ステイゴールド 予想に役立つ成績・血統・産駒の特徴を解説

私見、種牡馬解説

オルフェーブルとゴールドシップという2頭の大物を輩出した種牡馬ステイゴールド。

ステイゴールド産駒の得意な距離やコースを知るには、ステイゴールドの現役時代の特徴や血統構成、産駒の共通性を知るのが何より重要。種牡馬ステイゴールドの特徴を知ると、勝ち馬や穴馬、人気で惨敗する馬を予想できるので、ぜひ馬券の検討に役立てください。  

種牡馬ステイゴールドとステイゴールド産駒の特徴を紹介

ステイゴールドの現役時代の成績

戦績

50戦7勝2着12回(内、海外2戦2勝)

G1及び重賞勝利

G1: 香港ヴァース
G2: 目黒記念、日経新春杯、ドバイシーマクラシック

特記事項

2001年度JRA特別賞。

ステイゴールドの現役時代の特徴

ステイゴールドは現役時代430kg代と小柄な馬体でとにかく2着、3着が多い馬として知られ、「シルバーコレクター」の異名を持っていました。事実50戦して掲示板を外したのはわずか11回。G1では天皇賞春、宝塚記念、天皇賞秋と合計4回2着。

これだけ実力がありながら格下重賞でも2着、3着が多く、2000m以上の重賞を使われ続けて勝った国内重賞は目黒記念、日経新春杯のG2を2勝のみ。非常にタフで、重賞連続36回出走はJRA最多記録です。

ステイゴールドは脚の回転が速いピッチ走法ですが、スタミナが豊富で長くいい脚を使えるのが武器でした。

しかし勝ち切れなかったのは、普段馬房でも暴れまわるほど激しい気性の持ち主だったから。レースでもコントールが効かず、さらに斜行癖がり自身の身体能力をフルに活かせなかったのが原因とされています。

最後に通算50走目で引退記念レースで出走した香港ヴァースで目の覚めるような差し脚で優勝。これが唯一のG1勝利です。しかも国内生産馬初の海外G1勝利という栄誉のおまけつき。これが評価され、サンデーサイレンス直仔ということもあり種牡馬になりました。

ステイゴールド(サンデーサイレンス系)の血統上の特徴

サンデーサイレンス Hao Hail to Reason
Comah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ゴールデンサッシュ ディクタス Sanctus
Doronic
ダイナサッシュ ノーザンテースト
ロイヤルサッシュ

 

ステイゴールドの父は大種牡馬サンデーサイレンス。ステイゴールドは非常に柔らかな筋肉の持ち主でした。同じ父を持つディープインパクトも小柄な馬体で非常に柔らかな筋肉の持ち主だったので、この性質はサンデーサイレンスからの遺伝です。

ステイゴールドの母ゴールデンサッシュはマイルチャンピオンシップを鮮やかな末脚で制したサッカーボーイの全妹。そのためマイラー血統と思われますが、サッカーボーイが長距離を走れなかったの気性難のため。実際に種牡馬サッカーボーイはステイヤーを多く輩出しています。

この気性難の原因が母の父に入っているディクタスの血。ディクタスは豊富なスタミナと共に気性難も産駒に伝えます。ステイゴールドはこのディクタスの血を産駒に色濃く伝えます。また母系にノーザンテーストの血がありタフさと馬力も産駒に伝えます。

メジロマックイーンの血とはニックスで、オルフェーブルとゴールドシップという2頭の大物を輩出。この2頭もかなりの気性難なので、ディクタスの血の遺伝力が如何に強い分かるでしょう。ちなみに有馬記念勝を勝ったドリームジャーニーはオルフェーブルの全兄です。

ステイゴールド産駒の特徴

ステイゴールドは遺伝力が強く、ステイゴールド産駒は父と同様に芝の中距離以上で良績を残します。

ステイゴールドにはステイヤーのディクタスの血が入っているので産駒は距離は長ければ長いほど良いのですが、同時に気性難も伝えるので成績にムラがあります。爆発力があるので突然大駆け反面、格下相手でもどうして?と思える凡走もします。

またステイゴールド産駒は父と同様にピッチ走法の馬が多く、しかもスタミナに任せ長く良い脚を使います。急坂や荒れ馬場をものともせず、小柄な馬体でも斤量負けしません。

ただしピッチ走法の割には一瞬の切れ味は悪く、勝負根性でしぶとく勝つ産駒が多いのが特徴です。そのため中山や福島、小倉など小回りコースは得意です。

なお、ダートと短距離は苦手です。短距離馬はほとんど出ません。

ステイゴールドは2015年に亡くなっているので、現在走っている産駒が最後です。ただし産駒もタフで年を重ねても走る馬が多いので、しばらくは番組表に父ステイゴールドの名が見られるでしょう。

ステイゴールドの代表産駒

2019年までにJRAの平地G1を勝った馬は10頭。その中には3冠馬、春秋グランプリ制覇のオルフェーブル、4年連続G1勝利のゴールドシップといった超大物がいます。また障害11連勝のJRA記録をもつオジュウチョウサンもステイゴールド産駒です。


オルフェーブル(牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念、凱旋門賞2着2回、種牡馬)
ゴールドシップ(皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念、天皇賞秋、種牡馬)
オジュウチョウサン(中山グランドジャンプ4回、中山大障害2回)
フェノーメノ(天皇賞春2回)
など

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コメント

  1. […] ステイフーリッシュの父はステイゴールド。母カウアイレーンは5勝馬。母の半兄にスプリンターズステークスと安田記念勝ちのブラックホーク、半姉にNHKマイルカップを勝ったピン […]

  2. […] クレッシェンドラヴの父はステイゴールド。母ハイアーラヴはアイルランド生産の1勝馬で、母系に活躍馬はいません。血統内にノーザンダンサーの5×3という濃いクロスを持ち、底力を […]

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