2020年第15回G3オーシャンステークスの注目馬分析

重賞レースの注目馬分析

2020年オーシャンステークスの注目馬を分析!

オーシャンステークスの特徴

第2回中山第2週目に行われる芝1200mのレースで、G1高松宮記念のトライアルレースに位置付けられます。JRA所属馬なら1着馬に、地方所属であれば2着までに高松宮記念への優先出走権が与えられます。

過去のG1勝利により負担重量が変わる別定戦。他のトライアルレースに比べ実力馬のハンデ差が少ないので、このレースをステップにする有力馬が揃います。今回も前年のG1スプリンターズステークス覇者のパワーオブロンドンが参戦します。

オーシャンステークスのレース&コースの攻略法

G1スプリンターズステークスと同じコースで行われます。基本的に時計が早く逃げ、先行馬が有利。さらに小回りの中山は器用さが求められる上、ゴール直前に急坂が待ち構えているのでパワーも必要です。
また中山の1200mは外枠が圧倒的に不利。最内と大外では走破時計1つ違うのを念頭に馬券を検討してください。

2020年オーシャンステークスの出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 タワーオブロンドン Raven’s Pass 牡5 C.ルメール ダーレー・ジャパン・F
藤沢和雄 (美浦) Dalakhani 56kg ゴドルフィン
1 2 ダノンスマッシュ ロードカナロア 牡5 川田将雅 ケイアイファーム
安田隆行 (栗東) ハードスパン 58kg ダノックス
2 3 ナインテイルズ ローエングリン 牡9 中野悠太郎 山田牧場
長谷川浩 (栗東) メジロライアン 54kg 岡田牧雄
2 4 ティーハーフ ストーミングホーム 牡10 国分優作 ダーレー・ジャパン・F
西浦勝一 (栗東) Green Desert 56kg ゴドルフィン
3 5 グランドボヌール エンパイアメーカー 牡6 城戸義政 片岡博
鈴木孝志 (栗東) フジキセキ 56kg 田畑利彦
3 6 キングハート オレハマッテルゼ 牡7 北村宏司 奥山博
星野忍 (美浦) マイネルラヴ 56kg 増田陽一
4 7 エンゲルヘン マツリダゴッホ 牝6 石川裕紀人 ビッグレッドファーム
五十嵐忠 (栗東) Rahy 54kg T・C・ラフィアン
4 8 ダイメイプリンセス キングヘイロー 牝7 秋山真一郎 横井哲
森田直行 (栗東) ダンスインザダーク 54kg 宮本孝一
5 9 ハウメア キングカメハメハ 牝6 L.ヒューイットソン ノーザンファーム
藤沢和雄 (美浦) Dansili 54kg サンデーレーシング
5 10 ナックビーナス ダイワメジャー 牝7 横山典弘 社台ファーム
杉浦宏昭 (美浦) More Than Ready 54kg 小松欣也
6 11 カッパツハッチ キンシャサノキセキ 牝5 丸山元気 中島牧場
矢野英一 (美浦) タイキシャトル 54kg ターフ・スポート
6 12 ラブカンプー ショウナンカンプ 牝5 F.ミナリク 奥山博
森田直行 (栗東) マイネルラヴ 54kg 増田陽一
7 13 エスターテ ベーカバド 牝5 丸田恭介 長浜牧場
伊藤伸一 (美浦) サンデーサイレンス 54kg グリーンスウォード
7 14 レジーナフォルテ アルデバランⅡ 牝6 杉原誠人 中川隆
佐藤吉勝 (美浦) ボストンハーバー 54kg 永山勝敏
8 15 ナリタスターワン ショウナンカンプ 牡8 笹川翼 社台ファーム
須田和伸 (船橋) サンデーサイレンス 56kg 前田敏文
8 16 クールティアラ アルデバランⅡ 牝4 津村明秀 沖田博志
矢野英一 (美浦) ケイムホーム 54kg 川上哲司

 

勝ち馬予想に役立つ!オーシャンステークスの注目馬分析

タワーオブロンドン

Raven’s Pass Elusive Quality Gone West
Touch of Greatness
Ascutney Lord at War
Right Word
スノーパイン Dalakhani Darshaan
Daltawa
シンコウエルメス Sadler’s Wells
Doff the Derby

 

昨年のスプリンターズステークスの覇者。前年の春までマイル路線で走っていましたが、G2京王杯スプリングステークス(芝1400m)優勝を契機に短距離路線にシフト。以後は33秒台の末脚を武器に短距離の差し馬として全てのレースで馬券に絡んでいます。

前走のスプリンターズステークスも高速馬場で1:07:1という早い時計決着でもゴール前で逃げた2着の快速馬モズスーパーフレアを鮮やかに差し切っています。今回は前走より1kg重い58kgでの出走ですが514kgと馬格と筋肉があり、負担重量増は特に問題ではないでしょう。

父のレイヴェンズパスはイギリスのマイルG1クイーンエリザベス2世ステークスと米国の2000mのG1ブリーダーズカップ・クラシックの優勝馬。母の血にダルシャーンやサドラーズウェルズが入っているので、血統だけなら短距離馬ではありません。

しかし馬格は短距離馬らしい筋肉質で首差しが太く、脚も短め。これが短距離でさせるピッチ走法に繋がっています。あとは他馬との斤量とレース展開がカギになります。

ダノンスマッシュ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
Spinning Wildcat ハードスパン Danzig
Turkish Tryst
Hollywood Wildcat Kris S.
Miss Wildcatter

 

昨年のスプリンターズステークスでは1番人気に押されるも、勝馬タワーオブロンドンに0.1秒差の3着。この馬もマイルから短距離路線に変更後成績が安定し、一昨年末の京阪杯から1200mのG3を3勝。G1高松宮記念でも4着しています。

父はキングカメハメハ産駒のロードカナロア。幅広い距離の産駒を輩出しますが、基本的には短距離からマイルまでに良績が集中します。キングカメハメハのパワーを兼ね備えているので野芝、洋芝、ゴール前の坂は不問。早い時計決着も経験済み。

今回はタワーオブロンドンと斤量差が2kgもあるので逆転は可能。他の馬も後述のナックビーナス以外はせいぜいオープンクラスで勝ち負けなので明らかに実力上位。ただし、鞍上予定が人気以上の着順がほぼ無い川田なのが不安材料。

ナックビーナス

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
スカーレットブーケ ノーザンテースト
スカーレットインク
レディトゥプリーズ
More Than Ready
サザンヘイロー
Woodman’s Girl
Guilty Pleasure Pine Bluff
Exquisite Mistress

 

3年連続でこのレースを2着。調子に波はありますが短距離重賞で馬券に多く絡んできます。一昨年の高松宮記念でも3着と穴を開けています。今回も年末からリステッド、オープンと馬券に絡み調子を上げています。明け7歳で人気が落ちるようなら買いです。
父はマイル近辺で良績場を多く輩出するダイワメジャー。基本的に内包しているノーザンテーストの血を良く伝え、産駒は筋肉質。中山の坂は苦にしません。距離適性は父でなく母の父のサザンヘイローからで、底力はないのでスピードに乗ったまま雪崩れ込めるこの時期の中山は適鞍。

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