2023年第9回GⅢラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2023年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの注目馬を分析!

ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの特徴

GⅢラジオNIKKEI杯2歳ステークスは第3回京都開催7日目に行われる2歳限定芝2000m馬齢定量戦です。負担重量は牡・騙馬55kg、同牝馬54kg。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬にはホープフルSへのステップレースに指定され、同レース出走候補馬3頭まで優先出走権が与えられ、2着までに入ると同レースへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2023年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス出走登録馬一覧表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 オールナット サトノダイヤモンド 牡2 北村友一 シルクレーシング
高野友和(栗東) フレンチデピュティ 56kg 白老ファーム
2 2 ルカランフィースト イスラボニータ 牡2 松山弘平 社台ファーム
鹿戸雄一(美浦) マンハッタンカフェ 56kg 社台レースホース
3 3 キープカルム ロードカナロア 牡2 鮫島克駿 社台ファーム
中竹和也(栗東) サクラバクシンオー 56kg 前田晋二
3 4 ダノンデサイル エピファネイア 牡2 横山典弘 社台ファーム
安田翔伍(栗東) Congrats 56kg ダノックス
4 5 シンエンペラー Siyouni 牡2 J.モレイラ Ecurie Des Monceaux
矢作芳人(栗東) Galileo 56kg 藤田晋
4 6 パワーホール スワーヴリチャード 牡2 横山和生 平野牧場
昆貢(栗東) コマンズ 56kg NICKS
5 7 ギャンブルルーム キズナ 牡2 団野大成 サンデーレーシング
大久保龍志(栗東) ヴァーミリアン 56kg ノーザンファーム
5 8 コスモエスメラルダ ゴールドシップ 牝2 柴田大知 ビッグレットファーム
畠山吉宏(美浦) ヤマニンセラフィム 55kg ビッグレットファーム
6 9 ホウオウプロサンゲ キズナ 牡2 坂井瑠星 ノーザンファーム
矢作芳人(栗東) Monsun 56kg 小笹芳央
6 10 プレリュードシチー ハービンジャー 牡2 幸英明 タカオカファーム
高橋義忠(栗東) メイショウサムソン 56kg 優駿ホースクラブ
7 11 マーゴットソラーレ ノヴェリスト 牡2 角田大河 白老ファーム
伊坂重信(美浦) アグネスタキオン 56kg 前田良平
7 12 ディスペランツァ ルーラーシップ 牡2 M.デムーロ 谷川牧場
吉岡辰弥(栗東) Medaglia d’Oro 56kg ターフ・スポート
8 13 サトノシュトラーセ ジャスタウェイ 牡2 川田将雅 追分ファーム
友道康夫(栗東) Champs Elysees 56kg 里見治
8 14 カズゴルティス アルアイン 牡2 和田竜二 ノーザンファーム
杉山晴起(栗東) ウォーエンブレム 56kg 雅苑興業

勝ち馬予想に役立つ!ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの注目馬分析

シンエンペラー

Siyouni Pivotal Polar Falcon
Fearless Revival
Sichilla デインヒル
Slipstream Queen
Starlet’s Sister Galileo Sadler’s Wells
Urban Sea
Premiere Creation Green Tune
Allwaki 

シンエンペラーは前走11月東京芝1800m新馬戦を2番人気で先行押し切り勝ち勝ち時計1分48秒1、あがりはメンバー中2番目の33秒8、2着に0.5秒差を付けています

シンエンペラーの父は欧州芝短距離GⅠ勝ちのシユーニ。アイルランド産の母スターレッツシスターは未勝利馬。シンエンペラーの全兄は仏国ダービー馬で凱旋門賞他GⅠ3勝のソットサス、半姉のシスターチャーリーもBCフィリー&メアターフ他GⅠ5勝の超良血。

またシンエンペラーはミスタープロスペクターの5×5×5×5、ノーザンダンサーの5×5×5、ミスワキの4×4の濃いクロスを持ちます。

全兄から考えれば距離はもっと伸びた方が良いタイプ。前走は逃げ馬がブービー、2番手の馬は殿負けという厳しい流れの中、同じ2番手で突き放しているのでスタミナは豊富。終いもしっかりしており、33秒台で上がれるならもう一つ上のクラスでも十分対応可能。勝ち負け

サトノシュトラーセ

ジャスタウェイ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
シビル Wild Again
シャロン
ワンダーオブリップス Champs Elysees デインヒル
Hasili 
Wunderblume Lomitas
Wurfbahn 

サトノシュトラーセはこれまで2戦1勝2着1回9月阪神芝2000m新馬戦では3番人気で2着。続く京都芝2000m未勝利戦では重馬場の中、先行2番手で押し切り勝ち。勝ち時計2分2秒7、上りはメンバー中最速の34秒9、2着に0.8秒差を付け圧勝しています。

サトノシュトラーセの父はジャスタウェイ。母ワンダーオブリップスは独国オークスで3着している1勝馬。母の半弟ヴィンターフックスは独国マイルGⅢ勝ち。近親に独ダービー勝ちのヴァルトパークがいます。サトノシュトラーセは5代先までクロスがないアウトブリード。

血統的にクラシックディスタンス向きの配合で、2000mは適鞍。前走で本レースと同じコースを経験しているのは強み。ただし、前走圧勝は未勝利戦でのもの今回は重賞経験も参戦するため、2戦のあがりが34秒後半なのでペースが上がって対応できるか。抑えまで。

ギャンブルルーム

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
シャンデリアハウス ヴァーミリアン エルコンドルパサー
スカーレットレディ
カーリーエンジェル ジャッジアンジェルーチ
ダイナカール

ギャンブルルームはこれまで2戦1勝3着1回6月阪神芝1800m新馬戦で4番人気も2着に0.9秒差を付け圧勝。前走札幌2歳Sで2番人気に推されましたが3着。優勝馬セットアップには1.3秒差を付けられています。

ギャンブルルームの父はキズナ。ヴァーミリアン産駒の母シャンデリアハウスは芝短距離の4勝馬。母の半姉にサンデーサイレンス産駒のエガオヲミセテがマイルGⅡ2勝、同半兄のオレハマッテルゼが高松宮記念、ネオユニヴァース産駒のフラアンジェリコが京成杯オータムハンデを制し、近親に活躍馬多数。

ギャンブルルームは血統内にサンデーサイレンスの3×4の濃いクロスを持ちます。

前走は稍重。1~3着馬は逃げ、2番手、3番手でレースを進めた馬がそのままゴールしているので馬場適性の差が出たか。洋芝から野芝の平坦に変わる今回は、新馬戦でのパフォーマンスが期待できます。血統的にも距離延長は対応可能。連下で。

オールナット

オールナットは前走京都芝2000m新馬戦を逃げ切り勝ち。重馬場だったので勝ち時計2分5秒5は遅いものの、2着に0.3秒差、上りはメンバー中3番目の34秒4でまとめています。

オールナットの父はディープインパクト産駒で菊花賞と有馬記念を制したサトノダイヤモンド。フレンチジュピティ産駒の母キューティゴールドは未勝利馬。オールナットの半姉でディープインパクト産駒のショウナンパンドラが秋華賞とジャパンカップを制しています。

また母はステイゴールドの半妹で、一族には重賞勝ち馬多数。

スタミナに入る重馬場で押し切り勝ちは母系のディクタスの血の影響か。血統的にスタミナ豊富も、前走逃げたのはステイゴールド系特有の気性難を抱えている可能性クラスが上がって競られる形になった時に抑えられるかはやや疑問。将来的に期待は持てるものの、今回は抑えまで。

パワーホール

スワーヴリチャード ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ピラミマ Unbridled’s Song
キャリアコレクション
ストロベリーズ コマンズ デインヒル
Cotehele House
ストロベリーフェア Kingmambo
ストームソング

パワーホールはこれまで2戦1勝2着1回。7月札幌芝1800mを6番人気で逃げ切り勝ち。前走札幌2歳Sでは4番人気も2着を確保優勝馬から0.7秒差を付けられましたが、本レースにも登録している3着馬のギャンブルルームには0.4秒差を付けています。

パワーホールの父はハーツクライ産駒で大阪杯・ジャパンカップ勝ちのスワーヴリチャード。コマンズ産駒のストロベリーズは芝短距離の1勝馬。母の半姉でタニノギムレット産駒のミッドサマーフェアがフローラSを優勝しています。

父スワーヴリチャードは本年度がファーストクロップで、2000m以上が主戦場。ハーツクライ系から考えれば距離は伸びた方が良いタイプ。ただし祖母は重賞勝ちも、その下の代は重賞善戦止まり今回は有力馬に先行馬が多く、長くいい脚を使うハーツクライ系だと瞬発力勝負で分が悪いか。見送り。

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