過去10年のデータから見る京都大賞典の入賞馬
京都大賞典の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧
年 | 着 | 枠番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 馬場 | 父 | 母の父 |
2022 | 1 | 6 | ヴェラアズール | 牡5 | 56kg | 2.24.3 | 稍重 | エイシンフラッシュ | クロフネ |
2 | 2 | ボッケリーニ | 牡6 | 57kg | 2.24.7 | キングカメハメハ | ダンスインザダーク | ||
3 | 7 | ウインマイティー | 牝5 | 54kg | 2.24.9 | ゴールドシップ | カコイーシーズ | ||
2021 | 1 | 5 | マカヒキ | 牡8 | 57kg | 2.24.5 | 良 | ディープインパクト | フレンチデピュティ |
2 | 6 | アリストテレス | 牡4 | 57kg | 2.24.5 | エピファネイア | ディープインパクト | ||
3 | 7 | キセキ | 牡7 | 57kg | 2.24.6 | ルーラーシップ | ディープインパクト | ||
2020 | 1 | 7 | グローリーヴェイズ | 牡5 | 58kg | 2.25.6 | 稍重 | ディープインパクト | スウェプトオーヴァーボード |
2 | 1 | キセキ | 牡6 | 57kg | 2.25.7 | ルーラーシップ | ディープインパクト | ||
3 | 8 | キングオブコージ | 牡4 | 57kg | 2.25.9 | ロードカナロア | Galileo | ||
2019 | 1 | 4 | ドレッドノータス | 騙6 | 56kg | 2.23.5 | 良 | ハービンジャー | サンデーサイレンス |
2 | 7 | タンビュライト | 牡5 | 57kg | 2.23.7 | ルーラーシップ | サンデーサイレンス | ||
3 | 3 | シルヴァンシャー | 牡4 | 56kg | 2.23.5 | ディープインパクト | ジェイドハンター | ||
2018 | 1 | 2 | サトノダイヤモンド | 牡5 | 57kg | 2.25.4 | 良 | ディープインパクト | Orpen |
2 | 4 | レッドジェノヴァ | 牝4 | 54kg | 2.25.5 | シンボリクリスエス | ホワイトマズル | ||
3 | 5 | アルバート | 牡7 | 57kg | 2.25.8 | アドマイヤドン | ダンスインザダーク | ||
2017 | 1 | 3 | スマートレイアー | 牝7 | 54kg | 2.23.0 | 良 | ディープインパクト | ホワイトマズル |
2 | 5 | トーセンバジル | 牡5 | 56kg | 2.23.1 | ハービンジャー | フジキセキ | ||
3 | 2 | シュヴァルグラン | 牡5 | 57kg | 2.23.1 | ハーツクライ | Machiavellian | ||
2016 | 1 | 1 | キタサンブラク | 牡4 | 58kg | 2.25.5 | 良 | ブラックタイド | サクラバクシンオー |
2 | 3 | アドマイヤデウス | 牡5 | 56kg | 2.25.5 | アドマイヤドン | サンデーサイレンス | ||
3 | 8 | ラブリーデイ | 牡6 | 58kg | 2.25.6 | キングカメハメハ | ダンスインザダーク | ||
2015 | 1 | 1 | ラブリーデイ | 牡5 | 58kg | 2.23.6 | 良 | キングカメハメハ | ダンスインザダーク |
2 | 8 | サウンズオブアース | 牡4 | 56kg | 2.23.8 | ネオユニヴァース | Dixieland Band | ||
3 | 7 | カレンミロティック | 騙7 | 56kg | 2.23.9 | ハーツクライ | A.P. Indy | ||
2014 | 1 | 6 | ラストインパクト | 牡4 | 56kg | 2.24.2 | 良 | ディープインパクト | ティンバーカントリー |
2 | 7 | タマモベストプレイ | 牡4 | 56kg | 2.24.2 | フジキセキ | ノーザンテースト | ||
3 | 2 | トーセンラー | 牡6 | 58kg | 2.24.5 | ディープインパクト | Lycius | ||
2013 | 1 | 2 | ヒットザターゲット | 牡5 | 56kg | 2.22.9 | 良 | キングカメハメハ | タマモクロス |
2 | 1 | アンコイルド | 牡4 | 56kg | 2.22.9 | Giant’s Causeway | Alzao | ||
3 | 7 | トーセンラー | 牡5 | 57kg | 2.23.2 | ディープインパクト | Lycius |
京都大賞典入賞馬と前走の人気・着順一覧
年 | 着 | 人気 | 馬名 | 前走 | 人気 | 着 |
2022 | 1 | 2 | ヴェラアズール | 3勝クラス | 1 | 1 |
2 | 1 | ボッケリーニ | 目黒記念 | 2 | 1 | |
3 | 3 | ウインマイティー | マーメイドS | 10 | 1 | |
2021 | 1 | 9 | マカヒキ | 天皇賞春 | 12 | 8 |
2 | 1 | アリストテレス | 宝塚記念 | 4 | 9 | |
3 | 4 | キセキ | 宝塚記念 | 5 | 5 | |
2020 | 1 | 3 | グローリーヴェイズ | 宝塚記念 | 5 | 17 |
2 | 1 | キセキ | 宝塚記念 | 6 | 2 | |
3 | 2 | キングオブコージ | 目黒記念 | 1 | 1 | |
2019 | 1 | 11 | ドレッドノータス | OP | 10 | 5 |
2 | 6 | タンビュライト | 大阪杯 | 11 | 9 | |
3 | 5 | シルヴァンシャー | 1600万下 | 1 | 1 | |
2018 | 1 | 2 | サトノダイヤモンド | 宝塚記念 | 1 | 6 |
2 | 4 | レッドジェノヴァ | 1600万下 | 1 | 1 | |
3 | 3 | アルバート | 宝塚記念 | 15 | 13 | |
2017 | 1 | 4 | スマートレイアー | 鳴尾記念 | 1 | 2 |
2 | 6 | トーセンバジル | 新潟記念 | 2 | 7 | |
3 | 1 | シュヴァルグラン | 宝塚記念 | 6 | 8 | |
2016 | 1 | 1 | キタサンブラク | 宝塚記念 | 2 | 3 |
2 | 6 | アドマイヤデウス | 天皇賞春 | 11 | 9 | |
3 | 2 | ラブリーデイ | 宝塚記念 | 4 | 4 | |
2015 | 1 | 1 | ラブリーデイ | 宝塚記念 | 6 | 1 |
2 | 2 | サウンズオブアース | 天皇賞春 | 4 | 9 | |
3 | 5 | カレンミロティック | 宝塚記念 | 5 | 13 | |
2014 | 1 | 3 | ラストインパクト | 新潟記念 | 3 | 3 |
2 | 6 | タマモベストプレイ | OP | 1 | 1 | |
3 | 1 | トーセンラー | 安田記念 | 8 | 14 | |
2013 | 1 | 11 | ヒットザターゲット | 宝塚記念 | 9 | 11 |
2 | 7 | アンコイルド | 札幌記念 | 14 | 3 | |
3 | 2 | トーセンラー | 宝塚記念 | 4 | 5 |
京都大賞典と馬券の傾向
過去10年の集計より。2021、22年は阪神開催。
人気と馬券
1番人気 2勝2着3回3着2回、連対率5割、複勝率7割
2番人気 2勝2着1回3着3回、連対率3割、複勝率6割
3番人気 2勝2着0回3着2回、連対率2割、複勝率4割
1番人気は2勝も連対率3割、複勝率7割と馬券。2番人気は連対率3割も複勝率6割なのでこちらも馬券になります。3人気は連対率2割と馬連では厳しいものの、複勝率は4割。相対的に人気馬は馬券内。
2桁人気は過去10年で2回絡んでおり、共に11番人気が優勝。馬連の紐は6人気4回、7番人気1回と中穴狙いが妥当。ただし馬連で2桁人気が絡んだ年と昨年以外は馬券は基本的に堅く、3着まで7番人気以内で収まっています。
前走と馬券
GⅠ実績馬が天皇賞秋やジャパンカップの叩き台として使用するため、馬券に絡むのは前走春のGⅠからの出走がほとんど。
宝塚記念 5勝2着2回3着6回
安田記念 0勝2着0回3着1回
天皇賞春 0勝2着2回3着1回
大阪杯 0勝2着1回3着0回
中3か月程度のローテーションになり、距離も近い宝塚記念からが最多で全体の43.3%を占めす。また宝塚記念組で馬券に絡んだ半分以上が宝塚記念で5番人気以内か、掲示板に載っている馬。それ以外の宝塚記念組は父、あるいは母の父ステイヤーの種牡馬です。
GⅠ以外では新潟記念組が目立ち3頭が馬券に絡んでいますが、前走の着順に関わらず前走の人気は3番人気以内です。
血統と馬券
サンデーサイレンス系 16頭
ミスタープロスペクター系 8頭
ノーザンダンサー系 3頭
ロベルト系 2頭
中長距離のレースですが、開幕週で時計が早いためディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒の活躍が目立ちます。
ディープインパクト 4勝2着0回3着3回
キングカメハメハ 2勝2着1回3着1回
また優勝はありませんがハーツクライ産駒が3着2回。基本的に長くいい脚を使える産駒を多く出す種牡馬の活躍が目立ちます。一方で同じサンデーサイレンス系でスタミナ豊富でも、ピッチ走法の産駒が多いステイゴールド系は1頭のみ。軽く早い芝に対応できる産駒が活躍することを示唆しています。
性齢と馬券
3歳 0勝2着0回3着0回、占有率00.0%
4歳 2勝2着5回3着2回、占有率30.0%
5歳 5勝2着3回3着3回、占有率36.6%
6歳 1勝2着2回3着2回、占有率16.7%
7歳以上 2勝2着0回3着3回、占有率16.70%
馬券の3/4を4~5歳馬で占めますが、中心は5歳馬。6~7歳馬で馬券に絡んでいる馬のほとんどが過去長距離重賞で実績のあった馬です。
なお3歳は菊花賞を目指すため出走自体が稀ですが、過去にシルクジャスティスとセイウンスカイが優勝しており、春のクラッシックで優勝する能力があれば馬券。
牡・騙馬 8勝2着9回3着9回
牝馬 2勝2着1回3着1回
2400m自体が牝馬にとってタフな距離なのであまり馬券になりません。馬券になった牝馬は全て4番人気以内なので、人気薄の牝馬は無視して良いでしょう。
京都大賞典のレース及びコースの攻略法
京都大賞典はコーナーを4つ回る京都芝外回り2400mAコースを使用。スタートはスタンド正面、2400m専用の引き込み線から。スタートから最初のコーナーまで597mと非常に長く、ポジション争いはスムーズ。テンから早くはなりません。
第2コーナーを回りバックストレッチ中間にはいるまでほぼ平坦。走破距離が長いため、ここまで淡々とレースが進ます。バックストレッチ中央から第3コーナー手前まで高さ4mの上り坂。
第3コーナーに入ると一転して長い下り坂。そのためここから一気にペースアップ。先行馬はロングスパートに入ります。第4コーナーを回るとゴールまで403mと距離はありますが、平坦で尚且つ開幕週で時計が早く前は止まりません。基本的に逃げ、先行馬有利。
ホームストレッチ、バックストレッチ共長いため、スタミナロスが少ないスライド走法の馬がロングスパートを決めやすく、能力をフルに発揮できるコースです。
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