2021年第58回G3愛知杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年愛知杯の注目馬を分析!

愛知杯の特徴

G3愛知杯は第1回中京開催5日目に行われる4歳以牝馬限定芝2000mのハンデキャップ戦です。出走資格は未勝利馬以外で過去1年以内に1回以上レースに出走歴がある牝馬。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走にも指定され、地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録できます。

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2021年愛知杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ドナウデルタ  ロードカナロア 牝5 岩田望来 ノーザンファーム
石坂正 (栗東) ドナウブルー 54kg サンデーレーシング
1 2 ウインマイティー ゴールドシップ 牝4 松若風馬 コスモヴューファーム
五十嵐忠 (栗東) カコイシーズ 53kg ウイン
2 3 ディアンドル ルーラーシップ  牝5 池添謙一 ノーザンファーム
奥村豊 (栗東) スペシャルウィーク 54kg シルクレーシング
2 4 ウラヌスチャーム ルーラーシップ  牝6 岩田康誠 ノーザンファーム
斎藤誠(美浦) フジキセキ 54kg (株)G1レーシング
3 5 センテリュオ ディープインパクト 牝6 C.ルメール ノーザンファーム
高野友和 (栗東) エンドスウィープ 56kg キャロットファーム
3 6 タガノアスワド ネオユニヴァース 牝7 北村友一 新冠タガノファーム
五十嵐忠 (栗東) スピニングワールド 52kg 八木良司
4 7 サトノガーネット ディープインパクト 牝6 坂井瑠星 白老ファーム
矢作芳人 (栗東) Victory Note 55kg サトミホースカンパニー
4 8 サマーセント ハービンジャー 牝5 幸英明 ゴドルフィン
斉藤崇史 (栗東) サンデーサイレンス 52kg ダーレー・ジャパン・F
5 9 カセドラルベル ハーツクライ 牝5 松山弘平 ノーザンファーム
西村真幸 (栗東) シンボリクリスエス 53kg 吉田勝己
5 10 サトノダムゼル ディープインパクト 牝5 川田将雅 社台ファーム
堀宣行 (美浦) Acatenango 53kg サトミホースカンパニー
6 11 デンコウアンジュ メイショウサムソン  牝8 柴田善臣 磯野牧場
荒川義之(栗東) マリエンバード 56kg 田中康弘
6 12 レッドアステル  ディープインパクト 牝5 武豊 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) Smart Strike 53kg 東京ホースレーシング
7 13 アブレイズ キズナ 牝4 藤井勘一郎 ノースヒルズ
池江泰寿 (栗東) ジャングルポケット 53kg 前田幸貴
7 14 ランブリングアレー  ディープインパクト 牝5 福永祐一 社台ファーム
友道康夫 (栗東) シンボリクリスエス 54kg 社台レースホース
7 15 シゲルピンクダイヤ ダイワメジャー 牝5 和田竜二 天羽牧場
渡辺薫彦 (栗東) High Chaparral 54kg 森中蕃
8 16 リンディーホップ ハーツクライ 牝6 武藤雅 白老ファーム
金成貴史 (美浦) Sri Pekan 52kg 社台レースホース
8 17 ナルハヤ サクラプレジデント 牝7 藤田菜七子  清水牧場
梅田智之 (栗東) キングヘイロー 52kg 陣内孝則
8 18 マジックキャッスル ディープインパクト 牝4 戸崎圭太 社台ファーム
国枝栄 (美浦) シンボリクリスエス 54kg 社台レースホース

勝ち馬予想に役立つ!愛知杯の注目馬分析

センテリュオ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
アドマイヤキラメキ エンドスウィープ フォーティナイナー
Broom Dance 
エヴリウィスパー ノーザンテースト
クラフテイワイフ

センテリュオはこれまで17戦5勝昨年G1常連馬が集うG2オールカマーでジャパンカップ2着の実績のカレンブーケドールを抑えて優勝。昨年と一昨年のエリザベス女王杯で掲示板を確保するなど、牝馬の中では実力上位。

センテリュオの父はディープインパクト。母アドマイヤキラメキはダート短距離の3勝馬。センテリュオの全兄に豪州芝マイルG1エミレーツステークス勝ちのトーセンスターダムがいます。

血統内にノーザンダンサーの5×5×4の濃いクロスと、ミスタープロスペクターの4×5を持ちスピードと底力に優れた配合。父がディープインパクトなので末脚が鋭く、ここ4戦はメンバー中上がり3番手以内。前走エリザベス女王杯でも33.9秒の末脚を繰り出しています。

今回トップハンデノ56kgを背負いますが、前走のエリザベス女王杯と同斤量同レースで13着、センテリュオに0.5秒差のウラヌスチャームが54kgの評価なので計算上は逆転できずやや恵まれた印象。

芝2000mは走り慣れている距離の上、最後の直線が長い中京コースはこの馬にはプラスです。昨年は同じローテションで5着でしたが重馬場で切れ味を活かせなかったから。6歳馬はデータ上厳しいものの、前走エリザベス女王杯組は過去10年で3勝2着4回。良馬場なら連軸。

マジックキャッスル

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
ソーマジック シンボリクエスエス Kris S. 
Tee Kay 
スーア  Fairy King 
Bold Starlet 

マジックキャッスルはこれまで8戦1勝2着4回。これまでどろんこの重馬場だった桜花賞以外は掲示板を外しておらず前走デアリングタクトが三冠を果たした秋華賞で2着を含め重賞で2着3回8戦中7戦で上りメンバー中3番手以内と末脚は安定しています。

マジックキャッスルの父はディープインパクト母ソーマジックはシンボリクリスエス産駒で桜花賞3着の4勝馬マジックキャッスルの半兄にステイゴールド産駒でエプソムカップ2着、計7勝を挙げ現役のソーグリッタリングがいます。

マジックキャッスルの兄ソーグリッタリングも重賞では一歩足りない馬で、底力不足はこの母系の特徴かまたオークス4着、秋華賞2着の実績も、基本的にマイラー母系なので2000mは必ずしもプラスではありません。距離が持つのは父がディープインパクトだから。

中日新聞杯で2着に入った5歳馬のシゲルピックダイヤと同斤量の54kgはやや見込まれた感じ。末脚は確実なので2、3着候補が妥当。

シゲルピンクダイヤ

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
スカーレットブーケ ノーザンテースト
スカーレットインク
ムーンライトベイ High Chaparral  Sadler’s Wells 
Kasora 
ムーンライトダンス  Sinndar 
Style of Life 

シゲルピンクダイヤはこれまで14戦1勝2着3回3着3回未勝利脱出後、全て重賞を使っており、これまで桜花賞2着を含め重賞で馬券になること5回。前走今回と同じコースで行われた中日新聞杯で人気のヴェロックスを抑え2着しています。

シゲルピンクダイヤの父はダイワメジャー。母ムーンライトベイは未出走馬。母の父ハイシャパラルはサドラーズウェルズ産駒で英愛両国のダービーをはじめ欧米G1を6勝した名馬。ダイワメジャー産駒はマイラーが多い中、2000mの距離が持つのはこの血の影響か。

ノーザンダンサーの4×4×5の濃いクロスを持っているため底力と成長力を備えているので、早熟が多いダイワメジャー産駒でも極端な力の衰えはないと思われます。

前走2000mで2着ですが、8着までの馬の中7頭が上がり33秒台の脚を繰り出しているためスローペースで息が入りやすい展開だった可能性が大。実際に2000mはダイワメジャー産駒のシゲルピンクダイヤにはプラスではありません。今回は見送り。

ウインマイティー

ゴールドシップ ステイゴールド サンデーサイレンス 
ゴールデンサッシュ 
ポイントフラッグ メジロマックイーン 
パストラリズム 
アオバコリン カコイーシーズ Alydar 
Careless Notion 
コリンヌドゥブルイェール Lomond 
Gold and Purple 

ウインマイティーはこれまで10戦3勝2着1回3着1回重賞勝ちはありませんが、昨年オークスと関連性が高いリステッドクラスの忘れな草賞を勝ち、オークスでデアリングタクト0.2秒差の3着しています。秋は重賞で3戦するも戦うごとに着順を落としています。

ウインマイティーの父は春秋グランプリ制覇のゴールドシップ。母アオバコリンは地方で7勝。近親にこれといった活躍馬は出ていません。

秋初戦の紫苑ステークスでは2番人気に押され6着も、メンバー中最速の上がりを繰り出すなど能力の片鱗を見せていますが、秋華賞、エリザベス女王杯では優勝馬に1秒以上離され自慢の末脚が不発。

恐らく父ゴールドシップや祖父父ステイゴールドの気性難が出ている可能性が大。近走の不振から53kgと恵まれ距離や馬場を問わない末脚の強力さは魅力も、不発の可能性も十分あります。今回はせいぜい抑えまでの評価です。

ランブリングアレー

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
ブルーミングアレー シンボリクリスエス Kris S.
Tee Kay
プリンセスオリビア Lycius
Dance Image

ランブリングアレーはこれまで13戦5勝2着3回3着1回重賞勝ちありませんが、3歳時にフラワーカップで3着昨年の小倉記念では1番人気に押されましたが6着に惨敗。前走ターコイズステークスでも2番人気でしたが、7着に敗れています。

ラングリングアレーの父はディープインパクト。母ブルーミングアレーはシンボリクリスエス産駒で中距離の3勝馬。母の半弟にディープインパクト産駒でマイルチャンピオンシップ優勝のトーセンラー、天皇賞秋を勝ったスピルバーグがいます。

母系から考えれば距離は2000m前後が良く、前走のターコイズステークスは古馬となった現状は距離不足。先行脚質のため小倉や中山といった直線が短いコースでも人気になりましたが、ディープインパクト産駒なので直線が長くゆったり走れる中京はプラスのはず。

先行馬ながら13戦中8戦で上り3番手以内としまいもしっかりしています。勝ち負けは難しいものの抑えまで。

レッドアステル

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
レッドエルザ Smart Strike Mr. Prospector
Classy’n Smart
Belva Theatrical
Committed

レッドアステルはこれまで8戦4勝2着2回。重賞勝ちは無く2019年の桜花賞に参戦していますが14着に敗退しています。前走3勝クラスの東京芝2000mで単勝1.9倍の1番人気、先行して上がり最速で勝ち上がっているのでオープンクラスの実力はあります。

レッドアステルの父はディープインパクト。母レッドエルザは中距離の2勝馬。母の全兄イングリッシュチャンネルはブリダーズカップなどG1を6勝しています。レッドアステルの全兄に昨年の日経賞で2着したレッドレオンがいるので血統面でも期待が持てます。

前走条件戦、ハンデ53kg、5歳馬と愛知杯での好走条件が揃っています。勝ち負け。

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