2024年第29回GⅢマーメイドステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年マーメイドステークスの注目馬を分析!

マーメイドステークスの特徴

GⅢマーメイドステークスは第4回京都開催6日目に行われる芝2000mの3歳以上牝馬限定ハンデキャップ戦です。本来は阪神開催ですが、同競馬場改修工事のため京都競馬場で代替開催されます。

マーメイドステークスは国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走でき、地方競馬所属馬は2頭まで出走可能です。

牝馬限定戦ではGⅠのオークス、秋華賞、エリザベス女王杯を除き数少ない中距離重賞です。秋のエリザベス女王杯出走へ向け有力馬が夏を休養に当てメンバーが手薄な内に賞金を加算したい牝馬が多く出走します。

↓過去10年のマーメイドステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年マーメイドステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ベリーヴィーナス キズナ 牝5 藤懸貴志 浦河日成牧場
鈴木孝志(栗東) New Approach 53kg ライオンホースレース
1 2 ジューンオレンジ ジャスタウェイ 牝4 富田暁 ヒダカファーム
長谷川浩 (栗東) シンボリクリスエス 54kg 吉川潤
2 3 ピンハイ ミッキーアイル 牝5 北村友一 ヒダカファーム
田中克典 (栗東) ジャングルポケット 54kg 北畑忍
2 4 ミッキーゴージャス ミッキーロケット 牝4 浜中俊 ノーザンファーム
安田隆行(栗東) ディープインパクト 56.5kg 野田 みづき
3 5 ラヴェル キタサンブラック 牝4 坂井瑠星 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) ダイワメジャー 54kg キャロットファーム
3 6 ホールネス Lope de Vega 牝4 西塚洸二 Mrs V.B. Hutch & L. Vega Synd.
藤原英昭(栗東) Golan 52kg ゴドルフィン
4 7 マリネロ ゴールドシップ 牝5 松若風馬 ビッグレッドファーム
嘉藤貴行(美浦) Teofilo 50kg ビッグレッドファーム
4 8 セントカメリア ドゥラメンテ 牝5 西村淳也 ノーザンファーム
高野友和 (栗東) エリシオ 53kg シルクレーシング
5 9 コスタボニータ イスラボニータ 牝5 岩田望来 社台ファーム
杉山佳明 (栗東) Kendor 56kg 谷掛龍夫
5 10 ゴールドエクリプス ドゥラメンテ 牝5 幸英明 北勝ファーム
大久保龍志(栗東) ハービンジャー 53kg 居城寿与
6 11 インザオベーション ハーツクライ 牝5 荻野極 レイクヴィラファーム
武幸四郎(栗東) Exceed And Excel 51kg フィールドレーシング
6 12 タガノパッション キングカメハメハ 牝6 M.デムーロ 新冠タガノファーム
鮫島一歩 (栗東) シンボリクリスエス 53kg 八木良司
7 13 アリスヴェリテ キズナ 牝4 永島まなみ ノースヒルズ
中竹和也 (栗東) Cozzene 50kg 加藤誠
7 14 エリカヴィータ キングカメハメハ 牝5 小沢大仁 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) フジキセキ 54kg 三木正浩
8 15 エーデルブルーメ ハービンジャー 牝5 川田将雅 ノーザンファーム
福永祐一(栗東) アグネスタキオン 54kg シルクレーシング
8 16 ファユエン ヴァンセンヌ 牝6 菊沢一樹 谷岡スタット
勢司和浩(美浦) アグネスデジタル 53kg 谷岡毅

勝ち馬予想に役立つ!マーメイドステークスの注目馬分析

ミッキーゴージャス

ミッキーロケット キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
マネーカントバイミーラヴ Pivotal
Sabreon
ミッキークイーン ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ミュージカルウェイ Gold Away
Mulika

ミッキーゴージャスは小倉で行われた今年の愛知杯の優勝馬。これまで8戦5勝。前走大阪杯では10人気で14着、優勝馬ベラジオオペラから1.3秒差で大敗しています。

ミッキーゴージャスの父はキングカメハメハ産駒で宝塚記念を制したミッキーロケット。ディープインパクト産駒のミッキークインはオークス、秋華賞を制した2冠馬。祖母は海外でGⅡ2勝の8勝馬。近親にエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグがいます。

父と母の名前から分かるように同じ馬主のGⅠ馬での配合。勝ち鞍は1800~2000mに集中し、2000mの持ち時計は1分57秒9と時計勝負にも対応。京都芝2000mも3勝クラスで経験済みで、一番人気で優勝しています。

ただし、GⅢ勝ちあるため、今回のハンデは56.5kgのトップハンデしかも前走のGⅠより0.5kgも負担重量が増。3走前に京都芝2000m3勝クラスを53kgで1分59秒3の走破時計を考えれば、今回の時計は2分ジャスト。この時計だと軽ハンデ馬なら出せる時計。最軽量馬のハンデは49kgで、差は7.5kgも。

過去10年で56kg以上を背負った馬の優勝は無く、昨年2着のウインマイティ2着が最高。同馬はオークス3着、前年のマーメイドステークス優勝なので、54kgまでしか馬券になっていないミッキーゴージャスでは斤量負けする可能性が大。抑えまで。

 

コスラボニータ

イスラボニータ フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
イスラコジーン Cozzene
Rising Eagle
レディイン Rising Eagle Kenmare
Belle Mecene
Super Vite Septieme Ciel
Erin On Your Toes

コスラボニータは前走福島牝馬Sを1番人気で優勝。これまで17戦5勝2着3回3着3回。重賞は他に2023年阪神牝馬S、クイーンS、今年の愛知杯で3着し、牝馬限定重賞は5戦して掲示板を外したのは1度だけ

コスタボニータの父は皐月賞馬のイスラボニータ。フランス産の母レディインは海外で3勝。コスタボニータの半姉でゼンノロブロイ産駒のイチオクノホシが阪神牝馬SとクイーンCで2着。そのため血統的に母の影響力が大。

前走逃げ馬が作ったスローペースを4番手で折り合い、ゴール前でメンバー中2番目の34秒6の上がりできっちり交わしており、センスの良さが伺われます。ただし、勝ち切っているのは1600~1800m。2000mは2度経験し3着が最高。優勝馬とは共に0.2秒離されているため、若干距離が長い印象。

また前走GⅢ勝ちのため今回のハンデは56kgで、走前走より1kg増。トップハンデのミッキーゴージャスより0.5kg軽いものの、過去10年で56kgを背負った馬の優勝はありません抑えまで。

ビンハイ

ミッキーアイル ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
スターアイル ロックオブジブラルタル
アイルドフランス
レイテッド ジャングルポケット トニービン
ダンスチャーマー
タックスシェルター フジキセキ
タックスヘイブン

ビンハイはこれまで12戦2勝2着2回3着1回3歳時にチューリップ賞で2着に入り、桜花賞とオークスで共に13番人気ながら4、5着と健闘。重賞は他に昨年の中日新聞杯で3着前走京都芝1800mLクラスで2番人気の4着という成績。

ピンハイの父はマイルGⅠ2勝のディープインパクト産駒のミッキーアイル。ジャングルポケット産駒の母レイテッドは地方の3勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。

前走は4着でも、優勝馬から0.6秒差。後方から最後の直線で末脚に掛ける馬で、展開の助けがかなり必要。短距離からマイルで活躍する産駒が多いミッキーアイル産駒だと考えれば、距離延長は決してプラスにはなりません。

さらに今年のマーメイドSは小回りの京都2000m。末差し勝負の本馬では届かない可能性が大。ハンデは前走に比べ1kg軽くなるものの、見送り。

エーデルブルーメ

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili 
Penang Pearl Bering
Guapa 
アーデルハイト アグネスタキオン サンデーサイレンス
アグネスフローラ
ビワハイジ Caerleon
アグサン

エーデルブルーメはこれまで15戦4勝2着4回3着4回重賞経験はありませんが、15戦中14戦が芝2000m戦で、掲示板を外したのは新馬戦のみ。前走阪神芝2000m3勝クラスを1分58秒8の好時計勝ちでOP入りを果たしています。

エーデルブルーメの父はハービンジャー。アグネスタキオン産駒の母アーデルハイトは未勝利馬。

祖母はJRA最優秀2歳牝馬のビワハイジで、母の兄弟には牝馬2冠馬でGⅠ5勝、3年連続JRA賞に輝いたブエナビスタ、重賞3勝のアドマイヤオーラ、エプソムカップ優勝のトーセンレーヴ、最優秀2歳牝馬のジョワドヴィーヴルなど活躍馬多数。

好成績を収めているのはゴール前直線が短い平坦コースなので京都開催の今年のマーメイドSは適鞍。また今回のハンデは54kgで、前走に比べ1kg減。56kgを背負って馬券になっているので、かなり恩恵があります。

ただし、33秒台を繰り出せる末脚を持っていながら不発も多く、勝ち切れないのは気性的な問題か。上手く折り合えば勝ち負け。

ラヴェル

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
サンブルエミューズ ダイワメジャー サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
ヴィートマルシェ フレンチデピュティ
キョウエイマーチ

ラヴェルは2022年のアルテミスSの優勝馬。これまで9戦2勝アルテミスS以降はオークスで4着していますが、それ以降は2走前の京都記念5着が最高で、馬券に絡んだことがありません。

ラヴェルの父は中長距離GⅠ7勝馬のキタサンブラック。ダイワメジャー産駒のサンブルエミューズは短距離の3勝馬。血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。

ラヴェルの半姉でハービンジャー産駒のナミュールがマイルチャンピオンシップ勝ち、秋華賞2着、オークス3着と活躍祖祖母は桜花賞馬キョウエイマーチ母の半妹にBCディスタフ優勝のマルシェロレーヌ、半弟にマーキュリーC勝ちのバーデンヴァイラーと一族は走ります。

前走中山Sでは7番人気で11着、優勝馬コンクシェルから0.6秒差と良いところなし。好走した時でも優勝馬からは0.5秒以上差を付けられています。重賞勝ちがあり、一族が走っているからと言ってあてにできません。また今回のハンデは54kgで前走と同じ。特別な好材料も無く、今回も見送り。

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