2021年第64回G2阪神牝馬ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2021年阪神牝馬ステークスの注目馬を分析!

阪神牝馬ステークスの特徴

G2阪神牝馬ステークスは第2回阪神開催5日目に行われる4歳以上牝馬限定芝1600mの別定戦です。負担重量は54kg。過去の重賞勝利実績により負担重量が加算されます。加算条件は以下の通り。

2kg増・・・過去1年内のG1勝利馬2kg増、

1kg増・・・過去1年内のG2勝利馬および1年以上前にG1を勝利した馬(2歳時除く)

国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。

地方所属馬のヴィクトリアマイルへのステップレースに指定されており、同レース出走候補馬のみ3頭まで出走登録が可能です。また阪神牝馬ステークスで2着以内に入った地方馬はヴィクトリアマイルへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年の阪神牝馬ステークス入賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2021年阪神牝馬ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 ドナウデルタ  ロードカナロア 牝5 和田竜二 ノーザンファーム
石坂正 (栗東) ドナウブルー 54kg サンデーレーシング
2 2 ギルデッドミラー オルフェーヴル 牝4 池添謙一 ノーザンファーム
松永幹夫 (栗東) Tiznow 54kg シルクレーシング
3 3 ブランノワール  ロードカナロア 牝5 団野大成 ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) シングスピール 54kg シルクレーシング
4 4 マジックキャッスル ディープインパクト 牝4 大野拓弥 社台ファーム
国枝栄 (美浦) シンボリクリスエス 54kg 社台レースホース
5 5 メジェールスー ロードカナロア 牝6 藤岡康太 藤原牧場
藤原英昭 (栗東) フジキセキ 54kg 太田珠々子
5 6 メイショウグロッケ メイショウサムソン  牝7 浜中俊 まるとみ冨岡牧場
荒川義之(栗東) マンハッタンカフェ 54kg 松本好隆
6 7 イベリス ロードカナロア 牝5 酒井学 前田幸治
角田晃一 (栗東) ボストンハーバー 54kg 土居牧場
6 8 リアアメリア ディープインパクト 牝4 福永祐一 ノーザンファーム
中内田充 (栗東) Rockport Harbor 55kg シルクレーシング
7 9 ロフティフレーズ   ロードカナロア 牝6 幸英明 笠松牧場
上原博之 (美浦) ディープインパクト 54kg 水上ふじ子
7 10 デゼル ディープインパクト 牝4 川田将雅 社台ファーム
友道康夫 (栗東) Le Havre 54kg 社台レースホース
8 11 プールヴィル Le Havre 牝5 三浦皇成 社台ファーム
庄野靖志 (栗東) Kendargent 54kg 吉田照哉
8 12 エーポス ジャスタウェイ 牝4 岩田康誠 フジワラファーム
北出成人(栗東) Smart Strike 55kg フジワラ・ファーム

勝ち馬予想に役立つ!阪神牝馬ステークスの注目馬分析

マジックキャッスル

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ウインドインハーヘア Alzao 
Burghclere 
ソーマジック シンボリクエスエス Kris S. 
Tee Kay 
スーア  Fairy King 
Bold Starlet 

マジックキャッスルはこれまで9戦2勝で、前走愛知杯で初重賞勝ち前々走の秋華賞でも2着し、これまで重賞は7戦1勝2着3回で、掲示板を外したのは桜花賞のみという堅実派。

マジックキャッスルの父はディープインパクト母ソーマジックはシンボリクリスエス産駒で桜花賞3着の4勝馬。マジックキャッスルの半兄にステイゴールド産駒でエプソムカップ2着、計7勝を挙げ現役のソーグリッタリングがいます。

どろんこ馬場だった桜花賞以外はメンバー中上り3番手以内としまいは堅実。前走馬体が12kg増でも優勝したように、ここにきて馬体が成長しています。ゆったりしたローテーションも好感が持て、堅実な走りからも馬券内。

イベリス

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
セレブラール ボストンハーバー Capote
Harbor Springs
モンローウォーク Sir Tristram
Amarissa

イベリスは前走京都牝馬ステークスを優勝馬3歳時にアーリントンカップを優勝し、重賞2勝目。これまで18戦4勝3着3回で、1200~1600mを主戦場としている快速馬。

イベリスの父はロードカナロア。ボストンハーバー産駒の母セレブラールは短距離の3勝馬。イベリスの半姉にサクラバクシンオー産駒で短距離重賞を5勝したベルカントがいます。

イベリスの場合父がロードカナロアなので姉より距離の融通が利くものの、母の父が一本調子の短距離馬ボストンハーバーなのでスピードで押し切るタイプ。そのため緩急のあるレースでは惨敗傾向前走は逃げてはまった感じで、今回は前走よりメンバーが強力。マークもきつくなるため今回は見送り。

デゼル

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
アヴニールセルタン Le Havre  Noverre 
Marie Rheinberg 
Puggy  Mark of Esteem 
Jakarta 

デゼルはこれまで6戦3勝3歳時に2戦2勝でオークストライアルのスイトピーステークス勝ちオークスでは2番人気に押され、後方から33.8秒の上りを繰り出すもののほぼ同じ位置にいた優勝馬デアリングタクトに33.1秒の上りを繰り出され0.7秒差の11着に敗退しています。

デゼルの父はディープインパクト母アヴニールセタンは仏国1000ギニーと仏オークスのクラシック2冠馬という良血。母の父ルアーブルは仏国芝2100mG1ジョッケクルブ賞勝ちも、主戦は芝1600mなので、血統的には本来マイラー

前々走中山芝2200mの3勝クラスを1番人気で0.1秒差3着、距離を短縮した東京芝1800mで1分45秒4の速い時計で34.4秒の上りを繰り出し0.2秒差を付けて勝っていることからも、本来の距離適性はマイル近辺と見るのが妥当。

年明けから馬体を10kg増やしパワーアップも見込めます。血統面ではメンバー中随一の存在。良馬場で芝の外目を通れれば勝ち負け。

リリアメリア

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere 
リアアントニア Rockport Harbor Unbridled’s Song 
Regal Miss Copelan 
Beer Baroness Mr. Greeley 
Lavish Numbers 

リアアメリアは昨年のローズステークスの優勝馬2歳時にもアルテミスステークスを優勝し、オークスでも4着している実力の持ち主。ただし戦績は9戦3勝勝つか負けるかと成績は極端

リアアメリアの父はディープインパクト母リアアントニアは米国ブリダーッズカップ・ジュベナイルフィリーズの優勝馬。ミスタープロスペクターの3×5の濃いクロスを持っており、スピードが勝った配合でマイラータイプ。

リアアメリアの3勝は東京と中京と直線が長く馬場が良い時期のコースディープインパクト産駒らしく重や時計のかかる馬場は苦手。今回の阪神は連続開催で馬場が荒れており、この馬には不得手な状態。今回は見送りが妥当。

ギルテッドミラー

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
タイタンクイーン Tiznow  Cee’s Tizzy 
Cee’s Song 
Ensnare  Seeking the Gold 
トラップパス 

ギルテッドミラーはこれまで11戦2勝2着3回3着2回3歳時に牡馬相手のアーリントンカップで2着、NHKマイルカップでも3着し、前走京都牝馬ステークスで3歳春以来久々の重賞2着。

ギルテッドミラーの父はオルフェーヴル。母タイタンクイーンは米国産の未勝利馬。母の父はブリダーズカップを連覇したティズナウ。ギルテッドミラーの半兄に鳴尾記念勝ちで全7勝を挙げたストロングタイタンがいます。

父がオルフェーヴルなのでパワーがあり、稍重、重でも馬券になっているように荒れた馬場も苦にしません。連続開催で例年より荒れている今の阪神の馬場もこの馬に味方します。連下で。

↓ここをクリックすると他の重賞の【データ】【注目出走馬分析】を検索できます。↓

 

コメント

  1. […] GⅡ阪神牝馬S […]

タイトルとURLをコピーしました