【2020年度版】福島記念入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る福島記念の入賞馬

福島記念の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

※2011年は新潟開催。

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2019 1 5 クレッツェンドラヴ 牡5 55kg 1.59.5 ステイゴールド Sadler’s Wells
2 5 ステイフーリッシュ 牡4 57.5kg 1.59.7 ステイゴールド キングカメハメハ
3 6 ミッキースワロー 牡5 58.5kg 1.59.7 トーセンホマレボシ ジャングルポケット
2018 1 1 スティッフェリオ 牡4 55kg 1.58.3 ステイゴールド Mtoto
2 3 マイスタイル 牡4 55kg 1.58.5 ハーツクライ フォーティナイナー
3 1 エアアンセム 牡7 57kg 1.58.5 シンボリクリスエス サンデーサイレンス
2017 1 2 ウインブライト 牡3 54kg 2.00.2 ステイゴールド アドマイヤコジーン
2 7 ズズカデヴィアス 牡6 56kg 2.00.2 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 3 ヒストロカル 牡8 57kg 2.00.2 ディープインパクト ノーザンテースト
2016 1 2 マルターズアポジー 牡4 54kg 2.00.8 ゴスホークケン Old Trieste
2 7 ゼーヴィント 牡3 55kg 2.01.0 ディープインパクト ブライアンズタイム
3 1 ダイワドレッサー 牝3 52kg 2.01.3 ネオユニヴァース スウェプトオーヴァーボード
2015 1 1 ヤマカツエース 牡3 54kg 2.02.5 キングカメハメハ グラスワンダー
2 4 ミトラ 騙7 57.5kg 2.02.7 シンボリクリスエス サンデーサイレンス
3 7 ファントムライト 牡6 55kg 2.03.0 オペラハウス サンデーサイレンス
2014 1 1 ミトラ 騙6 56kg 1.58.1 シンボリクリスエス サンデーサイレンス
2 5 フラアンジェリコ 牡6 54kg 1.58.3 ネオユニヴァース ジャッジアンジェルーチ
3 2 メイショウナルト 騙6 57.5kg 1.58.5 ハーツクライ カーネギー
2013 1 5 ダイワファルコン 牡6 57.5kg 1.57.3 ジャングルポケット サンデーサイレンス
2 1 マイネルラクリマ 牡5 58kg 1.57.4 チーフベアハート サンデーサイレンス
3 2 ラブイズブーシェ 牡4 54kg 1.57.4 マンハッタンカフェ メジロマックイーン
2012 1 3 ダイワファルコン 牡5 57kg 1.59.5 稍重 ジャングルポケット サンデーサイレンス
2 5 アドマイヤタイシ 牡5 54kg 1.59.8 シングスピール Dubai Millennium
3 8 ダコール 牡4 55kg 1.59.8 ディープインパクト Unbridled
2011 1 5 アドマイヤコスモス 牡4 56kg 1.59.1 アドマイヤマックス Be My Guest
2 7 メイショウカンパク 牡4 55kg 1.59.2 グラスワンダー ダンスインザダーク
3 6 マイネイザベル 牝3 52kg 1.59.5 テレグノシス サンデーサイレンス
2010 1 3 ダンスインザモア 牡8 55kg 1.58.9 ダンスインザダーク リヴリア
2 6 ディアアレトゥーサ 牝3 51kg 1.59.0 トーセンダンス タイスポット
3 1 トウショウシロッコ 牡7 56kg 1.59.0 アドマイヤベガ ニッポテイオー

福島記念入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2019 1 1 クレッツェンドラヴ オールカマー 5 5
2 6 ステイフーリッシュ 札幌記念 8 9
3 2 ミッキースワロー オールカマー 3 2
2018 1 2 スティッフェリオ OP 1 4
2 3 マイスタイル 札幌記念 6 9
3 1 エアアンセム オールカマー 5 4
2017 1 2 ウインブライト 毎日王冠 9 10
2 3 ズズカデヴィアス OP 4 3
3 10 ヒストロカル 毎日王冠 11 9
2016 1 7 マルターズアポジー 1600万下 7 1
2 1 ゼーヴィント セントライト記念 2 2
3 3 ダイワドレッサー 秋華賞 13 15
2015 1 2 ヤマカツエース 富士S 7 13
2 1 ミトラ オールカマー 7 3
3 4 ファントムライト OP 1 2
2014 1 6 ミトラ 富士S 7 6
2 13 フラアンジェリコ OP 10 11
3 1 メイショウナルト 新潟記念 6 10
2013 1 3 ダイワファルコン 天皇賞秋 17 15
2 2 マイネルラクリマ 小倉記念 1 3
3 7 ラブイズブーシェ 札幌記念 7 3
2012 1 1 ダイワファルコン 天皇賞秋 15 10
2 8 アドマイヤタイシ 1600万下 2 1
3 2 ダコール オールカマー 3 9
2011 1 1 アドマイヤコスモス 1600万下 1 1
2 7 メイショウカンパク 1600万下 6 1
3 6 マイネイザベル 秋華賞 4 15
2010 1 12 ダンスインザモア 富士S 15 13
2 1 ディアアレトゥーサ 秋華賞 10 6
3 3 トウショウシロッコ 天皇賞秋 16 7

福島記念と馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 3勝2着3回3着2回、連対率6割、複勝率8割

2番人気 3勝2着1回3着2回、連対率4割、複勝率6割

3番人気 1勝2着2回3着3回、連対率3割、複勝率6割

1番人気が3勝、連対率6割、複勝率8割、さらに2番人気、3番人気の複勝率が共に6割とハンデキャップ戦の割に、上位人気が馬券に絡みやすく堅いレース過去10年で9回1、2番人気のどちらかが馬連で馬券に絡んでいますが、1、2番人気のワンツーフィニッシュはありません。

また過去10年で馬券に絡んだ馬の3/4が6番人気以内。ただし紐はやや荒れ気味で、過去10年で7回も7番人気以下の馬が必ず1頭馬券に絡んでいます。

なお、2桁人気が馬券に絡んだ年は3回で、1勝2着1回3着1回。2桁人気が馬券に絡んだ年は、他の2頭は6番人気以内なので、大荒れにはなりません。

前走と馬券

前走G1やG2などにチャレンジした馬で実力が少々足りず、本賞金加算や重賞勝利の称号を獲得するために出走するケースが多いのが特徴。この路線から出全体の6割を占めます。

札幌記念      0勝2着2回3着1回

セントライト記念  0勝2着1回3着0回

オールカマー    1勝2着1回3着3回

毎日王冠      1勝2着1回3着1回

秋華賞       0勝2着1回3着2回

天皇賞秋      2勝2着0回3着1回

また勝ち鞍では1600mG3富士ステークス組が3勝ですが、2着以下がありません。これらの馬は前走の人気も着順も低く、やはり上位クラスでは実力が足りなかったと言えます。一方、上位クラスの速い流れを経験している分、格下条件では有利に働く感じです。

オープンや1600万クラスからの挑戦で馬券に絡んだ8頭中6頭が前走馬券になっているので、こちらは馬の調子を重視。

血統と馬券

テイゴールド   3勝2着1回3着1回

ジャングルポケット 2勝2着0回3着0回

シンボリクリスエス 1勝2着1回3着1回

キングカメハメハ  1勝2着1回3着0回

この時期の福島は馬場が悪化しているため、長距離適性とパワーを兼ね備えた種牡馬の成績が良い傾向。父は中距離以上で成績が良い種牡馬が名を連ねます。また母の父ではサンデーサイレンスが9頭と最多で、全体の30%を占めます。

性齢と馬券

3歳     2勝2着2回3着2回、占有率20.0%

4歳     3勝2着3回3着2回、占有率26.6%

5歳     2勝2着2回3着1回、占有率16.7%

6歳     2勝2着2回3着2回、占有率20.0%

7歳以上   1勝2着1回3着3回、占有率16.7%

4歳馬が3勝2着3回と馬連の中心になりますが、ハンデキャップ戦ということもあり各世代でほぼ均等に馬券に絡むチャンスがあります。距離の割にスタミナが必要なレースなので、長距離戦のようにフレッシュさより経験を重視した方が良いでしょう。

この時期ではかなり高齢馬に属する8歳馬も馬券に絡み大穴を開けています。これらの馬は過去で実績を残しているので、そこそこ斤量を背負っても出走してきたら注意が必要です。

牡・騙馬 10勝2着9回3着8回

牝馬   0勝2着1回3着2回

長距離適性が問われるので、牝馬は明らかに劣勢。馬券に絡んだ牝馬は全て3歳の軽ハンデ馬です。

ハンデと馬券

52kg以下    0勝2着1回3着2回、占有率10.0%

53~54kg台   3勝2着2回3着1回、占有率20.0%

55~56kg台   5勝2着4回3着3回、占有率40.0%

57kg以上    2勝2着3回3着4回、占有率30.0%

55~56kg台で、馬齢で課せられる斤量よりやや軽めのハンデ馬が中心。G2クラス常連であれば58kgの酷量を背負っても馬券になります。一方、軽ハンデ馬は3歳牝馬で、前走秋華賞で惨敗組。出走してきたら連下で買い。

福島記念のレース及びコースの攻略法

福島記念はコーナーを4つ回る福島芝2000mAコースを使用。スタートはスタンド正面、2000m専用の引き込み線から。スタートから最初のコーナーまで505mもあり、小回りの福島コースの中ではテンはあまり早くなりません。

第3回福島開催の最終週で、この時期の芝は回復の見込みがなく馬場は荒れ気味。特に内ラチは荒れているので外々を回ることになります。隊列は縦に長くなり、実際の距離より長く走る必要があります。

福島は1周1600mしかない小回りコースで、器用さが求められます。最後の直線は292mしかなくかなり短めで、基本的に逃げ・先行が有利なコース。

ただし、福島記念に限り前半の位置取りは後方でもよく、4コーナーを回った時に6番手以内に上がれる脚があれば馬券になります。実際に第4コーナーを回った時に6番手以内の馬が馬券全体の7割を占めます。

2020年福島記念の注目馬分析はこちら

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