2022年小倉2歳ステークスの注目馬を分析!
小倉2歳ステークスの特徴
GⅢ小倉2歳ステ-クスは第4回小倉開催8日目に行われる2歳限定芝1200mで行われる馬齢定量戦です。負担重量は牡馬・牝馬共に54kg。
国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は中京2歳ステークス、フェニックス賞のそれぞれ2着馬までに出走権が与えられます。
夏の小倉のフィナーレを飾る重賞として定着しており、入着馬は牝馬であればクラッシック路線で、牡馬であれば短距離路線で長く活躍する馬を多く輩出する出世レースです。
↓過去10年の小倉2歳ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓
2022年小倉2歳ステークス出走表
枠番 | 馬番 | 出走馬 | 父 | 馬齢 | 騎手 | 生産牧場 |
所属 | 母の父 | 斤量 | 馬主 | |||
1 | 1 | ロンドンプラン | グレーターロンドン | 牡2 | 松山弘平 | 下河辺牧場 |
宮本博 (栗東) | アフリート | 54kg | 下河辺隆行 | |||
2 | 2 | アウクソー | サトノアラジン | 牝2 | 横山典弘 | ノーザンファーム |
安田隆行 (栗東) | Sea The Stars | 54kg | 大島昌也 | |||
3 | 3 | ゴーツウキリシマ | ナムラタイタン | 牝2 | 富田暁 | 釘田義美 |
牧田和弥 (栗東) | グラスワンダー | 54kg | 西村新一郎 | |||
4 | 4 | メイショウコギク | サトノクラウン | 牝2 | 和田竜二 | 富田牧場 |
南井克巳 (栗東) | ハーツクライ | 54kg | 松本好雄 | |||
4 | 5 | クリダーム | ハーツクライ | 牡2 | 武豊 | 杵臼牧場 |
須貝尚介 (栗東) | サクラバクシンオー | 54kg | インゼルレーシング | |||
5 | 6 | メイショウヒュウガ | ダンカーク | 牡2 | 北村友一 | まるとみ冨岡牧場 |
安達昭夫 (栗東) | キングカメハメハ | 54kg | 松本好雄 | |||
5 | 7 | ミカッテヨンデイイ | イスラボニータ | 牝2 | 今村聖奈 | 社台ファーム |
堀内岳志 (美浦) | ステイゴールド | 54kg | ニューマレコード | |||
6 | 8 | ニシノトキメキ | リアルスティール | 牝2 | 亀田温心 | 西山茂行 |
北出成人 (栗東) | ダイワメジャー | 54kg | 田上徹 | |||
6 | 9 | プロトポロス | War Front | 牡2 | 福永祐一 | ノーザンファーム |
西村真幸 (栗東) | サンデーブレイク | 54kg | キャロットファーム | |||
7 | 10 | ゴールデンウィンド | ドレフォン | 牝2 | 坂井瑠星 | ハクレイファーム |
高柳大輔 (栗東) | ゴールドアリュール | 54kg | レッドマジック | |||
7 | 11 | バレリーナ | ダイワメジャー | 牝2 | 団野大成 | 服部牧場 |
清水久詞 (栗東) | Manduro | 54kg | 石川達絵 | |||
8 | 12 | ウメムスビ | ファインニードル | 牡2 | 角田大河 | 奥山牧場 |
新谷功一 (栗東) | シンボリクリスエス | 54kg | 細川陽介 | |||
8 | 13 | シルフィードレーヴ | アメリカンペイトリオット | 牝2 | 西村淳也 | 田原橋本牧場 |
西園正都 (栗東) | クロフネ | 54kg | 山崎太嗣 |
勝ち馬予想に役立つ!小倉2歳ステークスの注目馬分析
クリダーム
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | ||
アイリッシュダンス | トニービン | |
ビューパーダンス | ||
ブーケトウショウ | サクラバクシンオー | サクラユタカオー |
サクラハゴロモ | ||
マザートウショウ | スティールハート | |
エイティトウショウ |
クリダームはこれまで2戦1勝2着1回。新馬戦は函館芝1200mを2番人気で優勝。次走函館2歳ステークスでは3番人気で終始逃げて2着を確保。優勝馬とは0.2秒差、1・2番人気は馬群に沈んでいます。
クリダームの父はハーツクライ。サクラバクシンオー産駒の母ブーケトウショウは未勝利馬。祖母マザートウショウは短距離重賞3勝馬。ただし、近親に活躍馬はいません。
短い距離でダッシュが利くことからも、父ではなく母の父のサクラバクシンオーの血が濃いか。2戦共洋芝ですが、母の父の血が濃ければ勢いだけで走れる小倉コースは適鞍。祖母は仕上がり早だったことからも、ここも勝ち負け。
プロトポロス
War Front | Danzig | Northern Dancer |
Pas de Nom | ||
Starry Dreamer | Rubiano | |
Lara’s Star | ||
キャヴァルドレ | サンデーブレイク | フォーティナイナー |
キャットクイル | ||
Sweet Alabama | Enrique | |
Hallen |
プロトポロスは前走6月の中京芝1200m新馬戦を単勝1.4倍の圧倒的な1番人気で優勝。勝ち時計1分9秒4、2着とは0.6秒差、上りはメンバー中最速の33.8秒でまとめています。
プロトポリスの父は大種牡馬ダンジグの直仔で自身はダート短距離重賞1勝のウォーフロント。海外でステークスウィナーを多数輩出。仏国産の母キャヴァルドレは海外芝短距離GⅢ勝ちがある2勝馬。
前走は人気馬がけん制し合う形でレースが進み、1~3着馬が道中1~3番手の先行馬だったことからも分かるようにスローペースの直線ヨーイドンの競馬。例年早い時計決着の小倉2歳ステークスのペースに対応できるかは疑問。見送り。
ミカッテヨンデイイ
イスラボニータ | フジキセキ | サンデーサイレンス |
ミルレーサー | ||
イスラコジーン | Cozzene | |
Isla Mujeres | ||
ボルティモア | ステイゴールド | サンデーサイレンス |
ゴールデンサッシュ | ||
カチバ | Sir Cat | |
Sinister Victory |
ミカッテヨンデイイはこれまで3戦1勝3着2回。3戦共小倉芝1200m戦で、新馬戦・未勝利戦は共に3着。未勝利馬のまま3戦目でオープンに参戦し、3番人気も1分7秒7の好時計で優勝。2着だった1番人気馬に0.4秒差を付けています。上りはメンバー中最速33.7秒をマーク。
ミカッテヨンデイイの父は皐月賞馬のイスラボニータ。ステイゴールド産駒の母ボルティモアは未勝利馬。祖母カチバは米国産で海外ダートGⅡ勝ちを含む10勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。
前走オープン優勝馬はここ10年で5頭が馬券に絡んでおり、中優勝は3回。小倉芝1200mを3戦しているのは大きなアドバンテージです。父は皐月賞馬も産駒の成績は短~マイルに集中。前走の走破時計からも、ここは勝ち負け。
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