2021年第67回G2日経新春杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年日経新春杯の注目馬を分析!

日経新春杯の特徴

G2日経新春杯は本来であれば京都芝2400mで行われる4歳以上のハンデキャップ戦ですが、2021年は京都競馬改修工事に伴い第1回中京開催6日目に芝2200mで開催されます。

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走にも指定され、認定馬のみ2頭まで登録できます。

日経新春杯の優勝馬は豪州G1コーフィールドカップ(芝2400mハンデキャップ戦)の優先出走権が与えられます。

↓過去10年の日経新春杯予入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2021年日経新春杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ダイワキャグニー キングカメハメハ 牡7 内田博幸 社台ファーム
菊沢隆徳 (美浦) サンデーサイレンス 57.5kg 大城敬三
1 2 ロサグラウカ ルーラーシップ 牝6 荻野琢真 ノーザンファーム
尾関知人 (美浦) クロフネ 51kg サンデーレーシング
2 3 サトノソルタス ディープインパクト  牡6 池添謙一 ノーザンファーム
堀宣行(美浦) Petionville 55kg サトミホースカンパニー
2 4 サンレイポケット ジャンブルポケット 牡6 荻野極 様似共栄牧場
高橋義忠 (栗東) ワイルドラッシュ 55kg 永井啓弍
3 5 ミスマンマミーア ダニノギムレット 牝6 松若風馬 新生ファーム
寺島良 (栗東) サンデーサイレンス 52kg 吉田勝利
3 6 エアウィンザー キングカメハメハ 牡7 高田潤 社台ファーム
角居勝彦 (栗東) サンデーサイレンス 56kg ラッキーフィールド
4 7 バレリオ ステイゴールド 牡6 和田竜二 白老ファーム
相沢郁 (美浦) クロフネ 55kg サンデーレーシング
4 8 サトノインプレッサ ディープインパクト 牡4 坂井瑠星 社台ファーム
矢作芳人 (栗東) Sahm 56kg サトミホースカンパニー
5 9 ヴェロックス  ジャステウェイ 牡5 川田将雅 ノーザンファーム
中内田充 (栗東) Monsun 57kg 金子真人H
5 10 アドマイヤビルゴ ディープインパクト 牡4 武豊 ノーザンファーム
友道康夫 (栗東) Elusive City 56kg 近藤旬子
6 11 クラージュゲリエ キングカメハメハ 牡5 福永祐一 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) タニノギムレット 56kg キャロットファーム
6 12 ワセダインブルー ハービンジャー  牡6 大野拓弥 社台ファーム
池上昌和 (美浦) アグネスタキオン 54kg 大冨智弘
7 13 レイホーロマンス ハービンジャー  牝8 高倉稜 辻牧場
橋田 満(栗東) サンデーサイレンス 51kg 永井啓弍
7 14 ショウリュウイクゾ オルフェーヴル 牡5 団野大成 ノーザンファーム
佐々木晶 (栗東) キングカメハメハ 53kg 上田芳枝
8 15 レクセランス ディープインパクト 牡4 西村淳也 ノーザンファーム
池添学 (栗東) Champs Elysees 54kg シルクレーシング
8 16 ミスディレクション   ミスキャスト 騙7 太宰啓介 ノースヒルズ
武幸四郎 (栗東) Sky Classic 54kg ノースヒルズ

勝ち馬予想に役立つ!日経新春杯の注目馬分析

アドマイヤビルゴ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
イルーシヴウェーヴ Elusive City  Elusive City 
Star of Paris 
Multicolour Wave  Rainbow Quest 
Echoes 

アドマイヤビルゴは5戦4勝6億円の高馬で新馬戦当初から皐月賞を使わずダービーに絞ったローテーションが組まれていましたが、必勝を期した京都新聞杯でまさかの4着。秋は菊花賞に向かわず、前走リステッドクラスの阪神芝2000mを1分58秒8、上りはメンバー中最速の34.7秒の好時計勝ちしています。

アドマイヤビルゴの父はディープインパクト母イルーシヴウェーヴはアイルランド産で仏国1000ギニーをはじめマイル重賞3勝の活躍馬。アドマイヤビルゴの一つ上の全兄に京都新聞杯3着のサトノソロモンがいます。

アドマイヤビルゴの母系はマイラーですが前々走の3勝クラスで中京芝2200mを経験しており、小柄な馬体なので血の影響力は父ディープインパクトの方か。

アドマイヤビルゴは重賞勝ちがないにも関わらず、3歳で毎日杯を勝ちダービー4着のサトノインプレッサや前走2kg差で0.1秒差だったクラージュゲリエと同斤量は戦績からやや見込まれた感じ。

アドマイヤビルゴの陣営は大阪杯への通過点とみており、ゆったりしたローテーションの休み明け3戦目で計画通り。仕上げに抜かりはないと思われ勝ち負け。

ヴェロックス

ジャスタウェイ ハーツクライ サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
シビル Wild Again
Wild Again
セルキス Monsun Konigsstuhl
Mosella
chwarzach Grand Lodge
Schwarzmeer

ヴェロックスはこれまで12戦3勝2着2回3着3回3歳時はリステッドクラスを連勝後にクラッシックを期待さましたが、皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞3着と今一歩届かずの結果。明けて重賞初勝利を狙ったメンバー手薄の小倉大賞典でまさかの9着惨敗で長期休養入り。

ヴェロックスの父はジャスタウェイ。母セルキスはモンズーン産駒の独国産で独国芝2000mG2の勝ち馬。5代先までクロスが無いアウトブリードで、3歳時に見せた強力な末脚からも影響力は父ジャスタウェイか。

前走10カ月ぶりの中京新聞杯で重賞未勝利にも関わらずトップハンデノ57kgを背負い1番人気。33.9秒の上がりを繰り出し末脚は相変わらず強力ですが、優勝馬に0.2秒差3着と一応の結果もメンバーを考えれば物足りない印象。相変わらず勝ち切れません。

今回も前回と同じ57kg。叩き2戦目で上昇が見込まれます勝ち切れない性格も馬券になる確率は高いので馬券は押される必要があるでしょう。

サンレイポケット

ジャングルポケット トニービン カンパラ
Severn Bridge 
ダンスチャーマー Nureyev 
Skillful Joy 
アドマイヤパンチ ワイロドラッシュ Wild Again
Rose Park
ロイヤルカード サンデーサイレンス
アドマイヤラピス

サンレイポケットは15戦4勝2着3回3着3回重賞勝ちはありませんが、昨年の新潟記念と毎日王冠で共に3着前走アルゼンチン共和国杯では2番人気押されましたが、優勝馬オーソリティに0.4秒離され6着に沈んでいます。

サイレントポケットの父はダービーとジャパンカップを制したジャングルポケット。母アヂマイヤパンチは未勝利馬。母の半弟に日経新春杯と日経賞を勝ったアドマイヤデウスがいます。母系はステイヤーズステークス2着のアドマイヤラピスを祖としておりスタミナ豊富。

15戦中13戦でメンバー中上がり3番手以内と末脚は安定。中京コースは2戦2勝、同じコース形態の東京・新潟で5戦2着1回1勝2着3各2回と前走のアルゼンチン共和国杯以外は成績が安定しています。結果を出した毎日王冠より1kg軽い55kgも魅力。

サンレイポケット父ジャングルポケット産駒は2014年以降重賞勝ち馬を輩出しておらず、京都金杯で優勝が期待された同じジャングルポケット産駒のピースワンパラディも2着と父の勝気な性格の遺伝力が低下しています。連下で。

クラージュゲリエ

キングカメハメハ Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
ジュモー タニノギムレット ブライアンズタイム
タニノクリスタル
ビスクドール サンデーサイレンス
フェアリードール

クラージュゲリエは8戦2勝2着1回3着2回。ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスを優勝し、皐月賞で5着、ダービーで6着しています。その後は長期休養に入り、昨年のリミテドクラスのカシオペアステークスで復帰も10着に敗退。続く前走のアンドロメダステークスでアドマイヤビルゴに2着しています。

クラージュゲリエの父はキングカメハメハ。母ジュモーはタニノギムレット産駒でダートの1700m戦を3勝。クラージュゲリエの半兄にハービンジャー産駒のプフォフェットが京成杯を優勝ワークフォース産駒のカフジバッカスが地方の名古屋で11勝を挙げています。

前走のカシオペアステークスでアドマイヤビルゴと差は2kgで0.1秒差。今回は同斤量なので計算通りならアドマイヤビルゴに0.3秒差を付けて逆転できます。今回は長期休養明けから叩き3戦目で上昇が見込めます。対抗。

サトノインプレサ

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
サプレザ Sahm  Mr. Prospector 
Salsabil 
Sorpresa  Pleasant Tap 
Dubiously 

サトノインプレッサは7戦3勝3歳時に3連勝で毎日杯を勝ち上がりNHKマイルカップでは3番人気に押されましたが13着に敗退。押っ取り刀で参戦したダービーでは9番人気の低評価を覆し4着しています。

秋は毎日王冠で2番人気に押されるも優勝馬に1.7秒離され10着のブービー。中2周で菊花賞に臨みコントレイルに2.3秒差の12着になるなど、チグハグな使われ方をしています。

サトノインプレサの父はディープインパクト母サプレザは英国芝1800mG1サンチャリオットステークスを3連覇した名牝で、日本のマイルチャンピオンシップでも3着2回の実績。全兄のルーズベルトゲームは1勝しか挙げられず引退しています。

母系から考えれば菊花賞は明らかに長すぎ。後方一気の馬なので、2400mダービーで4着できたのは展開が向いたため。血統から適距離は恐らく1600~2000m。また近走の成績にも関わらず重賞勝ちがあるため56kgは見込まれた感じ。今回は見送り。

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コメント

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