2023年ターコイズステークスの注目馬を分析!
ターコイズステークスの特徴
GⅢターコイズステークスは第5回中山開催5日目に行われる3歳以上牝馬限定芝1600mハンデキャップ戦です。国際競走に指定され外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は2頭まで登録可能です。
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2023年ターコイズステークス出走表
枠番 | 馬番 | 出走馬 | 父 | 馬齢 | 騎手 | 生産牧場 |
所属 | 母の父 | 斤量 | 馬主 | |||
1 | 1 | ルージュエクレール | エピファネイア | 牝4 | 菅原明良 | ノーザンファーム |
萩原清(美浦) | キングカメハメハ | 52kg | 東京ホースレーシング | |||
1 | 2 | フィールシンパシー | ベーカバド | 牝4 | 横山琉人 | 岡田スタッド |
小島茂之 (美浦) | ダンスインザダーク | 53kg | 岡田牧雄 | |||
2 | 3 | アナザーリリック | リオンディーズ | 牝5 | 津村明秀 | ノーザンファーム |
林徹 (美浦) | サクラバクシンオー | 55.5kg | シルクレーシング | |||
2 | 4 | ルージュスティリア | ディープインパクト | 牝4 | 三浦皇成 | 社台牧場 |
藤原英昭 (栗東) | Storm Cat | 53kg | 東京ホースレーシング | |||
3 | 5 | ミスニューヨーク | キングズベスト | 牝6 | M.デムーロ | 高昭牧場 |
杉山晴紀 (栗東) | マンハッタンカフェ | 56.5kg | 高昭牧場 | |||
3 | 6 | フィアスプライド | ディープインパクト | 牝5 | C.ルメール | ダーレー・ジャパン・F |
国枝栄 (美浦) | Kingmambo | 54kg | ゴドルフィン | |||
4 | 7 | サーマルウインド | ドレフォン | 牝4 | 北村宏司 | ノーザンファーム |
奥村武 (美浦) | スペシャルウィーク | 55kg | キャロットファーム | |||
4 | 8 | ライトクオンタム | ディープインパクト | 牝3 | 大野拓弥 | 社台ファーム |
武幸四郎 (栗東) | Quality Road | 53kg | 社台レースホース | |||
5 | 9 | サウンドビバーチェ | ドゥラメンテ | 牝4 | 浜中俊 | 三嶋牧場 |
高柳大輔 (栗東) | Johan Cruyff | 56kg | 増田雄一 | |||
5 | 10 | ヒップホップソウル | キタサンブラック | 牝3 | 横山武史 | 社台ファーム |
木村哲也 (美浦) | ファルブラヴ | 54kg | 社台レースホース | |||
6 | 11 | ルージュリナージュ | スピルバーグ | 牝4 | 横山和生 | 信岡牧場 |
宗像義忠 (美浦) | ルーラーシップ | 53kg | 東京ホースレーシング | |||
6 | 12 | ソーダズリング | ハーツクライ | 牝3 | 武豊 | 社台ファーム |
音無秀孝(栗東) | シンボリクリスエス | 53kg | 社台レースホース | |||
7 | 13 | キタウイング | ダノンバラード | 牝3 | 江田照男 | ミルファーム |
小島茂之 (美浦) | アイルハヴアナザー | 53kg | ミルファーム | |||
7 | 14 | ウインピクシス | ゴールドシップ | 牝4 | 戸崎圭太 | コスモヴューファーム |
上原博之 (美浦) | ロージズインメイ | 54kg | ウイン | |||
8 | 15 | コナコースト | キタサンブラック | 牝3 | 鮫島克駿 | ノーザンファーム |
清水久詞 (栗東) | キングカメハメハ | 55kg | サンデーレーシング | |||
8 | 16 | クリノプレミアム | オルフェーヴル | 牝6 | 松岡正海 | 栗本博晴 |
伊藤伸一 (美浦) | Giant’s Causeway | 55.5kg | 吉田ファーム |
勝ち馬予想に役立つ!ターコイズステークスの注目馬分析
コナコースト
キタサンブラック | ブラックタイド | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
シュガーハート | サクラバクシンオー | |
オトメゴコロ | ||
コナブリュワーズ | キングカメハメハ | Kingmambo |
マンファス | ||
アンブロワーズ | フレンチデピュティ | |
フサイチミニヨン |
コナコーストはこれまで6戦1勝2着3回。今年のチューリップ賞で2着に入り、本番の桜花賞でも2着健闘。オークス、秋華賞にも出走していますが、共に優勝馬リバティアイランドから1秒以上離され掲示板を外しています。
コナコーストは中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。キングカメハメハ産駒のコナブリューワーズは短距離の4勝馬。祖母アンブロワーズは函館2歳Sの勝ち馬で阪神ジュベナイルフィリーズ2着、5歳まで活躍し計4勝を挙げています。またコナコーストは血統内にサンデーサイレンスの3×4のクロスを持ちます。
母系はマイラーなので、オークス、秋華賞は距離が長すぎ。実際に4連対は全てマイル戦。今回は適距離に戻り、また叩き2戦目で上昇も見込めます。中山は初ですが、ゴール前急坂あるコースは阪神マイル2戦で適性の高さはあり。先行脚質なので中山向きです。
今回のハンデは55kgで前走と同じ。ただし、重賞未勝利にも関わらず、同期でGⅢ2勝のキタウイングが53kgなのでかなり見込まれた斤量。先行馬なので最後の粘りで軽ハンデ馬に交わされる可能性が大。見送り。
ヒップホップソウル
キタサンブラック | ブラックタイド | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
シュガーハート | サクラバクシンオー | |
オトメゴコロ | ||
ダンスファンタジア | ファルブラヴ | Fairy King |
Gift of the Night | ||
ダンスインザムード | サンデーサイレンス | |
ダンシングキイ |
ヒップホップソウルはこれまで7戦1勝2着3回。今年の重賞はフラワーカップと紫苑Sで2着。オークスと秋華賞に出走していますが、6着、9着と掲示板を外しています。
ヒップホップソウルの父は中長距離GⅠ7勝のキタサンブラック。ファルブラヴ産駒の母ダノンファンタジアはフェアリーSを優勝した3勝馬。祖母は桜花賞とヴィクトリアマイル勝ちのダンスインザムードと母系はマイラー。血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。
父は中長距離馬も、マイル戦で好走例から血の影響は母系から。中山は4戦1勝2着2回と得意。マイル戦の持ち時計は遅いですが、例年時計の早い紫苑Sでは1分58秒1で走破しているので時計勝負にも対応可能。
今回のハンデは54kgで、秋華賞より1kg減。同世代で秋華賞同タイムだったコナコーストが55kgなのでかなり恵まれた印象です。勝ち負け。
サウンドビバーチェ
ドゥラメンテ | キングカメハメハ | Kingmambo |
マンファス | ||
アドマイヤグルーヴ | サンデーサイレンス | |
エアグルーヴ | ||
スクービドゥー | Johan Cruyff | デインヒル |
Teslemi | ||
Simply Red | Dashing Blade | |
Schalmai |
サウンドビバーチェは今年の阪神牝馬Sの優勝馬。これまで11戦3勝2着2回。重賞は他に昨年の紫苑Sで2着、前走ヴィクトリアマイルでは5着に好走しています。
サウンドビバーチェの父は牡馬クラシック2冠のドゥラメンテ。ドイツ産のスクービドゥーは海外マイルGⅢ勝ちのある2勝馬。サウンドビバーチェの半姉でアドマイヤムーン産駒のプリンセスムーンが短距離路線で6勝を挙げ、アイビスサマーダッシュでも3着。
マイル戦で3勝を挙げているように、基本的にマイラー。中山マイルも1勝クラスで勝っており、コース適性もあります。今回はヴィクトリアマイル以来7か月の休養明け。
ハンデは前走と同じ56kgで、トップハンデ馬とは僅か0.5g差。馬格が牝馬ながら490g台と大柄なので、斤量負けはしないと思いますが、有力馬に同じ脚質の先行馬が多く、競られると体が出来ていない分ゴール前で息切れの可能性が大。今回は見送り。
ウインピクシス
ゴールドシップ | ステイゴールド | サンデーサイレンス |
ゴールデンサッシュ | ||
ポイントフラッグ | メジロマックイーン | |
パストラリズム | ||
コスモアクセス | ロージズインメイ | Devil His Due |
Tell a Secret | ||
コスモスカイライン | グラスワンダー | |
レーシングスパイス |
ウインピクシスはこれまで12戦2勝2着2回3着1回。重賞は2走前のクイーンSで2着に入り、前走福島記念で優勝馬ホウオウエミーズから0.3秒差4着に好走しています。
ウインピクシスの父はゴールドシップ。ロージズインメイの産駒の母コスモアクセスは芝短距離の3勝馬。近親にJRAでの活躍馬はいないものの、地方で勝ち星を重ねる馬が多数。ゴールドシップ×ロージズインメイの組合せはオークス馬のユーバーレーベンと同じ。
ゴールドシップ産駒の割にスタートダッシュが利く馬。ただし、条件戦では逃げて勝ち星を重ねてきましたが、重賞ではスタートが早い馬が他にもおり、2、3番手の競馬に。ただしスタミナがあるため崩れずに粘っています。そのためゴール前直線の短い中山は有利で、中山は3戦1勝2着1回。
ただしマイル戦は新馬と1勝クラスで2戦したのみで、持ち時計がありません。今回のハンデは54kgで前走と同じで、2着したクイーンSより1kg減は恵まれています。抑えで。
ミスニューヨーク
キングズベスト | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | ||
Allegretta | Lombard | |
Anatevka | ||
マンハッタンミート | マンハッタンカフェ | サンデーサイレンス |
サトルチェンジ | ||
ダノンエトランゼル | Broken Vow | |
リージェンエトランジェール |
ミスニューヨークは一昨年、昨年とターコイズSを連覇。これまで27戦6勝2着1回3着5回。昨年のターコイズS勝ち以降不振でしたが、前走京成杯オータムハンデキャップで3着に好走。ここ3戦はメンバー中2番手以内で上がってきています。
ミスニューヨークの父はキングマンボ産駒でダービー馬エイシンフラッシュを送り出しているキングズベスト。マンハッタンカフェ産駒の母マンハッタンミートはマイルの1勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。
中山1600~1800m戦は7戦2勝3着2回と得意。前走も8番人気で牝馬ならが56kgの重ハンデを背負い0.1秒差に好走。優勝馬がマイルチャンピオンシップで2着に入るソウルフラッシュなので価値があります。
3連覇がかかる今回は56.5kgのトップハンデ。1年前より1.5kg増。前走牡馬混合重賞の前走京成杯オータムハンデキャップで56kgを背負って0.1秒差3着なので、0.5kgなら克服可能か。ただし、ターコイズSでは過去10年で6歳馬は3着1回が最高。抑えまで。
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