【2024年度版】中山金杯賞入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る中山金杯の入賞馬

中山金杯の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2023 1 2 ラーグルフ 牡4 56kg 2.0.2 モーリス ファルブラブ
2 1 クリノプレミアム 牝6 55kg 2.00.2 オルフェーヴル Giant’s Causeway
3 3 フェーングロッテン 牡4 56kg 2.00.2 ブラックタイド キングヘイロー
2022 1 4 レッドガラン 牡7 56kg 2.00.1 ロードカナロア シンボリクリスエス
2 8 スカーフェイス 牡6 54kg 2.00.5 ハーツクライ クロフネ
3 2 ヒートオンビート 牡5 56kg 2.00.5 キングカメハメハ ディープインパクト
2021 1 5 ヒシイグアス 牡5 54kg 2.00.9 ハーツクライ Bernstein
2 2 ココロノトウダイ 牡4 53kg 2.00.9 エイシンフラッシュ アグネスタキオン
3 8 ウインイクシード 牡7 56kg 2.01.2 マンハッタンカフェ ボストンハーバー
2020 1 4 トリオンフ 騙6 58kg 1.59.5 タートルボウル ダンスインザダーク
2 4 ウインイクシード 牡6 55kg 1.59.5 マンハッタンカフェ ボストンハーバー
3 1 テリトーリアル 牡6 56kg 1.59.6 Teofilo Street Cry
2019 1 6 ウインブライト 牡5 58kg 1.59.2 ステイゴールド アドマイヤコジーン
2 8 ステイフーリッシュ 牡4 56kg 1.59.3 ステイゴールド キングカメハメハ
3 1 タニノフランケル 牡4 53kg 1.59.3 Frankel タニノギムレット
2018 1 3 セダブリランテス 牡4 55kg 1.59.8 ディープブリランテ ブライアンズタイム
2 1 ウインブライト 牡4 56kg 1.59.8 ステイゴールド アドマイヤコジーン
3 6 ストレンジクォーク 牡6 54kg 1.59.9 メイショウサムソン アグネスタキオン
2017 1 3 ツクバアズマオー 牡6 56.5kg 2.00.6 ステイゴールド Giant’s Causeway
2 2 クラリティスカイ 牡5 57.5kg 2.00.7 クロフネ スペシャルウィーク
3 1 シャイニープリンス 牡7 56.5kg 2.01.1 キングヘイロー リンドシェーバー
2016 1 4 ヤマカツエース 牡4 56kg 2.01.2 キングカメハメハ グラスワンダー
2 5 マイネルフロスト 牡5 57kg 2.01.3 ブラックタイド グラスワンダー
3 6 フルーキー 牡6 57.5kg 2.01.4 Redoute’s Choice サンデーサイレンス
2015 1 1 ラブリーデイ 牡5 57kg 1.57.8 キングカメハメハ ダンスインザダーク
2 2 ロゴタイプ 牡5 58kg 1.58.0 ローエングリン サンデーサイレンス
3 3 デウスウルト 騙7 55kg 1.58.1 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2014 1 2 オーシャンブルー 牡6 57.5kg 2.00.1 ステイゴールド Dashing Blade
2 2 カルドブレッサ 牡6 54kg 2.00.2 ジャングルポケット サンデーサイレンス
3 4 ディサイファ 牡5 55kg 2.00.3 デープインパクト Dubai Millennium

中山金杯入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2023 1 1 ラーグルフ 3勝クラス 1 1
2 7 クリノプレミアム エリザベス女王杯 17 11
3 2 フェーングロッテン 菊花賞 11 15
2022 1 4 レッドガラン L 2 3
2 7 スカーフェイス チャレンジC 8 5
3 1 ヒートオンビート チャレンジC 4 2
2021 1 1 ヒシイグアス 3勝クラス 5 1
2 5 ココロノトウダイ 3勝クラス 1 1
3 11 ウインイクシード

L

3 5
2020 1 2 トリオンフ チャレンジC 8 2
2 6 ウインイクシード L 2 2
3 11 テリトーリアル チャレンジC 9 12
2019 1 3 ウインブライト マイルCS 17 9
2 7 ステイフーリッシュ チャレンジC 5 3
3 9 タニノフランケル 1600万下 1 1
2018 1 1 セダブリランテス アルゼンチン共和 3 3
2 2 ウインブライト 福島記念 2 2
3 10 ストレンジクォーク 1600万下 7 1
2017 1 1 ツクバアズマオー OP 1 1
2 6 クラリティスカイ OP 4 5
3 4 シャイニープリンス OP 10 3
2016 1 3 ヤマカツエース 福島記念 2 1
2 5 マイネルフロスト 金鯱賞 8 4
3 1 フルーキー チャレンジC 1 1
2015 1 4 ラブリーデイ 金鯱賞 6 4
2 1 ロゴタイプ マイルCS 5 7
3 5 デウスウルト チャレンジC 9 2
2014 1 5 オーシャンブルー 金鯱賞 2 10
2 8 カルドブレッサ 朝日チャレジC 3 9
3 1 ディサイファ 福島記念 1 4

中山金杯と馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 4勝2着1回3着3回、連対率5割、複勝率8割

2番人気 1勝2着1回3着1回、連対率2割、複勝率3割

3番人気 2勝2着0回3着0回、連対率2割、複勝率2割

一昔前は荒れる金杯として有名でしたが、ここ10年は1番人気4勝、複勝率7割とハンデキャップ戦としては信頼できる数字。2、3番人気は連対率2割とこちらは信用度がイマイチ。

過去10年で1~3番人気が馬連から外れた年は2回しかなく、基本的に連軸は1~3番人気の中から選ぶのが無難。ただし馬連で1~3番人気同士で決まった年は1回しかありません。

中山金杯は対抗がやや荒れで、10年中5回が6番人気以下ただし、馬連で2桁人気が絡んだ年はなく、3着が3回。それも10、11番人気なので極端には荒れません。対抗を4~9番人気から選択すると高確率で中穴馬券が取れるレースです。

前走と馬券

GⅠ     1勝2着2回3着1回

GⅡ     3勝2着1回3着0回 

GⅢ     2勝2着4回4着5回

OP・L   2勝2着2回3着2回

3勝クラス 2勝2着1回3着2回

コース形態が似ている阪神のチャンピオンズカップからの転戦馬が馬券に絡みやすいレース。格より調子を重視のハンデキャップ戦のため前走が重賞なら、前走掲示板に載った馬か、人気でも惨敗した馬が馬券に多く絡みます。

ハンデキャップ戦ですが、重賞経験がある程度必要で、前走OPや3勝クラスからの格上挑戦の勝率は4割。馬券的にも全体の36.7%程度。格上挑戦組で馬券に絡んだ11頭中4頭が前走1着、10頭が掲示板を確保しているで、やはり調子が重要です。

GⅠから3頭が馬券になっていますが、その内2頭は中山の1800m以上で馬券になっています。距離、コース実績は重要です。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   13頭

ノーザンダンサー系      8頭

ミスタープロスペクター系   6頭

その他            2頭

冬場で開催2回目とやや時計が掛かる芝なので、他の季節で行われる芝2000mの重賞に比べサンデーサイレンス系の割合が低く30頭中12頭、全体の43.3%。サンデーサイレンス系であれば長距離実績ある種牡馬なのが必須で、ステイゴールド系やハーツクライ、マンハッタンカフェの割合が高いのが特徴。他のレースで圧倒的な存在感を示すディープインパクト系は4頭に過ぎません。

次点がスタミナとパワーに秀でたノーザンダンサー系が8頭、全体の26.7%と他のレースに比べても高い割合。特にサドラーズウェルズの血を持つ種牡馬の活躍が目立ちます。

一方、スピードとパワーに秀でていても不器用なミスタープロスペクター系は5頭と、小回りの中山2000mではその能力を十分に活かせません。馬券に絡んだミスタープロスペクター系全てがキングマンボの血を持ちます。とにかくスタミナとパワー重視のレース。

性齢と馬券

4歳   3勝2着3回3着2回、占有率26.7%

5歳   3勝2着3回3着2回、占有率26.7%

6歳   3勝2着4回3着3回、占有率33.3%

7歳以上 1勝2着0回3着3回、占有率13.3%

ハンデキャップ戦らしく4~6歳馬はあまり差がありません。7歳以上の成績はあまり良くなく、13.3%低下。7歳馬で馬券に絡んだ5頭中3頭が前走重賞・Lクラスで3着以内だったので、それ以外なら基本無視。

なお過去10年で牝馬が馬券に絡んだのは昨年の1回のみ。牝馬は冬に脂肪がつきやすく、さらにこの時期の中山の芝は時計が掛るのでパワーを要し、切れ味重視の牝馬では分が悪い恰好。牝馬が出走してきても基本無視で良いでしょう。

ハンデと馬券

52kg以下    0勝2着0回3着0回、占有率0%

53~54kg   1勝2着3回3着2回、占有率20.0%

55~56kg   5勝2着4回3着7回、占有率53.3%

57kg以上    4勝2着3回3着1回、占有率26.7%

ハンデキャッパーに評価された重ハンデの馬でも十分勝てるレース。実際に58kg、57.5kgの酷量を背負った馬が3勝2着2回3着1回と、勝ち切るには格も必要。重ハンデを背負っても調教等で調子が良さそうなら疑わずに買い。

中山金杯のレース及びコースの攻略法

中山金杯は中山内回り芝2000mCコースで行われます。スタートはスタンド正面で第4コーナーを過ぎた地点から。スタートから最初のコーナーまで367m、Aコース使用より30m距離が短くなり先行争いはやや激しくなります。

ただし中山は小回りなのですぐにペースは落ち着きます。この時期の中山の芝は回復が遅くやや時計が掛かります。ただしAコースからCコースに変わっているため外目の芝はさほど悪くなく、時計は意外と早め。ただし古馬のレースとしては遅く勝ち時計は2分00秒±0.5秒前後。

中山のスタート後とゴール前で中山名物の急坂を2度上るので、実走距離よりスタミナが必要またゴール前の直線が短いためある程度前で競馬をする必要があります。

過去10年で馬券に絡んだ30頭中4割が4コーナーを回った時点で5番手以内。ただし逃げ切り勝ちは無く、逃げ馬が馬券に絡んだのは3回。一方10番手以下だった馬が馬券に絡んだのも1頭だけで3着基本的に前でしぶとく粘る馬が強いレース。

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