2025年第59回GⅢシンザン記念予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2025年シンザン記念の注目馬を分析!

シンザン記念の特徴

2025年のGⅢシンザン記念は第1回中京開催5日目に3歳限定芝1600m別定戦で開催されます。本来は京都開催ですが、阪神競馬場改修工事に伴い開催が連続する京都競馬場の芝保全のため中京競馬場で代替開催されます。

負担重量は牡馬57kg、牝馬55kg。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭までに優先出走権が与えられます。また地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録できます。

日本馬は獲得本賞金1800万円以上で1kg増。外国調教の重賞勝利馬は1kg増。

↓過去10年のシンザン記念入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2025年シンザン記念出走登録馬一覧表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 マイネルチケット ダノンバラード 牡3 戸崎圭太 ビッグレッドファーム
宮徹(栗東) マツリダゴッホ 57kg TCラフィアン
2 2 タイセイカレント モーリス 牡3 武豊 ノーザンファーム
矢作芳人(栗東) Galileo 57kg 田中成奉
2 3 アクルクス イスラボニータ 牡3 幸英明 中村正明
池添学(栗東) サクラバクシンオー 57kg 増田江利子
3 4 リラエンブレム キズナ 牡3 浜中俊 ノーザンファーム
武幸四郎(栗東) Galileo 57kg GリビエールR
3 5 ジーティーマン モーリス 牡3 藤岡佑介 ノーザンファーム
小栗実(栗東) ディープインパクト 57kg 田畑利彦
4 6 カラヴァジェスティ カラバッジオ 牡3 池添謙一 Shadai Corporation  
奥村武(美浦) Sir Prancealot 57kg サンデーレーシング
4 7 オンザムーブ モーリス 牡3 M.デムーロ レイクヴィラファーム
矢作芳人(栗東) Congrats 57kg 平田修
5 8 アルテヴェローチェ モーリス 牡3 川田将雅 ノーザンファーム
須貝尚介(栗東) ディープインパクト 57kg 大野照旺
5 9 リカントロポ グレーターロンドン 牡3 菱田裕二 荻伏三好ファーム
梅田智之(栗東) クロフネ 57kg 薪浦亨 
6 10 ゴールデンカイト Tapit 牡3 A.ルメートル Newstead Corp
中内田充正(栗東) Medaglia d’Oro 57kg 山紫水明
6 11 メイショウツヨキ アドマイヤマーズ 牡3 北村友一 三嶋牧場
飯田裕史(栗東) シニスターミニスター 57kg 松本好雄
7 12 ラージギャラリー American Pharoah 牝3 岩田望来 North Hills Co. Ltd 
高橋亮(栗東) ヴィクトワールピサ 55kg 前田葉子
7 13 レーヴブリリアント スワーヴリチャード 牡3 松山弘平 ノーザンファーム
田中博康(美浦) ロードカナロア 57kg 松田和志
8 14 アーリントンロウ タワーオブロンドン 牡3 西村淳也 登別上水牧場
松下武士(栗東) マーベラスサンデー 57kg シルクレーシング
8 15 ウォーターガーベラ レイデオロ 牝3 団野大成 伏木田牧場
河内洋(栗東) ヴィクトワールピサ 55kg 山岡正人

勝ち馬予想に役立つ!シンザン記念の注目馬分析

アルテヴェローチェ

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
クルミネイト ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
クルソラ Candy Stripes
Calorica

アルテヴェローチェはサウジアラビアロイヤルカップの優勝馬。これまで3戦2勝前走朝日杯フューチュリティSでは1番人気も、スローペースで折り合いを欠き一旦下げたところで他馬に囲まれて万事休す。優勝馬から1.3秒離され5着と能力を出し切れず敗退。

アルテヴェローチェの父はモーリス。ディープインパクト産駒の母クリミネイトは未勝利馬。母の全姉は桜花賞2着、オークス3着のクリミナル、半兄にダート9勝でGⅢ2着3回のピオネロがいます。祖母クルソラはアルゼンチンでGⅠ2勝。

アルテヴェローチェは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ち、母系はマイラー。

前走は不完全燃焼。昨年からシンザン記念は馬齢重量戦になったため、重賞勝ちがありながら他馬と同じ斤量で出走できるのは有利。さらに既に春のGⅠ出走へ賞金的に出走条件がクリアしているにも関わらず登録しているのは安田記念まで睨んでの出走か。勝ち負け。

マイネルチケット

ダノンバラード ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
レディバラード Unbridled
Angelic Song
エントリーチケット マツリダゴッホ サンデーサイレンス
ペイパーレイン
コスモエンドレス スターオブコジーン
マイネエクセル

マイネルチケットはこれまで4戦1勝2着2回3着1回昨年9月の中京芝1600mで未勝利戦を脱出し、続くサウジアラビアロイヤルカップで3着前走京王杯2歳Sでは5番人気で2着に好走。優勝馬とは0.1秒差。

マイネルチケットの父はディープインパクト産駒で中距離重賞2勝のダノンバラード。マツリダゴッホ産駒の母エントリーチケットは芝短距離の6勝馬。祖母の半兄に小倉大賞典勝ちのマイネルブラウがいます。マイネルチケットは血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。

新馬戦から左回りばかり出走朝日杯フューチュリティステークスに出走できる資格がありながらパスして中京開催のシンザン記念を選んでいることからも典型的なサウスポーの可能性が大。また稍重の重賞を2戦し、共にわずかな着差で好走ならここでは能力上位。勝ち負け。

マイエレメント

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
ソートアフター ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ジャズプリンセス Bahhare
Jazz Up

マイエレメントはこれまで2戦1勝8月新潟芝1600m新馬戦を単勝1.7倍の1番人気で圧勝前走アルテミスSでは4番人気で5着。優勝馬ブラウンラチェットとは0.2秒差も、あがりはメンバー中最速の32秒8をマークしています。

マイネエレメントの父はエピファネイア。ディープインパクト産駒の母ソートアフターは未勝利馬。祖母は愛国短距離GⅢを2勝している4勝馬。マイエレメントは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ちます。

前走は幼さを見せスタートで出遅れ。それでも0.2秒差まで差を詰め、能力の高さが伺えます。持ち時計は平凡も、2戦共左回りで上りは33秒台切れ味勝負になった時は出番。連下で。

アーリントンロウ

タワーオブロンドン Raven’s Pass Elusive Quality
Ascutney
スノーパイン Dalakhani
シンコウエルメス
ユメノトキメキ マーベラスサンデー サンデーサイレンス
モミジダンサー
バトルカグヤ ポリッシュネイビー
メイクミーレインボーズ

アーリントンロウは小倉2歳Sの3着馬。これまで3戦1勝2着1回3着1回前走小倉2歳Sでは2番人気。逃げ馬が4着に残る前残りの展開で、4番手で追走しあがりはメンバー中2番目、優勝馬と同じ脚になり0.2秒差負けを喫しています。

アーリントンロウの父はスプリンターズS馬のタワーオブロンドン。マーベラウサンデー産駒の母ユメノトキメキは芝中距離の3勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。短距離で結果を出したことからも影響力は父から。

父は芝1600mのアーリントンカップ勝ちがあり、1600mまでなら守備範囲。また左回りを2度経験しているのもプラスです。ただし、4ヵ月の休養明けで、2ハロンの距離延長。今回はマイルの素質馬の対戦。マイル特有の切れ味勝負になった時は分が悪いと思われます。見送り。

タイセイカレント

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
ロードデントロン Galileo Sadler’s Well
Urban Sea
Halfway To Heaven Pivotal
Cassandra Go

タイセイカレントはサウジアラビアロイヤルカップの2着馬で、これまで3戦1勝2着1回前走朝日杯フューチュリティSでは7番人気でブービー負け。優勝馬から2.2秒も離され大敗しています。

タイセイカレントの父はモーリス。愛国産の母アイリッシュシーは未勝利馬。祖母は海外GⅢ3勝で、GⅠ2着回の活躍馬。またタイセイカレントの半姉でキズナ産駒のキャリックアリードがJRAでダート4勝、地方の牝馬限定重賞で2着1回3着2回。

タイセイカレントは血統内にサドラーズウェルズの4×3の濃いクロスを持ちます。

サウジアラビアロイヤルカップで1分33秒1の持ち時計があり、あがりはメンバー中最速の34秒3。中京は新馬戦で経験済みで、当時のあがは33秒9瞬発力勝負にも対応できます。

前走は多頭数の大外枠。初めて馬込みに入れてエキサイトし体力を消耗しレース終了。精神的に幼さが残ります。

今回はサウジアラビアロイヤルカップで肉薄したアルテヴェローチェとの再戦。サドラーズウェルズの血が濃いため、馬込みを避け外めを周る展開になって、あがりの競馬になれば対応可能か。勝ち負け。

ミニトランザット

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
イチオクノホシ ゼンノロブロイ サンデーサイレンス
ローミンレイチェル
レディイン Kendor
Super Vite

ミニトランザットは11月京都芝1600m新馬戦を4番人気で逃げ切り勝ち勝ち時計1分35秒5と遅く、2着馬とは0.1秒差。ただし、あがりはメンバー中最速なので、自分でペースを作っての勝利。

ミニトランザットの父はエピファネイア。ゼンノロブロイ産駒の母イチオクの星は牝馬限定マイル重賞2着2回の実績がある2勝馬。ミニトランザットの全姉にフェアリーS勝ちのイフェイオン、また叔母に福島牝馬S勝ちのコスタボニータがいます。

ミニトランザットとは血統内にサンデーサイレンスの4×3の濃いクロスを持ち、母系はマイラー。

姉はNHKマイルCで5着も、フェアリーS後は馬券に絡まず。ただし常にマイルを1分33秒台で走っているで、ミニトランザットにもそのポテンシャルはあると思われます。とはいえ、今回は重賞経験馬が多数出走。早い流れを経験していないのは不利見送り。

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