2024年第76回GⅠ朝日杯フューチュリティステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2024年朝日杯フューチュリティステークスの注目馬を分析!

朝日杯フューチュリティステークスの特徴

2024年GⅠ朝日フューチュリティステークスは第7回京都開催6日目に行われる2歳限定芝1600mで行われる馬齢定量戦です。本来は阪神開催ですが、同競馬場改修工事に伴い京都で代替開催されます。負担重賞は牡馬55kg、騙馬54kg。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走にしてされ、京王杯2歳S及びデイリー杯2歳Sで2着以内の馬に優先出走権が与えられ、またJRA2歳重賞優勝馬に出走登録の資格が与えられます。地方所属馬は最大5頭まで出走可能です。

↓過去10年の朝日杯フューチュリティステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2024年朝日杯フューチュリティステークス出走登録馬一覧表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ダイシンラー サトノダイヤモンド 牡2 岩田康誠 スマイルファーム
梅田智之 (栗東) タイキシャトル 56kg 大八木信行
1 2 アドマイヤズーム モーリス 牡2 川田将雅 社台ファーム
友道康夫(栗東) ハーツクライ 56kg 近藤旬子
2 3 ランスオブカオス シルバーステート 牡2 吉村誠之助 フジワラファーム
奥村豊(栗東) ローエングリン 56kg 五影慶則
2 4 ミュージアムマイル リオンディーズ 牡2 C.デムーロ ノーザンファーム
高柳大輔(栗東) ハーツクライ 56kg サンデーレーシング
3 5 コスモストーム デクラレーションオブウォー 牡2 秋山稔樹 千代田牧場
北出成人(栗東) キングカメハメハ 56kg コスモ・コスモ
3 6 アルレッキーノ ブリックスアンドモルタル 牡2 C.ルメール ノーザンファーム
国枝栄(美浦) キングカメハメハ 56kg サンデーレーシング
4 7 クラスペディア ミスターメロディ 牡2 小崎綾也 田端牧場
河嶋宏樹(栗東) アグネスタキオン 56kg 塚田義広
4 8 アルテヴェローチェ モーリス 牡2 武豊 ノーザンファーム
須貝尚介(栗東) ディープインパクト 56kg 大野照旺
5 9 エルムラント フィエールマン 牡2 藤岡佑介 ノーザンファーム
鹿戸雄一(美浦) Exceed And Excel 56kg 木村隆
5 10 トータルクラリティ パゴ 牡2 北村友一 ノーザンファーム
池添学(栗東) スペシャルウイーク 55kg キャロットファーム
6 11 ニタモノドウシ ディーマジェスティ 牡2 R.ムーア 三嶋牧場
高木登(美浦) Petionville 56kg 嶋田賢
6 12 パンジャタワー タワーオブロンドン 牡2 松山弘平 チャンピオンズファーム
橋口慎介(栗東) ヴィクトワールピサ 56kg DeepCreek
7 13 エイシンワンド ディスクリートキャット 牡2 幸英明 高野牧場
大久保龍(栗東) タイキシャトル 56kg 栄進堂
7 14 テイクイットオール キズナ 牡2 岩田望来 ノースヒルズ
中竹和也(栗東) War Front 56kg 前田幸治
8 15 ドラゴンブースト スクリーンヒーロー 牡2 田口貫太 ゼットステーブル
藤野健太(栗東) エンパイアメーカー 56kg 水谷美穂
8 16 タイセイカレント モーリス 牡2 坂井瑠星 ノーザンファーム
矢作芳人(栗東) Galileo 56kg 田中成奉

勝ち馬予想に役立つ!朝日フューチュリティステークスの注目馬分析

アルテヴェローチェ

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
クルミネイト ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
クルソラ Candy Stripes
Calorica

アルテヴェローチェはサウジアラビアロイヤルCの優勝馬で2戦2勝前走サウジアラビアロイヤルCは2番人気も2着馬タイセイカレントに0.1秒差。稍重の中、上りもメンバー中2番目の34秒5の脚を使っています。

アルテヴェローチェの父はモーリス。ディープインパクト産駒の母クリミネイトは未勝利馬。母の全姉は桜花賞2着、オークス3着のクリミナル、半兄にダート9勝でGⅢ2着3回のピオネロがいます。祖母クルソラはアルゼンチンでGⅠ2勝。

アルテヴェローチェは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ち、母系はマイラー。

前走は2か月の休養明けで、馬体重を10kgも増やして出走。今回は叩き2戦目で同じく中2か月。十分力が発揮できる環境は整います。また過去10年でサウジアラビアロイヤルC優勝馬が3頭も優勝しています。勝ち負け。

トータルクラリティ

パゴ Nashwan Blushing Groom
Height of Fashion
Moonlight’s Box Nureyev
Coup de Genie 
ビットレート スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
スルーレート フレンチデピュティ
スルーオール

トータルクラリティは新潟2歳Sの優勝馬で2戦2勝新潟2歳Sは6番人気も、先行抜け出しで1番人気のコートアリシアンの追撃を0.1秒退け、3着には0.6秒差を付けています。

トータルクラリティの父は欧州でマイル~2400mまでGⅠ5勝のパゴ。スペシャルウィーク産駒の母ビットレートは芝短距離で2勝。母の半兄でゼンノロブロイ産駒のハイアレートが札幌2歳Sで3着、祖母はフラワーCで2着と母系は早熟で底力は今一つ。

前走新潟2歳Sの勝ち時計1分34秒2は良馬場で行われた中ではやや遅めの時計。また過去10年で新潟2歳Sからの出走馬が馬券になったことはなく、パゴ産駒も2着が1回あるのみ。能力的には厳しいか。見送り。

パンジャタワー

グレーターロンドン Raven’s Pass Elusive Quality
Ascutney
スノーパイン Dalakhani
シンコウエルメス
クラークスデール ヴィクトワールピサ ネオユニヴァース
ホワイトウォータアフェア
アコースティック Cape Cross
ソニンク

パンジャタワーは京王杯2歳Sの優勝馬で2戦2勝。9月中京芝1200m新馬戦を勝ち上がり、前走京王杯2歳Sは8番人気の低評価稍重ながら勝ち時計1分21秒2は過去10年で3番目に早い時計。上りは33秒8でメンバー中最速です。

パンジャタワーの父はスプリンターズSの優勝馬で短距離重賞4勝のグレーターロンドン。ヴィクトワールピサ産駒の母クラークスデールは未出走馬。母の半兄でネオユニヴァース産駒のロジユニヴァースはダービー馬で重賞4勝。また祖母から重賞勝ち馬が多数出ています。

パンジャタワーは血統内にマキャヴェリアンの4×4の濃いクロスを持ちます。

父はスプリンターで前走は距離延長が嫌われましたが、父も京王杯2歳Sを制し、朝日杯フューチュリティステークスで3着、アーリントンC優勝もあるのでマイルまでなら持ちます。また前走は馬体重を12kgも増やしての勝利。

ただし、過去10年で京王杯2歳S組が4頭馬券に絡んでいますが、京王杯2歳S優勝でも2着が2回で優勝は無し。データ的には勝ち切は難しい印象。抑えまで。

エイシンワンド

ディスクリートキャット Forestry Storm Cat
Shared Interest
Pretty Discreet Private Account
Pretty Persuasive
エイシンフェアリー タイキシャトル Devil’s Bag
ウェルシュマフィン
タイキトゥインクル リアルシャダイ
サブミッション

エイシンワンドは小倉2歳Sの優勝馬で3戦2勝前走京王杯2歳Sで2番人気も、優勝馬パンジャタワーから1秒離され8着と惨敗しています。

エイシンワンドの父は米ダートマイルGⅠ勝ちのディスクリートキャット。タイキヤトル産駒の母エイシンフェアリーは芝短距離の2勝馬。祖母はマーメイドSで3着のある3勝馬。祖母の兄妹も重賞では勝ち切れない馬が多数。

父はダートGⅠ馬でも産駒に京王杯2歳S他重賞3勝のオオバンブルマイがおり、芝短距離なら日本の芝に対応。

前走は馬体重を14kg増やしての出走も、道中もまれて失速。小倉2歳Sのメンバーも弱く、メンバーが強刺された前走ではやはり厳しかったか。今回は叩き2戦目で上昇が見込めても、更なる距離延長も疑問。重賞勝ちがあるとはいえ見送り。

ミュージアムマイル

リオンディーズ キングカメハメハ Kingmambo 
マンファス 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール
ミュージアムヒル ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
ロレットチャペル フレンチデピュティ
サンタフェトレイル

ミュージアムマイルはこれまで3戦2勝3着1回。10月京都芝1800m未勝利戦、前走京都芝2000mで共に単勝1.9倍の1番人気に応えて優勝。3戦共あがりはメンバー中最速で、前走は2着に0.5秒差も付けています。

ミュージアムマイルの父は朝日杯フューチュリティステークス馬のリオンディーズ。ハーツクライ産駒の母ミュージアムヒルは芝マイルの3勝馬。ミュージアムマイルは血統内にサンデーサイレンス4×3の濃いクロスを持ちます。

また祖母の半兄は重賞2勝のキングストレイル、半妹に京都牝馬S馬のハッピーパス、このハッピーパスから牝馬2冠のチェルヴィニアが出ています。

あがりの爆発力は父譲り。芝マイルの新馬戦で負けているものの出遅れで再後方の競馬になったため。1、2番手が1、2着のスローペースのレースを最後方かから早めに仕掛けて3着しています。父、母を考えればマイルでも対応可能。ただし、また強い相手と対戦が無いのがネック。連下で。

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