過去10年のデータから見るニュージーランドトロフィーの入賞馬
ニュージーランドトロフィーの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧
年 | 着 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 馬場 | 父 | 母の父 |
2022 | 1 | 6 | ジャングロ | 牡3 | 56kg | 1.33.5 | 良 | More Than Ready | Broad Brush |
2 | 1 | マテンロウオリオン | 牡3 | 56kg | 1.33.5 | ダイワメジャー | キングカメハメハ | ||
3 | 6 | リューベック | 牡3 | 56kg | 1.33.8 | ハービンジャー | スペシャルウィーク | ||
2021 | 1 | 3 | バスラットレオン | 牡3 | 56kg | 1.33.1 | 良 | キズナ | New Approach |
2 | 8 | タイムトゥヘヴン | 牡3 | 56kg | 1.34.0 | ロードカナロア | アドマイヤベガ | ||
3 | 1 | シティレインボー | 牡3 | 56kg | 1.34.2 | エピファネイア | フジキセキ | ||
2020 | 1 | 6 | ルフトシュトローム | 牡3 | 56kg | 1.33.0 | 良 | キンシャサノキセキ | キングカメハメハ |
2 | 7 | シーズンズギフト | 牝3 | 54kg | 1.33.1 | エピファネイア | ゼンノロブロイ | ||
3 | 8 | ウイングレイテスト | 牡3 | 56kg | 1.33.1 | スクリーンヒーロー | サクラユタカオー | ||
2019 | 1 | 1 | ワイルドファラオ | 牡3 | 56kg | 1.34.2 | 良 | ヘニーヒューズ | アグネスタキオン |
2 | 2 | メイショウショウブ | 牝3 | 54kg | 1.34.2 | ダイワメジャー | キングカメハメハ | ||
3 | 3 | ヴィッテルスバッハ | 牡3 | 56kg | 1.34.4 | ルーラーシップ | ディープインパクト | ||
2018 | 1 | 3 | カツジ | 牡3 | 56kg | 1.34.2 | 良 | ディープインパクト | ホワイトマズル |
2 | 8 | ケイアイノーテック | 牡3 | 56kg | 1.34.2 | ディープインパクト | Smarty Jones | ||
3 | 2 | デルタバローズ | 牡3 | 56kg | 1.34.3 | Into Mischief | ハードスパン | ||
2017 | 1 | 3 | ジョーストリクトリ | 牡3 | 56kg | 1.36.0 | 稍重 | ジョーカプチーノ | キングヘイロー |
2 | 2 | メイソンジュニア | 牡3 | 56kg | 1.36.2 | Mayson | American Post | ||
3 | 8 | ボンセルヴィーソ | 牡3 | 56kg | 1.36.2 | ダイワメジャー | サクラローレル | ||
2016 | 1 | 3 | ダンツプリウス | 牡3 | 56kg | 1.33.9 | 良 | ブライアンズタイム | マンハッタンカフェ |
2 | 4 | ストーミーシー | 牡3 | 56kg | 1.33.9 | アドマイヤムーン | ゼンノエルシド | ||
3 | 2 | エクラミレネール | 牝3 | 54kg | 1.33.9 | マツリダゴッホ | ブラウドデボネア | ||
2015 | 1 | 4 | ヤマカツエース | 牡3 | 56kg | 1.34.8 | 稍重 | キングカメハメハ | グラスワンダー |
2 | 5 | グランシルク | 牡3 | 56kg | 1.34.9 | ステイゴールド | Dynaformer | ||
3 | 6 | アルマワイオリ | 牡3 | 56kg | 1.34.9 | マツリダゴッホ | ピルサドスキー | ||
2014 | 1 | 7 | ショウナンアーチヴ | 牡3 | 56kg | 1.33.3 | 良 | ショウナンカンプ | サンデーサイレンス |
2 | 5 | ショウナンワダチ | 牡3 | 56kg | 1.33.3 | ショウナンカンプ | クロフネ | ||
3 | 8 | ベルルミエール | 牝3 | 54kg | 1.33.5 | スウェプトオーヴァーボード | サンデーサイレンス | ||
2013 | 1 | 6 | エーシントップ | 牡3 | 56kg | 1.34.8 | 良 | Tale of the Cat | Unbridled’s Song |
2 | 2 | レッドアリオン | 牡3 | 56kg | 1.34.8 | アグネスタキオン | ダンシングブレーヴ | ||
3 | 2 | ストーミングスター | 牡3 | 56kg | 1.34.8 | ストーミングホーム | サザンヘイロー |
ニュージーランドトロフィー入賞馬と前走の人気・着順一覧
年 | 着 | 人気 | 馬名 | 前走 | 人気 | 着 |
2022 | 1 | 3 | ジャングロ | L | 1 | 1 |
2 | 1 | マテンロウオリオン | シンザン記念 | 4 | 1 | |
3 | 6 | リューベック | 弥生賞 | 10 | 6 | |
2021 | 1 | 2 | バスラットレオン | 1勝クラス | 1 | 1 |
2 | 3 | タイムトゥヘヴン | 弥生賞 | 2 | 2 | |
3 | 11 | シティレインボー | 1勝クラス | 1 | 5 | |
2020 | 1 | 2 | ルフトシュトローム | 1勝クラス | 1 | 1 |
2 | 5 | シーズンズギフト | フラワーC | 1 | 3 | |
3 | 7 | ウイングレイテスト | ファルコンS | 7 | 6 | |
2019 | 1 | 4 | ワイルドファラオ | 未勝利(中4カ月) | 1 | 1 |
2 | 3 | メイショウショウブ | チューリップ賞 | 3 | 9 | |
3 | 2 | ヴィッテルスバッハ | 500万下 | 4 | 1 | |
2018 | 1 | 2 | カツジ | きさらぎ賞 | 3 | 5 |
2 | 1 | ケイアイノーテック | 500万下 | 1 | 1 | |
3 | 9 | デルタバローズ | 京成杯 | 3 | 13 | |
2017 | 1 | 12 | ジョーストリクトリ | ファルコンS | 4 | 6 |
2 | 8 | メイソンジュニア | ファルコンS | 6 | 3 | |
3 | 5 | ボンセルヴィーソ | ファルコンS | 2 | 2 | |
2016 | 1 | 2 | ダンツプリウス | アーリントンC | 9 | 2 |
2 | 14 | ストーミーシー | 500万下 | 6 | 2 | |
3 | 12 | エクラミレネール | OP | 6 | 4 | |
2015 | 1 | 7 | ヤマカツエース | ファルコンS | 5 | 3 |
2 | 1 | グランシルク | 500万下 | 2 | 1 | |
3 | 2 | アルマワイオリ | アーリントンC | 5 | 2 | |
2014 | 1 | 1 | ショウナンアーチヴ | ファルコンS | 2 | 6 |
2 | 4 | ショウナンワダチ | 共同通信杯 | 5 | 8 | |
3 | 8 | ベルルミエール | ファルコンS | 7 | 4 | |
2013 | 1 | 2 | エーシントップ | シンザン記念 | 1 | 1 |
2 | 3 | レッドアリオン | 500万下 | 1 | 1 | |
3 | 12 | ストーミングスター | 500万下 | 2 | 1 |
ニュージーランドトロフィーと馬券の傾向
過去10年の集計より。
人気と馬券
1番人気 1勝2着3回3着0回、連対率4割、複勝率4割
2番人気 4勝2着0回3着2回、連対率4割、複勝率6割
3番人気 1勝2着3回3着0回、連対率4割、複勝率4割
連対率は1~3番人気まで同率の4割。ただし勝率、複勝率は2番人気が大幅に上回り4勝、複勝率6割もあるので、馬券の中心は2番人気。過去10年で馬連は5番人気以内で決まった年が7回と、馬連は堅め。
また2桁人気が馬券になった年は4回。その中優勝1回、馬連で3回。2桁人気が優勝した年は紐8番人気を連れてきており、さらに複数頭馬券に絡んだ年が1回と大荒れ。堅い年と大荒れの年が両極端。
有力馬のほとんどは皐月賞を目指すため、NHKマイルカップを目指す馬は少数派。これまでの3歳重賞で距離に限界を感じた馬も多く出走してくるので、馬券が絞り難いレースです。
前走と馬券
ファルコンS 3勝2着1回3着3回
他3歳重賞 3勝2着5回3着3回
OP・L・1勝 3勝2着4回3着4回
新馬・未勝利 1勝2着0回3着0回
3歳重賞ではファルコンS組の好走が目立ちます。距離は200mの差も、周回の右左、直線の長さなどコース形態が大きく異なり、同レース惨敗組が巻き返すパターンが多いのが特徴。どの馬も8位入賞しているので、着順の割に人気を落としているなら注意。
他の重賞組も同様で、馬券に絡んだ12頭中10頭は前走8位入賞。3着までに入ればNHKマイルカップに出走できるので、前走重賞で今一歩の馬が本気で仕上げてきます。
一方で2着はOPや1勝クラスからの馬が多く、馬券に絡んだ11頭中9頭は前走1着。人気も前走1、2番人気が7頭なので、素質で勝ち抜いてきた馬なら押さえが必要。
血統と馬券
サンデーサイレンス系 11頭
ミスタープロスペクター系 6頭
ノーザンダンサー系 5頭
ロベルト系 4頭
サクラバクシンオー系 2頭
その他 1頭
芝マイル戦にもかかわらずサンデーサイレンス系の種牡馬を父にも馬が全体の40%と、ほかの重賞に比べるとやや低い数字。
サンデーサイレンス系ではダイワメジャー、ディープインパクト系、マツリダゴッホ、フジキセキなどマイル戦に強い馬が中心。ディープインパクト以外はダッシュ力とスピード持続力がある種牡馬が目立ちます。
ミスタープロスペクターでは6頭中2頭がフォーティナイナー系で、パワーよりスピード重視。サクラバクシンオー系と明らかにダッシュ力に定評がる種牡馬が2頭も入っていることからも、先行力とスピードが必要なレースだと分かります。
一方、スピード優位の種牡馬が父の馬の大半は母の父が2000m以上で実績のある種牡馬。スピード一辺倒では厳しく、父のスピードを母系のスタミナで補わないと馬券にならないといえます。
性齢と馬券
牝馬0勝2着2回3着2回。4頭中3頭は前走重賞、もう1頭もOPからの挑戦なので、一度厳しい流れを経験していない牝馬は馬券になりません。
ニュージーランドトロフィーのレース及びコースの攻略法
ニュージーランドトロフィーはコーナーを3つ回る中山芝外回り1600mBコースを使用。スタートはスタンド手前。1600m専用の引き込み線から。スタートから最初のコーナーまで226mと短く、さらに直角に近いカーブなので外枠に入った先行馬は明らかに不利。
最初のコーナーを回ると第3コーナーまで緩やかな下り坂が続き、加速が付けやすい構造。外回りの第3コーナーは径が緩やかで加速を付けたまま回れます。これがダッシュ力とスピード持続力がある種牡馬を父に持つ馬が有利な理由。
第4コーナーを回るとゴール前直線は310mと短く、高低差2.2mの急坂が待ち受けます。仮柵移動の初日なので内外の差はなく、基本逃げ、先行馬が有利。
ただし、レース経験が少ない馬同士の戦いなのでオーバーペースになりやすく、先行馬と後続馬で馬券になる確率は半々。どの馬がペースを握るかで展開ががらりと変わります。
中山コースのレースであるにもかかわらず、第4コーナーを回った時点で10番低下が過去10年で7頭馬券に絡んでおり、そのうち2回は差し切り勝ち。良馬場なら走破時計1分33秒台決着と、この時期の3歳としては早いので、持ち時計がある馬を中心に狙うのが良いでしょう。
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