2022年第71回G3中山金杯予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年中山金杯の注目馬を分析!

中山金杯の特徴

G3中山金杯は第1回中山開催初日に行われる4歳以上芝2000mで行われるハンデキャップ戦です。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は認定馬のみ2頭まで登録できます。

JRAのレースは通常週末の土日に開催されますが、金杯は基本的に1月5日に開催されます。そのため調教日程を調整する必要があり、当日の馬の仕上げ具合が成績を左右します。

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2022年中山金杯出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 オウケンムーン オウケンブルースリ 牡7 菅原明良 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) エリシオ 56kg 福井明
1 2 タガノディアマンテ オルフェーヴル 牡6 津村明秀 新冠タガノファーム
鮫島一歩 (栗東) キングカメハメハ 56kg  鮫島一歩 (栗東)
2 3 コスモカレンドゥラ  ノヴェリスト 牡6 柴田大和 ビッグレッドファーム
田中博康 (美浦) アグネスタキオン 54kg ビッグレッドファーム
2 4 ヒートオンビート キングカメハメハ 牡5 横山武史 社台ファーム
友道康夫 (栗東)  ディープインパクト 56kg 社台レースホース
3 5 アドマイヤアルバ ハーツクライ 騙7 吉田豊 ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) Bernstein 53kg 近藤旬子
3 6 ヴィクティファルス ハーツクライ 牡4 池添謙一 ノーザンファーム
池添学 (栗東) Galileo 56kg G1レーシング
4 7 トーセンスーリヤ ローエングリン 牡7 横山和生 エスティファーム
小野次郎 (美浦) デュランダル 57.5kg 島川隆哉
4 8 レッドガラン ロードカナロア  牡7 斎藤新 社台ファーム
安田隆行 (栗東) シンボリクリスエス 56kg 東京ホースレーシング
5 9 ロザムール  ローズキングダム 牝6 北村宏司 静内坂本牧場
上原博之 (美浦) Caerleon 53kg 栗山良子
5 10 ブレステイキング ディープインパクト 牡7 丸山元気 ノーザンファーム
堀宣行 (美浦) Medicean 54kg サンデーレーシング
6 11 シャムロックヒル キズナ 牝5 団野大成 社台ファーム
佐々木晶 (栗東) Tapit 52kg 社台レースホース
6 12 サトノクロニクル ハーツクライ 牡8 内田博幸 ノーザンファーム
池江泰寿 (栗東) Intikhab 56kg サトミホースカンパニー
7 13 アトミックフォース ワークフォース 牡6 戸崎圭太 ノーザンファーム
武藤善則 (美浦) フジキセキ 55kg 吉田千津
7 14 ジェットモーション ハーツクライ 騙6 田辺裕信 ノーザンファーム
藤岡健一 (栗東) シンボリクリスエス 54kg G1レーシング
8 15 アールスター  ロードカナロア 牡7 長岡禎仁 若林牧場
杉山晴紀 (栗東) サッカーボーイ 56kg KRジャパン
8 16 ウインイクシード マンハッタンカフェ 牡8 松岡正海 コスモヴューファーム
鈴木伸尋 (美浦) ボストンハーバー 56kg ウィン
8 17 スカーフェイス ハーツクライ 牡6 石橋脩 グランド牧場
橋田満 (栗東) クロフネ 54kg グランド牧場

勝ち馬予想に役立つ中山金杯の注目馬分析

ステラヴェローチェ

パゴ Nashwan Blushing Groom
Height of Fashion
Moonlight’s Box Nureyev
Coup de Genie 
オーマイベイビー ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
オールザウェイベイビー Grand Slam
Lustily

ステラヴェローチェは昨年の神戸新聞杯の優勝馬。これまで9戦3勝2着1回3着2回2歳時にサウジアラビアロイヤルカップを制し、朝日フューチュリティステークスでは2着。昨年は牡馬クラシック三冠路線で皐月賞、ダービーで3着、菊花賞4着とG1出走機会全てで掲示板を確保

ストラヴェローチェの父は欧州で中長距離を中心にG1を5勝したパゴ。ディープインパクト産駒の母オーマイベイビーは未勝利馬。母の半兄は朝日フューチュリティステークス馬のゴスホークケン。

前走の有馬記念では優勝馬エウフォーリアから0.3秒差の4着。エフフォーリアと共にメンバー中上り最速なので位置取りの差。また9戦全てでメンバー中上り3番手以内であり、さらにここ4戦連続でメンバー中上り最速と末脚は堅実です。

今回はほぼ連闘の上、明け4歳で57kg。トップハンデは7歳馬のトーセンスーリヤですが、実質上トップハンデを背負います。前走に比べメンバーがかなり手薄も、強敵相手の疲労が蓄積していないかがカギ。調教で引き続き調子が良く、出走して来れば勝ち負け。

ヒートオンビート

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
マルセリーナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
マルバイユ Marju
Nenuphar 

ヒートオンビートはこれまで16戦4勝2着7回3着1回今年の春にオープン入りし、目黒記念で2着前走のチャレンジカップでも2着に入り、重賞勝利まであと一歩の存在。

ヒートオンビートの父はキングカメハメハディープインパクト産駒の母マルセリーナは桜花賞馬。ヒートオンビートの半兄にノヴェリスト産駒のラストドラフトが京成杯勝ち、アルゼンチン共和国杯でも2着に入っているように、父の影響を受けやすい母系です。

ハンデは前走と同じ56kgで据え置き。チャレンジカップからの転戦組は馬券になる確率が高いものの、過去10年でキングカメハメハ産駒は1勝2着1回3着1回と大種牡馬の割にあまり相性が良くありません。また父キングカメハメハ×母の父ディープインパクトの重賞勝利は1頭のみと底力に欠けます

連下で。

ヴィクティファルス

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
ヴィルジニア Galileo Sadler’s Wells
アーバンシー
シルヴァースカヤ Silver Hawk
Boubskaia

ヴィクティファルスは昨年のスプリングステークの優勝馬。これまで7戦2勝2着1回共同通信杯ではエフフォーリアの2着に入っています。クラシック三冠全てに参戦するも、全て着外と精彩を欠いています。

ヴィクティファルスの父はハーツクライ。ガリレオ産駒の母ヴィルジニアは芝マイルの2勝馬。母の全兄セルビアは米2400mハンデキャップG1を優勝しています。母系も父系もクラシックディスタンス以上で走る馬で固められており、やや重めの配合です。

セントライト記念では5着に入るものの、菊花賞では優勝馬タイトルホルダーから1.5秒も離され10着敗退。春から馬体重が変わっておらず、早熟だった可能性があります。スプリングステーク勝ちがあるとはいえ、スライド走法が多いハーツクライ産駒は直線の短い中山は不利今回は見送り。

トーセンスーリヤ

ローエングリン シングスピール In the Wings
Glorious Song
カーリング Garde Royale
Corraleja
トーセンガラシャ デュランダル サンデーサイレンス
サワヤカプリンセス
フェリアード ステートリードン
ユキグニ

トーセンスーリヤは芝2000mのG3を2勝。これまで36戦6勝2着8回3着4回一昨年春に新潟大賞典を優勝後、重賞路線を歩み前走の天皇賞秋で15着に終わるまで全てのレースで8位入線を果たしています。

トーセンスーリヤの父はマイルG2勝ち4勝のローエングリン。デュランダル産駒の母トーセンガラシャは未勝利馬。母の半姉に阪神ジュベナイルフィリーズ勝ちでエリザベス女王杯2着のテイアムプリキュア半兄に障害重賞3勝のテイエムハリアー

G3は4戦して2勝2着1回で掲示板を外しておらず、このクラスでは実力上位。57.5kgのトップハンデも、前々走の新潟記念で同斤量を背負って0.1秒差2着に入っているので問題ありません。

ただし好走しているのは芝の状態が良い馬場。開催が進んで荒れた中山だと持ち味が活かせない可能性があります。抑えまで。

ヒンドゥタイムズ  

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili 
Penang Pearl Bering
Guapa 
マハーバーラタ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
マハーブ Nureyev 
Personal Business 

ヒンドゥタイムズはこれまで15戦5勝2着2回3着3回重賞は京成杯と一昨年のチャレンジカップで3着の成績。昨年3月にリステッドクラスを勝っており、次走の鳴尾記念で2番人気に推されるも11着に敗退。半年の休養を挟み、前走中京新聞杯を叩いての参戦です。

ヒンドゥタイムズの父はハービンジャー。ディープインパクト産駒の母マハーバーラタはディープインパクト産駒ですが、ダートで1勝したのみ。近親活躍馬はいません。血統内にノーザンダンサーの5×3の濃いクロスを持っています。

父が中山金杯と相性が良いノーザンダンサー系。熱さに弱く、逆に冬の寒い時期が走る馬ハンデは前走と据え置きなので、叩き2戦目の上昇分でどれだけ善戦できるかがカギ。連下で。

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