【2023年度版】小倉大賞典入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る小倉大賞典の入賞馬

小倉大賞典の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2022 1 8 アリーヴォ 牡4 54kg 1.49.2 稍重 ドゥラメンテ Harlan’s Holiday
2 6 ランブリングアレー 牝6 55.5kg 1.49.5 ディープインパクト シンボリクリスエス
3 4 カデナ 牡8 57.5kg 1.49.5 ディープインパクト フレンチデピュティ
2021 1 2 テリトーリアル 牡7 56.5kg 1.45.5 Teofilo Street Cry
2 8 ポッケリーニ 牡5 57kg 1.45.5 キングカメハメハ ダンスインザダーク
3 8 ディアンドル 牝6 53kg 1.45.7 ルーラーシップ スペシャルウィーク
2020 1 2 カデナ 牡6 57kg 1.48.3 ディープインパクト フレンチデピュティ
2 7 ドゥオーモ 牡7 52kg 1.48.6 ディープインパクト コマンダーインチーフ
3 8 ジナンボー 牡5 55kg 1.48.6 ディープインパクト キングカメハメハ
2019 1 7 スティッフェリオ 牡4 57kg 1.46.7 ステイゴールド Mtoto
2 3 タニノフランケル 牡4 54kg 1.46.7 Frankel タニノギムレット
3 1 サイモンラムセス 牡9 53kg 1.46.9 ブラックタイド マヤノトップガン
2018 1 7 トリンオフ 騙4 54kg 1.46.1 タートルボウル ダンスインザダーク
2 8 クインズミラーグロ 牝6 53kg 1.46.5 マンハッタンカフェ In Excess
3 1 スズカデヴィアス 牡7 56.5kg 1.46.7 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2017 1 4 マルターズアポジー 牡5 56kg 1.45.8 ゴスホースケン Old Trieste
2 7 ヒストリカル 牡8 57kg 1.46.1 ディープインパクト ノーザンテースト
3 8 クラリティスカイ 牡5 57.5kg 1.46.2 クロフネ スペシャルウィーク
2016 1 1 アルバートドック 牡4 55kg 1.46.7 ディープインパクト Unusual Heat
2 1 ダコール 牡8 58kg 1.46.7 ディープインパクト Unbridled
3 6 ネオリアリズム 牡5 55kg 1.46.8 ネオユニヴァース Meadowlake
2015 1 3 カレンブラックヒル 牡6 58kg 1.48.3 ダイワメジャー Grindstone
2 1 コスモソーンパーク 牡7 56kg 1.48.4 ロージズインメイ ジェニュイン
3 1 ダコール 牡7 57kg 1.48.5 ディープインパクト Unbridled
2014 1 2 ラストインパクト 牡4 55kg 1.45.3 ディープインパクト ティンバーカントリー
2 1 カフナ 牡6 57kg 1.45.7 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 3 ブレイズアトレイル 牡5 55kg 1.45.7 ダイワメジャー エルコンドルパサー
2013 1 3 ヒットザターゲット 牡5 57kg 1.46.4 キングカメハメハ タマモクロス
2 1 ダコール 牡5 55kg 1.46.4 ディープインパクト Unbridled
3 6 タローネガ 牡4 55kg 1.46.7 ダイワメジャー ホワイトマズル

小倉大賞典入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2022 1 1 アリーヴォ 3勝クラス 1 1
2 3 ランブリングアレー エリザベス女王杯 6 9
3 8 カデナ 東海S 12 5
2021 1 11 テリトーリアル 中山金杯 3 6
2 1 ポッケリーニ 中日新聞杯 2 1
3 12 ディアンドル 愛知杯 18 10
2020 1 4 カデナ 中山金杯 7 11
2 10 ドゥオーモ 2勝クラス 7 1
3 2 ジナンボー ジャパンカップ 11 13
2019 1 3 スティッフェリオ 福島記念 2 1
2 1 タニノフランケル 中山金杯 9 3
3 14 サイモンラムセス チャレンジC 11 8
2018 1 1 トリンオフ 1600万下 3 1
2 15 クインズミラーグロ 愛知杯 9 16
3 4 スズカデヴィアス OP 4 2
2017 1 4 マルターズアポジー 有馬記念 12 15
2 8 ヒストリカル チャレンジC 6 6
3 5 クラリティスカイ AJCC 8 10
2016 1 2 アルバートドック OP 2 3
2 6 ダコール 日経新春杯 9 4
3 5 ネオリアリズム 中山金杯 4 7
2015 1 3 カレンブラックヒル 金鯱賞 5 5
2 6 コスモソーンパーク OP 8 1
3 11 ダコール 日経新春杯 8 5
2014 1 1 ラストインパクト 1600万下 1 1
2 8 カフナ 目黒記念 3 3
3 4 ブレイズアトレイル 中山金杯 11 4
2013 1 6 ヒットザターゲット 中山金杯 6 10
2 2 ダコール 日経新春杯 2 10
3 5 タローネガ 中山金杯 5 13

小倉大賞典と馬券の傾向

過去10年の集計より。

人気と馬券

1番人気 3勝2着2回3着0回、連対率5割、複勝率5割

2番人気 1勝2着1回3着1回、連対率2割、複勝率3割

3番人気 2勝2着1回3着0回、連対率3割、複勝率3割

ハンデキャップ戦らしく1人気こそ連対率5割とそこそこの成績ですが、2、3番人気の連対率2〜3割と上位人気が信頼できないレース。無難。過去10年で馬連1~3番人気同士で決まった年は昨年の1度きり。

また過去10年で1~3番人気が1頭も馬連で絡まなかった年が4回もあり、さらに2桁人気が馬券に絡んだ年は4回。一昨年は1着3着が2桁人気と全体的難解。ただし、過去10年で9回は6番人気以内から優勝馬が出ており、特に4番人気は2勝を挙げています。

上位人気から調教で良さそうな馬をピックアップし手広く流すレースです。

前走と馬券

GⅠ    1勝2着1回3着1回

日経新春杯 0勝2着2回3着1回

他GⅡ   1勝2着1回3着2回

中山金杯  3勝2着1回3着3回

他GⅢ   1勝2着3回3着2回

OP・L   1勝2着1回3着1回

条件戦   2勝2着1回3着0回

同じハンデキャップ戦の中山金杯組との親和性が高いレース。過去30年で馬券になった30頭中7頭が中山金杯組で、実に馬券の2割を占めます。また前走同じGⅢクラス中距離を走っていた馬が多く馬券に絡みます。

他は日経新春杯組ですが、こちらは勝ち星が無く2着が多い傾向。前走好走してローテーション的に適当なため出走してきますが、ハンデを背負わされている馬が多く苦戦。前走GⅠだった馬が3頭馬券に絡んでいますが、こちらは前走大敗組で中2頭は軽ハンデ馬。

前走オープンや条件戦からは6頭、全体の20%に未満に過ぎず他のハンデキャップ重賞に比べると少なめ。実力馬が休養中で手薄なメンバーの中に本賞金を加算したい実績馬が多いので、条件戦からの格上挑戦組はやや厳しいレースと言えます。

血統と馬券

サンデーサイレンス系   18頭

ミスタープロスペクター系  6頭

ノーザンダンサー系     5頭

その他           1頭

平坦で直線が短く、さらに第2コーナーから長い下り坂が続く特異なコース形態なのでスピード能力が高いサンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ馬が強いレース過去10年で馬券になった30頭中18頭が父サンデーサイレンス系の種牡馬

その中でもディープインパクト系が飛び抜けて成績が良く12頭、実に全体の1/3を占めます。他にはダイワメジャー産駒が3頭。

次点はミスタープロスペクター系6頭、全てキングカメハメハの血を持っています。また母の父は6頭中4頭が中距離以上で実績のあるサンデーサイレンス系種牡馬の血を持っています。そのためミスタープロスペクター系ならこの2つの条件は必須。

一方ノーザンダンサー系は5頭も馬券になっていますが、こちらは特に決まって系統があるわけではありません。長く持続するスピードが持ち味の種牡馬が多く、瞬発力勝負の馬は分が悪いレースです。

性齢と馬券

4歳   5勝2着1回3着1回、占有率23.3%

5歳   2勝2着2回3着4回、占有率26.7%

6歳   2勝2着3回3着1回、占有率20.0%

7歳以上 1勝2着4回3着4回、占有率30.0%

勝ち鞍こそ4歳馬が5勝を挙げていますが、馬券的に妙味があるのは7歳以上の高齢馬。2着が4回もあります。年齢が懸念され人気薄になりますが、明け7歳なので実質はまだ6歳馬。人気薄になる上、絞りやすいので馬券的にはかなり妙味。8、9歳馬でも馬券になっています。

また3着に5歳馬が4回とやたら多いく、こちらは前走中距離重賞に出走していた馬。なお、牝馬は過去10年で2着2回3着1回。基礎代謝が落ち馬体の変動が少ない高齢牝馬なので、それ以外の牝馬なら軽視して良いでしょう。

ハンデと馬券

52kg以下  0勝2着1回3着0回、占有率3.3%

53~54kg 2勝2着2回3着2回、占有率20.0%

55~56kg 4勝2着3回3着5回、占有率40.0%

57kg以上  4勝2着4回3着3回、占有率36.7%

他のハンデキャップ戦に比べ重ハンデ馬でも十分馬券になるレース。逆に実力が伴わない軽ハンデ馬は苦戦傾向。平坦でゴール直前まで下り坂が続きため、一度スピードに乗ってしまえばハンデはあまり気にならないためと考えられます。

小倉大賞典のレース及びコースの攻略法

小倉大賞典はコーナーを4つ回る芝1800mで行われます。スタートはスタンド正面ゴール前1ハロン辺りから。スタートから最初の直線まで217mと短めで、先行争いは熾烈。先行馬はある程度の脚が必要です。

第1コーナーは高低差3mの上り坂で、いったんスピードが落ちますが、第2コーナーから第4コーナー半ばまで今度は段階的に長い下り坂が続きます。そのため全体的にスピードが出やすいコース設定。第4コーナーにはスパイラルカーブが設けられています

ゴール前の直線は293mと短く、しかも平坦。下り坂でスピードに乗ったまま直線に入れます。先行馬ならスパイラルカーブで外に振られても、内ラチは荒れているため寧ろ好都合。そのままなだれ込めます。そのため逃げ、先行馬が有利

過去10年で馬券になった30頭中60%は第4コーナーを回った時点で5番手以内。さらに1800m戦としては勝ち時計が早く1分45~46台が7回。一方瞬発力勝負にはならず上りは34~35秒台。持続するスピードを持った先行馬が圧倒的に有利なレースです。

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