2022年第73回GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ予想 注目出走馬分析

重賞レースの注目馬分析

2022年阪神ジュベナイルフィリーズの注目馬を分析!

阪神ジュベナイルフィリーズの特徴

GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズは第6回阪神開催4日目に行われる2歳牝馬限定芝1600mで行われる馬齢定量戦です。負担重量は54kg。

アルテミスS及びファンタジーSの2着馬までに優先出走権が与えられています。その他のJRA所属馬は獲得賞金の多い順に出走が可能です。国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで優先出走権が与えられます。また地方所属馬は5頭まで出走登録が可能です。

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2022年阪神ジュベナイルフィリーズ出走表

枠番 馬番 出走馬 馬齢 騎手 生産牧場
所属 母の父 斤量 馬主
1 1 サンティーテソーロ エピファネイア 牝2 横山和生 大島牧場
栗田徹 (美浦) ダンスインザダーク 54kg 了徳寺健H
1 2 キタウイング ダノンバラード 牝2 和田竜二 ミルファーム
小島茂之 (美浦) アイルハヴアナザー 54kg ミルファーム
2 3 シンリョクカ サトノダイヤモンド 牝2 木幡初也 下河辺牧場
竹内正洋 (美浦) キングカメハメハ 54kg 由井健太郎
2 4 アロマデローサ キンシャサノキセキ 牝2 D.イーガン ノーザンファーム
池添学 (栗東) ワークフォース 54kg シルクレーシング
3 5 モリアーナ エピファネイア 牝2 武藤雅 ノーザンファーム
武藤善則 (美浦) ダイワメジャー 54kg 高橋文男
3 6 ミスヨコハマ カレンブラックヒル 牝2 M.デムーロ ノーザンファーム
斎藤誠 (美浦) Blame 54kg 大野富生
4 7 ハウピア レッドファルクス 牝2 菱田裕二 日高大洋牧場
岡田稲男 (栗東) ジャングルポケット 54kg 日高大洋牧場
4 8 エイムインライフ Kitten’s Joy 牝2 酒井学 North Hills Co. Limited
角田晃一 (栗東) Smart Strike 54kg 前田葉子
5 9 リバティアイランド ドゥラメンテ 牝2 川田将雅 ノーザンファーム
中内田充 (栗東) All American 54kg サンデーレーシング
5 10 ミシシッピテソーロ ダノンバラード 牝2 原優介 リョーケンファーム
畠山吉宏 (美浦) A.P. Indy 54kg 了徳寺健二H
6 11 イティネラートル キズナ 牝2 岩田望来 社台ファーム
長谷川浩 (栗東) High Chaparral 54kg 社台レースホース
6 12 リバーラ キンシャサノキセキ 牝2 石橋脩 シンボリ牧場
高柳瑞樹 (美浦) Stormy Atlantic 54kg 荒井泰樹
7 13 ドゥアイズ ルーラーシップ 牝2 吉田隼人 ノーザンファーム
庄野靖志 (栗東) ディープインパクト 54kg G1レーシング
7 14 ブトンドール ビッグアーサー 牝2 鮫島克駿 ノーザンファーム
池添学 (栗東) スウィフトカレント 54kg 雅苑興業
7 15 ムーンプローブ モーリス 牝2 松山弘平 追分ファーム
上村洋行 (栗東) フジキセキ 54kg 吉田晴哉
8 16 ドゥーラ ドゥラメンテ 牝2 斎藤新 グランデファーム
高橋康之 (栗東) キングヘイロー 54kg サイプレスホH
8 17 ウンブライル ロードカナロア 牝2 横山武史 ノーザンファーム
木村哲也 (美浦) ファルブラヴ 54kg サンデーレーシング
8 18 ラヴェル キタサンブラック 牝2 坂井瑠星 ノーザンファーム
矢作芳人 (栗東) ダイワメジャー 54kg キャロットファーム

勝ち馬予想に役立つ!阪神ジュベナイルフィリーズの注目馬分析

キタサンブラック ブラックタイド サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シュガーハート サクラバクシンオー
オトメゴコロ
サンブルエミューズ ダイワメジャー サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
ヴィートマルシェ フレンチデピュティ
キョウエイマーチ

ラヴェルはアルテミスSの優勝馬2戦2勝。アルテミスSでは3番人気でしたが、単勝1.4倍の圧倒的1番人気リバティアイランドを凌ぐ33秒の末脚を繰り出し差し切り勝ち。リバティアイランドも33.3秒で上がっているので、ラヴェルの末脚の凄さが分かります。

ラヴェルの父は中長距離GⅠ7勝馬のキタサンブラック。ダイワメジャー産駒のサンブルエミューズは短距離の3勝馬。血統内にサンデーサイレンスの3×3の濃いクロスを持ちます。

ラヴェル半姉でハービンジャー産駒のナミュールがチューリップ賞勝ち、秋華賞2着、オークス3着と活躍。祖祖母は桜花賞馬キョウエイマーチ。母の半妹にBCディスタフ優勝のマルシェロレーヌ、半弟にマーキュリーC勝ちのバーデンヴァイラーと一族は走ります。

ナミュールが末脚を武器に活躍しているのと同様に、ラヴェルも同馬と同じタイプか。ナミュールも阪神ジュベナイルフィリーズで1番人気でしたが、道中前が詰まりメンバー中上り最速も優勝馬から0.2秒差届かず敗退。ただし能力は十分足りていた内容。

ラヴェルは父が代わっても、現状母系のダイワメジャーの影響力が強いと考えられ、血統面でも能力上位。順調なら勝ち負け。

リバティアイランド

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
ヤンキーローズ All American Red Ransom
Milva
Condesaar ザール
Condescendance

リバティアイランドはアルテミスSの2着馬で、2戦1勝2着1回アルテミスSでは単勝1.4倍の圧倒的な1番人気。逃げ馬をゴールまでしっかり交わす負担の少ないレース運びも、ラヴェルの強襲に遭い首差負け。

リバティアイランドの父は牡馬クラシック2冠のドゥラメンテ。母ヤンキーローズは豪州産で芝GⅠ2勝2着2回の4勝馬。母系は短距離傾向。リバティアイランドの一つ上でディープインパクト産駒のロムネヤは1勝止まりを考えると、現状では能力上位も今後の成長力は疑問符。

叩き2戦目のここは全力か。連下で。

ドゥーラ

ドゥラメンテ キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
アドマイヤグルーヴ サンデーサイレンス
エアグルーヴ
イシス キングヘイロー ダンシングブレーヴ
グッバイヘイロー
アラマサスナイパー ステイゴールド
ターミナルフラワー

ドゥーラは札幌2歳Sの優勝馬で3戦2勝。未勝利戦は優勝馬から0.1秒差の4着敗退も、絞れた2戦目はきっちり勝ち上がり。3戦連続でメンバー中上り最速の末脚を繰り出しています。

ドゥーラの父は牡馬春のクラシック2冠のドゥラメンテ。キングヘイロー産駒の母イシスは芝短距離の1勝馬。母の半姉でパゴ産駒のクリスマスが函館2歳S勝ち。血統内にサンデーサイレンスの3×4、ヘイローの4×4×5の濃いクロスを持ちます。

母系は短距離早熟傾向も、芝1800m戦を3戦して強い競馬をしているので父の影響力が強いか。また今季の阪神は3開催連続なので芝は荒れ気味。時計の掛かる洋芝を経験しているのも強み。

ただし、過去10年の中、札幌2歳Sからの直行組で馬券になったのはレッドリヴェールのみ一方で、同レースで優勝し阪神ジュベナイルフィリーズを優勝したソダシ、同レース2着のユウーバーレーベンが3着しているので相性が良いレースと言えます。抑えで。

ウンブライル

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo
マンファス
レディブラッサム Storm Cat
サラトガデュー
ラルケット ファルブラヴ Fairy King
Gift of the Night 
アズサユミ サンデーサイレンス
ファーストクラス 

ウンボライルはこれまで2戦2勝6月に東京芝1400m新馬戦を1番人気で優勝。前走10月阪神芝1400mOPも1番人気、2着に0.5秒差を付け圧勝。いずれのレースもメンバー中上り最速をマーク。

ウンブライルの父はロードカナロア。ファルブラヴ産駒の母ラルケットは芝マイルの4勝馬。ウインブライルの全兄にマイルチャンピオンシップ勝ち、朝日杯FS2着のステルヴィオがいます。

一つ上で全姉のステルナティーアもサウジアラビアロイヤルカップで3着し、基本的にこの血統構成は早熟傾向。全兄ステルヴィオもマイルまでの馬なので、一応距離延長は対応可能か。ただし過去10年で前走重賞以外から優勝したのは2頭のみ。両馬とも過去にマイル戦を経験しています。

血統的な魅力を秘めていますが、抑えまで。

ブトンドール

ビッグアーサー サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
シヤボナ Kingmambo
Relish
プリンセスロック スウィフトカレント サンデーサイレンス
ホワイトウォーターアフェア
ノーストバード ジェネラス
アジャストビート

プランドールは函館2歳Sの優勝馬。これまで3戦2勝2着1回前走ファンタジーSでは2番人気で優勝馬から0.2秒差の2着。最後方付近からメンバー中上がり最速で追い上げるものの、人気薄で逃げたリバーラを捉えきれなかった格好です。

ブトンドールの父はサクラバクシンオー産駒で高松宮記念馬のビッグアーサー。半兄に安田記念馬のアサクサデンエン、半弟に現種牡馬のヴィクトワールピサを持つスウィフトカレントを父に持つ母プリンセスロックはダート短距離の3勝馬。一族に活躍馬はいません。

前走のファンタジーSの走破時計は例年の平均なので次第点。父は短距離の差し馬で勝ち星は全て1200m。母系もマイルまでなので距離延長は決してプラスではありません。今回は見送り。

キタウイング

ダノンバラード ディープインパクト サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
レディバラード Unbridled
Angelic Song
キタノリツメイ アイルハヴアナザー Flower Alley
Arch’s Gal Edith
リーベストラウム ゼンノエルシド
マウントモガミ

キタウイングは新潟2歳Sの優勝馬で、これまで3戦2勝3戦とも新潟で、新馬戦は芝1200m戦で追い上げ届かず。2戦目の芝1600m未勝利戦でメンバー中上がり最速の33秒4の脚で勝ち上がり、連投で臨んだ新潟2歳Sでも33秒の末脚で最後方からごぼう抜き。

キタウイングの父はディープインパクト産駒で重賞2勝のダノンバラード。アイルハヴアナザー産駒の母キタノリツメイはダートの未勝利馬。母の半姉にニュージーランドトロフィー2着、全5勝を挙げたストーミーシーがいます。

母系にマイルチャンピオンシップ勝ちのゼンノエルシドの血があるため、基本的にマイラーか。今回は右回りに変わる上、過去10年で新潟2歳Sからの直行で馬券になったのはハープスターの2着が1回あるのみ。スローで瞬発力勝負の展開では魅力も抑えまで。

リバーラ

キンシャサノキセキ フジキセキ サンデーサイレンス
ミルレーサー
ケルトシャーン Pleasant Colony 
Featherhill 
インドリヤ Stormy Atlantic Storm Cat
Hail Atlantis
Sophie’s Salad Rahy
Lady Tabitha

リバーラはファンタジーSの優勝馬で、これまで3戦2勝3着1回2戦目の新潟芝1200m未勝利戦を勝ち上がり。前走ファンタジーSで10番人気も、果敢に逃げて勝ち時計は1分21秒3、2着で函館2S勝ちのブランドールに0.2秒差を付けています。

リバーラの父は高松宮記念2勝のキンシャサノキセキ。母インドリヤはブラジルのダートGⅢの優勝馬で全3勝。血統内にリファールの4×4のクロスがあります。

父の産駒の平均走破距離は1300m台。スピードに勝った配合で、さらなる距離延長は疑問符。ファンタジーSは短距離志向の馬が強いレースで、過去10年でキンシャサノキセキ産駒が2頭馬券になっていますが、阪神ジュベナイルフィリーズでは1頭も馬券になっていません。見送り。

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