2022年第71回GⅢラジオNIKKEI賞予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年ラジオNIKKEI賞の注目馬を分析!

ラジオNIKKEI賞の特徴

G3ラジオNIKKEI賞は第2回福島開催2日目に行われる3歳限定芝1800mのハンデキャップ戦です。国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで優先出走権が与えられます。地方所属馬は認定馬のみ2頭まで出走登録可能です。

3歳限定戦唯一のハンデキャップ戦で、1967年まで出走条件が「除東京優駿(日本ダービー)の勝馬」とあり、ダービーの敗者が多く出走したため、現在でも「残念ダービー」と呼ばれています。

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2022年ラジオNIKKEI賞出走登録馬一覧表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 サトノヘリオス エピファネイア 牡3 岩田望来 社台ファーム
友道康夫 (栗東) サンデーサイレンス 55kg サトミホースカンパニー
2 2 ホウオウノーサイド キングカメハメハ 牡3 永野猛蔵 岡田スタッド
斎藤誠 (美浦) ヘクタープロテクター 53kg 小笹芳央
3 3 フェーングロッテン ブラックタイド 牡3 松若風馬 ノーザンファーム
宮本博 (栗東) キングヘイロー 55kg サンデーレーシング
4 4 オウケンボルト フェノーメノ 牡3 M.デムーロ 辻牧場
土田稔 (美浦) オウケンブルースリ 52kg 福井明
4 5 クロスマジェスティ ディーマジェスティ 牝3 三浦皇成 藤原牧場
水野貴広 (美浦) カリズマティック 53kg 辻高史
5 6 ボーンディスウェイ ハーツクライ 牡3 石橋脩 社台ファーム
牧光二 (美浦) プラティニ 55kg 平田修
5 7 ショウナンマグマ ザファクター 牡3 菅原明良 青藍牧場
尾関知人 (美浦) ステイゴールド 53kg 国本哲秀
6 8 タガノフィナーレ エピファネイア 牝3 吉田豊 新冠タガノファーム
中村直也 (栗東) ハーツクライ 51kg 八木良司
6 9 ベジャール   モーリス 牡3 戸崎圭太 辻牧場
田中博康 (美浦) アフリート 56kg シンシアリー
7 10 ミッキーブンブン ハービンジャー 牡3 菊沢一樹 追分ファーム
菊沢隆徳 (美浦) ディープインパクト 52kg 野田みづき
7 11 ソネットフレーズ エピファネイア 牝3 津村明秀 ノーザンファーム
手塚貴久 (美浦) キングカメハメハ 54kg キャロットファーム
8 12 グランディア ハービンジャー 牡3 坂井瑠星 ノーザンファーム
中内田充 (栗東) サンデーサイレンス 54kg キャロットファーム
8 13 ゴーゴーユタカ ルーラーシップ 牡3 田辺裕信 協和牧場
武井亮 (美浦) アグネスタキオン 54kg 井山登

勝ち馬予想に役立つ!ラジオNIKKEI賞の注目馬分析

サトノヘリオス

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
エアマグダラ サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
エアデジャヴー ノーザンテースト
アイドリームドアドリーム

これまで6戦2勝3着1回スプリングスステークスで3着に入り皐月賞に参戦していますが11番人気でブービー負け。優勝馬ジオグリフから2秒も離されています。

サトノヘリオスの父はエピファネイア。サンデーサイレンス作の母エアマグダラは芝マイルの4勝馬。母の全姉は秋華賞馬のエアメサイア、サトノヘリオスの半兄にシンボリクエスエス産駒のエアアンセムは函館記念を優勝。近親に重賞勝ち馬が多数いる良血。

血統内にサンデーサイレンスの4×2という非常に濃いクロスを持ちます。

芝1800~2000mを中心に使われており、6戦中3戦がメンバー中上り最速。ただしホープフルステークス、皐月賞GⅠ2戦で共に2桁負けで勝負強さが無い印象。また前走皐月賞からの出走は過去10年で2着が1回あるのみ抑えまで。

ボーンディスウェイ

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well 
アイリッシュダンス トニービン
ビューパーダンス 
ウィンドハック プラティニ Surumu
Prairie Darling
Waconda Pursuit of Love
Waterway

ボーンディスウェイはこれまで7戦2勝2着1回3着2回ホープフルステークスで5着、弥生賞で3着して皐月賞の出走権を得ていますが、皐月賞では12番人気で14着。優勝馬ジオグリフから1秒離されています。

ボーンディスウェイの父はハーツクライ。母ウィンドバッグはドイツ産でイタリアGⅡ1000ギニーの優勝馬。近親にこれといった活躍馬はおらず、5代先までクロスがないアウトブリード。

7戦中5戦が中山、残り2戦が福島、未勝利戦とはいえ福島芝1800mを2着3着とコース経験は豊富。また先行馬なのでまだ芝が早い福島は有利。ただし皐月賞からの直行組は過去10年で2着1回のみ。同様のサトノヘリオスに比べれば馬券的に有利なものの、抑えまで。

ペジャール

モーリス スクリーンヒーロー グラスワンダー
ランニングヒロイン
メジロフランシス カーネギー
メジロモントレー
エスジーブルーム アフリート Mr. Prospector
Polite Lady
エスジービアンカ マルゼンスキー
チェリーダッチェス

ペジャールはこれまで4戦1勝2着1回前走毎日杯で優勝馬ピースオブエイトに0.1秒差で2着しています。ここ3戦はメンバー中上り2番手以内と末脚は安定

ペジャールの父はモーリス。アフリート産駒の母エスジーブルームはダート短距離の3勝馬。近親にこれといった活躍馬はいません。

コース形態が似ている中山でも2着していることからも福島はこなせます。ただし、持ち時計が遅く、前走も稍重と時計の掛かる馬場。芝の状態が良く時計が早い福島では置いて行かれる心配があります。

560kgを超える巨漢馬なのでトップハンデの56kgは問題ないとみるものの、毎日杯で優勝したピースオブエイトはダービーで殿負け。相手を考えるともらい過ぎの印象。今回は見送り。

ソネットフレーズ

エピファネイア シンボリクリスエス Kris S. 
Tee Kay 
シーザリオ スペシャルウィーク
キロフプリミエール 
ボージェスト キングカメハメハ Kingmanbo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ

ソネットフレーズはこれまで3戦1勝2着1回デイリー杯2歳ステークスではセリフォスとタイム差無しで2着。ぶっつけ本番となったNHKマイルカップでは7番人気でしたが優勝馬ダノンスコーピオンから2.3秒差のブービー負けを喫しています。

ソネットフレーズの父はエピファネイア。キングカメハメハ産駒のボージェストはマイルの2勝馬。母の全弟はクラシック2冠のドゥラメンテで、祖母アドマイヤグルーブはエリザベス女王杯2連覇した名牝

ソネットフレーズは血統内にサンデーサイレンスの4×3の奇跡の血量を持ち。さらに父方にシーザリオ、母方にエアグルーヴとオークス馬の血を持つ良血です。血統的には距離が伸びた方が良いタイプ。

今回は叩き2戦目。ラジオNIKKEI賞と相性の良いNHKマイルカップ組も、同レースからの出走で優勝馬は出ていません。また過去10年で牝馬は2着1回が最高。この馬も前走GⅠなので能力的には連絡みの可能性はあります。

GⅡで連対しているため実質トップハンデの54kgは仕方がないものの、血統的な素質はメンバー中最上位の存在。連下で。

グランディア

ハービンジャー Dansili デインヒル
Hasili 
Penang Pearl Bering
Guapa 
ディアデラノビア サンデーサイレンス Halo 
Wishing Well 
ポトリザリス Potrillazo
Chaldee

グランディアはこれまで6戦2勝2着1回3着1回。これまで掲示板を外したことはなく6戦中5回でメンバー中上り3番手以内。前走ダービー出走権をかけたプリンシパルステークスで3番人気も、優勝馬から0.2秒差の5着に敗れています。

グランディアの父はハービンジャーサンデーサイレンス産駒の母ディアデラノビアは重賞3勝計5勝の活躍馬。グランディアの全兄ドレットノータスが境地大賞典とラジオNIKKEI京都2歳ステークス、半姉でキングカメハメハ産駒のディアデラマドレが牝馬限定重賞を3勝しています。

ほかの兄妹も重賞路線で活躍しています。兄も古馬になってから重賞路線で活躍しており、血統的にはまだ成長途上。ただし前走オープン・リステッドクラスからの出走は過去10年で4勝。ハンデ54kgも有利です。勝ち負け。

 

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