【2020年度版】菊花賞入賞馬データ

重賞レースの注目馬分析

過去10年のデータから見る菊花賞の入賞馬

菊花賞の枠番・走破時計・馬場・種牡馬(父、母の父)一覧

枠番 馬名 性齢 斤量 タイム 母の父
2019 1 5 ワールドプレミア 牡3 57kg 3.06.0 ディープインパクト Cactus Ridge
2 7 サトノルークス 牡3 57kg 3.06.0 ディープインパクト Sadler’s Wells
3 7 ヴェロックス 牡3 57kg 3.06.2 ジャスタウェイ Monsun
2018 1 6 フィエールマン 牡3 57kg 3.06.1 ディープインパクト Green Tune
2 5 エタリオウ 牡3 57kg 3.06.1 ステイゴールド Cactus Ridge
3 4 ユーキャンスマイル 牡3 57kg 3.06.3 キングカメハメハ ダンスインザダーク
2017 1 7 キセキ 牡3 57kg 3.18.9 ルーラシップ ディープインパクト
2 2 クリンチャー 牡3 57kg 3.19.2 ディープスカイ ブライアンズタイム
3 7 ポポカテペトル 牡3 57kg 3.19.2 ディープインパクト Mr. Greeley
2016 1 2 サトノダイヤモンド 牡3 57kg 3.03.3 ディープインパクト Orpen
2 6 レインボーライン 牡3 57kg 3.03.7 ステイゴールド フレンチデピュティ
3 7 エアスピネル 牡3 57kg 3.03.7 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2015 1 2 キタサンブラック 牡3 57kg 3.03.9 ブラックタイド サクラバクシンオー
2 6 リアルスティール 牡3 57kg 3.03.9 ディープインパクト Storm Cat
3 8 リアファル 牡3 57kg 3.04.0 ゼンノロブロイ エルコンドルパサー
2014 1 1 トーホウジャッカル 牡3 57kg 3.01.0 スペシャルウィーク Unbridled’s Song
2 2 サウンドオブアース 牡3 57kg 3.01.1 ネオユニヴァース Dixieland Band
3 5 ゴールドアクター 牡3 57kg 3.01.7 スクリーンヒーロー キョウワアリシバ
2013 1 2 エピファネイア 牡3 57kg 3.05.2 シンボリクリスエス スペシャルウィーク
2 7 サトノノブレス 牡3 57kg 3.06.0 ディープインパクト トニービン
3 5 バンデ 牡3 57kg 3.06.0 Authorized Priolo
2012 1 1 ゴールドシップ 牡3 57kg 3.02.9 ステイゴールド メジロマックイーン
2 8 スカイディグニティ 牡3 57kg 3.0.3.2 ブライアンズタイム ノーザンテースト
3 7 ユウキソルジャー 牡3 57kg 3.03.5 トーセンダンス オースミタイクーン
2011 1 7 オルフェーヴル 牡3 57kg 3.02.8 ステイゴールド メジロマックイーン
2 7 ウインバリアシオン 牡3 57kg 3.03.2 ハーツクライ Storm Bird
3 1 トーセンラー 牡3 57kg 3.03.5 ディープインパクト Lycius
2010 1 3 ビッグウィーク 牡3 57kg 3.06.1 パゴ サンデーサイレンス
2 5 ローズキングダム 牡3 57kg 3.06.3 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 6 ビートフラック 牡3 57kg 3.06.3 ミスキャスト ブライアンズタイム

菊花賞入賞馬と前走の人気・着順一覧

人気 馬名 前走 人気
2019 1 3 ワールドプレミア 神戸新聞杯 3 3
2 8 サトノルークス セントライト記念 8 2
3 1 ヴェロックス 神戸新聞杯 2 2
2018 1 7 フィエールマン ラジオNIKKEI賞 1 2
2 2 エタリオウ 神戸新聞杯 3 2
3 10 ユーキャンスマイル 1000万下 2 1
2017 1 1 キセキ 神戸新聞杯 2 2
2 10 クリンチャー セントライト記念 4 9
3 13 ポポカテペトル 1000万下 2 1
2016 1 1 サトノダイヤモンド 神戸新聞杯 1 1
2 9 レインボーライン 札幌記念 4 3
3 6 エアスピネル 神戸新聞杯 2 5
2015 1 5 キタサンブラック セントライト記念 6 1
2 2 リアルスティール 神戸新聞杯 1 2
3 1 リアファル 神戸新聞杯 3 1
2014 1 3 トーホウジャッカル 神戸新聞杯 9 3
2 4 サウンドオブアース 神戸新聞杯 8 2
3 7 ゴールドアクター 1000万下 1 1
2013 1 1 エピファネイア 神戸新聞杯 1 1
2 5 サトノノブレス 神戸新聞杯 2 3
3 3 バンデ 1000万下 1 1
2012 1 1 ゴールドシップ 神戸新聞杯 1 1
2 5 スカイディグニティ セントライト記念 5 2
3 7 ユウキソルジャー 神戸新聞杯 9 4
2011 1 1 オルフェーヴル 神戸新聞杯 1 1
2 2 ウインバリアシオン 神戸新聞杯 2 2
3 3 トーセンラー セントライト記念 3 2
2010 1 7 ビッグウィーク 神戸新聞杯 5 3
2 1 ローズキングダム 神戸新聞杯 2 1
3 13 ビートフラック 1000万下 5 1

菊花賞と馬券の傾向

過去10年の集計より

人気と馬券

1番人気 5勝2着1回3着2回、連対率6割、複勝率8割

2番人気 0勝2着3回3着0回、連対率2割、複勝率2割

3番人気 2勝2着0回3着2回、連対率2割、複勝率4割

1番人気は5勝、連対率6割、複勝率8割と馬連でも信頼できる数字。よほどのことがない限り逆らうべきではなく、基本的に馬券に入れておく必要あり。一方2番人気は2着2回で連対率、複勝率共に2割と信用できません。3番人気は2勝も連対率2割、複勝率4割とこちらもイマイチの成績。

たとえ前走のトライアルレースで成績が悪かったとしても、春の実績馬はたたき台で使ったという認識が先に立ち人気上位になります。そのため実際は距離が合わなかったり、本調子でなかったりと馬券になり難い傾向です

逆に馬連で活躍するのが5~9番人気の馬。過去10年で7回も5~9番人気が馬連に絡んでいます。

過去10年で2桁人気が馬券に絡んだ年は3回で、馬連は1回のみ。3着に突っ込んできた2桁人気は前走2勝クラス(旧1000万下)を5番人気以内で勝ち上がっています。この頃の3歳が古馬混合2勝クラスを勝つのは3歳限定重賞勝ちに等しい内容なので注意が必要です。

前走と馬券

菊花賞はセントライト記念と神戸新聞杯の2レースがトライアルに指定されています。ただし、圧倒的に強いのが神戸新聞杯組。

セントライト記念 1勝2着3回3着1回 占有率16.7%

神戸新聞杯    7勝2着6回3着4回 占有率56.7%

神戸新聞杯組が如何に強いかが分かります。神戸新聞杯組で馬連に絡んだ馬は前走の人気に関係なく優先出走権を獲得した馬。菊花賞3着の神戸新聞杯組も全頭前走掲示板に載っているので、正直神戸新聞杯の1~3着馬は全部買いが正解。

一方、セントライト記念組で馬券になった5頭中4頭が前走の人気に関わらず1、2着馬。確率的に3着以下はほぼ無視していいレベルです。

その他では2勝クラスを勝ち上がって出走してきた馬が5頭でで、いずれも3着。そのためで穴として三連単や三連複に加えるとハマる可能性があります。

血統と馬券

ディープインパクト 3勝2着3回3着2回  占有率26.7%

ステイゴールド   2勝2着2回3着0回  占有率13.3%

サンデーサイレンス系で目立つのはディープインパクトステイゴールド。ちなみに2015年に1着だった種牡馬のブラックタイドはディープインパクトの全兄なので、馬券に絡んだ馬30%がディープインパクトの血と言えなくもありません。

ディープインパクトは京都向きでスライドが大きく効率の良い走りをする産駒が多いため、3000mの長丁場でもスタミナロスが少ないのが特徴。一方でステイゴールドはスタミナが豊富な産駒が多いので菊花賞で台頭します。

母の父は過去クラッシックディスタンス以上で活躍馬を送り出した種牡馬が多数。母の父にブライアンズタイム、ダンスインザダーク、トニービンのいずれかが入るとスタミナを伝えるので、父がステイヤーの種牡馬でなくても菊花賞で激走します。

菊花賞のレース及びコースの攻略法

菊花賞はコーナーを6つ回る京都芝外回り3000mAコースを使用。スタートはスタンド向こう側、バックストレッチにある登り坂の頂上付近から。スタートから最初のコーナーまで217mと短いですが、3000mという長丁場なのでテンから早くなることはほとんどありません。

最初のコーナーを回るとそれから最初の長い下り坂。京都コースを経験している利口な馬だとゴール前と勘違いして掛かる可能性があります。3000mは各馬初経験なのでスタミナを温存するため内ラチ沿いに進み、基本的に縦長の展開で淡々とレースが流れます。

レースが動くのは2回目の下り坂から。スタミナに自信がある先行馬はここからロングスパートをかけてきます。第4コーナーを過ぎるとゴールまで403mありますが、直線平坦でしかも芝の状態が良いので前はなかなか止まりません。

基本的に逃げ、先行が有利ですが、過去10年で逃げ切り勝ちは無く3着が1回のみ。

道中中盤辺あたりに控え、3・4コーナーで前に進出してゴール前直線までに7番手以内に押し上げ、そのまま下り坂の勢いで押し切るのが勝ちパターン。そのため瞬発力よりジリ脚でも長く良い脚が使えるスタミナ豊富な馬が有力です。

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