2024年日経新春杯の注目馬を分析!
日経新春杯の特徴
GⅡ日経新春杯は第1回京都開催5日に行われる4歳以上芝2400mのハンデキャップ戦です。日経新春杯は国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走にも指定され、認定馬のみ2頭まで登録できます。
日経新春杯の優勝馬は豪州GⅠコーフィールドカップ(芝2400mハンデキャップ戦)の優先出走権が与えられます。
↓過去10年の日経新春杯予入賞馬のデータを見たい方はこちら↓
2024年日経新春杯予出走表
枠番 | 馬番 | 出走馬 | 父 | 馬齢 | 騎手 | 生産牧場 |
所属 | 母の父 | 斤量 | 馬主 | |||
1 | 1 | リレーションシップ | ルーラーシップ | 牡7 | 高田潤 | ノーザンファーム |
須貝尚介 (栗東) | ハーツクライ | 54kg | 吉田勝己 | |||
2 | 2 | ナイママ | ダノンバラード | 牡8 | 和田竜二 | 道見牧場 |
武藤善則 (美浦) | ジャングルポケット | 53kg | 岡田繁幸 | |||
3 | 3 | インプレス | キズナ | 牡5 | 角田大河 | 社台ファーム |
佐々木晶 (栗東) | Dr Fong | 56kg | 前田幸治 | |||
3 | 4 | リビアングラス | キズナ | 牡4 | 田口貫太 | ノースヒルズ |
矢作芳人(栗東) | Curlin | 54kg | ノースヒルズ | |||
4 | 5 | レッドバリエンテ | ディープインパクト | 牡5 | 西村淳也 | 社台ファーム |
中内田充正(栗東) | Dance Brightly | 55kg | 東京ホースレーシング | |||
4 | 6 | ディアスティマ | ディープインパクト | 牡7 | 北村友一 | ノーザンファーム |
高野友和 (栗東) | ストリートセンス | 57.5kg | サンデーレーシング | |||
5 | 7 | ハーツコンチェルト | ハーツクライ | 牡4 | 松山弘平 | ハシモトファーム |
武井亮 (美浦) | Unbridled’s Song | 55kg | グリーンファーム | |||
5 | 8 | ブローザホーン | エピファネイア | 牡5 | 菅原明良 | 岡田スタツド |
中野栄治(栗東) | デュランダル | 57kg | 岡田牧雄 | |||
6 | 9 | カレンルシェルブル | ハービンジャー | 牡6 | 武豊 | 社台ファーム |
安田翔伍 (栗東) | ハーツクライ | 57kg | 鈴木隆司 | |||
6 | 10 | ハーツイストワール | ハーツクライ | 牡8 | 田辺裕信 | ノーザンファーム |
国枝栄 (美浦) | キャプテンスティーヴ | 57kg | 嶋田賢 | |||
7 | 11 | ヒンドゥタイムズ | ハービンジャー | 騙8 | A.ルメートル | ノーザンファーム |
斉藤崇史 (栗東) | ディープインパクト | 58kg | シクルクレーシング | |||
7 | 12 | シンリョクカ | サトノダイヤモンド | 牝4 | 木幡初也 | 下河辺牧場 |
竹内正洋 (美浦) | キングカメハメハ | 53kg | 由井健太郎 | |||
8 | 13 | サヴォーナ | キズナ | 牡4 | 池添謙一 | 高昭牧場 |
中竹和也 (栗東) | スニッツェル | 56kg | 加藤誠 | |||
8 | 14 | サトノグランツ | サトノダイヤモンド | 牡4 | 川田将雅 | ノーザンファーム |
友道康夫 (栗東) | Oratorio | 57.5kg | 里見 治 |
勝ち馬予想に役立つ!日経新春杯の注目馬分析
サヴォーナ
ディープインパクト | ディープインパクト | Halo |
Wishing Well | ||
ウインドインハーヘア | Alzao | |
Burghclere | ||
テイケイラビッド | スニッツェル | Redoute’s Choice |
Snippets’ Lass | ||
ラプーマ | Lord at War | |
Raise a Holme |
サヴォーナはこれまで11戦3勝2着3回3着1回。神戸新聞杯で2着に入り菊花賞へ。本番では7番人気も5着に好走。ただし、優勝馬ドゥレッツァには1秒差を付けられています。
サヴォーナの父はディープインパクト。スニッツェル産駒の母テイケイラビッドはダート短距離の1勝馬。一族にこれといった活躍馬はいません。
2400m戦は5戦2勝2着2回なので距離適性有り。また条件戦でも同世代の上位馬と接戦を演じています。今回のハンデは56kg。神戸新聞杯で頭差負けだったサトノグランウツは57.5kgなので、今回は0.3秒差で逆転できます。勝ち負け・
サトノグランツ
サトノダイヤモンド | ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
マルペンサ | Orpen | |
Marsella | ||
チェリーコレクト | Oratorio | Danehill |
Mahrah | ||
Holy Moon | エルナンド | |
Centinela |
サトノグランウツは京都新聞杯と神戸新聞杯のGⅡ2勝馬。これまで8戦4勝2着1回。ダービーでは7番人気で11着。菊花賞では3番人気で11着と惨敗。ただし新馬戦を除きメンバー中3番目以内の脚を使っています。
サトノグランツの父はディープインパクト産駒で菊花賞と有馬記念勝ちのサトノダイヤモンド。アイルランド産のチェリーコレクトはイタリアで重賞2賞を含む8勝馬。母の兄弟に海外GⅠ勝ち馬が2頭。サトノグランツの半姉でディープインパクト産駒のダイアナブライトがクイーン賞勝ち。
菊花賞でも騎手が終始しごいていてもエンジンがなかなか掛からないものの、上りは33秒台を3回使っているので、末脚は強力。ただし、GⅡを2勝しているため今回のハンデは57.5kg。トップハンデはヒンドゥタイムズの58kgですが、馬齢重量を加味すれば実質トップハンデ。
菊花賞で先着を許した同世代がサトノグランツより1.5kg以上も軽く、皆初重賞制覇を狙い本機仕上げてくるのでさすがに厳しいか。抑えまで。
ハーツコンチェルト
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | ||
アイリッシュダンス | トニービン | |
ビューパーダンス | ||
ナスノシベリウス | Unbridled’s Song | Unbridled |
Trolley Song | ||
Cradlesong | Pine Bluff | |
Happy Tune |
ハーツコンチェルトはこれまで8戦1勝2着1回3着2回。青葉賞で2着に入り、本番ダービーで優勝馬タステイエーラとタイム差無し3着と好走。秋初戦の神戸新聞杯で1番人気もサトノグランウツから0.1秒差5着惜敗。菊花賞では5番人気もサヴォーラに首差負け6着。
ハーツコンチェルトの父はハーツクライ。アンブライドルズソング産駒の母ナスノシベリウスは芝マイルの3勝馬で、産駒は全て中央で2勝以上を挙げていますが、目立った活躍は出ていません。血統内にヘイローの3×5の濃いクロスを持ちます。
父がハーツクライなので、ゴール前直線が長いコースが理想。菊花賞を除けば上りは33~34秒台前半を使っているので外回りを使う京都2400mは適鞍か。
今回のハンデは55kg。神戸新聞杯で先着を許したサトノグランツは57.5kg、サヴォーナは56kg。2頭との着差は0.1秒なので、サトノグランツには0.4秒差、サヴォーナには0.1っ秒差を付けて逆転可能。当日調子が良さそうなら勝ち負け。
ブローザホーン
エピファネイア | シンボリクリスエス | Kris S. |
Tee Kay | ||
シーザリオ | スペシャルウィーク | |
キロフプリミエール | ||
オートクレール | デュランダル | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
ジョイアサーティン | フォーティナイナー | |
アサーテイン |
ブローザホーンはこれまで17戦5勝2着2回3着3回。本年度春に条件戦2連勝後に臨んだ初重賞の函館記念で3着に好走。次走の札幌芝2600mLクラスで2着に1秒差を付ける圧勝劇。前走京都大賞典で2番人気に推されましたが、レース中止心房細動を発症し競走中止。
ブローザホーンの父はエピファネイア。デュランダル産駒の母オートクレールは芝マイルの4勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。ブローザホーンは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。
母はマイラーですが、勝ち鞍は2000~26000mで血の影響力はエピファネイアから。馬体重が420kg前後しかなく、使うごとに馬体重を減らしているのがやや気がかり。今回のハンデは57kgで、2走前の札幌芝2600mLクラスで背負って圧勝しているため斤量自体は問題ありません。
今回は心房細動を起こしたため中3ヵ月での出走。恐らく馬体は戻していると思われます。調子が良さそうなら連下で。
レッドバリエンテ
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | ||
ウインドインハーヘア | Alzao | |
Burghclere | ||
サボールアトリウンフォ | Dance Brightly | Mr. Prospector |
Dance Smartly | ||
Sally Mash | Mash One | |
Carriole |
レッドバリエンテはこれまで13戦4勝2着3回3着2回。2走前に阪神芝2200m3勝クラスを1番人気で勝ち抜け。前走初重賞だったアルゼンチン共和杯で8番人気の7着。ただし最後方付近から追い上げ優勝馬とは0.4秒差。上りはメンバー中3番目の脚を使っています。
レッドバリエンテの父はディープインパクト。南米チリ産のサボールアトリウンフォは同国3歳チャンピオンで年度代表馬に輝いた名牝。レッドバリエンテの一つ上に全姉がいますが未出走。実質本馬が母の初産駒。
出世が遅れていますが13戦して掲示板外したのは2回だけ。上りも10戦でメンバー中3番手以内をマークし終いは堅実。また勝ち鞍4勝は全て芝2200mで、2400mは3戦2着3回とこの距離は得意。無理使いしていないディープインパクト産駒なのでまだ伸びしろがあります。
また2走前から後方からの競馬に脚質転向しており、末脚を活かしやすい京都外回り2400mは合っています。ハンデは前走と同じ55kg。前走でクラス慣れが見込めます。さらにこのレースはディープインパクト産駒の活躍が目立ちます。連下で。
コメント