2024年第66回GⅡスワンステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年スワンステークスの注目馬を分析!

スワンステークスの特徴

GⅡスワンステークスは第2回京都開催9日目に行われる3歳以上芝1400mの別定戦です。

負担重量は3歳牡・騙馬55kg、同牝馬53kg(10月開催の場合は各1kg減)。4歳以上牡・騙馬567g、牝馬55kg。過去の重賞勝利実績で負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・1年以内のGⅠ勝利馬

1kg増・・・1年以内のGⅡ及び牝馬限定GⅠ勝利馬、1年以前のGⅠ勝利馬。

国際競走に指定され、海外調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

またマイルチャンピオンシップのステップレースに指定され、JRA所属馬は1着馬に同レースへの優先出走権が与えられます。地方所属馬は同レース出走候補馬3頭までにスワンステークスへの優先出走権が与えられ、2着以内に入れば同レースへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年のスワンステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年スワンステークス出走登録馬一覧表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 サーマルウインド ドレフォン 牝5 団野大成 ノーザンファーム
奥村武 (美浦) スペシャルウィーク 55kg キャロットファーム
1 2 ジョウショーホープ ミッキーロケット 牡4 幸英明 福岡駿弥
新谷功一 (栗東) アグネスデジタル 57kg 熊田義孝
2 3 キングエルメス ロードカナロア 牡5 北村友一 木村秀則
矢作芳人 (栗東) スペシャルウィーク 57kg 広尾レース
2 4 クランフォード ブリックスアンドモルタル 牝3 西村淳也 ケイアイファーム
杉山晴紀(栗東) キングカメハメハ 53kg ロードホースクラブ
3 5 トゥラヴェスーラ ドリームジャーニー 牡9 藤岡佑介 社台ファーム
高橋康之 (栗東) アドマイヤコジーン 58kg 吉田照哉
3 6 オフトレイル Farhh 牡3 武豊 Godolphin
吉村圭司(栗東) Kingmambo 55kg ゴドルフィン
4 7 バースクライ ハーツクライ 牝4 岩田望来 ダーレー・ジャパン・F
千田輝彦 (栗東) Dubawi 55kg ゴドルフィン
4 8 スズハローム サトノダイヤモンド 牡4 鮫島克駿 アラキファーム
牧田和弥(栗東) ローレルゲレイロ 57kg 森達郎
5 9 ウインカーネリアン スクリーンヒーロー 牡7 三浦皇成 コスモヴューファーム
鹿戸雄一 (美浦) マイネルラヴ 57kg ウイン
5 10 ピンハイ ミッキーアイル 牝5 高倉稜 ヒダカファーム
田中克典 (栗東) ジャングルポケット 55kg 北畑忍
6 11 シングザットソング ドゥラメンテ 牝4 斎藤新 白老ファーム
高野友和 (栗東) My Golden Song 55kg 社台レースホース
6 12 ダノンスコーピオン ロードカナロア 牡5 A.シュタルケ ケイアイファーム
安田隆行 (栗東) Sligo Bay 58kg ダノックス
7 13 ノーブルロジャー Palace Malice 牡3 田口貫太 Candy Meadows LLC
吉岡辰弥(栗東) More Than Ready 55kg ノルマンディーTR
7 14 アグリ カラヴァッジオ 牡5 C.デムーロ ノーザンファーム
安田隆行 (栗東) War Front 57kg 三木正浩
8 15 マテンロウオリオン ダイワメジャー 牡5 横山典弘 ムラカミファーム
昆貢 (栗東) キングカメハメハ 57kg 寺田千代乃
8 16 セルバーグ エピファネイア 牡5 今村聖奈 前谷武志
鈴木孝志 (栗東) キンシャサノキセキ 57kg 桑畑夏美
8 17 ダノンマッキンリー モーリス 牡3 松山弘平 ノーザンファーム
藤原英昭(栗東) Holy Roman Emperor 55kg ダノックス

勝ち馬予想に役立つ!スワンステークスの注目馬分析

スズハローム

サトノダイヤモンド ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
マルペンサ Orpen
Marsella
アイライン ローレルゲレイロ キングヘイロー
ビッグテンビー
ローレルシャイン コマンダーインチーフ
アラマサゴールド

スズハロームはこれまで12戦4勝2着1回3着4回重賞勝ちはありませんが、初重賞だった2走前の京王杯スプリングCで3着、前走CBC賞では3番人気で2着。優勝馬ドロップオブライトとはタイム差無しで首差の惜敗。

スズハロームの父は菊花賞と有馬記念を死したサトノダイヤモンド。ローレルゲレイロ産駒の母アイラインは短距離を中心にJRA4勝、地方3勝。母の半兄でメイショウボーラー産駒のエキマエはJpnⅡ兵庫チャンピオンシップ勝ち。

スズハロームは血統内にヘイローの4×5×5、ダンシングブレーヴの4×4の濃いクロスを持ちます。

競走成績からも影響力は母系から。前走1200m戦で接戦も、本来は1400m戦の馬で5戦3勝3着1回と得意。末脚勝負の馬なのでゴール前直線の長い京都外回りも合っています。重賞を2戦経験しペース慣れも見込めます。勝ち負け。

ウインカーネリアン

スクリーンヒーロー グラスワンダー Silver Hawk 
Ameriflora 
ランニングヒロイン サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
コスモクリスタル マイネルラヴ Seeking the Gold
Heart of Joy
クリスチャンネーム Cadeaux Genereux
Colorvista

ウインカーネリアンは2022年のサマーマイルチャンピオン。これまで27戦8勝2着4回。重賞は2022年関屋記念、2023年東京新聞杯勝ち。今年は東京新聞杯で2着高松宮記念で4着と好走。前走安田記念では14着に敗れています。

ウインカーネリアンの父はスクリーンヒーロー。マイネルラヴ産駒の母コスモクリスタルは短距離条件戦の4勝馬。近親にこれといった活躍馬はおらず、距離適性は母系から。

スプリンターズS出走で調整を進めるも、爪不安で回避基本的にマイラーで、2走前の高松宮記念好走は重馬場でスタミナのいる展開になったから。また2022年以降、海外遠征以外は全て左回りを使っているサウスポー。スピード勝負になりやすく右回りの京都芝1400mは不利な条件が揃います。見送り。

クランフォード

ブリックスアンドモルタル Giant’s Causeway Storm Cat
Mariah’s Storm
Beyond the Waves Ocean Crest
Excedent 
エンジェルフェイス キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
ワンフォーローズ Tejano Run
Saucyladygaylord

クランフォードはこれまで7戦4勝2着2回重賞歴はありませんが、1勝クラスから3勝クラスまで芝1400mを3連勝してスワンSに参戦。

クランフォードの父はストームバード系で米芝中距離GⅠ5勝のブリックスアンドモルタル。キングカメハメハ産駒の母エンジェルフェイスはフラワーC勝ちのある3勝馬。クランフォードの半兄でディープインパクト産駒のロードレゼルは青葉賞2着。

また母の全姉に中山牝馬S2勝のレディアルバローザ、半姉にディープインパクト産駒のキャトルフィールがクイーンS勝ち。クランフォードは血統内にストームバードの4×4の濃いクロスを持ちます。

芝1400m戦は5戦4勝2着1回のパーフェクト。京都芝1400m戦は2戦2勝と好相性。ストームバードの血が濃いためスピード勝負のタイプで、前走中京芝1400m3勝クラスでは2番手で1分19秒という早い時計で押し切っています。勝ち負け。

アグリ

カラヴァッジオ Scat Daddy ヨハネスブルグ
Love Style
Mekko Hokte Holy Bull
Aerosilver
オールドタイムワルツ War Front Danzig
Starry Dreamer
Together Galileo
Shadow Song

アグリは2023年の京阪杯の優勝馬。これまで17戦5勝2着3期3着回。重賞は他に2023年セントウルS2着。阪神C3着、今年のシルクロードS2着。

アグリの父はストームキャット系で欧州短距離GⅠ2勝のカラヴァッジオ。母オールドタイムワルツはGⅠクイーンエリザベス2世チャレンジCSを勝ち、GⅠ2着5回の3勝馬という良血。

前走CBC賞では転厩の影響で調整法が変わったため4番人気も17着のブービー負け。またここ1年ほどGⅠを狙うため1200mを中心に使っていますが、1200m戦は7戦2着2回に対し、1400m戦は5戦4勝3着1回と全て馬券昨年の阪神Cでも馬券になっているので、ここは得意な距離で巻き返しか。勝ち負け。

オフトレイル

Farhh Pivotal Polar Falcon
Fearless Revival
Gonbarda Lando
Gonfalon
ローズトレイル Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
Mannington デンヒル
Bint Marscay

オフトレイルは今年のラジオNIKKEI賞の優勝馬。これまで8戦3勝2着2回3着1回。前走古馬と初対戦となった毎日王冠では7番人気で12着。優勝馬で同世代のシックスペンスから0.7秒差を付けられ惨敗。

オフトレイルの父ファーはノーザンダンサー系でマイルを中心にGⅠ2勝。米国産の母ローズトレイルは未出走馬。オフトレイルの半兄ローズインペリアルが仏国短距離GⅢ勝ち。オフトレイルはヌレイエフの4×4の濃いクロスを持ちます。

母系はキングマンボ、デインヒルとスピードとパワーを兼ね備えた血が重ねられていますが、日本で走っている産駒の成績はイマイチ。2走前のラジオNIKKEI賞勝ちは後方待機の展開がたまたまハマっただけ。さらに前走に比べ400mの距離短縮。GⅡのスピードに付いて来られない可能性大。見送り。

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