2022年第19回G3福島牝馬ステークス予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年中山牝馬ステークスの注目馬を分析!

福島牝馬ステークスの特徴

G3福島牝馬ステークスは福島第1回開催5日目に行われる4歳以上牝馬限定の芝1800mの別定戦です。負担重量は54kg。獲得本賞金3000万円超えの日本馬は本賞金が2000万円を超えるごとに負担重量が1kgずつ加算されます。

国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。外国馬はG1勝利馬5kg増、G2勝利馬3kg増、G2勝利馬1kg増。

地方所属馬はヴィクトリアマイル出走候補馬3頭まで出走登録が可能です。

ヴィクトリアマイルのトライアルレースに位置付けられ、JRA所属は1着まで、地方所属馬は2着までにヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられます。

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2022年福島牝馬ステークス出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 シャーレイポピー ミッキーアイル 牝4 鮫島克駿 ノーザンファーム
石坂公一 (栗東) キングカメハメハ 54kg キャロットファーム
1 2 クリノプレミアム オルフェーヴル 牝5 松岡正海 栗本博晴
伊藤伸一 (美浦) Giant’s Causeway 54kg 吉田ファーム
2 3 フェアリーポルカ ルーラーシップ  牝6 三浦皇成 ノーザンファーム
西村真幸(栗東) アグネスタキオン 55kg 山本剛士
2 4 アナザーリリック リオンディーズ 牝4 津村明秀 ノーザンファーム
林徹 (美浦) サクラバクシンオー 54kg シルクレーシング
3 5 ジュランビル キンシャサノキセキ 牝6 松若風馬 松浦牧場
寺島良 (栗東) Deputy Minister 54kg 村上稔
3 6 スライリー オルフェーヴル 牝4 石川裕紀人 白井牧場
相沢郁 (美浦) ディープインパクト 54kg ヒダカ・ブリーダーズ・U
4 7 ハギノリュクス ルーラーシップ  牝5 菱田裕二 ノースヒルズ
高野友和 (栗東) アグネスタキオン 54kg 日隈良江
4 8 サトノダムゼル ディープインパクト 牝6 丸山元気 社台ファーム
堀宣行 (美浦) Acatenango 54kg サトミホースカンパニー
5 9 シンハリング ダイワメジャー 牝5 西村淳也 ノーザンファーム
国枝栄 (美浦) ウォーエンブレム 54kg DMMドリームクラブ
5 10 サンクテュエール ディープインパクト 牝5 荻野極 ノーザンファーム
藤沢和雄 (美浦) Canadian Frontier 54kg キャロットファーム
6 11 ホウオウエミーズ ロードカナロア 牝5 丸田恭介 社台ファーム
 池上昌和 (美浦) アグネスタキオン 54kg 小笹芳央
6 12 アブレイズ キズナ 牝5 菅原明良 ノースヒルズ
池江泰寿 (栗東) ジャングルポケット 54kg 前田幸貴
7 13 エヴァーガーデン アイルハヴアナザー 牝5 丹内祐次 コスモヴューファーム
深山雅史 (美浦) ゴールドヘイロー 54kg コスモヴューファーム
7 14 ロザムール  ローズキングダム 牝6 武藤雅 静内坂本牧場
上原博之 (美浦)  Caerleon 54kg 栗山良子
8 15 ルビーカサブランカ キングカメハメハ 牝5 武豊 ノーザンファーム
須貝尚介 (栗東) ダンスインザダーク 54kg 金子真人H
8 16 キタイ ダンカーク 牝6 古川吉洋 谷川牧場
杉浦宏昭 (美浦) バブルガムフェロー 54kg 西村憲人

勝ち馬予想に役立つ!福島牝馬ステークスの注目馬分析

ルビーカサブランカ

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector 
Miesque 
マンファス ラストタイクーン 
Pilot Bird 
ムードインディゴ ダンスインザダーク サンデーサイレンス
ダンシングキイ
リープフォージョイ Sharpo 
Humble Pie 

ルビーカサブランカは今年の愛知杯の優勝馬。これまで21戦5勝2着4回3着5回前走中山牝馬ステークスでは2番人気6着。ただし、優勝馬とは0.2秒差、2~6着まで0.1秒差に5頭がひしめく混戦で、上りは優勝馬と同じなので位置取りの差。

ルビーカサブランカの父はキングカメハメハダンスインザダーク産駒の母ムードインディゴは府中牝馬ステークスの勝馬で秋華賞でも2着の実績ルビーカサブランカの全兄に阪神大賞典他重賞3勝のユーキャンスマイル

兄はダンスインザダークの血が出ていますが、ルビーカサブランカは父キングカメハメハの血が濃い印象。3勝クラス卒業までに6戦を要していますが、全て馬券になっており相手なりに走るタイプ。走破距離も1800~2000mで中距離馬。

福島は初ですが、ゴール前直線が短い中山、札幌、函館でも馬券になっています。ただし後ろから長くいい脚を使うタイプで、前が止まらない競馬場では勝ち切れておらず、脚を余す可能性があります。前走より1kg軽くなるのは有利。連下で。

アブレイズ

キズナ ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
キャットクイル Storm Cat 
Pacific Princess 
ルシュクル サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
アジアンミーティア Unbridled 
Trolley Song 

アブレイズは2020年のフラワーカップの優勝馬。これまで12戦3勝2着1回4歳時に東京芝1800mオープンクラス勝ちがあり、前走中山牝馬ステークスでは2着に入り久々に重賞で馬券になっています。

アブレイズの父はキズナ。ジャングルポケット産駒の母エディンは中距離の5勝馬。近親にあるアルゼンチン共和国杯、京都記念とG2を2勝したトレイルブレイザー。

前走の中山牝馬ステークスでは優勝馬とは0.1秒差。優勝馬の斤量が53kgに対し、アブレイズ56kgなので、同斤量なら0.5秒差、3着にも0.3秒差を付けていた計算ただし、成績にムラがあり余りあてにできません。抑えまで。

シャーレイポピー

ミッキーアイル ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
スターアイル ロックオブジブラルタル
アイルドフランス
オリエンタルポピー キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
トールポピー ジャングルポケット
アドマイヤサンデー

シャーレイポピーはこれまで10戦4勝2着2回3歳時にチューリップ賞で5着紫苑ステークスでも4着の実績。阪神芝1600mの条件戦を2連勝して参戦です。

シャーレイポピーの父はマイルGⅠ2勝のミッキーアイル。キングカメハメハ産駒の母オリエンタルポピーは未勝利も、祖母トールポピーは阪神ジュベナイルフィリーズとオークスを優勝。また祖母の全妹は秋華賞馬のアヴェンチュラがいます。

シャーレイポピーは血統内にサンデーサイレンスの3×4、ヌレイエフの4×4×5の濃いクロスを持ちスピードパワーと兼ねた血統構成。ただし母や半姉のイエローポピーが小柄なので、小さな馬体は母の影響か。

3歳時に比べ馬体を増やしており、ここにきて成長している模様。ミッキーアイル産駒の割には距離が持つタイプ。2勝クラスで福島芝1800m2勝クラスをタイム差無し2着しているのでコース適性があります。

また条件戦ですが3戦連続メンバー中2番手の上りを繰り出しており末脚は安定2戦連続上り33秒台なので、ゴール前直線が短い福島向きの切れ味があります。ただし、過去10で条件戦から福島牝馬ステークスに挑んだ馬の優勝は無く、2、3着まで連下で。

スライリー

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン
エレクトロアート 
ビジョナリー ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア 
ターキー Sinndar
カーラパワー

スライリーはこれまで12戦2勝2着1回3歳時にフローラステークスで2着秋華賞で5着の成績。前走中山牝馬ステークスでは9番人気も、優勝馬から0.2秒差で4着に入っています。

スライリーの父はオルフェーヴル。ディープインパクト産駒の母ビジョナリーは未勝利馬。遠縁にマイルチャンピオンシップを制したダノンシャークがいますが、近親に活躍馬はいません。血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。

抑えが利けばGⅠでも好走する能力はあるものの、父オルフェーヴルの血故か成績はかなりムラがあります。また、前走も53kgの軽ハンデが生きた感じで、上位3頭中2頭はスライリーより斤量が2kg以上重く、斤量差の少ない福島牝馬ステークスでは厳しいか見送り。

クリノプレミアム

クリノプレミアムは今年の中山牝馬ステークスの優勝馬。これまで20戦5勝2着4回3着1回。重賞挑戦4戦目での戴冠です。

クリノプレミアムの父はオルフェーヴル。ジャイアンツコーズウェイ産駒の母ダンシングクイーンは1勝馬。血統内にノーザンダンサーの5×5×5、ノーザンテーストの5×4のクロスを持ち、ノーザンダンサーの血が濃い配合。近親に活躍馬はいません。

オルフェーヴル産駒らしく好調時と不調時に波があり、好調時は連続で掲示板を確保しています。また京都金杯で5着に入っているように、牡馬ともやりあえる性分根性もあり。前走中山牝馬ステークスでは15番人気の低評価に関わらず優勝と、調子は上向きか。

福島牝馬ステークスでは過去10年で中山牝馬ステークス組が8勝、5歳馬が5勝を挙げていることからも勝ち負け。

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