2023年第26回GⅡ富士ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年富士ステークスの注目馬を分析!

富士ステークスの特徴

GⅡ富士ステークスは第4回東京開催5日目に行われる3歳以上芝1600mの別定戦です。負担重量は3歳牡・騙馬55kg、同牝馬53kg、4歳以上牡・騙馬57kg、同牝馬55kg。

過去の重賞勝利実績で負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・1年以内のGⅠ勝利馬

1kg増・・・1年以内のGⅡ及び牝馬限定GⅠ勝利馬、1年以前のGⅠ勝利馬。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬のマイルチャンピオンシップ出走候補馬3頭まで優先出走権が与えられます。

富士ステークスはマイルチャンシップのステップレースに指定され、JRA所属馬は優勝馬に、地方所属馬は2着までに入った馬に同レースへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年の富士ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2023年富士ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ユニコーンライオン No Nay Never 牡7 坂井瑠星 Desert Star Phoenix Jvc
矢作芳人 (栗東) High Chaparral 57kg ライオンレースホース
2 2 マテンロウオリオン ダイワメジャー 牡4 田辺裕信 ムラカミファーム
昆貢 (栗東) キングカメハメハ 57kg 寺田千代乃
3 3 エターナルタイム ロードカナロア 牝4 C.ルメール ノーザンファーム
中川公成(美浦) ハーツクライ 55kg サンデーレーシング
4 4 ソーヴァリアント オルフェーヴル 牡5 池添謙一 社台ファーム
大竹正博 (美浦) シンボリクリスエス 57kg 社台レースホース
5 5 ジャスティンスカイ キタサンブラック 牡4 戸崎圭太 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Numerous 57kg 三木正浩
5 6 ナミュール ハービンジャー 牝4 J.モレイラ ノーザンファーム
高野友和 (栗東) ダイワメジャー 55kg キャロットファーム
6 7 イルーシヴパンサー  ハーツクライ 牡5 岩田望来 追分ファーム
久保田貴 (美浦) キングカメハメハ 57kg 草間庸文
6 8 タイムトゥヘヴン ロードカナロア 牡5 大野拓弥 オリオンファーム
戸田博文 (美浦) アドマイヤベガ 57kg DMMドリームクラブ
7 9 レッドモンレーヴ ロードカナロア 牡4 横山和生 ノーザンファーム
蛯名正義 (美浦) ディープインパクト 58kg 東京ホースレーシング
7 10 キラーアビリティ ディープインパクト 牡3 横山武史 ノーザンファーム
斉藤崇史 (栗東) Congaree 57kg キャロットファーム
8 11 ダノンタッチダウン ロードカナロア 牡3 横山典弘 ノーザンファーム
安田隆行 (栗東) Dansili 55kg ダノックス
8 12 ステラヴェローチェ パゴ 牡5 M.デムーロ ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) ディープインパクト 57kg 大野剛嗣

勝ち馬予想に役立つ!富士ステークスの注目馬分析

シャンパンカラー

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
メモリアルライフ Reckless Abandon Exchange Rate
Sant Elena
Baldovina Tale of the Cat
バルドウィナ

シャンパンカラーは今年のNHKマイルカプの優勝馬。これまで6戦3勝3着1回。前走安田記念では11番人気で14着。優勝馬ソングラインから1.2秒も離され惨敗しています。

シャンパンカラーの父は牡馬クラシック2冠のドゥラメンテ。英国産の母メモリアルライフは未出走馬。母の半妹に短距離重賞4勝のワンカラット。桜花賞馬のジェネラーがおり、血統的にもマイラー。

東京マイルは4戦3勝と得意。NHKマイルカップの勝ちが光りますが、勝ち時計は過去10年で最も遅く、前崩れのレースで後方待機だったシャンパンカラーに展開が向いた格好。

過去10年でNHKマイルカップ馬が2頭馬券になっていますが、2着が最高ただじ、前走安田記念だった馬は2桁負けしても馬券に絡んでいるので、シャンパンカラーも該当。前走の大敗で人気が無いようなら穴馬候補。抑えで。

ステラヴェローチェ

パゴ Nashwan Blushing Groom
Height of Fashion
Moonlight’s Box Nureyev
Coup de Genie 
オーマイベイビー ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
オールザウェイベイビー Grand Slam
Lustily

ステラヴェローチェは2020年のサウジアラビアロイヤルC、2021年の神戸新聞杯の優勝馬。これまで11戦3勝2着2回3着2回重賞10戦して馬券になること6回前走2022年ドバイシーマクラシックに挑戦して9着後長期休養。今回は1年7か月振りの実戦。

ステラヴェローチェの父は欧州で中長距離を中心にGⅠ5勝のパゴ。ディープインパクト産駒の母オーマイベイビーは未勝利も、半兄は朝日フューチュリティステークス馬のゴスホークケン

GⅠは朝日フューチュリティSで2着、皐月賞・ダービーは3着。菊花賞・有馬記念4着と上位争いできる実力。しかも海外戦以外はメンバー中3番手以内の脚で上がっています。

今回は長期休養明けで実戦の感覚が戻るかどうか。またマイル戦は朝日杯フューチュリティSで2着以来。父が中長距離馬で、3歳以後はその距離で実績を残しているため、血統的には適距離とは言えません。今回は叩き台で様子見の公算が大。抑えまで。

タッチノックダウン

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
エピックラヴ Dansili デインヒル
Hasili 
Leopard Hunt Diesis
Alcando

タッチノックダウンはこれまで5戦1勝2着1回。中京芝1600m新馬戦を1番人気で勝ち上がり、デイリー杯2歳S、朝日杯フューチュリティSで連続2着。ぶっつけの皐月賞では殿負けを喫しましたが、NHKマイルカップで4着に入っています。

ダノンタッチダウンの父はロードカナロア母エピクラヴはアイルランド産で仏国芝1800mGⅢの勝ち馬で、芝2000mGⅠでも2着。ダノンタッチダウンの半兄でジャスタウェイ産駒のダノンザキッドはホープフルSの優勝馬。

兄はマイルCSで2、3着。父が変り、兄よりもよりマイラー気味の血統。古馬になっても活躍している兄を考えれば、まだ伸びしろがあります。ただしマイルの持ち時計は1分33秒台。昨年の勝ち時計が1分32秒台なので、夏の休養でどれだけ馬体が成長しているか。

ロードカナロア産駒は2年連続馬券になっていますが、NHKマイルカップからの馬は過去10年で2頭と少なく2着が最高で、共に同レースの優勝馬。古馬の骨っぽい相手と対戦ではやや分が悪いか。連下で。

エターナルタイム

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
マジックタイム ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
タイムウィルテル ブライアンズタイム
フサイチカツラ

エターナルタイムはこれまで7戦4勝2着1回3着1回重賞経験はありません7戦全て左回りで。中6戦で1番人気。東京芝1600mは3戦3勝。前走東京芝1400m3勝クラスを1分19秒7の好時計勝ち。

エターナルタイムの父はロードカナロアハーツクライ産駒の母マジックタイムはマイルGⅢ2勝を含む6勝馬。

過去10で条件戦から富士Sに挑戦した馬は3着1回が最高。また牝馬2勝2着1回3着2回ですが、いずれもGⅠを経験しています。データ的にマイナス面が多く、見送り。

レッドモンレーヴ

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ラストグルーヴ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
エアグルーヴ トニービン
ダイナカール

レッドモンレーヴは今年の京王杯スプリングCの優勝馬。これまで10戦5勝2着2回。前走安田記念では10番人気でしたが、優勝馬ソングラインから0.6秒差の6着に入っています。

レッドモンレーヴの父はロードカナロア。ディープインパクト産駒の母ラストグルーヴは1戦1勝で引退。祖母はオークス・天皇賞秋を制したエアグルーヴで、母の全姉にマーメイドS馬のグルヴェイグ、一族に種牡馬のルーラーシップやドゥラメンテ、GⅠ馬アドマイヤグルーヴなど活躍馬多数。

またレッドモンレーヴの兄姉でキングカメハメハ産駒のランフォザロゼスは重賞2着3回、同半姉のレッドレーヴも1勝馬でフラワーカップ2着と、血統的にポテンシャルは高め。

東京芝1600mは5戦2勝2着1回。末脚勝負の馬で、6戦連続33秒台で上がっています。今回はGⅡ戦で、前回に比べればメンバーは手薄。得意の東京なら好勝負可能。勝ち負け。

ジャスティンスカイ

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
リアリサトリス Numerous Mr.Prospecter
Number
Riziere グルームダンサー
Rive Du Sud

ジャスティンスカイはこれまで10戦5勝2着1回。3歳春は2000m戦で2勝挙げていますが、夏からマイル路線に変更し2勝クラスからLクラスまで3連勝。マイラーズCで2番人気、Lクラスの米子Sで1番人気に推されましたが、9着、8着と掲示板を外しています。

ジャスティンスカイの父は中長距離GⅠ6勝のキタサンブラック。仏国産の母リアリサトリスは海外3勝。近親にこれといった活躍馬はいません。

時計勝負の馬でマイル戦は6戦中5戦で1分32秒台。東京マイルも2戦2勝。今回は4ヵ月の休養明けですが、Lクラスを3か月明けで勝っているのでポン掛けが利くタイプ。前走に比べ斤量が1kg軽くなるのもプラスです。連下で。

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