2020年第37回G3エプソムカップ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

昨年の優勝馬レイエンダ、一昨年の優勝馬サトノアーサーが出走登録している今年のエプソムカップ。比較的硬い重賞の一つである本レースで人気2頭は馬券になるのか、エプソムカップ出走登録馬の中から注目馬をピックアップし分析します。

2020年エプソムカップの注目馬を分析!

エプソムカップの特徴

G3エプソムカップは第3回東京開催4日目に行われる芝1800mの馬齢別定戦です。国際競争に指定され、外国調教馬の出走も可能です。基本負担重量は3歳牡馬52kg、牝馬50kg。4歳以上牡馬56kg、牝馬54kg。

日本馬は獲得本賞金により負担重量が加算され、本賞金3000万円以上の馬は2000万円超える毎に1kg増。外国馬は過去のグレードレースの勝利により負担重量が加算され、G1勝利馬は5kg増、G2勝利馬は3kg増、G3勝利馬は1kg増。

マイラーと中距離馬双方が出走可能な非根幹距離のレース。前週の安田記念と距離が200m延長とあまり差がなく、安田記念に登録も獲得賞金や抽選で漏れた馬が出走してくることが多いレースです。G3ですが優勝馬は過去G1勝利馬や後にG1で活躍する馬が多く、実質G2のレースが展開されます。

過去10年のエプソムカップ入賞馬のデータを見たい方はこちら

2020年 エプソムカップ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ソーグリッタリング ステイゴールド 牡6 藤井勘一郎 社台ファーム
池江泰寿 (栗東) シンボリクリスエス 57kg 社台レースホース
1 2 サトノガーネット ディープインパクト 牝5 吉田豊 白老ファーム
矢作芳人 (栗東) Victory Note 54kg サトミホースカンパニー
2 3 ギベオン ディープインパクト  牡5 戸崎圭太 社台ファーム
藤原英昭(栗東) Ghostzapper 56kg 社台レースホース
2 4 サトノアーサー ディープインパクト  牡6 D.レーン ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) Redoute’s Choice 56kg サトミホースカンパニー
3 5 ピースワンパラディ ジャングルポケット 牡4 津村明秀 高山牧場
大竹正博 (美浦) アグネスデジタル 56kg 長谷川成利
3 6 ダイワギャグニー キングカメハメハ 牡6 内田博幸 社台ファーム
菊沢隆徳 (美浦) サンデーサイレンス 56kg 大城敬三
4 7 サラキア ディープインパクト 牝5 石橋脩 ノーザンファーム
池添学 (栗東) Lomitas 54kg シルクレーシング
4 8 マイネルファロン ステイゴールド 牡5 三浦皇成 ビッグレッドファーム
手塚貴久 (美浦) ロージズインメイ 56kg TC・ラフィアン
5 9 エメラルファイト クロフネ 牡4 石川裕紀人 金成吉田牧場
相沢郁 (美浦) スペシャルウィーク 56kg 高橋勉
5 10 マイネルハニー マツリダゴッホ 牡7 野中悠太郎 高昭牧場
栗田徹 (美浦) ナリタブライアン 56kg TC・ラフィアン
6 11 アトミックフォース ワークフォース 牡4 武藤雅 ノーザンファーム
武藤善則 (美浦) フジキセキ 54kg 吉田千津
6 12 シャドウディーヴァ ハーツクライ 牝4 M.デムーロ ノーザンファーム
斎藤誠 (美浦) Dansili 54kg スリーエイチレーシング
7 13 アイスストーム ストーミングホーム 牡5 武豊 ダーレー・ジャパン・F
吉村圭司 (栗東) Red Ransom 56kg ゴドルフィン
7 14 インビジブルレイズ ハーツクライ 牡6 田辺裕信 アイオイファーム
吉村圭司 (栗東) サクラバクシンオー 56kg シルクレーシング
7 15 ゴーフォザサミット ハーツクライ 牡5 北村宏司 矢野牧場
藤沢和雄 (美浦) Storm Cat 56kg 山本英俊
8 16 アンドラステ オルフェーヴル 牝4 岩田望来 社台ファーム
中内田充 (栗東) Dynaformer 54kg 白老ファーム
8 17 レイエンダ キングカメハメハ 牡5 C.ルメール ノーザンファーム
菊沢隆徳 (美浦) シンボリクリスエス 57kg キャロットファーム
8 18 トーラスジェミニ  キングズベスト 牡4 木幡育也 川上牧場
長谷川浩 (栗東) マンハッタンカフェ 56kg 柴原榮

勝ち馬予想に役立つ!エプソムカップの注目馬分析

レイエンダ

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
ラドラーダ シンボリクリスエス Kris S.
Tee Kay
レディブロンド Seeking the Gold
ウインドインハーヘア

レイエンダは昨年のエプソムカップの優勝馬。昨年の東京マイルG3富士ステークスでも2着しています。一方で冬に行われる東京新聞杯では人気になるものの共に8着と、寒い時期は苦手な模様。良績は初夏から秋口までに集中しています。
レイエンダはダービーと天皇賞秋を制したレイデオロの全弟。兄を考えればマイルよりは中距離のほうがよく、前走ダービー卿チャレンジトロフィーより200mの距離延長にエプソムカップはプラス。さらに兄は器用さがなかったので、広い東京コースもプラスでしょう。
キングカメハメハ産駒は筋肉が硬くなりやすいので、中2か月のローテーションも特に問題ありません。ただし、兄は爆発的な高い能力がある反面、出遅れなどポカも多かった馬。G3ならレイエンダも勝ち負けですが、当日の気配は注意が必要です。

サトノアーサー

ディープインパクト ディープインパクト Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
キングスローズ Redoute’s Choice デインヒル
Shantha’s Choice
Nureyev’s Girl Nureyev
Lakab

サトノアーサーは2018年のエプソムカップの優勝馬。これまで18戦4勝ですが、掲示板を外したのはわずか4回。13戦は馬券に絡んでいるという安定株です。ここ3戦はリミテッドクラスを全て1番人気で3着、2着、3着。ともに稍重~重と切れ味重視の本馬には運がなかったか。
サトノアーサーの父は東京コースに強いディープインパクト母キングスローズはニュージーランド3歳牝馬チャンピオンで、G1を含め重賞6勝という活躍馬。母は大種牡馬デインヒルの血を引いており、血統からしても早い時計のマイルは得意。
血統内にノーザンダンサーの5×5×5、リファールの4×5と非常にノーザンダンサーの血が濃い血統構成です。実際ならもう少し上位の成績があってもおかしくありません。しかし、勝負強さを引き出す血がないため、いまいち勝ちきれない模様。
これまで18戦して14戦が上がり3番手以内と末脚は安定しているので、直線の長い東京の1800mは適鞍。3着以内に入ってくる可能性が非常に高い馬です。

ピースワンパラディ

ジャングルポケット トニービン カンパラ
Severn Bridge
ダンスチャーマー Nureyev
Skillful Joy
クリアソウル アグネスデジタル Crafty Prospector
Chancey Squaw
キャトルセゾン サンデーサイレンス
エミネントガール

ピースワンパラディはこれまで8戦4勝8戦すべて上がり3位以内と馬場を問わず末脚は安定しています。3歳時に青葉賞に出走し3番人気で3着と、オープンクラスの力があるのは間違いありません。
ピースワンパラディの父はダービーとジャパンカップを制したジャンブルポケット。エプソムカップと同じ距離の共同通信杯も勝っており、東京コースが得意な種牡馬です。母クリアソウルは1勝馬ですが、母系を辿るとエリザベス女王杯を制したタレンティドガールまでたどり着きます。
ピースワンパラディの場合は薄い体の造りからも父のジャングルポケットの血が濃く出ていると考えられ、府中の長い直線は得意のはず。まだ底を見せていないので、G3なら勝ち負けできる実力があります。久々にジャングルポケット産駒の重賞勝利が見られるかもしれません。

レッドヴェイロン

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
エリモピクシー ダンシングブレーヴ Lyphard
Navajo Princess
エリモシューテング テスコボーイ
デプグリーフ

レッドヴェイロンはここまで15戦4勝。重賞勝ちこそありませんが、3歳時にアーリントンカップとNHKマイルカップでともに3着。NHKマイルカップではタイム差無し。しかも15戦ともすべて上がり3番手以内と末脚は超がつくほど安定しています。
レッドヴェイロンの父はキングカメハメハ。キングカメハメハはNHKマイルカップとダービーを制しいているように東京コースは得意。
母エリモピクシーは重賞勝ちこそありませんが、重賞3着3回、エリザベス女王杯で4着した活躍馬。繁殖牝馬として優秀で、これまで8頭中7頭が勝ち上がり、さらに4頭が重賞勝ち。産駒の重賞勝ち鞍は11勝。しかもマイル重賞に集中しています。
エリモピクシー産駒がマイル重賞に強いのは、母の父ダンシングブレーヴの血の影響。母の父にダンシングブレーヴが入ると、マイル路線で滅法走ります。実際にエリモピクシー産駒でダンスインザダークを父に持つクラレントがエプソムカップを制しています。
前走オープンのメイステークスで4着に敗れているので人気が落ちると思いますが、東京新聞杯では1番人気だった逸材。追い出しのタイミングさえ間違わなければ勝ち負けを期待できます。

サラキア

ディープインパクト ディープインパクト Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
サロミナ Lomitas Niniski
La Colorada
Saldentigerin タイガーヒル
Salde

サラキアは昨年のエプソムカップの2着馬。重賞勝ちこそありませんが、3歳時にG2フローラステークスで2着、秋華賞で4着。またエプソムカップでも2着し、エリザベス女王杯でも6着しているように牝馬では実力上位の存在です。

サラキアの父はディープインパクト母サロミナはドイツオークス馬で、サラキアの半弟はG1朝日杯フューチュリティステークスを無敗で制し、皐月賞、ダービー馬2着馬のサリオスです。血統は一流と言って良いでしょう。

今回はマーメイドステークスとダブル登録していました。サラキアは前走の福島牝馬ステークスでは4番人気で5着、マーメイドステークスが行われる阪神2000mも直線が短いコース。東京コースの重賞で2着が2回あるように、直線が長くコース適性のあるエプソムカップを選択したとみるのが妥当。

過去10年の中、エプソムカップで牝馬が馬券になったのはこのサラキアのみ。昨年よりメンバーが小粒なので、今年も馬券に絡む可能性は十分あります。

 

ここをクリックすると他の重賞の【注目出走馬分析】を検索できます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました