【2024年度版】アーリントンカップ入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見るアーリントンカップの入賞馬

アーリントンカップの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2023 1 3 オオバンブルマイ 牡3 56kg 1.33.9 ディスクリートキャット ディープインパクト
2 2 セッション 牡3 56kg 1.33.9 シルバーステート Dubawi
3 1 ショーモン 牡3 56kg 1.34.0 マインドユアビスケッツ ディープインパクト
2022 1 5 ダノンスコーピオン 牡3 56kg 1.32.7 ロードカナロア Sligo Bay
2 7 タイセイディバイン 牡3 56kg 1.32.8 ルーラーシップ ダンスインザダーク
3 1 キングエルメス 牡3 56kg 1.32.9 ロードカナロア スペシャルウィーク
2021 1 5 ホウオウアマゾン 牡3 56kg 1.34.2 キングカメハメハ アグネスタキオン
2 5 リッカンバッカー 牡3 56kg 1.34.4 ロードカナロア City Zip
3 6 レイモンドバローズ 牡3 56kg 1.34.5 ヴィクトワールピサ Medaglia d’Oro
2020 1 5 タイセイビジョン 牡3 56kg 1.34.3 稍重 タートルボウル スペシャルウィーク
2 7 ギルテッドミラー 牝3 54kg 1.34.6 オルフェーブル  Tiznow
3 7 プリンスリターン 牡3 56kg 1.34.7 ストロングリターン マンハッタンカフェ
2019 1 5 イベリス 牝3 54kg 1.34.2 ロードカナロア ボストンハーバー
2 5 カトドラル 牡3 56kg 1.34.2 ハーツクライ ロックオブジブラルタル
3 6 トオヤリトセイト 牡3 56kg 1.34.2 ドリームジャーニー アドマイヤコジーン
2018 1 5 タワーオブロンドン 牡3 56kg 1.33.4 Raven’s Pass Dalakhani
2 1 バクスアメリカーナ 牡3 56kg 1.33.2 クロフネ サンデーサイレンス
3 7 レッドヴェイロン 牡3 56kg 1.33.6 キングカメハメハ ダンスインザダーク
2017 1 6 ペルシアンナイト 牡3 56kg 1.34.1 ハービンジャー サンデーサイレンス
2 8 フェッドアンシェル 牡3 56kg 1.34.6 マンハッタンカフェ Storm Cat
3 2 ディバインコード 牡3 56kg 1.34.8 マツリダゴッホ ヘクタープロスペクター
2016 1 4 レインボーライン 牡3 56kg 1.34.1 ステイゴールド フレンチデピュティ
2 7 ダンツプリウス 牡3 56kg 1.34.1 ブライアンズタイム マンハッタンカフェ
3 8 ロワアブソリュー 牡3 56kg 1.34.1 ゼンノロブロイ Storm Cat
2015 1 6 ヤングマンパワー 牡3 56kg 1.35.9 スニッツェル サンデーサイレンス
2 4 アルマワイオリ 牡3 57kg 1.35.9 マツリダゴッホ ピルサドスキー
3 8 マテンロウハピネス 牡3 56kg 1.35.9 ダイワメジャー モンジュー
2014 1 8 ミッキーアイル 牡3 57kg 1.34.0 ディープインパクト ロックオブジブラルタル
2 6 タガノグランパ 牡3 56kg 1.34.6 キングカメハメハ スペシャルウィーク
3 3 フェルメッツァ 牡3 56kg 1.34.8 ディープインパクト トニービン

アーリントンカップ入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2023 1 5 オオバンブルマイ 朝日フューチュリティS 5 7
2 4 セッション 弥生賞 7 7
3 2 ショーモン 1勝クラス 1 1
2022 1 1 ダノンスコーピオン 共同通信杯 4 7
2 7 タイセイディバイン ファルコンS 13 2
3 4 キングエルメス 京王杯2歳S 8 1
2021 1 1 ホウオウアマゾン 朝日フューチュリティS 3 9
2 10 リッカンバッカー 未勝利 1 1
3 7 レイモンドバローズ 1勝クラス 2 1
2020 1 1 タイセイビジョン 朝日フューチュリティS 2 2
2 4 ギルテッドミラー 1勝クラス 1 1
3 5 プリンスリターン シンザン記念 5 2
2019 1 12 イベリス フィーリーズレビュー 9 4
2 7 カトドラル 京成杯 5 11
3 11 トオヤリトセイト 500万下 1 1
2018 1 1 タワーオブロンドン 朝日フューチュリティS 2 3
2 3 バクスアメリカーナ 500万下 2 1
3 4 レッドヴェイロン 未勝利 1 1
2017 1 1 ペルシアンナイト シンザン記念 1 3
2 6 フェッドアンシェル 朝日フューチュリティS 4 8
3 3 ディバインコード OP 1 2
2016 1 4 レインボーライン シンザン記念 7 6
2 9 ダンツプリウス OP 4 1
3 7 ロワアブソリュー きさらぎ賞 3 7
2015 1 9 ヤングマンパワー OP 4 3
2 5 アルマワイオリ 朝日フューチュリティS 14 2
3 7 マテンロウハピネス 新馬 1 1
2014 1 1 ミッキーアイル シンザン記念 1 1
2 3 タガノグランパ 3歳500万下 1 1
3 6 フェルメッツァ 3歳500万下 2 5

アーリントンカップと馬券の傾向

過去10年の集計より。

人気と馬券

1番人気 6勝2着1回3着0回、連対率7割、複勝率7割

2番人気 0勝2着0回3着1回、連対率0割、複勝率1割

3番人気 0勝2着2回3着1回、連対率2割、複勝率3割

1番人気は6勝、連対率・複勝率共に7割と連軸として信頼。一方2、3番人気は連対率・複勝率1~3割と馬券的に信頼できません。

過去10年で2桁人気が馬券に絡んだ年は2回。そのうち一回は優勝で3着も2桁人気。2桁人気が馬券に絡んだ年は1~3番人気が総崩れで大荒れ。ただし、1番人気が馬券になっている時は1回を除き3着まで8番人気以内と比較的堅い決着。

当初からNHKマイルカップを目指してアーリントンカップで1番人気の馬は信用できますが、前走皐月賞トライアルで今一歩の成績でアーリントンカップに登録している馬なら、人気でも疲労を疑った良いでしょう。

前走と馬券

朝日杯FS     4勝2着2回3着0回、占有率20.0%

シンザン記念  3勝2着0回3着2回、占有率16.6%

その他重賞   3勝2着3回3着2回、占有率26.7%

OP・1勝クラス 0勝2着4回3着4回、占有率26.7%

新馬・未勝利  0勝2着1回3着2回、占有率10.0%

単独重賞では朝日杯フューチュリティSが全体の20%、シンザン記念が次いで16.6%。どちらもマイル重賞で間隔が十分にあり、最大目標がNHKマイルカップ。

朝日杯フューチュリティS組は前走で馬券になっているか、5番人気以内。シンザン記念組は全て前走1桁人気で1桁着順前走の成績が良い馬ほど、アーリントンカップ上位に来ます。

一方、OP・1勝クラスも全体の1/3を占めますが、こちらは2、3着が多い傾向。3着までに入らないとNHKマイルカップに出走できないので目一杯の仕上げですが、厳しい流れを経験していない分、素質馬に比べ重賞では一歩足りない印象。

なお前走OPからの出走で馬券になった3頭は全てジュニアカップ組出走してきたら注意。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   13頭

ミスタープロスペクター系  9頭

ノーザンダンサー系     6頭

ロベルト系         2頭

2連続阪神開催最終週で馬場が荒れているため、軽い芝を好むサンデーサイレンス系種牡馬の成績があまりよくないのが特徴。馬券になった30頭中、サンデーサイレンス系の種牡馬を父持つ馬が13頭、全体の約40%と他のマイル重賞に比べ少なめ。

さらにこの時期のマイル戦で圧倒的な強さを持つディープインパクト系が少なく、13頭中3頭。ステイゴールド系が3頭、他のサンデーサイレンス系も現役時代スタミナとパワーを売りにした馬が多く馬券になっています。

次点はミスタープロスペクター系で9頭中8頭はキングカメハメハ系。うち4頭がロードカナロアなので、こちらはスピード重視。ノーザンダンサー系が6頭馬券になっていますが、母の父は全てサンデーサイレンス系種牡馬です。

性齢と馬券

牝馬は過去10年で優勝が1回のみ。前走桜花賞トライアルのフィリーズレビューで4着と桜花賞を目指していた馬で、桜花賞も前週なので調整しやすかった勝因。重賞で勝ち負けできない牝馬なら軽視。

アーリントンカップのレース及びコースの攻略法

アーリントンカップはコーナーを2つ回る阪神芝外回り1600mのコースを使用。スタートはスタート向こう側。ホームストレッチの中央付近から。スタートから最初のコーナーまで433mと十分な距離がるためポジション争いはスムーズ。

また最初のコーナーまでほぼ平坦、第3~第4コーナーの径も緩やかでスピードを持続しながらコーナーを回れます。しかも第3コーナー手前から緩やかな下り坂が続きます。

阪神連続開催最終週なので内ラチは荒れて時計がかかるため、ほとんどの馬は芝の外側を走ります。そのため馬場を選んで走れる先行の1、2番手の逃げ馬、および外枠の馬が有利。実際に5枠より外の馬が22頭、全体の7割以上を占めます。

最後の直線は476mと長く、ゴール前1ハロンに高低差1.9mの急坂が待ち受けます。差し、追い込みが有利なコースですが、前述の通り芝の良いところを通る1.2番手の成績が良く、第4コーナーを回った時点で5番手以内の馬が全体の6割を占めます。過去10年で逃げ馬は3勝3着2回。2回に1回は馬券。

また瞬発力よりパワーが必要なので勝ち時計や上り時計はやや遅め。平均で1分34秒台の決着、上りも34秒台で十分勝負になります。しぶとい馬が勝つレースです。

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