【2020年度版】オールカマー入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見るオールカマーの入賞馬

オールカマーの枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

2014年は中山競馬場改修工事のため新潟開催。

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 馬場 母の父
2019 1 8 スティッフェリオ 牡5 56kg 2.12.0 ステイゴールド Mtoto
2 1 ミッキースワロー 牡5 56kg 2.12.3 トーセンホマレボシ ジャングルポケット
3 4 グレイル 牡4 56kg 2.12.4 ハーツクライ ロックオブジブラルタル
2018 1 6 レイデオロ 牡4 57kg 2.11.2 キングカメハメハ シンボリクリスエス
2 1 アルアイン 牡4 57kg 2.11.2 ディープインパクト Essence of Dubai
3 2 タンビュライト 牡4 57kg 2.11.7 ルーラーシップ サンデーサイレンス
2017 1 3 ルージュバック 牝5 55kg 2.13.8 マンハッタンカフェ サンデーサイレンス
2 4 ステファノス 牡6 56kg 2.13.9 ディープインパクト クロフネ
3 5 タンタアレグリア 牡5 57kg 2.13.9 ゼンノロブロイ Stuka
2016 1 5 ゴールドアクター 牡5 58kg 2.11.9 スクリーンヒーロー キョウワアリシバ
2 1 サトノボブレス 牡6 56kg 2.11.9 ディープインパクト トニービン
3 5 ツクバアズマオー 牡5 56kg 2.12.1 ステイゴールド Giant’s Causeway
2015 1 2 ショウナンパンドラ 牝4 55kg 2.11.9 ディープインパクト フレンチデピュティ
2 3 ヌーヴォレコルト 牝4 55kg 2.12.1 ハーツクライ スピニングワールド
3 5 モトラ 騙7 56kg 2.12.4 シンボリクリスエス サンデーサイレンス
2014 1 6 マイネルラクリマ 牡6 56kg 2.12.2 チーフベアハート サンデーサイレンス
2 3 ラキシス 牝4 54kg 2.12.3 ディープインパクト Storm Cat
3 3 クリールカイザー 牡5 56kg 2.12.3 キングヘイロー サッカーボーイ
2013 1 6 ヴェルデグリーン 牡5 56kg 2.12.0 ジャングルポケット スペシャルウィーク
2 2 メイショウナルト 騙5 56kg 2.12.0 ハーツクライ カーネギー
3 5 ダノンバラード 牡5 57kg 2.12.1 ディープインパクト Unbridled
2012 1 7 ナカヤマナイト 牡4 56kg 2.15.5 ステイゴールド カコイーシーズ
2 2 ダイワファルコン 牡5 56kg 2.15.7 ジャングルポケット サンデーサイレンス
3 4 ユニバーサルバンク 牡4 56kg 2.15.8 ネオユニヴァース ドクターデヴィアス
2011 1 7 アーネストリー 牡6 59kg 2.11.2 グラスワンダー トニービン
2 1 ゲシュタルト 牡4 57kg 2.11.4 マンハッタンカフェ エンドスウィープ
3 6 カリバーン 牡4 57kg 2.11.5 デュランダル ボストンハーバー
2010 1 5 シンゲン 牡7 57kg 2.11.4 ホワイトマズル サンデーサイレンス
2 3 ドリームジャーニー 牡5 59kg 2.11.4 ステイゴールド メジロマックイーン
3 2 トウリョウシロッコ 牡7 57kg 2.11.5 アドマイヤベガ ニッポーテイオー

オールカマー入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2019 1 4 スティッフェリオ 宝塚記念 8 7
2 3 ミッキースワロー 七夕賞 3 1
3 6 グレイル OP 2 6
2018 1 1 レイデオロ ドバイシーマクラシック 2 4
2 3 アルアイン クイーンエリザベス2世C 3 5
3 2 タンビュライト 宝塚記念 5 5
2017 1 5 ルージュバック ヴィクトリアマイル 2 10
2 1 ステファノス 安田記念 4 7
3 3 タンタアレグリア AJCC 7 1
2016 1 1 ゴールドアクター 天皇賞春 1 12
2 3 サトノボブレス 宝塚記念 10 8
3 6 ツクバアズマオー OP 3 4
2015 1 3 ショウナンパンドラ 宝塚記念 11 3
2 1 ヌーヴォレコルト 宝塚記念 3 5
3 7 モトラ 中日新聞杯 3 5
2014 1 2 マイネルラクリマ 七夕賞 1 3
2 7 ラキシス ヴィクトリアマイル 9 15
3 12 クリールカイザー OP 2 4
2013 1 9 ヴェルデグリーン 新潟大賞典 5 10
2 2 メイショウナルト 小倉記念 3 1
3 1 ダノンバラード 宝塚記念 5 2
2012 1 2 ナカヤマナイト 宝塚記念 13 8
2 4 ダイワファルコン 七夕賞 4 9
3 6 ユニバーサルバンク 目黒記念 4 5
2011 1 1 アーネストリー 宝塚記念 6 1
2 6 ゲシュタルト 天皇賞春 15 17
3 2 カリバーン 札幌記念 7 5
2010 1 5 シンゲン 天皇賞秋 2 5
2 1 ドリームジャーニー 宝塚記念 4 4
3 6 トウリョウシロッコ 新潟記念 10 2

オールカマーと馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 3勝2着2回3着1回、連対率5割、複勝率6割

2番人気 2勝2着1回3着2回、連対率3割、複勝率5割

3番人気 1勝2着3回3着3回、連対率4割、複勝率7割

1~3番人気の連対率、複勝率は大きな差は無く、実力伯仲。過去10年で1~3番のいずれかが馬連で馬券に絡んでいます。また、その内8回が6番人気以内同士で決まっています。

過去10年で2桁人気が馬券に絡んだのは3着が1回のみ。7番人気以下が馬券に絡んだのも4回しかないので非常に堅いレースです。

前走と馬券

天皇賞秋へのステップレースなのでG1の常連が出走してくるレース。実際に前走がG1で夏を休養にあてた馬の出走が目立ち、馬券に絡んだ30頭中半分を占めます。

宝塚記念     4勝2着2回3着2回

安田記念      0勝2着1回3着0回

ヴィクトリアマイル 1勝2着1回3着0回

天皇賞春      1勝2着1回3着0回

海外・その他G1   2勝2着1回3着0回

同じ右回りの芝2200mで、間隔が短い宝塚記念組が優勝4回と最多。宝塚記念組は全て前走1桁着順です。他の重賞では同じ右回りで直線が短い福島で行われる七夕賞組が3頭。これらの馬は全て過去に重賞勝ちがあります。

一方オープンや条件からの格上挑戦は3着が3回あるのみ。確実に重賞級の力がないと馬券にならないレースと言えます。

血統と馬券

ディープインパクト 1勝2着4回3着1回 占有率20%

ステイゴールド   2勝2着1回3着1回 占有率13.3%

過去10年で馬券に絡んだ30頭中ディープインパクト産駒が6頭、全体の20%を占めます。しかし、優勝馬は1回と勝ち切れません。一方でサンデーサイレンス系でもステイゴールド産駒が2勝しています。

他の種牡馬もスピードや切れ味よりスタミナやパワーを伝えるタイプが多いのが特徴。中山の2200mはコース全体で高低差が5.3mもあるアップダウンが激しいコースで、実際の距離よりスタミナが試されることが見て取れます。

性齢と馬券

3歳     0勝2着0回3着0回、占有率0%

4歳     3勝2着4回3着4回、占有率36.7%

5歳     4勝2着4回3着4回、占有率40.0%

6歳     2勝2着2回3着0回、占有率13.3%

7歳以上   1勝2着0回3着2回、占有率10.0%

中心は4、5歳馬が中心で、馬券になる確率もほぼ変わりません。馬連で馬券に絡む馬は1頭を除き3歳時にG1で馬券になっています。また4歳馬は牝馬の活躍が目立ちます。一方6、7歳馬は成績が大きく劣り、過去に他の重賞で実績がない馬はほぼ馬券の対象外です。

なお3歳以上が出走できるレースですが、3歳有力馬は菊花賞を目指し前週同距離で行われるセントライト記念に出走し、古馬の実績馬とは実力差があるためオールカマーに出走してきたとしてもほぼ馬券になりません。

オールカマーのレース及びコースの攻略法

オールカマーはコーナーを4つ回る中山芝外回り2200mのコースを使用。小回りコースで知られる中山ですが、外回りコースをフルに使う2200mは1周1839mと大きく、さらに三角形に近いおむすび型でコーナーの径が緩や。まぐれが多い中山でも、まぐれが少ないコースです。

スタートはスタンド正面、第4コーナーを過ぎた辺りから。スタートから最初のコーナーまで432mありポジション争いはスムーズ。さらにスタート直後に中山名物の急坂を上ることになるのでテンが早くなることはありません。

第2コーナー過ぎから第3コーナーを過ぎるまで長く緩やかな下り坂が続きスピードが出しやすく、レース後半はピッチが上がります。外回りコースの第3コーナーは緩やかなのでスピードを落とさず回れます。

第4コーナーを回るとゴールまでの直線は310mと短く、基本的に逃げ・先行馬有利。さらにゴール前には中山名物の高低差2.2mの急坂が待ち受けます。

中山競馬場は1周の高低差が5.3mもあり、全競馬場で最高の落差を誇ります。さらに2200mでは中山の急坂を2度駆け上がることになるので他の競馬場よりスタミナとパワーが求められます。

前週同じコースで行われるセントライト記念とは異なり、すでに適性がはっきりしている古馬のレースなので先行力に秀でた馬が馬券に絡みます。実際に過去10年で馬券に絡んだ30頭中、4コーナーを回った時点で6番手以内の馬が全体の2/3を占めています。

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