2025年第99回GⅡ中山記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年中山記念の注目馬を分析!

中山記念の特徴

GⅡ中山記念は第2回中山開催2日目に行われる4歳以上芝1800mの別定戦です。負担重量は2月28日以前の開催なら4歳牡・騙馬56kg、同牝馬54kg、3月以後の開催では4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。過去の重賞勝利実績で負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・過去1年以内に牝馬限定を除くGⅠ勝利馬。

1kg増・・・過去1年以内に牝馬限定GⅠ勝利馬、同GⅡ勝利馬。一年以上前に牝馬限定及び2歳GⅠを除くGⅠ勝利馬。

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は大阪杯出走候補馬3頭まで出走登録が可能です。

中山記念は大阪杯へのステップレースに指定され、JRA所属馬であれば優勝馬に、地方所属馬であれば2着以内に入った馬に大阪杯への優先出走権が与えられます。

↓過去10年の中山記念入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年中山記念出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 シックスペンス キズナ 牡5 C.ルメール ノーザンファーム
国枝栄(美浦) Twirling Candy 56kg キャロットファーム
1 2 リフレーミング キングヘイロー 牡7 内田博幸 橋本牧場
鮫島一歩(栗東) バトルプラン 57kg 栗山学
2 3 ボーンディスウェイ ハーツクライ 牡6 木幡巧也 社台ファーム
牧光二 (美浦) プラティニ 57kg 平田修
2 4 エコロヴァルツ ブラックタイド 牡4 M.デムーロ 下河辺牧場
牧浦充徳(栗東) キングカメハメハ 57kg 原村正紀
3 5 タイムトゥヘヴン ロードカナロア 牡7 田辺裕信 オリオンファーム
戸田博文 (美浦) アドマイヤベガ 58kg DMMドリームクラブ
3 6 カラテ トゥザグローリー 牡8 菅原明良 中地康弘
高橋祥泰 (美浦) フレンチデピュティ 57kg 小田切光
4 7 メイショウチタン ロードカナロア 牡8 吉田豊 松田牧場
本田優 (栗東) マイネルラブ 57kg 松本好雄
4 8 ソウルラッシュ ルーラーシップ 牡7 団野大成 下河辺牧場
池江泰寿 (栗東) マンハッタンカフェ 58kg 石川達絵
5 9 マテンロウスカイ モーリス 騙6 横山典弘 ノーザンファーム
松永幹夫 (栗東) スペシャルウィーク 59kg 寺田千代乃
5 10 アルナシーム モーリス 牡6 藤岡佑介 ノーザンファーム
橋口慎介 (栗東) ディープインパクト 58kg ライオンレースホース
6 11 グランディア ハービンジャー 騙6 三浦皇成 ノーザンファーム
中内田充 (栗東) サンデーサイレンス 57kg キャロットファーム
6 12 ボッケリーニ  キングカメハメハ 牡9 浜中俊 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) ダンスインザダーク 58kg 金子真人H
7 13 グラティアス ハーツクライ 牡7 横山和生 ノーザンファーム
加藤征弘 (美浦) Lizard Island 57kg スリーエイチレーシング
7 14 パラレルヴィジョン キズナ 牡6 戸崎圭太 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) マクフィ 58kg キャロットファーム
8 15 サイルーン ディープインパクト 騙6 R.キング 社台ファーム
堀宜行(美浦) キングカメハメハ 57kg 金子真人H
8 16 クルゼイロドスル ファインニードル 牡5 荻野極 ダーレー・ジャパン・F
高橋義忠 (栗東) アルカセット 57kg ゴドルフィン

勝ち馬予想に役立つ!中山記念の注目馬分析

シックスペンス

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
フィンレイズラッキーチャーム Twirling Candy Candy Ride
House of Danzing
Day of Victory Victory Gallop
Gather the Day

シックスペンスは昨年のスプリングS、毎日王冠の優勝馬で、これまで5戦4勝毎日王冠優勝後はマイルチャンピオンシップを予定も蹄に炎症を起こし回避。今回は5ヵ月振りの復帰戦。

シックスペンスの父はキズナ。米国産の母フィンレイズラッキーチャームは米ダート短距離GⅠ勝ち他重賞5勝、全11勝を挙げた活躍馬。母にとってシックスペンスは初仔。また母系は米国のステーウィナーを多数輩出。

中山は3戦3勝で、中山芝1800mスプリングSで2着に0.6秒差圧勝でコース適性は折り紙付き。また余裕残しで先行し押し切った毎日王冠の勝ち時計も優秀GⅡ勝ちがあるため初斤量の58kgを背負いますが、馬格は500kg近くあるので対応可能。勝ち負け。

エコロヴァルツ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
プティプランセス キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
クリアーパス A.P. Indy
Masake

エコロヴァルツはこれまで9戦3勝2着1回3着1回重賞は2023年の朝日杯フューチュリティSで4番人気2着、セントライト記念は3番人気で3着9着惨敗だった菊花賞後の前走12月中山芝1800mLクラスを1番人気で優勝しています。

エコロヴァルツの父はディープインパクトの全兄ブラックタイド。キングカメハメハ産駒の母プティプランセスは芝中距離の3勝馬。近親に短距離GⅢ2勝のヴェントヴォーチェがいます。

好走芝1800m戦で、時計が早くならない小回りコース。3歳クラシック路線は距離が長すぎで、条件があった前走ではきっちり快勝しています。ただし今回はGⅠ馬を含め古馬重賞勝ち馬が多数出走するGⅡ戦。同じ1800mでもペースが異なります。また前走より斤量が1kg増と不利な条件揃います。

明け4歳でまだ成長途中で今後に期待も、今回は抑えまで。

ソウルラッシュ

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール
エターナルブーケ マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
サトルチェンジ
キャットアリ Storm Cat
Careless Kitten

ソウルラッシュは昨年のマイルチャンピオンシップの優勝馬。これまで23戦8勝2着4回3着2回重賞は他に2022、24年のマイラーズC、23年成杯オータムH勝ちと重賞4勝昨年はマイル重賞5戦して全て馬券で、前走12月香港マイルでも2着という生粋のマイラー。

ソウルフラッシュの父はルーラーシップ。マンハッタンカフェ産駒のエターナルブーケは芝中距離の未勝利馬。母の半兄でディープインパクト産駒のヒラボクディープが青葉賞を優勝。

昨年GI勝ちのため斤量59kgですが、2023年の京成杯オータムHで経験済み。ただし8戦中7戦がマイル戦で、1600m以上での勝利は新馬戦の芝2000mのみ最近年齢的にズブくなっているため距離延長を試す意味合いが強く、今回は様子見の公算が大。抑えまで。

アルナシーム

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
ジュベルアリ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
ドバイマジェスティ Essence of Dubai
Great Majesty

アルナシームは前走中山金杯で2024年の中京記念に続き重賞2勝目。これまで23戦7勝2着2回前走は1分58秒1の好時計で、中段からメンバー中3番目の脚で伸びて逃げ粘るクリスマスパレード、ボーンディスウェイを交わし、2着マイネルモーメントに0.2秒差を付けています

アルナシームの父はモーリス。ディープインパクト産駒の母ジュベアリは未出走馬。母の全弟は皐月賞・大阪杯勝ちのアルアイン、ダービー馬のシャフリヤール、祖母はエクリプス賞に輝いた名牝という良血。

前走はトップハンデのホウオウビスケッツとは1.5kg差も、同馬には0.7秒差を付けており実力通りの勝利。また芝1800m戦で3勝を挙げており、前走から200m距離短縮も問題ありません。

ただし、ロベルト系らしく疲れが溜まる体質と考えられ、OP昇格後は前走で勝ち負けすると、次走で馬券を外すというレースが続いており、馬券的に絶対の信頼が置けません。見送り。

マテンロウスカイ

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
レッドラヴィータ スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
ディクシージャズ トニービン
ディクシースプラッシュ

マテンロウスカイは昨年の中山記念の優勝馬。これまで22戦5勝2着4回3着4回昨年の中山記念勝ち以降馬券になっていませんが、昨年の天皇賞秋で優勝馬ドウデュースから0.3秒差5着に好走前走東京新聞杯でも59kgのトップハンデで5着しています。

マテンロウスカイの父はモーリス。スペシャルウィーク産駒のレッドファヴィータは芝マイルの3勝馬。母の半兄でアグネスタキオン産駒のレッドデイヴァスがシンザン記念、毎日杯、鳴尾記念とGⅢ3勝。マテンロウスカイは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。

昨年な中山記念湯勝後は重賞ばかりを使っていますが、距離が短かった2走前のマイルチャンピオンシップ以外は着順程負けていません。切れる脚はありませんが、スピードに乗れば図太く伸びる脚質は中山向き前走より斤量1kg減もプラスです。

ただし、今回はGⅡ戦で前走に比べメンバーも強化。また昨年本レースを勝っているため、他馬より斤量が1kg重いは不利さらに昨年は逃げ馬が中間で飛ばしあがり37秒9で2着に残る消耗戦になった展開の利もあります。今回は先行して切れる馬も多く、勝ち切は困難か。見送り。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました