率・複勝率共に7割と連軸として信頼。1番人気で馬券に絡んだ7頭中6頭は前走ダービー組で、前走の着順に関係なくダービー1桁人気。一方で2番人気は連対率4割、複勝率5割なので一応馬券内。3番人気は連対率1割、複勝率3割と人気の割に心許ない数字。
ただし馬連は10回中9回で3番人気以内が連軸。また10回中6回が6番人気以内同士での決着。また過去10年で2桁人気が馬券に絡んだ年は3回、馬連は1回のみ。極端に荒れるレースではありません。
前走と馬券
ダービー 6勝2着5回3着4回、占有率50.0%
ラジオNKKEI賞 2勝2着1回3着1回、占有率13.3%
その他重賞 0勝2着0回3着2回、占有率6.7%
OP・L 0勝2着0回3着1回、占有率3.3%
条件クラス 2勝2着4回3着2回、占有率26.7%
前走ダービー出走馬が6勝2着5回、馬券全体から見ても全体の50%を占め圧倒的な強さ。ダービー出走自体が、同世代トップレベル証拠なので、この時点では実力上位。ただし夏を越しての成長度がカギで、前走の人気や着順に関わらず馬券になる傾向。
次いで単独のレースではラジオNIKKEI賞組で、全体の13.3%。こちらは前走1着か、1番人気のどちらかが条件で、例外は1例のみ。他の重賞組は分が悪い傾向。やはり春の段階である程度素質がある馬が馬券になっていることが分かります。
前走オープン・条件クラスは全体の約26.7%。馬券になった9頭中6頭が前走で馬券なので、現時点で古馬と勝ち負けできる実力が無ければ厳しいレースです。
血統と馬券
サンデーサイレンス系 19頭
ミスタープロスペター系 5頭
ロベルト系 5頭
その他 1頭
開幕2週目で芝の状態が良く、尚且つスタミナも要求されるコースなのでスピード能力が高いサンデーサイレンス系種牡馬を父に持つ馬が19頭、全体の2/3を占めます。その内ディープインパクト系が10頭と過半数。次点はステイゴールド系4頭。他もクラシックディスタンスで活躍した馬が多数。
ミスタープロスペクター系は全てキングカメハメハの系統。ロベルト系はスクリーンヒーロー系かシンボリクリスエス系統なので、系統がハッキリしているレースです。
性齢と馬券
菊花賞トライアルなので、過去10年で牝馬が馬券になったことはありません。
セントライト記念のレース及びコースの攻略法
セントライト記念はコーナーを4つ回る中山芝外回り2200mのコースを使用。小回りコースで知られる中山ですが、外回りコースをフルに使う2200mは1周1839mと大きく、さらに三角形に近いおむすび型でコーナーの径が緩や。中山でもまぐれが少ないコースです。
スタートはスタンド正面、第4コーナーを過ぎた辺りから。スタートから最初のコーナーまで432mありポジション争いはスムーズ。さらにスタート直後に中山名物の急坂を上るのでテンが早くなることはありません。
第2コーナー過ぎから第3コーナーを過ぎるまで長く緩やかな下り坂が続きスピードが出やすく、レース後半はピッチが上がります。そのため外回りの第3コーナーはスピードを落とさず回れます。第4コーナーを回るとゴールまでの直線は310mと短く、基本的に逃げ・先行馬有利。
さらにゴール前には中山名物の高低差2.2mの急坂。中山競馬場は1周の高低差が5.3mもあり、全競馬場で最高の落差で、さらに2200mでは中山の急坂を2度駆け上がるので他の競馬場よりスタミナとパワーが必要です。
第3コーナーからの長い下り坂でレース中にスピードを上げ過ぎるとゴール前の坂でスタミナを使い果たし、後続馬に逆転を許します。そのため距離適性が明確でない3歳馬では逃げ・先行馬と差し・追い込み馬の成績は半々で、必ずしも逃げ・先行馬有利の結果になりません。
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