2024年第64回GⅢ京成杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年京成杯の注目馬を分析!

京成杯の特徴

GⅢ京成杯は第1回中山開催6日目に行われる3歳限定芝2000mの別定戦です。負担重量は牡・騙馬57kg、牝馬55kg。国際競走に指定され外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。重賞競走で優勝歴のある外国調教馬は負担重量が1kg加算されます。

また地方交流競走にも指定され、地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録可能です。

牡馬クラッシク第1弾の皐月賞と同じ舞台で本番までローテーションに余裕があるため、皐月賞を狙う馬の試走が多く重要度が増しています。

↓過去10年の京成杯入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年京成杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ニシノフィアンス サトノダイヤモンド 牡3 三浦皇成 フクオカファーム
竹内正洋(美浦) ルーラーシップ 57kg 西山茂行
2 2 バードウォッチャー ブラックタイド 牡3 C.ルメール ノーザンファーム
国枝栄(美浦) キングカメハメハ 57kg 金子真人H
2 3 レイデラルース レイデオロ 牡3 石橋脩 ノーザンファーム
手塚貴久(美浦) ダイワメジャー 57kg DDMドリームクラブ
3 4 エコロマーズ シルバーステート 牡3 内田博幸 藤本ファーム
牧浦充徳(栗東) Congrats 57kg 原村正紀
3 5 ロジルーラー ルーラーシップ 牡3 松岡正海 ノーザンファーム
稲垣幸雄(美浦) サンデーサイレンス 57kg 久米田正明
4 6 アーバンシック スワーヴリチャード 牡3 横山武史 ノーザンファーム
武井亮(美浦) ハービンジャー 57kg シルクレーシング
4 7 ロードヴェスパー キタサンブラック 牡3 横山和生 ケイアイファーム
和田勇介(美浦) ロードカナロア 57kg ロードホースクラブ
5 8 ハヤテノフクノスケ ウインバリアシオン 牡3 岩田望来 ワールドファーム
中村直也(栗東) シンボリクリスエス 57kg 佐藤範夫
5 9 アスクナイスショー シルバーステート 牡3 大野拓弥 マリオステーブル
中舘英二(美浦) アドマイヤムーン 57kg 廣崎利洋
6 10 コスモブッドレア ゴールドシップ 牡3 石川裕紀人 ビッグレッドファーム
小野次郎(美浦) ソングオブウインド 57kg ビッグレッドファーム
6 11 マイネルフランツ ゴールドシップ 牡3 津村明秀 荻伏三好フアーム
和田正一郎(美浦) ロージズインメイ 57kg TCラフィアン
7 12 グローリーアテイン ヴィクトワールピサ 牡3 戸崎圭太 社台ファーム
金成貴史 (美浦) マンハッタンカフェ 57kg 社台レースホース
7 13 ドゥレイクパセージ ドゥラメンテ 牡3 R.キング ノーザンファーム
堀宜行(美浦) Include 57kg 吉田勝己
8 14 ダノンデサイル エピファネイア 牡3 横山典弘 社台ファーム
安田翔伍(栗東) Congrats 57kg ダノックス
8 15 ジュンゴールド エピファネイア 牡3 坂井瑠星 ノーザンファーム
友道康夫(栗東 ゼンノロブロイ 57kg 河合純二

勝ち馬予想に役立つ!京成杯の注目馬分析

アーバンシック

スワーヴリチャード ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ピラミマ Unbridled’s Song
キャリアコレクション
エッジースタイル ハービンジャー Dansili 
Penang Pearl
ランズエッジ ダンスインザダーク
ウインドインハーヘア

アーバンシックはこれまで2戦2勝。8月札幌芝1800m新馬戦を1番人気で優勝。次走の東京芝2000m1勝クラスを1分59秒4の好時計勝ち。上りはメンバー中最速の33秒2で、逃げ馬を0.1秒差で差し切り勝ち。

アーバンシックの父は大阪杯・ジャパンカップを制したハーツクライ系のスワーヴリチャード。ハービンジャー産駒の母エッジースタイルは芝中距離の3勝馬。祖祖母はディープインパクトの母ウインドインハーヘア。

母の全姉から昨年のホープフルSで牝馬ながら優勝したスワーヴリチャード産駒のレガレイラが出ています。つまり、レガレイラとアーバンシックは血統背景が同じ。アーバンシックは血統内にサンデーサイレンの3×4の濃いクロスを持ちます。

レガレイラの末脚勝負の馬。アーバンシックも強力な末脚を持っており、小回りの札幌に対応できているので中山の2000mも克服可能。前走から2.5ヵ月と十分な間隔を空けており、ここは賞金獲得のために全力か。勝ち負け。

ハヤテノフクノスケ

ウインバリアシオン ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
スーパーバレリーナ Unbridled’s Song
キャリアコレクション
サクランスパイア シンボリクエスエス Kris S. 
Tee Kay 
サクラアカツキ コマンダーインチーフ
サクラハツユキ

ハヤテノフクノスケはこれまで2戦1勝2着1回11月の京都芝2000m新馬戦はタイム差無し2着の惜敗。中1週で臨んだ京都芝2000m未勝利戦では2着に0.8秒差を付け圧勝しています。

ハヤテノフクノスケの父は中長距離GⅡ2勝、GⅠ2着3回のハーツクライ系のウインヴァリアシオン。シンボリクリスエス産駒の母サクラインスパイアは地方で1勝。祖母サクラアカツキは中山牝馬S3着もある6勝馬。ただし近親に活躍馬はいません。

父、母の父共に中長距離の実績馬。スタミナとパワーを感じさせる血統で中山の急坂は問題ないと思われますが、前走は稍重とはいえ京都2000mの勝ち時計は2分1秒6と遅め。時計勝負になった時はついて来られない可能性が大。見送り。

ジュンゴールド

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
ジュントップヒトミ ゼンノロブロイ サンデーサイレンス
ローミンレイチェル
リアルナンバー Rainbow Corner

Numeraria

ジュンゴールドはこれまで2戦2勝。8月小倉1800m新馬戦は1番人気で、後方からの競馬で優勝。前走10月京都芝1800m1勝クラスも1番人気で逃げ切り勝ち。2走とも上りはメンバー中最速で、2着に0.6秒差の圧勝。

ジュンゴールドの父はエピファネイア。ゼンノロブロイ産駒の母ジュントップヒトミは地方で1勝。祖母リアルナンバーはアルゼンチンのGⅠ馬で、母系からダービー馬のマカヒキ、GⅢ2勝のウリウリが出ています。

またジュンゴールドは血統内にサンデーサイレンスの3×4、ヘイローの5×4×5の濃いクロスを持ちます。

前走は新馬戦から2秒7も時計を詰めており、時計の出やすい京都とはいえ芝1800mを1分47秒2で走破しています。父、母の父共に距離が伸びてこその馬なので距離延長は歓迎の口。またエピファネイア産駒はこの時期走ります勝ち負け。

ダノンデサイル

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
トップデサイル Congrats A.P. Indy
Praise
Sequoia Queen Forestry
Barefoot Dyana

ダノンデサイルはこれまで3戦1勝前走ラジオNIKKEI杯京都2歳Sでは11番人気4着に好走優勝馬シンエンペラーとは0.1秒差。上りはメンバー中最速の35秒2を使っています。

ダノンデサイルの父はエピファネイア。米国産の母トップデサイルは米GⅠ2着2回の2勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。

3戦ともにメンバー中2番目上りを使っているので末脚は強力。ただし、新馬戦と前走は最後方から、未勝利戦では2番手と競馬が極端。恐らく気性難を抱えていると思われ、前走は後方からの競馬がハマった印象。小回りでゴチャつく中山2000mに対応できるかは疑問。見送り。

バードウォッチャー

ブラックタイド サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
アパパネ キングカメハメハ Kingmambo 
マンファス 
ソルティビッド Salt Lake 
Piper Piper 

バードウォッチャーは前走11月東京芝1800m新馬戦を1番人気で優勝勝ち時計1分50秒2は遅いものの、後方からの競馬で上りはメンバー中最速の33秒5、2着に0.2秒差を付けています。

バードウォッチャーの父はディープインパクトの全兄のブラックタイド。キングカメハメハ産駒のアパパネは牝馬クラシック3冠、GⅠ5勝の年度代表馬。バードウォッチャーの半姉でディープインパクト産駒のアカイトリノムスメが秋華賞勝ち、オークス2着。基本的に血統背景は姉と同じ。

また姉と同じディープインパクト産駒のジナンボーは新潟記念で2着2回の4勝馬、同ラインベックも東京スポーツ杯2歳S、関屋記念で3着の5勝馬と、重賞級。ただし、ブラックタイド産駒は当たり外れが激しく、全姉のアスバルディーコはまだ1勝です。

また前走の末脚はゴール前直線が長い東京でのもので、ゴール前直線が短い中山では脚を余す可能性があります。抑えまで。

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