2022年第39回G2東海ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年東海ステークスの注目馬を分析!

東海ステークスの特徴

G2東海ステークスは第1回中京開催8日目に行われる4歳以上ダート1800mの別定戦です。負担重量は4歳牡・騙馬55kg、同牝馬53kg、4歳以上牡・騙馬56kg、同牝馬54kg。過去の重賞勝利実績により負担重量が加算されます。加算重量は以下の通り。

2kg増=1年以内に牝馬限定を除くG1勝利馬

1kg増=1年以内に牝馬限定G1及び牝馬限定を除くG2勝利馬、1年以前に牝馬限定及び2歳G1を除くG1勝利馬

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。また地方交流競走に指定され、地方所属馬は4頭まで出走登録できます。

なお東海ステークス優勝馬はフェブラリーステークスへの優先出走権が与えられます。

↓過去10年の東海ステークス賞馬のデータを見たい方はこちら↓

2022年東海ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 スマッシャー マジェスティックウォリアー 牡4 坂井瑠星 宮内牧場
吉岡辰弥 (栗東) キングカメハメハ 56kg ヒダカ・ブリーダーズ・U
1 2 グレートタイム キングカメハメハ 牡7 岩田望来 社台ファーム
藤原英昭 (栗東) フジキセキ 56kg 金子真人H
2 3 アイオライト ローレルゲレイロ 牡5 菱田裕二 南部功
武藤善則 (美浦) オペラハウス 56kg 田頭勇貴
2 4 テゥードヴァン デグラレーションオブウォー 牡5 松山弘平 下河辺牧場
加藤征弘 (美浦) Tapit 55kg スリーエイチレーシング
3 5 スワーヴアラミス ハーツクライ 牡7 松田大作 白老ファーム
須貝尚介 (栗東) Sligo Bay 56kg NICKS
3 6 ミヤジコクオウ ヴィクトワールピサ 牡5 武豊 WingFarm
川村禎彦 (栗東) ブライアンズタイム 56kg 曽我司
4 7 ハヤヤッコ キングカメハメハ 牡5 池添謙一 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) クロフネ 56kg 金子真人H
4 8 カデナ ディープインパクト 牡8 和田竜二 グランド牧場
中竹和也 (栗東) フレンチデピュティ 56kg 前田幸治
5 9 ケンシンコウ パイロ 牡4 丸山元気 静内山田牧場
小西一男 (美浦) クリプティックラスカル 56kg 天野克彦
5 10 ゲンパチルシファー トゥザグローリー 牡6 川島信二 カナイシスタッド
佐々木晶 (栗東) クロフネ 56kg 平野武志
6 11 オーヴェルニュ  スマートファルコン 牡6 団野大成 明治牧場
西村真幸 (栗東) タニノギムレット 57kg 杉山忠国
6 12 イッツクール  アルデバランII 牡6 酒井学 JRA日高育成牧場
武英智 (栗東) エンパイアメーカー 56kg 久木田隆
7 13 ブルベアイリーデ キンシャサノキセキ 牡6 M.デムーロ フクオカファーム
杉山晴紀 (栗東) ストーミングホーム 56kg ブルアンドベア
7 14 シャイニービーム カンパニー 牡10 加藤祥太 雅牧場
羽月友彦 (栗東) サンデーサイレンス 56kg 小林昌志
8 15 サンライズホープ マジェスティックウォリアー 牡5 幸英明 ヤナガワ牧場
羽月友彦 (栗東) スペシャルウィーク 56kg 松岡隆雄
8 16 プリティーチャンス シンボリクリスエス 牝5 柴山雄一 藤原牧場
野中賢二 (栗東) サンデーサイレンス 54kg 廣崎利洋HD

勝ち馬予想に役立つ!東海ステークスの注目馬分析

オーヴェルニュ

スマートファルコン ゴールドアリュール サンデーサイレンス
ニキーヤ
ケイシュウハーブ ミシシッピアン
キョウエイシラユキ
ギュイエンヌ タニノギムレット ブライアンズタイム
タニノクリスタル
スギノトヨヒメ フジキセキ
トヨマル

オーヴェルニュは昨年の東海ステークスの優勝馬。これまで24戦8勝2着3回重賞は他に平安ステークス勝ちがあります。

オーヴェルニュの父は地方ダート重賞を19勝したスマートファルコン。タニノギムレット産駒の母オーヴェルニュの母ギュイエンヌはダート短距離の3勝馬。オーヴェルニュの半兄に地方で14勝を挙げたスニッツェル産駒のバズーカがいます。

前走チャンピオンズカップでは5番人気で6着。ただし、優勝馬から1.4秒も離されて、2着とも0.4秒差の第3グループ。今回は1年以内にG2勝ちがあるためトップハンデ57kgを背負います。ただし優勝した平安ステークスでトップハンデの58kgを克服し、ハンデは問題ありません。

今回は叩き3戦目中京ダート1800~1900mは5戦4勝と得意前走に比べると相手関係が楽な今回は勝ち負け。

サンライズホープ

マジェスティックウォリアー  A.P. Indy Seattle Slew
Weekend Surprise
Dream Supreme Seeking the Gold
Spinning Round
オーパスクイーン スペシャルウィーク サンデーサイレンス
キャンペンガール
オーパスワン Theatrical
ティルティング

サンライズホープは昨年中京で行われたシリウスステークスの優勝馬。これまで15戦6勝2着2回前走チャンピオンズカップでは前走勝利が買われ6番人気でしたが、優勝馬から2.9秒も離されブービー負け。

サンライズホープの父はAPインディ系のマジェスティックウォリアー、同馬の産駒はほぼダート馬で1600~1800mを中心に活躍。スペシャルウィーク産駒の母オーパスクイーンはダートマイルの3勝馬。母の半兄に小倉大賞典勝ちのサンライズベガがいます。

サンライズホープは血統内に米三冠馬のシアトルスルーの3×4の濃いクロスを持っており、やはりダート色が強い血統。中京コースは4戦2勝2着1回と得意。前走に比べればメンバーが楽です。

ただしチャンピオンズカップのレース後のコメントでは完全に力負けで、展開次第で2着はあったとコメントしているオーヴェルニュ陣営に比べると見劣りします。抑えまで。

ブルベアイリーデ

キンシャサノキセキ フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
ケルトシャーン Pleasant Colony 
Featherhill 
シルクシンフォニー ストーミングホーム Machiavellian
Try to Catch Me
クイーンオブタイム ブライアンズタイム
ロイヤルシルキー

ブルベアイリーデはこれまで31戦6勝2着5回3着2回重賞勝ちはありませんが、昨年のシリウスステークで3着、前走の武蔵野ステークスで4着しています。

ブルベアイリーデの父は高松宮記念連覇のキンシャサノキセキ。母シルクシンフォニーはダートの4勝馬。近親に活躍馬はおらず、大抵が地方馬なので馬場適性は母系から。

リステッドクラス勝ちがあるものの、重賞では1歩届かずレパードステークスでは同世代のハヤヤッコに負け昨年のシリウスステークスではサンライズホープに0.4秒差を付けられていますサンライズホープと斤量差は縮まりますが、計算上逆転できません

今回はG2戦なので前走よりもメンバーが強力。また東海ステークスで前走G1以外からの重賞組の成績は振いません。今回は見送り。

ハヤヤッコ

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
マシュマロ クロフネ フレンチデピュティ
ブルーアヴェニュー 
シラユキ サンデーサイレンス
ウェイブウインド 

ハヤヤッコは2019年のレパードステークスの優勝馬の白毛馬。これまでダート1800mを中心に使われ25戦5勝2着4回3着3回。スタミナ豊富で昨年東京ダート2100mオープンを勝利しています。

ハヤヤッコの父はキングカメハメハ。母マシュマロは白毛馬で2勝。母の全姉に地方重賞を3勝した白毛馬のユキチャンがいます。また近親に阪神ジュベナイルフィリーズ・桜花賞優勝のソダシ、重賞3勝のメイケイエールがいるように母系も底力があります。

ダートの追い込み馬で、好走しているのは直線が長い東京、新潟と、急坂で前が止まる中山と成績に偏りがあります。また長距離志向なのでJRAでは出走できるレースが限られ、常に重いハンデを背負わされているのが現状。

前走もリステッドクラスもトップハンデ59kg、他馬とは2kg以上も重いハンデを背負わされ9着に敗れています。今回は56kgなので近走から比べれば裸同然現状、ダート1800mも距離不足ですが、直線が長い中京なら追い込めるか。連下で。

サルサディオーネ

ゴールドアリュール サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ニキーヤ Nureyev 
Reluctant Guest 
サルサクイーン リンドシェーバー Alydar
ベーシイド
シーサイドエンゼル ジャッジアンジェルーチ
シャダイハマナス

サルサディオーネは大井所属の牝馬で、2020年NARグランプリ4歳以上最優秀牝馬これまで45戦11勝2着7回3着3回、地方重賞3勝の女傑で、3走前の船橋G2日本テレビ盃ではG1勝ちがあるJRA所属のダノンファラオを退け優勝しています。

サルサディオーネの父はゴールドアリュール。リンドシェーバー産駒の母サルサクイーンは地方の2勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。

サルサディオーネの戦法は逃げ。中央所属時代はゴール前直線が長い新潟や東京でも馬券に絡んでいるように先行力があります。ただし、今回はG1にも出走する中央のダート重賞常連組が相手で、目標にされる可能性が大。東海ステークスでは高齢馬は比較的活躍傾向も、今回は抑えまで。

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コメント

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