【2021年度版】愛知杯入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る愛知杯の入賞馬

愛知杯の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2020 1 3 デンコウアンジュ 牝7 56kg 2.01.1 メイショウサムソン マリエンバード
2 3 アルメリアブルーム 牝6 53kg 2.01.1 ドリームジャーニー ネオユニヴァース
3 2 レイホーロマンス 牝7 52kg 2.01.2 ハービンジャー サンデーサイレンス
2019 1 4 ワンブレスアウェイ 牝6 54kg 2.00.0 ステイゴールド Storm Cat
2 7 ノームコア 牝4 55kg 2.00.1 ハービンジャー クロフネ
3 5 ランドネ 牝4 53kg 2.00.1 Blame A.P. Indy
2018 1 5 エテルナミノル 牝5 54kg 2.00.1 エンパイアメーカー フジキセキ
2 4 レイホーロマンス 牝5 51kg 2.00.2 ハービンジャー サンデーサイレンス
3 4 マキスマムドパリ 牝6 56kg 2.00.4 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2017 1 6 マキスマムドパリ 牝5 53kg 2.01.4 稍重 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2 3 サンソヴール 牝6 52kg 2.01.6 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 1 クインズミラーグロ 牝5 53kg 2.01.8 マンハッタンカフェ In Excess
2016 1 2 バウンスシャッセ 牝5 55.5kg 1.58.8 ゼンノロブロイ Halling
2 7 リーサルウエポン 牝5 50kg 1.59.0 ディープインパクト Gold Legend
3 4 サースライズ 牝4 53kg 1.59.0 マンハッタンカフェ Cape Cross
2015 1 開催無
2
3
2014 1 7 ディアドラマドレ 牝4 56kg 2.04.4 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2 1 キャトルフィーユ 牝5 56kg 2.04.6 ディープインパクト Tejano Run
3 8 スイートサルサ 牝4 54kg 2.04.7 デュランダル Grand Lodge
2013 1 3 フーラブライド 牝4 50kg 2.02.1 ゴールドアリュール メジロマックイーン
2 8 キャトルフィーユ 牝4 51kg 2.02.2 ディープインパクト Tejano Run
3 8 コシモネモシン 牝6 55kg 2.02.3 ゼンノロブロイ シングスピール
2012 1 6 エーシンメンフィス 牝4 51kg 2.03.6 稍重 Medaglia d’Oro Pine Bluff
2 4 サンシャイン 牝3 52kg 2.03.8 ハーツクライ Pistolet Bleu
3 7 オールザットジャズ 牝4 56kg 2.04.0 タニノギムレット サンデーサイレンス
2011 1 6 フミノイマージン 牝5 56kg 1.59.4 マンハッタンカフェ Dixieland Band
2 2 ブロードストリート 牝5 55.5kg 1.59.5 アグネスタキオン Cozzene
3 5 コスネモシン 牝4 55.5kg 1.59.6 ゼンノロブロイ シングスピール

愛知杯入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2020 1 9 デンコウアンジュ ターコイズS 11 6
2 5 アルメリアブルーム エリザベス女王杯 13 8
3 11 レイホーロマンス OP 10 4
2019 1 8 ワンブレスアウェイ エリザベス女王杯 13 11
2 1 ノームコア エリザベス女王杯 2 5
3 4 ランドネ 1600万下 2 1
2018 1 6 エテルナミノル ターコイズS 4 5
2 11 レイホーロマンス 1000万下 1 1
3 1 マキスマムドパリ 中日新聞杯 4 5
2017 1 1 マキスマムドパリ 1600万下 3 2
2 10 サンソヴール ターコイズS 13 10
3 6 クインズミラーグロ 1600万下 10 1
2016 1 8 バウンスシャッセ マーメイドS 5 15
2 5 リーサルウエポン 1000万下 3 1
3 4 サースライズ 1600万下 4 3
2015 1 開催無
2
3
2014 1 1 ディアドラマドレ エリザベス女王杯 6 3
2 2 キャトルフィーユ 1600万下 4 3
3 10 スイートサルサ 1600万下 2 1
2013 1 12 フーラブライド 1000万下 2 1
2 14 キャトルフィーユ エリザベス女王杯 2 2
3 13 コシモネモシン OP 8 9
2012 1 7 エーシンメンフィス 1000万下 12 1
2 10 サンシャイン 1600万下 1 6
3 2 オールザットジャズ エリザベス女王杯 4 5
2011 1 2 フミノイマージン エリザベス女王杯 8 8
2 9 ブロードストリート エリザベス女王杯 14 10
3 3 コスネモシン OP 5 2

愛知杯と馬券の傾向

過去10年の集計より、2015年は開催されず、2011年と2020年は小倉で開催されています。また2014年以前は12月開催で、3歳馬も出走可能でした。

人気と馬券

1番人気 2勝2着1回3着0回、連対率33.3%、複勝率33.3%

2番人気 1勝2着1回3着1回、連対率22.2割、複勝率33.3%

3番人気 0勝2着0回3着3回、連対率11.1%割、複勝率11.1%

1番人気、2番人気の複勝率が共に33.3%、3番人気に至っては連対が無く複勝率11.1%と上位人気が信頼できないレース。馬連で上位3番人気以内同士で決まった年は1度しかなく、それ以外の年は馬連で8番人気以下の馬が必ず1頭馬券に絡んでいます。

2桁人気が馬券に絡んだ年は過去9回開催で6回、その内馬連で絡んだのが3回。さらに1着から3着まで2桁人気で決まった年が1回あります。

春開催で中距離を主戦とする古馬の牝馬限定のグレードレースは少なく、有力牝馬はこの間休養に当てています。また牝馬は冬に脂肪がつきやすく、体調管理も難しい側面があります。

さらに後述しますが、中距離レースということもありエリザベス女王杯から出走する馬が多く、このレースで大敗した馬が出走すると実力以上に人気を落としている傾向があります。そのため手薄なメンバーの愛知杯で好走する確率が高まり、結果として大穴がでます。

人気より過去の実績や当日の馬の調子を重視するレースです。

前走と馬券

エリザベス女王杯   3勝2着4回3着1回、占有率29.6%

ターコイズステークス 2勝2着1回3着0回、占有率11.1%

その他重賞      1勝2着0回3着1回、占有率7.4%

OP・L  0勝2着0回3着3回、占有率11.1%

3勝・2勝クラス    3勝2着4回3着4回、占有率40.8%

ハンデキャップ戦ということもあり条件戦からの格上挑戦組が馬券全体の40%を占めるレース。ただし馬券として絞りやすいのはエリザベス女王杯からの転戦組エリザベス女王杯組は前走で厳しいレースを経験しているため、2ランク下のG3の流れは楽に感じられます。

そのためエリザベス女王杯で大敗していても、愛知杯では上位に食い込んできます。またエリザベス女王杯組で馬券に絡んだ8頭中7頭は中~中長距離向きの血統背景を持っています。同様に勝ち鞍が多いターコイズステークスからの転戦馬も、馬券になった馬は血統は中距離向きの配合です。

一方、馬券の多くを占める条件クラスからの格上挑戦組は、馬券に絡んだ11頭中8頭が前走で4番人気以内、7頭が掲示板に載っています。そのため格上挑戦組は調子の善し悪しがレースの結果として現れます。

血統と馬券

父の系統の内訳

サンデーサイレンス系55.6%

ミスタープロスペクター系18.5%

ノーザンダンサー系18.5%

ロベルト系7.4%

馬券全体で見ると父サンデーサイレンス系が55.6%を占めますが、勝ち馬だけで見ると

サンデーサイレンス系4勝

ミスタープロスペクター系3勝

ノーザンダンサー系2勝

と占有率の割にサンデーサイレンス系は低調。この時期は芝の回復は見込めず荒れるため時計が掛かります。そのため軽い馬場が得意なサンデーサイレンス系では勝ち切れないと考えられます。

サンデーサイレンス系であれば切れ味より図太く伸びるタイプが強く、ゼンノロブロイやマンハッタンカフェ産駒の活躍が目立ちます。ミスタープロスペクター系は5頭中4頭が父キングカメハメハノーザンダンサー系であれば父が長距離血統であることが挙げられます。

性齢と馬券

3歳     0勝2着1回3着0回、占有率3.8%

4歳     3勝2着2回3着5回、占有率37.0%

5歳     4勝2着4回3着1回、占有率33.3%

6歳     1勝2着2回3着2回、占有率18.50%

7歳以上   1勝2着0回3着1回、占有率7.4%

占有率こそ4歳馬が多いものの、馬券の中心は馬体が完成している5歳馬4勝2着4回と連対率は44.4%で他の世代を圧倒しています。そのため紐として4歳馬を付けるのが妥当。6歳以上で馬券に絡んだ7頭中6頭が前走重賞からの転戦馬。馬券に絡むに高齢馬は実力と経験が必要です。

ハンデと馬券

52kg以下   1勝2着5回3着1回、占有率26%

53~54kg   3勝2着1回3着4回、占有率37%

55~56kg   3勝2着3回3着4回、占有率37%

57kg以上   0勝2着0回3着0回、占有率0%

勝ち鞍は重ハンデを背負っている実績馬が多いものの、2着に52kg以下の軽ハンデ馬が突っ込んでくるレース。実に9回中5回、半分以上で52kg以下の軽ハンデ馬が突っ込んできています。やはり芝が荒れ時計が掛かるので、斤量の少ない軽ハンデ馬が突っ込んでくる条件が揃っています。そのため、人気が無くても当日調子が良さそうな軽ハンデ馬がいたら買い。

愛知杯のレース及びコースの攻略法

愛知杯はコーナーを4つ回る中京芝2000mで行われます。スタートはスタンドのゴール手前坂下から。スタートからの直線が長いため加速がつけやすく、先行争いはスムーズ。

バックストレッチ及びホームストレッチが長いためスピードを出しやすいコースですが、2000mは牝馬のレースとしては長いため全体的にレースは落ち着き気味。

また冬なので芝が荒れている上、コース全体の高低差は3.5mと全競馬場中第3位の落差があり、ゴール手前に中山に次ぐ勾配を誇る急坂が待ち構えているため非常にタフなコース。実際の走行距離よりスタミナが必要です。

そのため勝ち時計は遅く、中京で行われた7開催中勝ち時計が2分を切ったのは1回のみ。過去に遅い時計で勝ち負けしている馬がいれば勝負根性があるので注意が必要。

またゴール前直線が410mと非常に長く、第3、第4コーナーのカーブが緩やかなスパイラルカーブなので、基本的に差し・追い込みが有利です。

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